誉田哲也のレビュー一覧
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ネタバレ映画を観ていたけど全く一緒みたいな感じではなかったのでより楽しめた。
なんと言っても牧田。やっぱり脳内では大沢たかおさんで再生されるんだけど魅力が大爆発。これは好きになってしまう。
牧田の視点、姫川の視点の両方から語られるシーンが良い。ラブストーリー作品とは違ってキュンキュンよりもギュンギュンで苦しすぎた。
映画では割と最後までいってたけど小説だと途中で電話がなってお預けみたいな感じなのね。菊田も別に目撃したりもないし。
柳井も牧田も過去が過去なだけに私も少し理解できてしまう。姫川も17歳の時に起こった自身の事件で共感する部分があったんだろうなと。
姫川と牧田で幸せになって欲しいけど生き -
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ネタバレ姫川玲子シリーズ2作目。
最後まで読むと沢山伏線があって凄すぎる。
後半の少しだけだけどグロいというか工程の話が
高岡と耕介の出会いの時の10万円が気になって耕介が高岡殺したとかかなとか思ったら全然違った。
冒頭のシナリオからヤクザ絡みの雰囲気もあったけど。
話を聞いたホームレスのセリフがなんか変な余韻があったけどラストでそれが高岡だったことに驚かされた。近くのホームレス達がバーベキューをして盛り上がってというのも引っかかっていたけど真相までは分からなかった。
高岡が実は内藤だったという展開は驚きすぎる君江さんはなんか関係あるんだろうなと思ったし、高岡が耕介に罪滅ぼしとかそのくらいの -
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紐解き始めると、頁を繰る手が停められなくなってしまった。「続き?!」と気になってドンドンと読み進めた。本作は作者のよく知られているシリーズである「<ジウ>サーガ」の一作である。現在時点での最新作だ。『ジウI』で2人のヒロインと東警部補が初登場して以来、明確に「<ジウ>サーガ」の位置付けとなっている作品は10作目である。それが題名の「X」ということなのであろう。
視点人物が適宜切り替わりながら、スピーディーに展開する映像コンテンツのような雰囲気で物語が進む。狂気を帯びたかのような思惑が、残酷に形にされようというような様子で、何か憑かれるかのように作中世界に引き込まれる。
本作は「警察の側」と「街 -
購入済み
深い話でした!
国の借金の話は知ってました。国民1人あたりいくら、、みたいな事言ってるけどそれは違うって言うのも。(麻生さんが言ってた)この物語はノンフィクション?それともフィクション?と思ってしまいました。。ある意味ノンフィクションの部分が含まれてるのかなぁ、なんて思ってしまいました。誉田先生の書く物語はいつもそんな感じの余韻が残ります。たまにファンタジー的なのもあるけど。でも大好きです(^^)
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よく知られた少し前の作品であっても、偶々未読であれば、個人的には新作小説と変わりない感じになる。そういう訳で思い立って手にしてみた1冊だが、なかなかに面白かった。
多彩な作中人物が登場する感で、適宜視点人物を換えながら好いテンポで物語は進む。何かスタイリッシュな画で魅せるテレビドラマか何かの様な間の映像の様なモノが頭の中に浮かぶような感である。因みにこの作者、誉田哲也の小説は映像作品の原案になっている例も多いようだ。
誉田哲也作品については多く読んでいると思う。既読作品の中に、実は『ジウ』の系譜ということになっている作品が多々在った。その出発点の3部作の第1部を紐解いたということになるのだ。
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Posted by ブクログ
どういう話かと思ったら、
禁断の恋ってそういうことね。
プロローグからすでに、
本題が明示されていて…
ただの胸糞悪い小説か?
と思ったら全然違った。
強い女性だな。
やはり家族のためと思ったら、
とんでもない事やり遂げちゃうんだな。
読後感は悪くないです。
禁断の恋って結局のところ不倫ですよね?
実は僕も経験あります。
肉体関係はなかったですけど。
だから罪の意識はそんなにない。
あれはあれで良かったのかな、
と今は思います。
やっぱ全て自分に返ってくるのかな?
そう思いました。
携帯電話のシャッター音を、スピーカーを取ることでなくそ