あらすじ
エッ、結婚? エエッ、道場閉鎖!?
あれから六年、大学を卒業した早苗は結婚。就職が決まらぬ香織は、道場での指導の日々を送っていたが、玄明先生が倒れ、道場に後継者問題が……。香織と早苗それぞれの方法で道場を守ろうと奮闘する姿を描く「武士道」サーガ第四弾。はたして、この勝負、如何に――。
番外編の「美酒道コンペティション」と書店員座談会も特別収録。
感情タグBEST3
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武士道シリーズ第四弾(完結編?)。面白いので4作一気読み。少女から大人へと成長ストーリーですが、個々のキャラクターの描き方が流石です。今回はジェフさん笑。続編期待して待ってます!
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シリーズものも4巻目ともなると若干マンネリ感が出たりしがちだけど、全くそんな事はなく、新たな年代に移りジェフというキャラを出しつつ、吉野先生と玄明先生の過去の関係などの伏線もしっかり回収しながら、最後まで一気に読ませてくれた。
単なる青春ものだけでなく、武士道、さらには近代日本の自虐史観批判も入れ込まれているのが秀逸だ。
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ここに来て武士道に興味出てきた、今更ですが。
そして展開が早い早い。面白かったです。
「ハンッ」てどんな感じなんだろうか気になる。
自分の中では全然気合い入ってないイメージだけど。
でもいいですね、剣道とか弓道とか日本ですね。
近代史の話も興味出てきました。
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一気に読んじゃった。シリーズ読んできて、なんか感慨深い。高校生からずっと見守ってきた感があるよね。
言い方良いか微妙だけど、漫画のようにスルッと入ってくる。臨場感とか空気感。終わってしまって寂しい。
良い小説でした。
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ジェネレーションのタイトルにふさわしい話
途中で大日本帝国の話が出てきて面食らったが武士道の名を冠するなら避けて通れなかったということだろうか
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エイティーンから6年後の二人。
早苗は結婚し子供も産まれた。香織は桐谷道場の師範となるべく技の継承をするとこに。
しかしシックスティーンの時とはキャラが全然違っていて、二人の成長が微笑ましく思える。
これで終わりかと思うと寂しいけど、またいつか会えるんじゃないかと少しだけ期待して待っている事にする。
でも次はおばちゃんになってるかもしれないけど笑
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高校一年生の頃からそれぞれの武士道をもって進んできた二人。これからもそれぞれの武士道を信じて進んで行くんだなぁと晴れやかな気持ちで読み終えた。私にも私にしかない信念、"武士道"をもって生きていきたいと思った。
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武士道シリーズ最後の一冊。読み終わらないでほしいけど先が気になる矛盾した感情と、それぞれの武士道の解釈が見事で終始清々しかった。
このシリーズに共通して言えること。
自分は読書しかしていないのに、読む毎に登場人物全員の感情に共感し、運動した後ののような爽快な気持ちになれる。オススメです!
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全巻制覇‼︎やった‼︎
ほんとに面白かった。
高校生の時に出会った香織と早苗。
今回のジェネレーションでは早苗の子供も産まれてもう4歳。
いったい何年経ったのだろうか?と計算はしないけれど、それぞれの年代にそれぞれの武士道があり、みんながいい方向に向かっている。
一緒に成長してきた様な錯覚を感じさせてもらい、楽しく過ごして来れたな。
武士道 しっかりと伝承して繋いで行って欲しい。
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久しぶりに武士道シリーズを読んだけど、やっぱり文句なしに面白い。
香織のやもすれば ありがちな恋愛なんかに全くブレることなく武士道のみを追求する姿勢が清々しく、桐谷道場が守り続けてきたものもまさに武士道。
悠太君が倒した宮永が何か気付きを得て欲しかったけれど、そこまで求めたら欲張り過ぎか。
完結してしまったのが残念だなぁ。
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ずっと温めていた武士道シリーズ完結編。
凄く良かった~!
シリーズを読み返しながら。
二人の出会い、切磋琢磨しながらの成長。
青春っていいなぁー、戻りたいなぁー、好きなことをもっと頑張れば良かったなぁーと、思いを巡らせてしまいました(*´-`)
何かに熱くなれるってカッコイイ!
両極端な性格の二人だけど、友情はこれからもずっと続くんだろうな。
誉田先生の振り幅にはいつも驚かされます(笑)
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ンメェェーアァァァーッ
磯山香織
甲本早苗
桐谷玄明
沢谷充也
一気読み。
面白かったです。
スピンオフをお願いしたい。
田原美緒
黒岩伶那
気になります。
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前作(3)では本作の前振りの話題が幾つもあったのに、出版されたのは6年後と随分間が空いていた。冒頭から結婚式のシーン、まさか香織がと思ったら早苗だった。きっちりと6年後の時間が経っていて、早苗は香織の行っている道場の師範代と付き合っていて、香織も道場主も知らなかったとか。道場主が体調を崩し道場の継続が問題となるが、この道場には大きな秘密があった。前作で明かされた秘密を師範代と香織が対応していくが、今まで「お気楽不動心」の早苗が心配して強く反対を続ける。早苗の恩師も現れて過去と向き合う。初めての香織の恋愛話しも飛び出し、この恋愛の行く末も気になるが、これでシリーズ最終話とは寂しい。
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圧倒的、徹底的に守る「オサメ」を求道することもひとつの剣道。
和の象徴香織にノーマッチルールでぶつかった戦勝国の論理を持つ米国人ジェフが完全にオサメられたのちプロポーズするという「オサメた後」のストーリーで人間の不思議で素敵な感覚を味わえた。
あと一本でも何か喰らえば、自分は負けになってしまう。何かないのか、何かないのか──。 何もない。それが、ジェフの出した結論だった。
「……しかし、それを許してきたのは、誰でスカ。悪いのは日本、日本の軍隊、そういう宣伝の、スタートは、アメリカかもしれない。しかし、それを受け入れてきたのは、誰でスカ……日本人です。主張があるなら、それをするのがいい。アメリカが嘘をついているなら、日本は、それは嘘だというのがいい。しかし、それをしてこなかったのは、日本人です。あなたたちです」 まったく、その通りだ──。
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p.104
磯山さん、あの夜はほんと、道場で一人で、吐くまで飲んでたもんな。
p.315
「……香織。それでよい。今は、分からなくてよい」
なんだよ。正解なしが正解かよ。
p.354
「……戦いってのは、そもそも理不尽なもんだろ。その理不尽に打ち勝つ『理』を、あたしたちならどうするんだ、って話でさ」
面白かったです。武士道シリーズよかったです。
これでおしまいなのかーという寂しさが拭えません。香織が大好きです。
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武士道シリーズ最終巻.
これまでの三作品ほど剣道剣道していない.
早苗,香里その後の人生について書かれた素敵な作品.
一気に読め,読み応え・満足度,高めです.
シリーズ完結が寂しく感じます.
もう一度シックスティーンから読み直してみようかな。。。
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シリーズ4弾
青春時代を駆け抜けていった前作までとは違い、香織も早苗も大人に。
桐谷道場の閉鎖問題や早苗の結婚、道場の門下生の話し、そして留学で日本にやってきたジェフの登場。
すべてが上手く繋がって、なんか爽やかな終わり方でした。
16歳の彼女たちの成長を見てきた本シリーズ、なんか終わってしまうのが寂しい…続編ができたらなぁと思いました
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第4弾も楽しく読みました。終わり方もとても良かったです。
前3作は1年間のお話ですが、本作は高校卒業以降が描かれ、香織と早苗の成長した姿が何だか嬉しかったです。
武士道とは、ということに絡めて少し思想的なことに触れられているのは意外でした。
香織はこの後、どうなるんだろう。
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あれから6年。大人になり成長した登場人物たちのその後を描いた完結編。桐谷道場のこと、早苗の怪我のこと、吉野先生のこと、いろんなことに決着がついて大満足の一冊でした。特に磯山さんは本当にいい大人になった。もちろん根本的な性格は変わってないんですが、一人の指導者として、桐谷道場の師範代として、最高のキャラクターだと感じました。中学から追ってるから成長ぶりが嬉しくて嬉しくて、涙が出てきますね。
青春スポ根ものとして最高のシリーズ!4冊セットでずっとずっと語り継いでいきたいですね。本当に綺麗に終わったんでもう大満足なんですが、もっともっと続きが見たーい!誉田先生、なんかの折に続編書いてくれませんか…。
※本当は5点をつけたいんですけど、早苗の思想が結構尖った方向にいってしまったのだけちょっと残念でこの点数で。武士道を突き詰めて色々勉強したらそうなるのも分からないでもないんですが、ちょっと嫌な方向に成長したなという印象。正直見たくなかったかも。
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なんで剣道ティーンの目線から武士道?って過去作読み進めてきたけど、
あっ、これなのかも。と思うところが自分なりにあって、ストン、と気持ちよく腹落ちした感のあった本作。強いけどひけらかさない、ほんとの強さって何?みたいなあたりが、この国に生まれた自分のアイデンティティに誇りを持ち直せる気がした。またしばらくしたら、読み返したくなると思う。
Posted by ブクログ
武士道、言葉にすればたった三文字、これを理解するのに必要なものは、知識なのか、修練なのか、一生の中で分かるものなのか、死の間際に悟るものなのか、日本人に生まれて、普段意識すらしていないことだけど、きっと、世界に誇れるものだ、ということだけは分かる。それを感じさせてくれる作品であり、シリーズでした。読めて良かったです。
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学生の頃にもう少し何かに打ち込んでおけば良かったなーと、あの頃に戻ってやり直したい気持ちになりました。
登場人物のキャラクターが魅力的です。シリーズ4冊を一気に読み終え、楽しい時間でした。
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武士道シックスティーンからこのシリーズにハマって、これがシリーズ最終巻になるのかな。
シックスティーンの時に出会ったがさつで勝利至上主義で剣道一筋の磯山香織と、本来剣道はやりたくて始めたのではなく日本舞踊の延長線上で剣道と出会った西荻早苗の剣道を介して始まった友情と剣道との向き合いがすごく面白く、このシリーズはその後セブンティーン、エイティーンと続いた。
そして、ジェネレーションだ。
それまでのシリーズは剣道とこの二人を中心にした様々な試合や部活などの話がちりばめられていて、あっという間に毎回読み切れるハラハラドキドキの楽しい小説だった。いや、今回がそうでないわけではない。
ただ、早苗が大学生になり日本史を勉強したかった早苗の目指して入った大学の教授が退職されていて、その思想的な部分(慰安婦問題はなかった、南京大虐殺は無かった)という話の組み立てが、中高生が読んでなんか一方的な知識を色を付けてしまうのではないかと心配した。確かに、慰安婦問題は朝日新聞の記者の間違った部分のある記事が下げられたが、慰安婦問題は全くなかったわけではないし、南京大虐殺も人数には誇張があるかもしれないが、全くなかったわけではない。どちらも戦争という狂乱した世界では起こりうることであり、現にその被害者や記録があるのだから日本に都合の悪いことは無かったと言い切るこの小説の書き方は??であった。
早苗が結婚した充也の友人のアメリカ人ともその後そのことで論戦を繰り広げたりするのだが、このあたりの心情的な部分は作家の思いが大いに露呈したのだと思う。
小説は早苗の夫充也と香織が通う桐谷道場が廃業するかもしれないという部分が今回のストーリーの真ん中にあり、その方針を何とか香織が阻止しようと充也とその方針を変えるために道場に伝わる裏剣道?を伝承して道場主の玄明先生に納得してもらおうと必死に習得していく中で、様々なストーリーが流れていく。
結婚した早苗と充也の夫婦仲もそれによっていろいろと波乱があるがこの小説は基本ハッピーエンドなのは変わらない。
ただ何度も書くが、歴史観を一方的な視点から押し付けている部分はいかがなものかと心配する。
Posted by ブクログ
武士道エイティーンから6年後。
早苗の結婚から始まり、道場の跡取り問題へ。
成長しているようで、変わらない香織の性格に笑ってしまう。
守るもの、本当の強さを追い求める姿。すべてを語らずに剣を通して、語り合ってる世界がとても印象的。
明るい未来を想像できる読後感が良い。
Posted by ブクログ
武士道シリーズの最終巻。もうこれで磯山さんと早苗のお話が終わってしまうかと思うと寂しくなります。
早苗が進んだ道は、歴史、というか、平和、というか、学問の道?歴史観など、おそらく誉田先生の意見とかも入ってきて、こういう小説で読むにはちょっとそぐわない感じ。ステレオタイプがはいったような留学生を登場させたり、主要な登場人物のジェフに歴史観を語らせたりと、★マイナス1。
一方、磯山さんはもちろん剣道。もはや無双状態です。それにシカケとオサメまで習得してしまって、アメリカの海兵隊のジェフにもかって達人となってしまいました。最後には、素晴らしい道場主になります。
最後はなんだか好きな漫画が最終回を迎えてしまう、といったような感じ。素晴らしい時間をありがとうございました。
Posted by ブクログ
この本の存在をなぜか全く知らず、え、続編あったの!?と驚いて即購入。
他の方もたくさん書いているが、歴史認識の問題は早苗らしからぬ描かれ方でもやもや。あまりに作者のご都合主義的な存在になっていて、早苗ってこんな人だっけ?と魅力が失われたように感じるのに、なぜか作中の人物たちは早苗アゲなのもしっくりこない。早苗のよさって、香織と対になる存在として、これだったのか?という気持ちが拭えない。
香織の成長は見ていて気持ちが良かったし、次世代に武士道をつないでいくという展開も刺さったけど、持っていき方に疑問かな。
Posted by ブクログ
【要約】道場閉鎖の危機に直面し、それにより登場人物の絆がさらに深まっていく。
【感想】小説序盤の結婚式、忘れかけていた登場人物の関係性や性格を、整理することができた。久しぶりの私には良い構成に思えた。
早苗が歴史問題を挙げた時、著者の主張のようなものが垣間見え、やや物語に異質な存在に感じたが、登場人物も成長ししっかりと考えを持っているという人間らしさも感じた。
早苗と香織の掛け合いは、まるで熟年夫婦のようになっており、読んでいて安心する。
香織がかなり丸くなっており、少し寂しさを感じたが、これも人間らしさをうまく捉えたものなのだろう。