【感想・ネタバレ】武士道エイティーンのレビュー

あらすじ

宮本武蔵を心の師と仰ぐ香織と、お気楽に剣道をはじめた早苗。早苗が福岡に転校した後も良きライバルであり続ける2人も高校3年生、進路に悩む時期だ。そんななか、早苗が部活中に負傷。最後のインターハイで、決勝での対戦を目指す2人は…さて、どうなる? 早苗の姉でモデルの緑子、剣道の師匠たち、後輩の美緒…個性豊かな脇役たちのスピンアウトストーリーを挟んで綴られる青春エンターテインメント。映画化もされた、武士道シリーズ第三弾!

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Posted by ブクログ

香織と早苗の高校生活が終わる。

本書には初めて、香織と早苗以外の第3者目線で物語が書かれている。単純なスピンオフとしての話ではなく、物語を紡ぐ重要な話。これを読んで、「セブンティーン」の評価を☆5つとしました。僕にとってはそれくらい重要。

巻末には有川浩さんの解説付き。有川さんの解説も非常に面白かった。なるほどなるほど。

これで二人の高校生活が終わってしまうのかと思うと寂しさしかない。ただ、二人は歩みを止めない。武士道を歩き続けていく。今後、どのように続いていくのか、どのように交わっていくのか。期待を抱き、「ジェネレーション」を読もう。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

武士道シリーズ3弾
香織・早苗も高校3年になり、高校最後の年。
2人の決戦、そして進路のこと
2人の絆の強さは青春のキラキラしたもの以上に眩しく感じます
今作はスピンオフ的な感じで、姉の緑子・吉野先生・玄明師匠・後輩の田原の話があります。
このスピンオフがグッときました。
サブ的な登場人物にも人生があり考えがある、それが分かるとより一層、物語が深く感じられました。
今作は2人が卒業して夏までを描いています。
続編もあるようなので、楽しみ!

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

香織と早苗の高校生活の集大成はもちろんのこと、脇固めるキャラクターの話もとても充実していて、しっかり伏線も回収。
読破した後はとても気持ちいい気分になれました。

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2025年06月20日

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読まずにいられず、セブンティーンのあと、すぐ書店へ。こんな素敵な高校時代を送りたかったなあー。全ての登場人物を書き分ける力量はさすが誉田先生。緑子さん、吉野先生のお話もいいですねー。続編へGOです。

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2025年05月31日

Posted by ブクログ

何をやっても短いけれど超濃密な高校の3年間。
読み終わってしまったことが悲しい…
章ごとに一人称が入れ替わり、それぞれの視点での語り口が面白い。
最後に美緒の平正眼の秘密が明かされる。
真似をする事には長けているが単なるコピーで、独自性、オリジナリティが無い、というのは、ほとんどの人が当てはまる事。それに高2で気づくなんて、かなり自分を客観視してる。
剣道、やってみたいなぁ。

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2025年05月04日

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青春、もう少し先の将来の主人公の姿も、書いてもらえたらとは、個人的には思ったが、さわやかな主人公たちの成長含めて、とてもほほえましく読めた。

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2025年04月18日

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剣道に青春を捧げた二人の物語、ここに完結。まさに大団円!最高に面白かったです。特に香織と早苗の対決シーンはもう涙なしでは見れませんでした。これが見たかった。本当に感動的なシーンです。

その他、ずっと気になってたサブキャラクター達の掘り下げがあったのも良かったですね。特に緑子のエピソードは最高で、あまりにも内面描写が上手くてビックリしました。岡くんとの今後の関係性も含めて、これ単独で一本小説が書けそう。というか書いてください。買うので。

大団円とは書いたんですが、調べてみるとどうやら続編があるみたいなので、今年はこれを読むことを一番の楽しみにしていきたいと思います。

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2025年01月31日

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ネタバレ

武士道シリーズの3作目、主人公たちの18歳の青春を描いています。早苗のお姉ちゃんの恋バナやモデルとしての意識や姿勢。桐谷先生ならびに桐谷道場の歴史。吉野先生の過去の武勇伝まで。登場人物それぞれのスピンオフ物語も描かれていて、さらには過去にリンクしていたりもしていて、これまでの2冊と同様、ぐいぐいと引き込まれました。

特に、以下のワードが印象的でした。どこかで使ってみようかな(笑)

オバパワー
鼻ツン
お気楽不動心
コピーのごたる
武運長久を祈る

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2024年12月01日

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三年間で大きく成長した二人の物語のいよいよクライマックス。
しかも今回は脇を固める人々のスピンオフ的な話もあった。
特に緑子と吉野先生の話には感動。
この巻で終わってしまうと思うと凄く名残惜しいと思っていたらもう一冊ある事が判明。
楽しみで仕方ない。

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2024年09月08日

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香織と早苗の高校剣道に幕が閉じたが、それぞれの道に向かって進んでいく2人を純粋に応援したいと思った。香織と早苗だけでなく、周りの人たちの小話も面白い。

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2024年08月30日

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大好きな武士道シリーズ
今回も最高でした!
前作から気になってた吉野先生の過去。
緑子の恋のお話し。
田原、黒岩、香織、早苗の事
桐谷先生の過去等々 かなり盛りだくさんの内容がギューって詰まってました
過去の青春と現在の青春が入り混じり、悩んだり前向きになれたり、自分を知り成長していく姿にすごくジーンときました。次作も楽しみです。




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2024年03月18日

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ネタバレ

シリーズの中で1番好きなのがエイティーン。
香織 対 早苗、香織 対 怜那、待ち望んでいた試合が
目白押しだが、個人的なベスト試合は
インターハイ団体戦、トーナメント1回戦先鋒戦。
田原美緒 対 黒岩怜那 の一戦。
全中優勝者で強豪福岡南の絶対的エースの怜那を追い詰め
対 香織用に開発した必殺の片手引きメンを引き出した。
この一戦が香織の個人戦優勝に繋がった事は間違いない。
またエイティーンの中で1番好きなセリフは
「早苗は……磯山のこと、応援しても……よかよ」
黒岩怜那がライバル、香織との決勝戦に向かう前に
早苗に言ったこのセリフ。
そして本編の合間に挟まれるサイドストーリーは
早苗の偉大なる姉 緑子、桐谷玄明、吉野先生、田原美緒の
物語はシックスティーン、セブンティーンの伏線回収や
次のジェネレーションへのプロローグのような。
見どころしかない作品。

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2023年12月03日

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高校卒業後の早苗と香織 そして周りの人達の色々。
登場人物のこれまでの伏線回収的な生い立ち物語や考え方などがわかるとまた違った感覚で楽しめる。親近感もわき、さらに武士道ファンまっしぐら。
次の“ジェネレーション”が楽しみ。

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2023年10月15日

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それぞれの剣道を真摯に歩いている二人の少女の、高校最後の物語。
いよいよ天王山、それぞれの道であがいてきた二人が、全国という舞台で相対します。

 - すべての道は、この武士道に通じている-。

笑いながら向き合うことができるなんて、幸せな関係、ですね。

そうそう、外伝として差し込まれる手書きの章がいい味出してました。
守って、破って、離れる、いい言葉だと思います。

 - 負けは死でも、恥でもない

ただ優劣を競うだけではない、連続性のある"道"の上で人として交わっていく。
そんな事を感じさせてくれました、19歳の物語がいつか出ることを、信じています。

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2024年06月03日

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香織と早苗の対決のシーンは感動的でした。
登場人物がそれぞれ悩みを抱え、向き合い、自分なりの結論を出して進んでいく。
吉野先生のパートも感動しました。桐谷道場との結びつきは思っても見なかったです。
そして後半の、香織と早苗の2人と深く関わる美緒のパートがとても良かったと思います。なぜ不仲になったのかが分からなかったのでスッキリしました。相手を思ってと言うことがきっかけでした。
欲を言えばレナに焦点を当てた話も、もう少し読みたかったです。

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2025年04月14日

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面白かったな。セブンティーン、エイティーンと一気に読んでしまった。
本編に挟んであったサブキャラのスピンオフも良かった。いろんなとこで繋がってるのを別角度から知るのも面白い。個人的には河合サン主人公の話も読みたかったなぁ。

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2025年04月06日

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3年目にしてようやく香織先輩が好きなキャラになりました。
なんか姉やら先生の話が出てきたあたりで、もう次は読まなくていいかもなーって思ってたけど、田原の話が出てきて、ジェネレーションも読もうと決めました。
守破離の意味もわかったし、剣道はもうやりたくないから嫌いなほうだし、期待はしたくないけど武士道ジェネレーションに入ります。

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2025年03月30日

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早苗と香織のエピソードのみではなく、周囲のキャラクターのエピソードも盛り込まれ、気になっていた面が明らかとなっていった。なぜ、美緒が平正眼にこだわったのかも、なぜ、緑子が別れたのかも。三部作全て読んでみて、あっという間に読破し、寂しい気持ちもあるので、ジェネレーションも読もうと思う。

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2024年11月22日

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桐谷道場の兄の偏が泣けた、良かった。早苗の姉の緑この偏も切なくて最高だった。普段は香織と早苗のめせんだが、このエイティーンは色んな人の目線で進んで行くなかなか新鮮。しっかり短編ごとに絡まりがあって、素晴らしい連作!

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2024年10月10日

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早苗と香織以外の登場人物にのエイティーンにも焦点をあてられて、今回も読み応えあり。緑子と巧の話、電車の中で涙ぐんでしまった。青春のほろ苦さや葛藤、今味わっても十分読み応えありました☺

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2024年05月28日

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今年ベストになりそう
2人の章に加え今回は4人の章が入ってる、これが邪魔してない、そして粋な計らい、待ちに待ったインハイ、頂き、最高潮‼︎かっこよすぎかよ‼︎‼︎スタンディングオベーションよ
私の中の熱が若干冷めて行こうとしていた…
ほぅそうだったのね‼︎ポロッ
唐辛子‼︎ポロッ
尊いラスト
の作品を読んだことないから読書家さんからしたら推理小説の方が有名なんだろう、解説の有川浩氏のように飼ってると私も思ったw
言葉遣い、試合運び、揺るがない姿勢、成長全部が熱い
もし中学の時読んでたら良いも悪いも違う人生だっただろう

好きなフレーズ引用
緑子の気持ちくらい、俺、全部分かるよ
その二人が約束の地で再び相見える…俺はただ、その場所ば見たかだけたい
武運長久を祈る
早苗は…磯山のこと応援しても…よかよ
にわかに磯山さんにやられた被害者集団状態
守破離
あの唐辛子系の熱はシュワーッとくすぐったい波になって顔の方に舞い上がってきた
すべての道はこの武士道に通じている

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2024年04月24日

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ネタバレ

【自分の子供の成長をみているように、主人公達の高校最後の1年を見守れた】

有川浩が解説に書いているように、2人の主人公の性格を嫌らしくなく描ききる作者のキャラクター力はただごとではない。

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2024年03月14日

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香織と早苗、高校最後の決戦!2人の戦いや黒岩との決着等目白押し!2人以外の話、お姉ちゃんや桐谷先生、吉野先生、田原ちゃん目線の話もあるのが嬉しい。香織の成長具合にグッとくる。

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2023年08月07日

Posted by ブクログ

「誉田哲也は心に少女を飼っている」

インハイ後のストーリー、香織と早苗からの美緒への誕生日プレゼント

3部作完結までついに読み切った。
親友とも違うしライバルとも違う、心の奥で繋がってる相手なんだな、10代でそんな人と出会えるなんてすごいよね、人生で出会えるかどうかもわからないと思う。

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2023年05月31日

Posted by ブクログ

これは、「武士道シックスティーン」、「武士道セブンティーン」の続編である。

題名のとおり、香織と早苗の高校3年間の物語。
とは言っても、途中で転校があってお互いにライバルになったり、この「エイティーン」では、二人を取り巻く家族や先生の物語も織り込まれていてまったく飽きさせません。
とても面白い小説
成海璃子と北乃きいの映画は最悪でしたが、(二人が悪いわけじゃなく脚本最悪)、小説の方は、みんなに読んでもらいたいと思える本でした。

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2023年05月01日

Posted by ブクログ

2人だけの話ではなく、周りを取り巻く人たちからの視点、また過去などが散りばめられた一冊でした。
剣道をしていた人間が読むと、絶対またやりたいと思える本ですね。
久しぶりに素振りや掛かり稽古したいなぁ。

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2022年10月30日

Posted by ブクログ

高校最後の夏
香織と早苗それぞれの想いが絡んでより一層輝いてました
今回はスピンオフ的な物語が更に物語に厚みを増し増しにしておりました

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

青春は喪失の予感がするもの。ここで終わりではないにしても、ついに3年。インターハイはさすがに感慨が湧く。
数編挟むスピンオフ、これだけ紙幅を割くなら別冊でと 思うし、前2作ほど真正面から書けなかった気がする。とはいえ、くすぐったくてキラキラしている当シリーズらしくてよいのではないでしょうか。
ほぼ剣道一本で、アプローチは異なっても共通のテーマを求める2人に絞ったのは潔かった。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

中途半端な所から読んでしまった(四部作の三作目)。なので本筋に関係ない桐谷道場の話が一番面白かった。

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2025年04月18日

Posted by ブクログ

鬼のスピンオフ。
全部の伏線を回収する気かよ。
よって、2人の話は少なめ。
青春から、刑事ものの文体になってきてねーか?
あの男だけ、エピソードがないのは、まさか次の巻で…
終わり方は嫌いじゃない。

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2023年06月30日

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