誉田哲也のレビュー一覧
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ネタバレめちゃくちゃおもしろかった。
剣道部の女子高校生2人のお話。
まず、磯山香織のキャラクターが良い。勝利にこだわり、剣道に全てを捧げる。宮本武蔵の本を読みながらダンベルで筋トレするのも良い。一方でその香織の良くないところもちゃんと描かれている。
表紙のイラストレーターが同じの成瀬シリーズがめちゃくちゃ好きで、それがあって今回手に取ってみたのだが、魅力的な側面が多く描かれているみんなのヒーローである成瀬と違って、香織の視野の狭い偏った考え方とかも、特に早苗の視点から見えてくる。
一方で、勝負にはこだわらず自分の上達を楽しむ早苗。父親の仕事での失敗から、勝負にこだわることを避けて生きている。
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『最も怖いのは、全て現実で起こっていたことであろう』
本作は、北九州連続監禁殺人事件がモデルとなっている。
そう、つまりあの吐き気を催すような数々の虐待や殺人は、実際に起こっていたことがもとになっているのである。
ここで、モデルとなった北九州監禁殺人事件について述べよう。
この事件は、「1人の男」が内縁の妻、またその家族や知人などを脅迫•洗脳し、金を巻き上げ、お互いを虐待、さらには殺しあうように仕向けた、そんな狂っているとしか言い様がないものなのである。
しかも、「その男の手は一切汚すことなく」だ。
これら全てを詰め込んでいるのが本作なのである。
虐待•殺人、それ以降の描写はかなりリアル -
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ネタバレ私に何かクリスマスプレゼントを買いたいと考えていたらしい息子が、なぜか本屋さんでこれを買ってきた。誉田哲也さんを読んだこともなかったし、タイトルからしても自分では買わないと思う。でも初めての、息子からの100均ではないプレゼントなので(笑)ちゃんと読みましたところ・・・
とても面白かったです。そして、泣ける箇所もありました。
まぁ、だいたい先が読めてしまうところはありましたけど。
主人公の梢恵は、大学の理学部を出たものの、希望の会社には就職できず、小さなメーカーで社長の雑用のような仕事をしている。特にやりがいも感じないし、社長から必要とされているようにも思えない。だれでもできるような仕事しかし -
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「ザイム真理教」批判が、エンタメ小説の世界にも及んできました。
日本の金融について分かり易く説明されている部分もあり、これはいま読むべき小説であろうと思います。
ただ、アベノミクス以前は日銀が批判されており、日銀の金融政策をなんとかすれば日本経済が良くなると思われていたのですが、あれだけのことをしたにもかかわらず(日銀批判の代表的論客を日銀副総裁にまでするなんてことも)、金融緩和の目標であったインフレ率上昇は長年実現せず、ここ最近、主として海外要因によって上昇してきたという経緯にかんがみますと、財務省が主導する政策だけをひっくり返せば日本経済が立ち直るのいうのは、やや楽観的な見方と思えてしまい -
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麻薬と暴力で荒廃し、悪がはびこる近未来の東京
反社会的勢力「異人」がのさばる世界と化していた
異人たちが勢力を拡大し占領していく
日本人が異人どもになぶり殺されていく
国籍もない奴らが勝手にそこら中に棲み付く
図に乗りやがって、好き放題、やりたい放題やりやがる
こんなの日本ではない!
まるでゴッサムシティやないかい
ゴッサムシティならバットマンが犯罪者たちと戦ってくれる
しかーし、ここは日本
東京だ
バットマンはいない…
だが、バットマンはいなくても奴がいる
漆黒に身をまとった悪魔が
グランダイバーだ!
グランダイバーは悪魔か…、それとも正義の味方か…
これ、面白い!
シリーズ -
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誉田哲也の幸せの条件を読みました。
就職に失敗して何とか小さな化学会社には入ったけど仕事も恋も中途半端な梢恵がヒロインです。
突然社長からバイオエタノールを作るためのコメを作付けしてもらえるように農家を説得して契約を取ってくるよう指示されます。
右も左もわからないまま長野の穂高村に来た梢恵ですが、訪問した農家に軒並み門前払いをくらってしまい、意気消沈してしまいます。
翌日、農業法人「あぐもぐ」でも門前払いをくらった梢恵ですが、社長の奥さん君江さんから暖かい言葉をかけてもらい、「あぐもぐ」で農業の手伝いをすることになってしまいます。
都会育ちの梢恵には初めてのことだらけですが、だんだん農業の -
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ネタバレ前作、『武士道シックスティーン』を読んだのがかなり以前だったので、前作も横に置きながら、登場人物やあらすじを思い出し、確認しながら、読み進めました。
新たなライバル、レナの登場。「本当に正しい理論は、簡単に説明できると」との、ランチでのお姉ちゃんからのシンプルだけれど、深い言葉。武士と武者のちがい、武士道とは、など。なるほど、と頷く、学ぶべき内容も多かったです。
一方で、天満宮での決闘、不良を木刀で退治する場面など、情景をイメージしながら、ワクワクしながら読み進むことのできるシーンも満載。ユーモラスな心の声。主人公2人の視点が交互に入れ替わる構成など、読みやすさも抜群でした。
そして殺意 -
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ネタバレヤクザ絡みが多いと思いつつ今回は半グレ集団や不良中国人を巻き込んだ物語。
誉田さんの物語のテンポの良さと情報量が凄い。
登場人物の名前をここぞという時に出して読者にハッとさせる感じ。予想が当たった時や分かった時の快感。
まさかの菊田結婚はショック。
結婚したのに玲子の事ばかり結局考えまくってる菊田よ。
最後の最後では立てこもり事件に巻き込まれた菊田を玲子が救い、玲子の本音を菊田が聞くという熱い展開。
エピローグてきな菊田、玲子、梓が良かった。菊田と玲子のやり取りを聞いていたであろう梓。これからどうなるんだろうか。
強い正義感故にこうなってしまった木野が切ない。
勝俣ことガンテツは初期よ