【感想・ネタバレ】もう、聞こえないのレビュー

あらすじ

傷害致死容疑で逮捕された週刊誌の編集者・中西雪実。罪を認め聴取に応じるも、動機や被害者との関係については多くを語らない。さらに、突然「声が、聞こえるんです」と言い始め……。これは要精神鑑定案件か。一向にわからぬ被害者男性の身元。そこに浮上した十四年前の未解決殺人事件。ふたつの事件を繫げたのは、〝他界した一人の女性〟だった。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

女性の声が聞こえるんです
殺人を犯した女性が取調室で放った一言

表紙のイメージでは結構硬めでリアルなお話かなと思ったけど、想像よりもポップで自分はすごく好きな系統!(オーディブルで聞いたからポップに感じたのかも)

しかもラストがなんかよかった!
読者が笑って終われる作品いいなぁ

0
2025年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いやいや、騙された(笑)引き込まれて、面白かった。菊田婦警って、やっぱり奥さんですよね。ちょっとスピンオフか(笑)

0
2025年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙とタイトルからグロくて凄惨な事件を想像して読んだら、そんなことなかった。思ってたのとは真逆の優しいミステリーでした。
言霊(幽霊)と人間という変わったバディに(えっ、そんなー?!)と思いながらも事件の真相が近づくにつれて夢中になって一気読みしました。
途中で竹脇刑事の心のツッコミに何度もクスッとして、土堂さんの衝撃の告白には大笑いしました。
そして事件は解決。もう聞こえないのか、としんみりしたら…
ゆったんはこの後もずっと存在するのかな。それならタイトルにも騙されましたね。

0
2025年01月06日

購入済み

面白い

誉田先生の作品で、登場人物の心の声を各章の最後くらいによく書かれていると思うのですが、これがシリアスなストーリーだけど、クスッと笑えてしまうんですよね。

0
2024年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほぼネタバレです!
ご注意を!!










「聞こえるんです…。女の人の声が…。」

✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「男性を自室で殺してしまった」
週刊誌編集者の中西雪実が傷害致死容疑で逮捕される。雪実本人が通報し、凶器も部屋から見つかっている。
雪実は罪を認めつつも、聴取が始まると泣いてばかりで、動機や被害者との関係については多くを語らない。

そして、「女の声が聞こえる」と呟く。

これは要精神鑑定案件なのか-。
捜査一課から応援で呼ばれた警部補の武脇元は、頭を抱える。

被害者男性の身元がわからず、雪実の供述も不明瞭なため、高井戸署の菊田梓巡査部長と共に被害者の身元を割る捜査を始めると-。

捜査を進めるうちに、十四年前、女子高生が殺される未解決殺人事件が浮上し。

ふたつの事件を繋いでいるのは”他界した一人の女性で”あった。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

久しぶりにちょい分厚めの警察小説で読もうかと
手にした本書。

「どこからか女の声が聞こえる」などと言って供述をはぐらかすような加害者の雪実に、わたくし「これは複雑な事件になるぞ」という予感、、、が…。

ん?

なんかコミカルじゃない?とすぐに違和感。笑

そして始まる14年前の女子高生殺人事件の回想シーン。「ゆったん」の親友だった「みんみ」が殺された。一体誰に?!

からの展開が もうビックリです笑

え?そういう話?って。

あれ?警察小説じゃなくて■■■小説だった??


雪実も、雪実と一緒に行動する女性〇〇もなんだか可愛らしくて。

警察小説でも■■■小説でもなくシスターフッド小説だったのか!

『雪実&〇〇コンビ 』そして 『武脇&菊田コンビ』
図らずも双方がタッグを組む形となり 14年前の未解決事件の真相を追うことに!

他の方のレビューを読むと菊田巡査部長は、ストロベリーナイト菊田さんの奥さんらしくて、この菊田巡査部長もお茶目で可愛らしいんです。

雪実や菊田巡査部長、そして〇〇の女性陣に振り回される武脇も可愛いですよ笑

タイトルの「もう、聞こえない」から
なんだか哀しいラストを想像して 胸がキュッとなりそうでしたが…。

ラストもニンマリしちゃうような展開が待っていましたー(*ˊᵕˋ* )

ヤ〇ザの会長と殴り合いの喧嘩をしたという武勇伝を持つ強面 高井戸署 課長の土堂さん、あなたまで…!笑

表紙とタイトルにいい意味で騙された楽しい読書でした´▽`)ノ

0
2025年11月15日

Posted by ブクログ

ホラー×ミステリーかと思いきや、SF要素が意外と強かった。そして、読みやすい。人は死んだらどこに行くのか、 死ぬとは、地獄とは何か。終わりはどこか。展開を追いながらそんなことも考えさせられました。
そして、この誉田さんが武士道シックスティーンの作者さんだったなんて!中学校の時に読んだ!懐かしい〜。めっちゃ面白くて夢中で読んだ記憶がある。この話も、割とシリアスなないようなのに、何故か人の温かみが感じられる不思議な作品でした。

0
2025年10月19日

Posted by ブクログ

とても不思議なファンタジーホラーでした。
ホラーだけど全く怖くないし読後感も最高に気持ちいい!
すごく良い話を読んだなぁと満足できる作品です。
ミステリ好きにもお勧めです。
登場人物たちそれぞれの物語が繋がった瞬間が気持ちよかったです。
幽霊と現世の人間が心を通わせて真犯人を追い詰めるストーリーは、名作映画の「ゴースト」を彷彿とさせました。
幽霊と親友になれるなんて素敵なことです。
お互いがお互いを心配し合う姿は、とても尊かったです。
もし続編があるならぜひ読みたいと思いました。
幽霊と現世の人間がコンビを組んで事件を解決していく姿をもっと見たいです。

❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀
傷害致死容疑で逮捕された週刊誌の編集者・中西雪実。罪を認め聴取に応じるも、動機や被害者との関係については多くを語らない。さらに、突然「声が、聞こえるんです」と言い始め……。
これは要精神鑑定案件か。一向にわからぬ被害者男性の身元。そこに浮上した十四年前の未解決殺人事件。
ふたつの事件を繫げたのは、〝他界した一人の女性〟だった。

0
2025年07月16日

Posted by ブクログ

正直、途中まで理解ができずに苦戦をしてました。
しかし、話が繋がったとたん、面白くて、、、
最後はあっとゆーまに読み終わりました。

0
2025年05月29日

Posted by ブクログ

物語が繋がったとき、気持ちよかった
真実を求めるときだれしも危険な立場になる

タイトルだけ見ると寂しそうなニュアンスだけど
中盤からはワクワクするような展開が続き
読み終わった後の充足感がすごい

最後はいつだって報われてほしい

0
2025年04月24日

Posted by ブクログ

2025.03.29
ミステリと不思議な世界観を融合させたユニークな一冊。
ミステリとしてだけでもハラハラさせられるので荒唐無稽な部分も楽しめる。

0
2025年03月29日

Posted by ブクログ

安定の面白さでした

今作も楽しませていただきました。作中に登場するキーワードを個人的には信じているのですが、そういう風に設定に落とし込んで物語にするんだと感服しました。

ラストは……そう来たかと……結局、一番怖いのはそうなのねって苦味を感じて終わりました。

0
2025年03月15日

Posted by ブクログ

今までの誉田哲也作品とはちょっと違った作風だったが、これはこれで面白かった。
またホラー小説(?)もあまり好きではないが、あまりそれを感じさせないストーリーで、さらに最後にそれも!、これも!と細かくひねったオチになるほど…と思わされた。

0
2024年11月20日

Posted by ブクログ

昔よく読んでた作者さんの小説を久々に読んだけれど、さすが、という感じ。
テンポも良く、出てくる人物のキャラもよく、さくさく読んでしまう。こういうしっかりした刑事ものはやはり好きだなと。

セリフや展開とか、ところどころで感じていたなんとなく引っかかるところが、後で回収されて、わかると気持ちいいくらいの読後感。

0
2024年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ゆったんと雪見がどっちがどっちなのか分からなくなってくる。
でもよくできたお話で面白かった。
幽霊として出てくるのが警察小説としてはあまり見た事がなかったので新しい感覚になれた。

0
2024年09月23日

Posted by ブクログ

ジェットコースターのような小説でした。

あぁ青春だなぁとホワホワした気持ちで読んでいるうちに、カタカタと高いところに持っていかれ、次の1行でガタンと落とされる。

そんな風に、スピード感があるということではなく、ゆっくりゆっくり、噛み締めるように物語を楽しませてくれていたかと思うと、急降下で一気に物語に引き込まれる、それを何度も味わえました。

そういった実験的な構造を持ちながらも物語はしっかりと誉田哲也さんクオリティ。

物語としても読書体験としてもおすすめです。

0
2024年05月13日

Posted by ブクログ

警視庁本部所属の竹脇元は、上司からイレギュラーながら高井戸署での取り調べを命じられる。
被疑者は、傷害致死容疑の週刊誌編集者中西雪実。彼女は、「声が、聞こえるんです」と、供述を始める。
一方で、モノローグ的な「私」視点で綴られるのは、過去の話の様。
「私」とは誰なのか、現代の事件とどのように関連するのか、戸惑いながら読み続けることになる。
やがて、ある頁でそれが明らかになり、思わずそれまでの頁を読み返すことになった。
著者の巧みな仕掛けとミスリードに唸らざるを得ない。
一般的な警察小説に「言霊」を組み合わせ、特異なミステリーとなっている。

0
2024年04月18日

Posted by ブクログ

過去と現在が繋がる瞬間にワクワクした。そして、想定外のストーリーが待ち受けていてどうオチがつくのかと思ったが、納得の終わり方でよかった。

0
2024年03月26日

ネタバレ 購入済み

もう、聞こえない

刑事ものと思って読み始めましたが、良い意味で期待を裏切られました。架空の物語りですが、やり取り等、それならできるかと違和感なく、現実の物語りの様に読み進みました。最後どう落とすのかと一気に読んでしまいましたが、なるほどでした。菊田の奥さんが登場していたのと、ラストまだ一緒に居れたのが嬉しかったです。続編も期待しています!

#泣ける #切ない

0
2023年11月30日

Posted by ブクログ

侵入者を殴って通報した中西雪実が、取り調べ中に「声が聞こえる」と語るところから始まり、オカルトなのか、ホラーなのかと身構えて読み進めた。
刑事物の枠に収まらず、スピリチュアルでファンタジー要素もあり、時にコメディチックな展開へ。
ダークなミステリーやどんでん返しを期待していた身としては意外な方向だったが、仕掛けられたトラップに翻弄されながら進むうちに、最後はほんわかとした不思議な読後感が残る、エンタメとして楽しめる一冊だった。

0
2025年09月10日

Posted by ブクログ

おー、そう来たかミステリー!

一人暮らしの女性の部屋で男性が殺された。
加害者は通報者でもある、この部屋に住む雪実(ゆきみ)。

雪実は取り調べで、被害男性の浜辺について「出会ったばかりでよく知らない人」と供述する。
「出会ったばかりの男性を部屋にあげますか?」――これは警察でなくとも当然の疑問。
売春を疑う刑事の問いに泣き出してしまう雪実。

話が進まないと思ったら、「女性の声が聞こえるんです」と訴えはじめる。
これは計画的な殺人なのか、それとも正当防衛か…。

加害者と警察の心理戦かと思いきや――え、ちょっと待って。どういうこと?

15年前、河川敷で少女が絞殺された事件。
犯人はまだ捕まっていない。
少女はどうして殺されなければならなかったのか。
誰に殺されたのか。
その真相を知りたくて、今も事件を追い続けるのは、少女の親友であり今は記者となった女性。

ふたつの事件がひとつにつながる――よくあるパターンと言えばそうなのだけれど、明らかになる過程が面白い。
映画というほど重々しくはないが、映像化しても十分楽しめそう。
夏休みの夜に親子でコナンくんを観るように、2時間ドラマで気軽に観たいタイプの作品。

ただ…ラストシーンだけは納得がいかず。
平和すぎて、どこか子どもっぽい。
親子で観る2時間ドラマじゃないのだから…。

そんなわけで☆3。
あくまで個人の感想です。

今年の11冊目

0
2025年08月19日

Posted by ブクログ

著者の「あなたが愛した記憶」の系統に連なる作品。
容疑者の女性は「声が聞こえる」というのだが・・。
刑事たちのキャラや会話はこの作者らしく読みやすいが、私は純粋な警察小説の姫川玲子シリーズとかの方が好み。

0
2025年08月08日

Posted by ブクログ

古本屋の婆さんに勧められて購入。

兎に角没入感が凄いから読めと言われ、読んだら確かに、、。

刑事物の犯人の過去を暴く系かと思いきや、霊的な話に変わり、ラストは怒涛のように隠れた真実が。
(普段は刑事物や霊的な作品を選ばないのに、そこ重ねて来るとか何)

リアリティのある雰囲気はそのままに、霊が言霊となり言葉で被害者を導いていく、、、

あの古本屋の婆さん、もしかして(若干失礼)

0
2025年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死者(幽霊)と容疑者が話をできるという、誉田さんの作品には珍しく非現実的な内容。でもこれは私が非現実的と勝手に思っただけで、現実的なのかもしれない。
「言葉を持った人間だけが、死後の世界に想いを馳せる」確かにそうだよなぁと思った。最後に土堂さんは、とてもよいキャラでした。

0
2025年04月23日

Posted by ブクログ

特別レビューがあったわけでもないので、あまり期待はしていなかったけど…
なんだ、普通に良い小説じゃない!
まさかこの表紙でファンタジー要素が加わるとは思わなくて、面白かった

0
2025年04月07日

Posted by ブクログ

Audibleにて聞いた。最初からとても惹かれる作品だった。言霊となった主人公。その活躍にハラハラドキドキなかなか興味深い。福沢諭吉の件はちょっと笑った。面白い作品ではあるが、少しご都合主義でもある。でもそこがいいのかな。

0
2025年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幽霊が出てくる話だった。
少し思ってたのと違ったけど生きている間のできごとも直前まで書いてあったので、登場人物の1人として扱って読むことができた。
タイトルは取り憑かれている中西美雪目線のことかと思ってたけど、最後成仏してなかったから寺田真由の方のことだと読み終えてから分かった。

0
2024年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミステリーと見せかけてオカルトかよ!となったけど、まあまあミステリー要素は残っていた。読みやすい文章でサクサク読ませるのはさすが。

以下ネタバレ感想です。
被害者であり加害者の元凶の男が、実は女性が性的対象ではなかったという、その伏線は見事。
その男が女性を性的暴行して正当防衛で殺された、というのを聞いたとき、恋人関係であったであろう養父(彼はどちらでも行けるクチ?)の「あの子がそんなことするはずない」、男本人の「本当はこんなことしたくない」、素行の悪い男に主人公?が監禁されるのに性的暴行がない、美女の同級生に告白されるのにあっさり断る…等。
なんとなくあった違和感のある描写が、あとから「なるほど」と解決しました。

0
2024年10月14日

Posted by ブクログ

姫川玲子シリーズを読んだ流れで手にとってみた。中心的な存在「ゆったん」と「雪美」が交互に登場して同じく出版社勤務、ん?同一人物ではないよね?読み返しても「ゆったん」の本名は書かれていない....そのまま読み進めて納得(笑)読解力なさにちょっと落ち込みました。

0
2024年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サスペンスでもあり、ミステリーでもあり
オカルトでもあり、ファンタジーでもあり。
まさかのなんでもあり感(笑)


意外な展開に「え?!」となった終盤
ファンタジー色が濃ゆくなった時
ちょいと熱量が下がってきたけれど
根気よく(笑)読んでみる。
あれ?
いつの間にか先が気になって仕方ない
ページを捲る指が止まらない。


タイトル≠結末 ここ気になる
そして名コンビ誕生のような、なんだか
利用されてる感じがモヤるのはわたしだけか。

0
2024年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミステリー感漂う前半から一転。
なぜか人情味のある幽霊主観の展開へ。
言葉、言霊が、重要なファクターであったので
小説として楽しめたのだと思う。
福沢諭吉先生登場のくだりは、
不要な気もはしたけれど、
言霊能力の取説時間としてスパイスみたいなものか。
総じて大変読みやすかった。

0
2024年08月25日

Posted by ブクログ

読んでいてびっくりした。
作者への勝手なイメージで、また血みどろの警察小説かと思っていたのだ。
しかし、これって、おばけの話?!

と言ってもホラーじゃない。
作者(お気づきだろうか:最近岩波書店の分類に従って作者というようにしている)の魅力である警察機構の描き方や、事件の描き方は変わらない。
だが、とある事件の被疑者に聞こえる声…って?!

少し戸惑いながらも、ハッピーエンド?な終わり方に胸を撫で下ろし、満足した。
お化けも幽霊もありがたいことに私は見たことはない。
だが、わたしにも不思議な体験はある。
ぼーっとしていたある日、交差点でぐいと誰かに引っ張られ、驚くと周りには誰もおらず、目の前を車が通過していったり。
色々あって悩んでいた時、駅のホームでぼんやり佇んでいると不意に襟元を引っ張られたりしたこともある。
いずれも希死念慮があったわけではないが、あれはなんだったのか。

だから、本作を突拍子もない、と思いつつ、警察小説とおばけを組み合わせても意外と悪くない、と感じた。
ただ、お化けの声なんて公判を維持するための証拠にはできない。
だから正当防衛で話を組んだんだな。

純粋にエンタメとして楽しめた。
急な?おばけの登場に好き嫌いはあるかもしれないけれど。

0
2024年07月26日

Posted by ブクログ

えっと、タイトルは聞こえてないけれど、ゴリゴリ聞こえているのだね。
残念ながらこっちは必死に祈っても聞こえないのね。

0
2024年03月11日

「小説」ランキング