あらすじ
宮本武蔵を心の師と仰ぐ香織と、お気楽に剣道をはじめた早苗。早苗が福岡に転校した後も良きライバルであり続ける2人も高校3年生、進路に悩む時期だ。そんななか、早苗が部活中に負傷。最後のインターハイで、決勝での対戦を目指す2人は…さて、どうなる? 早苗の姉でモデルの緑子、剣道の師匠たち、後輩の美緒…個性豊かな脇役たちのスピンアウトストーリーを挟んで綴られる青春エンターテインメント。映画化もされた、武士道シリーズ第三弾!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
武士道シリーズの3作目、主人公たちの18歳の青春を描いています。早苗のお姉ちゃんの恋バナやモデルとしての意識や姿勢。桐谷先生ならびに桐谷道場の歴史。吉野先生の過去の武勇伝まで。登場人物それぞれのスピンオフ物語も描かれていて、さらには過去にリンクしていたりもしていて、これまでの2冊と同様、ぐいぐいと引き込まれました。
特に、以下のワードが印象的でした。どこかで使ってみようかな(笑)
オバパワー
鼻ツン
お気楽不動心
コピーのごたる
武運長久を祈る
Posted by ブクログ
シリーズの中で1番好きなのがエイティーン。
香織 対 早苗、香織 対 怜那、待ち望んでいた試合が
目白押しだが、個人的なベスト試合は
インターハイ団体戦、トーナメント1回戦先鋒戦。
田原美緒 対 黒岩怜那 の一戦。
全中優勝者で強豪福岡南の絶対的エースの怜那を追い詰め
対 香織用に開発した必殺の片手引きメンを引き出した。
この一戦が香織の個人戦優勝に繋がった事は間違いない。
またエイティーンの中で1番好きなセリフは
「早苗は……磯山のこと、応援しても……よかよ」
黒岩怜那がライバル、香織との決勝戦に向かう前に
早苗に言ったこのセリフ。
そして本編の合間に挟まれるサイドストーリーは
早苗の偉大なる姉 緑子、桐谷玄明、吉野先生、田原美緒の
物語はシックスティーン、セブンティーンの伏線回収や
次のジェネレーションへのプロローグのような。
見どころしかない作品。