誉田哲也のレビュー一覧

  • 武士道エイティーン

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    香織と早苗の高校生活が終わる。

    本書には初めて、香織と早苗以外の第3者目線で物語が書かれている。単純なスピンオフとしての話ではなく、物語を紡ぐ重要な話。これを読んで、「セブンティーン」の評価を☆5つとしました。僕にとってはそれくらい重要。

    巻末には有川浩さんの解説付き。有川さんの解説も非常に面白かった。なるほどなるほど。

    これで二人の高校生活が終わってしまうのかと思うと寂しさしかない。ただ、二人は歩みを止めない。武士道を歩き続けていく。今後、どのように続いていくのか、どのように交わっていくのか。期待を抱き、「ジェネレーション」を読もう。

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    2025年12月06日
  • たとえば孤独という名の噓

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    やっぱり誉田哲也先生の作品は面白い
    いつも今の世の中の流れに合わせたような題材をもってくるのもいい
    帯にあるように1話ごとに真相が反転し誰が言ってることが真実で誰を信用していいのか…最後までドキドキさせられた

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    2025年11月27日
  • たとえば孤独という名の噓

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    最高に面白かった。
    視点が変わるにつれて、どんどん明らかになっていく真相。続きが気になって読まずにはいられない。
    実態は知る由もないが、警察という組織や諜報活動、公安という自分自身の日常とかけ離れた話はとても興味深かった。さらに深く知りたくなったし、知っておくべきだと感じた。 

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    2025年11月26日
  • 武士道シックスティーン

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    性格や剣道に対する捉え方がまったく違う二人の高校生の物語
    本作は高校1年生の二人をえがいている。たった(高校生にとっては濃密な)1年間でこんなにも人間って成長できるのか、と疑わしくもあり羨ましくもある。
    がむしゃらに、ますっぐに進んでいくティーンの王道ストーリー
    物語のクライマックスは、涙とページをめくる手が止まらなかった。
    中学生、高校生にはぜひとも読んでもらいたい一冊

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    2025年11月16日
  • オムニバス

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    読みやすいですよね…だから忙しくても私のような遅読でもすぐに読み終わってしまう。今回も姫川玲子らしさ炸裂していたものの、短編集だからかグロさとか辛さはなかったです。新たな姫川班メンバーとの絡みが、次作からの長編のウォーミングアップのように感じられ、そして次?からまさかのあの人が姫川班てことで、これは楽しみ。姫川玲子がそのままの玲子を残しつつ彼女との関わりで確実に成長していくであろう。マリスアングルの文庫化を待ちます。

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    2025年11月04日
  • ケモノの城

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    やばい!!いろいろな意味で。
    グロいな〜、割とグロい本好きでよく読むけどここまでは初めてかも。もちろんいい意味で。
    ラスト、いろんな人たちの思いが交錯しててやるせない。現実にあった事件をモデルにしているらしいから本当に現実でもこんな人、こんなことがあるんだろうな。私だったら耐えられない。誉田さん最近読み始めたけどおもしろいな。好きかも

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    2025年11月03日
  • イノセンス

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    好き

    誉田哲也さんは青春小説の名手でもあるのだ!

    本を読むスピードの話をします

    基本的なベースというか、本を読むスピードというのは個々人によって色々あると思う
    早いとか遅いとかあると思う

    それに加えて、スピードが増す、いつもより早く読める小説ってのがあると思う

    わいに関して言うとそれは3つのパターンに分けられる

    ①単純に文字数が少ない
    比喩表現が少ないとか会話文が多いとかだね
    今野敏さんの小説なんかがそう
    読みやすい、分かりやすいなんて表現をしたりする

    ②めちゃくそに面白い
    とにかく先が知りたい、ワクワクが勝ちすぎて止まらない
    最近だとホロヴィッツや今村翔吾さんなんかあっという間

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    2025年10月26日
  • ヒトリシズカ

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    「静加」という女性が関わる複数の事件が、少しずつ絡み合いながら最後に一つの物語として収束していく連作小説。
    どの事件の裏にも静加がいて、年齢からは想像できないほどの憎しみと狡猾さにぞっとした。
    彼女をそこまで突き動かしたものは何だったのか。
    読み終えても答えは出ないが、最終話にはほんのわずかに救いのようなものを感じた。守るべき存在を得たとき、人は同時にその存在に救われるのかもしれない。
    決して明るい結末ではないけれど、静かに心に残る終わり方で、このラストには妙に納得した。サスペンスのようでいて、一人の女性の半生を描いた物語でもあり、『白夜行』を思わせる重くて儚い人生だった。

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    2025年10月25日
  • 世界でいちばん長い写真

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    「青春」とは、人生における若く活力に満ちた時代、主に青年時代を指す言葉らしい。

    どうしてこれほどまでに「青春」に惹かれるのだろう。
    決してつまらない学生時代を送っていたわけではないのに。それなりに謳歌できていたと思うけど、ずっとずっと味わっていたい、浸っていたいと思ってしまう。たとえしれが甘酸っぱくあったとしても。

    青春ものに登場するのは、なぜか決まってさえない人である。それがある1つのことをきっかけに、ちょっとだけ輝く時期がやってくる。この「ちょっと」というところがいい。
    宏伸もまたあるカメラと出会いうことで、ちょっとだけど輝くけるようになる。
    もちろん、その後も光り続けているかは分から

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    2025年10月24日
  • ヒトリシズカ

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    audible 。刑事ものの連作小説。といってもいろいろな事件解決を一つひとつ片付けて行くだけではない。なんと17年にも渡る多くの事件に1人の女が関わっていた。
    暴いた者も暴かれた者もまさしく人間であることを、強く印象づけられた本であった。

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    2025年10月21日
  • 武士道シックスティーン

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    自身が剣道人。それゆえに、あえて読まなかった作品。過去になんどか剣道を題材にした作品を観たり読んだりしたけれど、「いや、そうじゃない。それはないでしょ。」と、知っているがゆえに、フィクションにも染まりきれず、辟易とした経験が多々あったから。そんな人にも是非読んで欲しい作品。なぜもっと早く読まなかったんだろうと思う。剣道の描写もとても素敵。丁寧。実際、書いてあるようにやってみると一皮むけたような稽古もできた。そして青春。自分にはここまでうちこめる部活生活ではなかったけれど、こういう経験を踏んでいる人たちがいるのだろうと、世界までひろげてくれた一冊。

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    2025年10月17日
  • ストロベリーナイト

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    ネタバレ

    Audibleにて。
    2008年の作品でドラマも有名ということで、かなり今さらなんだろうけど刺激が強くおもしろかった。
    姫川刑事のトラウマとなっている、また、刑事を志すことになったレイプ事件。その裁判で、強姦ではなく合意の上だったとの弁護士の主張に対する当時の姫川の反論に、傍聴席の刑事たちが敬礼するシーンは痺れた。
    この話では、普通に生活している人々が、殺人ショーを見ることで死をリアルに感じ、そこから生を感じられるようになっている。また、姫川刑事は、強烈なトラウマを持ちながらも、犯人と同じ思考をもつことで、他の刑事より早く真実にたどり着く。姫川刑事がそのような思考を持つこと自体の理由付けは特に

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    2025年10月17日
  • イノセンス

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    ネタバレ

    誉田哲也さんというと私の中で中学生の頃に読んだストロベリーナイトのイメージが強くあります。
    しかし本作はまったくちがう。
    「人気ロックバンドの元ギタリストはいったいどこに消えたのか」、ここだけ読んで初めはミステリーだと思っていました。
    しかし音楽と向き合い続ける梨紅が、自らの成長のために、元ギタリストの伊丹を探しはじめる。伊丹に会って、自分は何がしっくり来ていないのかを知ろうとしたからだ。そうして徐々に明かされる伊丹の過去。
    伊丹に会うために山形まで車を飛ばし、通い続ける梨紅。
    わたしは純愛だと思いました。
    確かにはじめは伊丹の才能を求めて行ったはず、しかし世捨て人のように暮らす今の伊丹が梨紅

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    2025年10月13日
  • 武士道エイティーン

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    武士道シリーズ3弾
    香織・早苗も高校3年になり、高校最後の年。
    2人の決戦、そして進路のこと
    2人の絆の強さは青春のキラキラしたもの以上に眩しく感じます
    今作はスピンオフ的な感じで、姉の緑子・吉野先生・玄明師匠・後輩の田原の話があります。
    このスピンオフがグッときました。
    サブ的な登場人物にも人生があり考えがある、それが分かるとより一層、物語が深く感じられました。
    今作は2人が卒業して夏までを描いています。
    続編もあるようなので、楽しみ!

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    2025年10月11日
  • 妖の絆

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    誉田さんの作品は今まで姫川シリーズやジウシリーズしか読んでなかったので、時代ものは初めて。
    序盤は、刑事ものの方が面白いかなと読んでいたが、徐々に作品に引き込まれていった。
    闇神の紅鈴、鬼でありながら人間味のあるキャラクターが魅力的。
    道順、タクマとの戦闘シーンの描写もさすが。
    他の妖シリーズも読みたいと思った。

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    2025年10月11日
  • 首木の民

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    最初から中頃まで特に取調室での講義の部分は瞼が閉じるのを抑えながら必死で読んで。そこを過ぎてからは最後までノンストップで読みました。さすが誉田哲也さん、面白かった、読後感最高です。このメンバー最高、続編も期待します。 国債と税金の関係は内容の通りなのかな?ホントだったら許せませんよ国民として。難しいけど真剣に考えて勉強したほうがいいのでしょうね。

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    2025年10月09日
  • ドンナ ビアンカ

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    いつものようにグイグイ引っ張られる。
    魚住久江はどれくらいの歳なんだろう。
    何だか姫川とは違って、落ち着いた40代かな。
    ちょっと年寄り臭い感じがする。

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    2025年10月08日
  • プラージュ

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    誉田哲也はこんな本も書けるんだ。
    いつもと違って何だか温かい感じさえする。
    キャラクターが揃っていて、1冊読み切りで終わるのは残念。続編が待ちどおしい。

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    2025年10月08日
  • イノセンス

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    久しぶりに◯学がテーマに流れる作品。

    構成も「ちびまる子ちゃん」みたいでおもしろかった。
    (ん?わかりづらい⁇)

    だとしたら是非ご一読をされて、確かめることをお勧めします。

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    2025年10月05日
  • 疾風ガール

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    読み終わった。
    あっという間に読み終えた。
    僕は好きな作品でした。
    夏美のキャラも、裕司のキャラも、みんないいキャラで好きでした。
    続編も読みたいと思える。

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    2025年10月02日