あらすじ
〈教室の片隅で密かに小説を書く女子高生と、彼女に興味を惹かれる同級生〉〈事故で失明した妹と、彼女を気遣い支える姉〉〈音大入試に挫折して実家の喫茶店を手伝う姉と、彼女に反発する妹〉〈年上の女性に熱い思慕を抱く令嬢〉交わらないはずの彼女たちの人生が一つに繋がるとき、待ち受ける運命とは!? 4つの物語(ストーリー)が交錯し、スリリングに展開する青春ミステリー。
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誉田哲也のボーダレスを読みました。
森奈緒は同級生で密かに小説を書いている片山希莉に興味を持って話しかけます。
父親が暴漢に襲われているのを見てしまった八辻芭留は妹の圭を連れて森の中を逃げていきます。
音大入試に挫折して家に帰ってきた市原琴音は実家の珈琲店を手伝っていますが、姉に反発する叶音とうまく話ができません。
全く接点のない高校生たちが一緒に事件に巻き込まれてしまいます。
彼女たちの物語はどのように展開していくのでしょうか。
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中盤からのそれぞれの物語が関わってきて最後まで一気に突き進む感じがとても好きでした。
それぞれのキャラクターも個性が立っていて読んでいて楽しかったです。
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面白かったです! あっという間に読み終わってしまいました!
誉田さんの作品は初めてだったので、他の作品も読んでみます!
作品にストロベリーナイト?が出てきたから、それから読んでみようかな〜
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誉田哲也の青春ミステリ小説
「同じクラスの女子高生二人」
「謎の男から逃れ、森を彷徨う姉妹」
「家族経営の喫茶店を手伝う姉と、姉に反発する妹」
「療養中の別荘で年上女性に想いを馳せる少女」
全く別の、バラバラな物語それぞれに展開し、いつしか一つのストーリーとなり、一気にクライマックスの急展開へ・・・
ヤラれました・・誉田マジックにヤラれました!大変楽しく、一気読みでした!
これをドラマ化するそうで・・・ちょっと観てみたいです(^_^;)
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It's cool to see a blind girl take down a criminal using martial arts techniques.
Even if you have a handicap, you can survive by using the skills you have acquired.
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話の一つ一つが、どう繋がっていくのか検討もつかなくて、えっ!ここで繋がった。もうそれからは、焦るように読み進めて、後は、一気読みでした。面白かったです。
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坂道好きの友人に推薦されて読んだ小説。
“視点移動や情景描写の絶妙な繊細さ”と”短編を継ぎ接ぎしたかのような新鮮味”が物語の展開を趣深く引き立てていた。
青春小説の色合いを持ちつつ……
でもミステリアスな展開が頭の片隅にあって……
とパラレルワールドを連想させる不思議だけど惹き込まれてしまうような物語だった。
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ドラマ化された青春ミステリー小説。
4つのストーリーが最後に一つになる展開。
一つは、父親が襲われ逃げることを覚悟した姉妹。妹は盲目であるが、空手の達人。その妹の目になると決心した姉。
一つは、浪人中退で音楽での仕事を諦めた姉。そして自由に音楽を奏でる妹。姉は諦めた後、両親の店の手伝いをする。
一つは、小説を書いていた少女と、その人に興味を持った少女。興味を持った少女は、自分のことを普通な人間だと思っている。小説を書いていた少女に普通も個性だと言われる。2人で小説のために取材しに行く。
一つは、お屋敷にずっといる少女。家の外を歩く綺麗な女性に惹かれる。お屋敷にずっといる少女に対し、外の世界を案内してあげると女性は言う。のちに、その女性と何度か会い、お互い愛し合う。
最後にこの四つのストーリーが繋がる。
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最初に高校生奈緒と小説を書いているという同級生の希莉が登場する。
その後全く違う設定の3つのストーリーが描かれる。最初、それは希莉が書いている小説なのかと錯覚してしまった。3つのストーリーと奈緒・希莉の計4つの話が並行して描かれ、頭が混乱してきた。
ところがそれぞれのストーリーがやがて一つに繋がりだし、最後には奈緒と希莉までその中に登場するに至り、希莉の小説とは無関係だった事が分かる。
ラストはスリル満点の展開で気持ち良いハッピーエンド。ミステリーとは言え、ストロベリーナイトの誉田哲也がこんな青春ものを書けるとは、その懐の深さに感心する事しきりであった。
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どんな時でも自分を主人公に、ツラいのが長ければ上下巻なのか、シリーズなのか、そういうプラスで考えていけば人生冒険みたいだ。自分は主人公。
自分が主人公。
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高校生が書いている小説からの展開と思いきや、現実世界の話で完結している。題名以外に小説の内容をちらつかせる意図が伝わらなかったのは、自分が不明なせいか??
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バラバラだった4つの話が徐々に近づいていき、大きな事件につながっていく。
どこまでが空想でどこまでが起きている話なのかがわからないような世界観なのに、つながるのが心地よい。
ミステリー要素もあり、サクサク読めた。
最後にはみんながほどほどにハッピーに。
読後感としては、なんとなく薄さを感じた。
自分も、どこかで作者がいる物語の主人公だと思って生きると、人生にハリが出そうだなと思った。
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誉田哲也氏のアクトレスが気になって見ていたら、その前作がこの作品のようで、こちらを先に。
全く異なるいくつかのストーリーが同時進行していくのだが、空想世界と現実を行き来しているのか、どう繋がるのかが予測がつかず、読みながら?(ハテナ)が頭の中にいっぱい。笑
最後にはもちろん全て回収され、なるほどね、となるけれど、少し物足りない印象は残った。
優しさは優しくするだけが優しさではないよね、と思った。
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03月-04。3.0点。
作家志望の女子高生と、その友達。格闘家を父に持つ姉妹、喫茶店経営の両親を持つ姉妹、高級別荘で読書する少女。4つの物語がそれぞれ語られる。中盤以降、だんだんと繋がり。。。
青春物語という感じ。筆力有る作家さんなので、何とかまとめた感じ。普通かな。
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さすがの誉田哲也のリーダビリティ、最初から最後までワクワクドキドキでページを捲らせられ、終始楽しく読み進められた。
登場人物たちのキャラ造詣も好感度あり。
終盤、盲目の少女が暴漢を制圧する様も、イイ感じ。
ただ・・・終始楽しく読み進められたのにも関わらず、心に残る作品ではなかった。何故だろう?
エピロード的なエピソードが冗長だったから?
敵の動機に白けたから?
誉田作品には珍しい読後感。
★3つ、6ポイント半
2022.11.09.新
※「数年前に東京で起きた事件がね・・・」というくだり、姫川シリーズドラマ化以前からの誉田哲也ファンとしては、かなりのニヤニヤポイントだった♫
嬉しいね。
うれしいけども・・・本編には関係無さすぎるため、いらない描写だったかな。。。
作品間リンクでの読者サービスし過ぎるのは、安売り感が感じられてしまう。
(ジウサーガと苺シリーズとのコラボとかは、十分ワクワクして読めたし、さらなるリンクに期待もしてるけれども)
Posted by ブクログ
母から借りた本
・
目立たない女子高生が小説を隠れてこっそり書いていることを偶然知り、彼女に興味を惹かれる同級生
武闘家の父を持つ、7年前に事故で失明した妹とそんな彼女を支える姉
音大入試に失敗し、実家の喫茶店を手伝う姉と姉に反発する妹
年上の魅惑的な女性に想いを寄せる深窓の令嬢
4つの話がランダムに描かれている
・
この4つの話がどこでどう繋がるのかなぁ
もしかして、失明している妹と姉が森の中を暴漢から逃げている話は女子高生が書いてる小説なのかな?と思ったり
ラストではかなり力技で一つにまとめた感が…
・
んなアホな〜と言いたくなる展開だったけど、かの有名なストロベリーナイト事件の話題が出た瞬間はテンション上がった
Posted by ブクログ
誉田哲也らしい読みやすさと面白さがあったから、入り込んで一気に読めたけど、期待は上回らなかった。もっと怖いのを期待しちゃって肩透かし感。ハッピーエンド感もあったから、今読みたかったのはこれじゃなかったかな。
最後の3行のなにかにおわせてる感じはなんなんだろ…。解説が欲しい。
Posted by ブクログ
四組の人間関係があります。
一つ目は高校の同級生の森奈緒と、小説を書いている片山希莉。足立紗子と恋人のアンディ。
二組目は格闘家の父親、八辻孝蔵とその娘の姉妹芭留と圭。圭は10歳の時に視力を失い目が見えません。
三組目は家族で喫茶店「カフェ・ドミナン」を経営する市原家の父静男、母緑梨、長女の琴音、次女の叶音。
琴音は元音大志望でピアノをあきらめ、叶音はギターをやっています。
四組目は読書好きのお嬢様とその憧れの正体不明の女性。
その四つの話が交互に語られていきますが、やがて一つの話になります。
事件はまず、八辻孝蔵が何者かに襲われ芭留と圭が逃げ出すところから始まり、二人を偶然通りかかった市原緑梨が助けてドミナンに連れて帰ります。
帰るとドミナンに侵入者がいて、奈緒と希莉たちが客としてきていて拉致されていました。
若い女性がたくさん出てきて、最初誰が誰だかわかりにくかったです。
青春ものだと思います。
若い女性アイドルを起用したドラマの原作だったので必要だったのだと思いますが、物語としてはイマイチでした。ごめんなさい。
Posted by ブクログ
4つのストーリーが最終的に一つに重なる小説。一つ一つのストーリーは、さすがの表現力。ただ終盤は無理矢理1つに重ねた感が強く、ストーリー的に無理があるかなと思った。このような構成の話は湊かなえさんの方が巧み。
個人的には姫川シリーズの方が好きです。
Posted by ブクログ
誉田哲也も引き出しの多い作家ですね。ドロドロ系もあれば爽やか系もあって、本作は後者ではあるけれど、「お嬢様」の章が微妙にドロッ。並行して描かれる4つの出来事のうち、1つは登場人物のひとりが書く小説の話だと思っていたら。
騙されたわけではないけど、ほ〜、そうですか。言い回しの違う伊坂幸太郎とか道尾秀介とかを想像しましたが、凄いトリックが潜んでいるわけでもない。事件をきっかけとして彼女たちがそれぞれの人生を歩み始める。これがスタートラインとなる物語。だから、面白かったわりにはまだまだこれからな感じがもどかしい。
Posted by ブクログ
「青春ミステリー」との事だが、あまり「青春」的な要素は感じなかった。
若い女性が沢山出てくる、という事を「青春」というのであれば、そうなんだろう。
どのパートの主人公たちも20歳前後の2人組という事で、
読んでいて誰が誰だったっけ?と分からなくなる。
イマイチ個性分けできてない印象。
終盤、犯人の行動というか動機、そういうものが唐突に明かされ、
「お、おう・・・」というより「え・・・え?」というカンジになる。
ちょっと強引というか無理があるというか。
「先に設定、オチは後で考えた」みたいな。
Posted by ブクログ
読んでいるうちに既読だったの思い出したけど
リストでてこないので書き直し。
紗子ちゃんとはるちゃんの生き方、行く末が対照になってるのかな。圭ちゃんがかっこいい。