誉田哲也のレビュー一覧
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面白い
誉田先生の作品で、登場人物の心の声を各章の最後くらいによく書かれていると思うのですが、これがシリアスなストーリーだけど、クスッと笑えてしまうんですよね。
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Posted by ブクログ
ネタバレ2つのパートに分かれて話が進む。
大人になった遥の視点のパートと女子高生クミ視点のパートを中心にストーリーが展開される。
遥は、今の現状に全く満足しておらず、自分も、周りの世界も好きになれない。まるで青春時代に何かを忘れてきてしまったような少し暗い生活を送っている。
彼女の鬱屈とした様子は読んでてとても共感できて、どんどん話に引き込まれていった。彼女はこの先どうするのか、奥底にある考え方はどんなものなのかずっと気になってしまった。
私自身、いつも後悔ばかりで、出来ることなら彼女みたいに全てを投げ捨ててどこかに逃げてしまいたいと思うことが何度もある。
一方で別パートの語り部となるクミの学生 -
Posted by ブクログ
魚住さんと姫川玲子の組み合わせいいなあ。
今までなら、犯人逮捕の為なら被害者がちょっと傷ついても厭わないって感じで突き進む印象の姫川主任が、魚住さんに取り調べを任せたりして、今までのきつさが緩和されてる感じだった。いいコンビだと思う。
従軍慰安婦の件で嘘をついた朝日新聞然り、昨今の文春やテレビ局などメディア全体が嘘や印象操作を平気でしていることに憤りを感じる。
SNSが発達してさらに、注目を浴びたい人たちが、その嘘に乗っかり広めていく。
ちょっと調べれば嘘だと分かることでも、活字を読むことが面倒な人達が、週刊誌の見出しやテレビ、YouTubeなど楽に手に入れられる情報のみを信じる。
こんなお -
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シリーズ化になるとは。
最初に出された「妖の華」、もう17年前になるんですね。読んでました。なんとも切ない話で。ずーーーーっと記憶に残っていました。本が好きなので、たくさん小説は読みましたが、ふと思い出しては、また読みたいなぁと思いつつ、17年経ってました。続編というか欣二や圭一との物語は確かにずっと気になっていたので、また改めて「妖の華」から読み始め、「妖の掟」を読みました。欣二と圭一が殺されるとわかっていながら読むのは、息苦しさというか切なさがずっと付き纏いましたが、その悲しさをずっと引き摺るようなしつこさはなく、紅鈴の強さを感じる内容でした。
クスッと笑えるところも沢山あり、本当に面白かったです。
さて。これか