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裏社会の人間が次々と惨殺された「ブルーマーダー事件」。その渦中で暴力団組長・皆藤が行方不明になっていた。組長の妻は、彼も巻き込まれたのではというのだが。(表題作) マンションの一室で男が合成麻薬による不審死を遂げた。近くでは、車と接触事故に遭った女性が、被害届も出さずにその場を去っていた――。(「女の敵」) ほか、姫川玲子が様々な貌を見せる全8編!
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Posted by ブクログ
表題作を含む8話の短編集(最後の2話は繋がってるので実質7話) 個人的にどれもアタリでした! 姫川が十係に配属されて初めての事件「女の敵」や、姫川が警察官になる前のお話「彼女のいたカフェ」、そして捜一に戻ってきてからの初めての事件「お裾分け」などなど ただ、最後の2話は読むのが辛くて、何度途中で読む...続きを読むのをやめようと思ったことか…子持ちには耐えられません。 が、最後まで読んでよかった! ラストシーンでテンション爆上がりです!
姫川玲子シリーズにハマッています。 長編がすきでしたが、今回の短編は凄く良かったです。 人が人を想う気持ちって尊いな、と思いました。 子供がいるので最後の「夢の中」話は映像がありありと目に浮かびました。
この回は姫川三昧に大満足です。 事件の捜査の姫川だけでなく、彼女のいたカフェで捜査ではない姫川のお話もとても良かった。さらにファンになりました。 あっという間に読んでしまって、倍ぐらいのボリュームが欲しい。
あの「刑事 姫川玲子」のシリーズで、本作は8篇の短篇が収められた一冊ということになる。 作品の“時期”の設定としては長篇の『ブルーマーダー』の事件の頃の前に相当する篇と、後に相当する篇とが混じっている。『ストロベリーナイト』で、警視庁の本庁、捜査一課の捜査員として登場した「刑事 姫川玲子」だが、『ソ...続きを読むウルケイジ』や『インビジブルレイン』で描かれた出来事の後、池袋署に異動している。本作の各篇は、その池袋署に在る時期と、本部に復帰する時期とに跨っている。 本の題になっている『インデックス』という篇も在る。が、この題を読後に視ると「ヒロインの様々な側面に目印を付して描き出した」というような、この一冊の雰囲気が伝わる気がする。 犯罪や不条理な振る舞いを憎む正義感を持ち、手段を択ばずに事件に斬り込もうとするような熱さで行動力を発揮し、他方で明かされる事実や証言を注意深く組み立てて事件の真相を推理する…そして現場のリーダーを担うということで些か気苦労も在るが、素顔はなかなかに可愛い面も在る…本作の各篇を通じて、そういう様々な面が一部に過去を回想する物語も交えながら綴られているのである。 過去にテレビドラマや映画の原案にもなっているシリーズだが、その映像作品の後に出ている各作品も面白い。この作者の作品は、“視点人物”が主人公や他の劇中人物に随時切り替わってテンポが好い綴り方をしていると思うのだが、そういう様子の故に「展開している状況の映像が頭の中に浮かび易い」という特長も在ると思う。 実は本作の後の時期に相当する物語である『ノーマンズランド』も既読だが、それでも愉しめる本作である。
やっぱりシリーズ化されてるのって面白い!! 殺人の描写とか仲間が死ぬとか内容エグいなぁって思いつつも続きが気になってついつい読んじゃう。 作者の好き嫌いはホントに個人差があるけど私は好きな作者だなって思った。
姫川シリーズ7作目は短編 ブルーマーダーの後日談もあり、短編にしては読み応えもあった。 最後の2話は前後編といった扱いで、児童虐待に関連するのだが読んでいて辛く涙が出そうになった。 そしてとうとう復活。そっちでしたか
姫川シリーズ 前作と比較するとどうしても物足りなさがあるが、安定の面白さ。 特に姫川が学生だったときの、落ちた、で吹いた。
久しぶりの姫川玲子シリーズ 面白くて一気読み さっくり短編もいいけど、終わり方が気になる作品がチラホラ
【2023年99冊目】 姫川を軸とした短編集。池袋署に配属されてから、「ブルーマーダー」事件の前後の話。語り手は玲子ではなく、第三者だったりすることもあり、毛色の違う話を楽しく読みました。心に残ってるのはやはり最後の2話。これだけ前後編のように繋がっているんですが、なんともやり切れない話でありながら...続きを読む、最後に光明がさす終わり方を迎えます。 姫川が感極まりそうになる場面ではこっちも涙ぐみそうになるし、血の通った主人公のストーリーを読めるの、楽しいなと思います。しかし、姫川の勘や発想力の良さは見習いたいものです。
姫川シリーズ第7弾。姫川がようやく本部に復帰ということで、今泉など懐かしのメンツが再び見れたことは嬉しかったです。新しい姫川班も曲者揃いで、今後の展開が楽しみです!
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誉田哲也
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