あの夏、二人のルカ

あの夏、二人のルカ

792円 (税込)

3pt

あの夏からずっと、大人って何か、考え続けてる――。

離婚し、東京・谷中に戻ってきた沢口遥は、近所に『ルーカス・ギタークラフト』という店を見つける。
店主の乾は、ギターだけでなく日用品の修理も行う変わり者。
彼と交流するうち、遥の脳裏に、蓋をしていたある記憶が甦る。

大人になりたい少女、大人になりたくない少女、大人になってしまった少女。
それぞれの悩みと思いが交錯する。青春の葛藤と刹那の眩しさに溢れた群像劇。

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あの夏、二人のルカ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    誉田さんの青春シリーズ。お得意の音楽物。
    次々と場面が変わり、時代も変わるのだが、いつ誰の話か分からず混乱してくる。タイトルの「二人のルカ」は途中で明かされるのだが、今一つハッキリしないまま終盤まで来てしまう。苗字に秘密の仕掛けがあった。
    高校2年から3年にかけての女子高生達の音楽にかける青春が熱い

    0
    2025年07月18日

    Posted by ブクログ

    3人の視点で過去と現在を行ったり来たりします。
    一人目のルカはすぐに出て来るが、二人目のルカが最初登場せず、早く知りたいと思いながら読み進めました。
    あの夏に対するノスタルジックな気分になれました。

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    軽音部だったころを思い出して、重ねてしまった。
    ギターが弾きたくなる。
    考えるよりもまず会ってみた方が良いこともあるし、少し視野を広げれば思い悩むことでもなかったなんてことは、いっぱいあるだろうなあ。
    後味スッキリでとても楽しめた。

    0
    2023年01月21日

    Posted by ブクログ

    つくづく、巧みな作家さんだと思う。誉田氏の「武士道シリーズ」が好きで、同じ「青春もの」と思い、手に取った。時間軸が交差している上に、「私」が入れ替わるので、中盤以降まで、かなり複雑な構成で、先が知りたくて止められず、一気に読んでしまった。高校生たちの(当人たちには苦々しくも)甘やかな、複雑な気分が甦

    0
    2021年07月01日

    Posted by ブクログ

    誉田哲也の青春小説
    離婚して地元に戻った女性、その街でギター修理を営む男性、バンドを結成し活動に励む女子高生の3つの視点から、あるバンドにまつわる顛末を描いています。
    誉田哲也の青春モノ、音楽モノに間違いはありません。一気読みにて・・・大満足でした!

    0
    2021年05月04日

    Posted by ブクログ

    感想
    最初に主人公が女性であることにオッとなった。話が進むうちにそう言えば、私が誰なのかを明かしていないなぁと気づく。

    中盤になって主人公が明かされ、過去との繋がりも明らかにされていく。

    才能があっても開花しないこともあるんだなぁ。など感じながら読んだ。


    あらすじ
    離婚して誰もいない実家の持

    0
    2025年06月02日

    Posted by ブクログ

    女子高生のアマチュアバンドを中心とした物語
    3人の視点からストーリが進むが、いつ2人目のルカが出てくるのか、2つの時間軸がどう関係してくるのか、ワクワクしながら読み進められました。
    思春期特有の行動とか物の考え方とか、瑞々しくて楽しかった。
    時間を経て、丸くなって、それも味があって悪くない。
    その時

    0
    2024年10月22日

    Posted by ブクログ

    姫川玲子、ジウシリーズの著者が書いた、音楽と青春群像ストーリー。刑事・警察ものとは全く異なる著作で、同じ著者が書いたとはとても思えないような、爽快感溢れる青春もので、姫川シリーズ、ジウシリーズを読んできた私からすると、あまりの落差にびっくりした。

    かつて音楽をやっていたという著者だけに、音楽・楽器

    0
    2022年06月23日

    Posted by ブクログ

    誉田哲也のあの夏、二人のルカを読みました。

    物語は高校2年生の夏、ギターとボーカルの遙、ドラムの久美子、ベースの実悠、ギターの翔子、そして瑠香の5人でバンドを組んでいたときの久美子の視点で語られていきます。
    音楽に目覚めて練習を続けていく彼女たちは文化祭での演奏に向けて準備を進めていきます。

    0
    2022年02月16日

    Posted by ブクログ

    32歳のこじれた女と高校生のガールズバンドの話が並行的に語られる。
    ページが進むにつれて、どうやらこれは現在進行形のパートと昔語りを織り交ぜているらしいと見えてくる。
    けどイマイチ全容が掴め切れないのは、二つのパートの語り部である「私」が別人であり、主人公の内面と外面が微妙に異なる表情を見せるためだ

    0
    2021年09月07日

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