【感想・ネタバレ】警官の目のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年11月27日

有名作家さんたちが書く短編警察小説。
[消えたホトケ 今野敏] 密室の事件現場からの死体消失の謎に三課窃盗捜査係の萩尾が挑む。プロの窃盗犯を相手にする刑事だからこその視点が面白かった。
[汚名 五十嵐貴久] 所轄の警務課員の千田と刑事殺しの罪を背負う元警察官の父のお話。父と子それぞれの思いが苦しかっ...続きを読むた。
[シェパード 美羽省吾] 所轄の強行窃盗係の佐田はとんでもなく身体能力の高い窃盗犯に逃げられてしまう。刑事と犯人の追いかけっこがワクワクするほど面白い。
[裏切りの日 誉田哲也] 刑事課課長の本宮は管内で起きた殺人事件を担当するもなかなか捜査は進まない。そんな中捜査一課長からあることを調べてくれと頼まれる。えっこれで終わり?と思ったら背中の蜘蛛という小説の第一部だということが判明

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購入済み

今回も👍

2021年09月26日

「警官の貌」に続くアンソロジー集。
前作がとても良かったので、早速こちらも読んでみましたが、さすが期待を裏切りませんでした。

今野敏氏:好きなシリーズの短編
     萩尾警部補もの、特に短篇は人情味アッ
     プで◎

五十嵐貴久氏:私にとってはお初の作家さん。
       途中、あまりに...続きを読むやるせない話で読む
       のが辛くなりましたが、終わってみ
       れば感動

三羽省吾氏:こちらもお初でしたが、後味の良い、
      心暖まる話。
      主人公の佐田も良かったですが、脇役
      の那智、いい味出してました。
      
誉田哲也氏:正直、「裏切り」の意味が解らずじま
      いでしたが、後々、長編に繋がる話だ
      そうで……それじゃ仕方ないかなぁ。
      でもそれ、ちょっとズルいかも⁉︎

今回も納得の面白さでした。
警官シリーズ、今後も期待しています。

      

      

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Posted by ブクログ 2020年08月16日

今野敏、五十嵐貴久、三羽省吾、誉田哲也による警察小説アンソロジー第2弾。独立した四編の、趣きの異なる作風が楽しめます。
今回は三羽省吾氏のみ初見で(^_^;)
前作は軽めが多い印象でしたが・・・今回は読みごたえ充分!特に五十嵐貴久「汚名」と誉田哲也「裏切りの日」は実に楽しく、切なく読みました。
しか...続きを読むも「裏切りの日」は別な長編の一部・・・それも読まなければ!(^_^)

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Posted by ブクログ 2019年07月27日

どの作品も「ぶっちぎりのおもしろさ!」Top of the Top の警察小説!に偽りなしでした。誉田哲也さんの作品はこれから出るという『背中の蜘蛛』を是非読んでみたいと思いました。

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Posted by ブクログ 2023年06月09日

警察小説の重鎮、中堅どころ4人の作家による文庫オリジナル短編集。
偶に読みたくなる刑事もの。
事件が発生して捜査本部が立ち上がる。
本部による捜査では働き方改革なんてもってのほかのブラックな労働環境。そこにカタルシスを感じてしまうのは昭和生れの名残りか。
本部と所轄、ベテランと若手、幹部と下っ端。
...続きを読む組織、チームならではの人間模様には確執、軋轢が蠢く。
地道な捜査から浮かび上がる細々とした点と点。それを繋ぐ線はベテラン刑事の長年の経験とある種のカン。ベテランは新人若手を育てる。
ま、警察小説の醍醐味は語り尽くせない。
なので見応え十分な長編も捨てがたいが、キレの良い短辺もナカナカ。本書もそんな感じ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年01月06日

大好物な、警察小説アンソロジー。

初読みは一人だけ…

三羽省吾【シェパード】
・・・「スタン飯店」の親父がイイ感じ♪
犯人も…可愛いげがあるというか、"希望"を見出だすラストに好印象。三羽省吾、要チェックかな。

五十嵐貴久【汚名】
・・・「リカ」と「リターン」だったっけ…?...続きを読む既読の2冊は、"可もなく不可が少々"な感想だった記憶だが、本作はなかなかに感情移入のできる人情話だった。
"もう読むことは無い作家さんだな"の認定を外そう。

今野敏【消えたホトケ】
・・・安心の今野敏。未読だが、筆者の持ちシリーズからのスピンオフらしい。相棒の女性刑事のキャラ設定に好感。シリーズの方も読まねば❗️

誉田哲也【裏切りの日】
・・・短編だからか、白でも黒でもない誉田、といったところか。なんか、誉田作品にしてはあまり引き込まれることもなくぼんやりと進んでふんわりと終わったな、という感じだったが…
(巻末解説文によると)長編作の第1部という位置付けなのだとか。これはもう、長編の方も読まねば❗️

…しかし、長編の第1部をアンソロジーに載せるという手法は、いかがなものか?少々不満(苦笑)。

★4つ、7ポイント半。
2020.01.06.古。

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Posted by ブクログ 2019年12月19日

警察小説の短編集4話。
今回も面白かった〜
今野敏『消えたホトケ』は前回と同じく変わらぬ面白さ〜
五十嵐貴久はリカの作者だったとは!リカ読みたい。
三羽省吾『シェパード』良かった!!
誉田哲也は新作に続いてるとの事で楽しみすぎる。

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Posted by ブクログ 2019年09月23日

これは良い企画!一言で警察小説といってもトリックを重視するもの、動機に着目するもの、登場人物の心理に迫るもの、と様々なアプローチがあるということがよくわかる。旧知のキャラも登場しファンには堪らない。

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Posted by ブクログ 2020年11月28日

230頁を切る薄さに4人、結構豪華な作家陣でお得感があります。もしかするとこの中ではいちばん知名度が低いかもしれない三羽さんに私はかつてドハマリしていたことがあるから、本作は嬉しい。

いずれも主役は当然警官。短編ながら事件自体もじゅうぶんに推理させるもの。そこに作家それぞれ家族や上司や部下とのあれ...続きを読むこれを絡ませています。つまりは普通の警察小説ということになりましょうか。

トリの誉田さんの作品には、えっ、ここで終わるんかい!と唖然。そうですか、三部構成のうちの一部なんですか。そっちも買わなしゃあないやん。(^^;

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Posted by ブクログ 2020年11月06日

警察小説の短編4作品。警察組織のいろんなことが少しづつ分かったり隠語が分かったり単純に物語を楽しむのとは別に楽しめることがある。自分には少し難しい内容もあったけど警察小説を読み続けると解るようになる気がする。自分の好みとしては家族小説でもある人間味あるものが好きだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年03月14日

娘がテセウスの船見ている
ムズイ
TVに「ヤメイ」とか言い煩がれた
此の本の2話目に親子の話がある
主人公の心中は似ている気がする

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Posted by ブクログ 2020年03月01日

警察小説アンソロジー。
今野敏 「消えたホトケ」死体が消えたのは? 萩尾警部補のもの。
五十嵐貴久 「汚名」父が起こしたという事件の真相は?
三羽省吾 「シェパード」すばしっこい犯人を追い詰めるには。そしてその犯人は?
誉田哲也 「裏切りの日」こちらは「背中の蜘蛛」の第一部。
三羽さんは初読みですが...続きを読む、三羽さんを含め、長編で読みたい作家さんばかりです。短くてさっと読めるのがこの本で良かったことですが。
誉田さんは「背中の蜘蛛」を読んでねっていう感じかしら。今野さんは短すぎて残念、物足りない。
違ったタイプ刑事たちのですが、それぞれのお話、楽しめました。

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Posted by ブクログ 2019年12月02日

警察小説4人の作家4作品
今野作品のみしか経験していなかったので、違う警察を見たような気がしたのは私だけだろうか。

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Posted by ブクログ 2019年11月24日

四人の作家による、4編の警察小説。

「消えたホトケ」
トップバッターは今野敏。
前作でも登場した、萩尾と武田のコンビがいい。
決してかっこいいとは言えない萩尾と、若干腰掛け(他部署への)の武田が織りなす物語は、テンポが小気味よい。
コロンボを彷彿とさせる、ちょっと冴えない感の漂う先輩警官の武田は、...続きを読む誇り高きプロフェッショナルだ。
物語は「ボタンの掛け違い」によって答えが見つからない。
ダメなら元に戻ってみよ。
この考え方は、今、仕事に行き詰まる私にとって家族や先輩に言われるよりもすっと心に入ってきた。
できるかな、明日からの仕事。
抜け出せるかな、苦悩から。
頑張れるかな、きっと、大丈夫。

「裏切りの日」
解説にもあるように、事件の動機も、犯人も、分かる人にはきっと早くからわかってしまうだろう。
しかし、本書での終わり方、海外ドラマのような、「え、これで終わり?次は?!」となる。
それもそのはず、近日発刊される物語の序章なんだそうだ。
何を裏切ったのか?事件の全容が知りたい。
姫川玲子シリーズの凄惨さがないだけに、いったい何が影に隠れているのか、気になる。
誉田哲也も、私は好きで、ついつい新作や、未読のものがあると穴を埋めようと読みあさってしまう。
先輩から指摘されるように、視野を広げないとな。
(でもどうやったらいいんだか。自分ではそんなに狭いつもりはないけれど)
と思いつつも、趣味ぐらい、どっぷり好きなものに浸かりたい。

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