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運命の出会いと決断…「妖」エピソード0
人の血を啜り闇の世界を生きる絶世の美女・紅鈴は、絶望の中でも懸命に生きる少年と出会い…美しく凶暴なヒロインが江戸を駆け巡る。
解説・末國善己。
単行本 2022年12月 文藝春秋刊
文庫版 2025年7月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
古本屋の婆さんに勧められたシリーズ最終章。
しかも「3作目は過去の経緯だし、つまらなかった。あと、うちには無いよ」と信じがたいラッシュを喰らい、溜息を吐きながら本屋へ。
この作品は読みやすいのと時代が変わるとしっかり当時のような書き方をされているので浸れます。
婆さんの言うとおり過去の原点的な内容でした。江戸の風景が頭に浮かぶし、休憩するタイミングを失う面白さ〜 婆さん内容には触れるんじゃね〜よ〜
勝手な考察ですが、、描写や世界観の説明的な文章が少なめで、そこを対話などで補完しているから読みやすいのかも、、知らんけど。
本を売る気の無い婆さんと今年も並走しています。
Posted by ブクログ
今年も夏はホラー!第三弾
しかし前作でもそうであったが、物語を考えるとホラーかな?しかし前作でも感じた事で分類は「ダークファンタジー」だと思う。
シリーズエピソード0。自分の中では一番良かった
まず、時代背景や設定にどこか懐かしさや素朴な人間味非常に入りやすい。
ストーリーも非常にシンプルで展開も速い、「絆」の意味も伝わる、冒険活劇の要素を全般に、人ならざる者の暴力、人情、哀愁、主人公「紅鈴」の魅力、登場人物の個性、何処をみても素晴らしい。
シリーズが完結している事が残念で仕方がない。
読み進めていく途中では、「シリーズ一番最初に読んでおけば良かった」と思っていたが、読後これはこれ最後に読んで感慨深い。
Posted by ブクログ
江戸を舞台に、紅鈴と欣治の“始まり”が描かれる一冊。
シリーズを追うごとに過去へ遡る構成なので、二人の行く末を知ったうえで読める安心感がまずありました。とはいえ、出会いがあれば別れもあるわけで、それぞれに訪れる痛みには胸が詰まるものがあります。
紅鈴は圧倒的な力を持ちながら、行動の奥に悲しみが滲む存在として描かれていて印象的。完全無欠ではなく弱点もあることで、彼女の“ただ強いだけではない”魅力がより際立っていました。
今作では、生き残った人物や行方が分からないままの人物がいて、物語の先を想像したくなる余韻が残ります。シリーズ全体を思うと、紅鈴が毎回つらい思いをするのは読んでいて複雑なのですが、それでも彼女の歩みを追いたくなる魅力があるんですよね。
悲しさを抱えつつも、やっぱり続きが読みたいと思わせてくれる一冊でした。
Posted by ブクログ
『妖の華』『妖の掟』からさらに時代を遡り、紅鈴と欣治の出会いを描く物語。
父親は借金を残して消え、母親は吉原へ売られ、幼い妹を守りながら生きる欣治。 一方の紅鈴は、現代以上に人間を殺すことへの躊躇がなく、圧倒的な力で江戸の世を生きている。
そんな二人が出会い、後の長い長い関係へと繋がっていく。
『妖の掟』まで読んでいるので、欣治が闇神になることも、その二人がその後どうなるのかも知っている。 だから展開そのものよりも「どうやってあの二人になったのか」という答え合わせとして楽しんだ。
その中で一番感情移入したのは吉平。 ただ紅鈴に惚れただけなのに、なんでこんなことになっちまったかな……。
そしてシリーズ4冊を一気に読んで冷静に考えると、根っこにあるのは「不老不死の吸血鬼が人間の血を吸い、圧倒的な力で殺戮していく」という、とてもシンプルで、ある意味では幼稚ともいえる設定。
そこへ人間と妖のドラマ、エロ、グロ、警察、ヤクザ、長い年月を生きる者の孤独や愛情をこれでもかと詰め込んで、ここまでの物語にしてしまう。
やっぱり誉田哲也が好きだな、と思ってシリーズ一気読み終了。
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