誉田哲也のレビュー一覧
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いろんな切り口のミステリーの集まりで、ボリューム薄めなので、サクッと読みやすい。
誉田さんの『それはない』でスタートするのが良かった。こじれた話だけど、全体的に温かめのストーリー。
葉真中さんの『21グラム』のオバケが見える設定、荻堂さんの『コンカフェ探偵ロゼ』のオクスリオッケーな設定、といった、事件内容は現実的だけど、基本設定が異常、が良かった。
中山七里さんのミステリーを楽しみにしてたけど、私的にはミステリーというよりも、ヒューマンドラマを見ているような、このストーリーでは、脇役の善吉中心の温かいドラマにつながる“ゼロ”的な要素のストーリーな感じがして、とても良かった。この後佐知子さんと一 -
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いやいやいや!いつの間に?って感じです
ほんともういつのつの間に
哲ちゃんいつの間にこんなん書けるようになったのよ(馴れ馴れしい)
作家生活も20年を超えて尚進化しております
さすがわいの大好きな哲ちゃんです(だから馴れ馴れしいって)
いわゆる連作短編という形をとっていて、語り手が次々と代わっていくんですな
で、その語り手が語るあるいは突き止める内容によって、事件の全体像が二転三転していくっていう見事な構成
誉田哲也さんとしてはかなり斬新な手法をとってるんだけど、なんていうか色はもちろん昔ながらの中華そばじゃなかった誉田哲也の安心感みたいな
まぁ、相変わらず右傾化もすごいんだけど、今作 -
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ネタバレメチャクチャ面白かった
久しぶりに読み終わるのが凄く寂しくなる作品だった
曲を作るプレッシャーに負けて、音楽に触れることができなくなった天才元ギタリスト
田舎に引っ込み、仕事もせず犬と一緒に毎日何もせずに暮らしている
一方曲作りに悩む女性シンガーライター
たまたま元ギタリストの曲を聴き、心を奪われる
そこからギタリスト探しが始まり、2人の共通の知り合いの縁でギタリストに辿りつく
ギタリストはギターを見ることできないくらいトラウマを抱えていたが、彼女が何度も訪ねてきて少しずつ音楽に触れさせてくれる
結果、2人で一つの曲を作る
それがイノセンス
それは元ギタリストのバンド名でもある
これか -
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刑事の佐島賢太は、ヤマト電通に勤める稲澤敏生と大学時代の同級生でした。
18年前彼らは同じバイト先の店、ピグリーズで出会った岸本綾という女性に恋をしますが、綾が選んだのは稲澤でした。
佐島は綾の親友で店の客だった持田園美と付き合いだし四人でのグループ交際になります。
しかし稲澤と綾がバイクの二人乗りをしていた時スポーツカーに追突し、稲澤だけが助かり綾は即死してしまいます。
そして18年後佐島は園美と結婚し娘も生まれています。
そんな時ヤマト電通に勤める矢代愛美と思われる女性の死体が川で発見されます。
しかし、矢代愛美は実は日本人ではなく中国人で除若晴という名で容貌が岸本綾にそっくりでした -
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ブクトモのみなさんと帯の話をすることがあります
ま、私は帯を信じないことにしています
帯を信じたがばかりにまた騙された!ってことがよくありますから
というかいつもそのパターンですから
けど、信頼する作家さんの作品なら安心です
誉田さんの作品の帯なら安心です
この本の帯にはこう書かれています
「1話ごとに真相が反転する」
結論から言います
真の相が反の転します
公安と中国スパイを扱った5編の連作短編です
が、1話ごとに視点人物が変わり事件の真の相がどんのどんと反の転していきます
前回りしていたのが、後ろ回りに変わり、側転からの、倒立前転をし、バク転はないが開脚前転でフィニッシュ!み