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Posted by ブクログ
感想
最初に主人公が女性であることにオッとなった。話が進むうちにそう言えば、私が誰なのかを明かしていないなぁと気づく。
中盤になって主人公が明かされ、過去との繋がりも明らかにされていく。
才能があっても開花しないこともあるんだなぁ。など感じながら読んだ。
あらすじ
離婚して誰もいない実家の持ちビルに帰った遥。下町である近所にギタークラフト屋を見つける。
一方、久美子は高校生の時にバンドを組んだ。久美子の家はスタジオをやっていた。バンドメンバーを探すべく、実悠、翔子と出会い、後に瑠香、ヨウと出会う。
遥は、気になっていたギターリペアの乾と知り合う。やがて乾の妹が、バンドをサポートしていた瑠香であることが分かる。また、現在の遥が、回想で出てくるヨウと同一人物であることが分かる。
バンドは久美子が瑠香もメンバーだと言い、RUCASという名前にする。そのうち久美子の従兄弟の音楽プロデューサーの慎ちゃんが、一度バンドの音を聴いて、デビューさせたいと言われる。ヨウはそれを快く思わない。
RUCASのメンバーは文化祭での演奏を成功させ、バンド活動を続ける。慎ちゃんの進めで、オーディションに出ることになった。しかし、オーディションで瑠香がトラブルに巻き込まれて、怪我をする。メンバーはヨウに隠して演奏させるも、ヨウは後で瑠香のことを知らされて、激怒し、活動を辞める。
遥は、乾に頼み、瑠香の居場所を突き止める。14年ぶりに再会した二人は、お互いの情報を交換する。そして14年ぶりにバンドのメンバーが再会することになる。
Posted by ブクログ
姫川玲子、ジウシリーズの著者が書いた、音楽と青春群像ストーリー。刑事・警察ものとは全く異なる著作で、同じ著者が書いたとはとても思えないような、爽快感溢れる青春もので、姫川シリーズ、ジウシリーズを読んできた私からすると、あまりの落差にびっくりした。
かつて音楽をやっていたという著者だけに、音楽・楽器に対する知識は豊富で、音楽に打ち込む若者の考え方、モチベーション、葛藤、歓びをとても上手く描いていると思う。ジャンルは違うが青春時代から音楽に打ち込んできた私の思い出と重なる部分も多く、とても共感できた作品だった。
また、高校生だった青春時代の物語と、一見全く異なる現在の物語が最後に一つに収斂するところも読んでいて楽しめた。ヨウのボーカルを一度でいいから聴いてみたい。
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