あらすじ
ヨシキはヤクザから半殺しにされそうな窮地を、謎の女に助けられる。女は、妖艶な美貌でスタイル抜群のNO.1風俗嬢の紅鈴(べにすず)。彼女は人ではない、「闇神(やがみ)」と呼ばれる異形の種族だった…。同じ頃、喉を猛獣に食い千切られたような変死体が発見された。警察はその手口から3年前の組長連続殺人との関連を疑い、2つの事件を繋ぐ重要参考人・紅鈴を追う! 大人気「姫川」シリーズの原点となる衝撃作が復刊。第2回ムー伝奇ノベルス大賞優秀賞受賞作。
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永井豪の『デビルマン』や『バイオレンス・ジャック』『酒呑童子』を思い出さずにはいられないストーリーにすっかりヤられた。
紅鈴の脳内キャストはsuu_22_か橋本環奈。おれはずっとsuu_22_で読んでた。
出血量は、そこらのスプラッター映画を軽く凌牙。血みどろ。大出血サービス。
知らなくはない中野、新宿、池袋が舞台というのがこれまたリアリティを倍化させる。
ラストシーンはやや尻切れトンボな感が否めないかなぁ。
けれど、アメリカン・ニューシネマを彷彿させるこういうエンディングは嫌いじゃない。と、いうか好き。
影響受けやすいもんで本書を読書している期間はトマトジュース飲んでた。美味いうまい。わっはっは(^◇^)w
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あの姫川、ストロベリーナイトシリーズの原点ともなるって所に飛びついて購入。井岡や國奥先生も登場する。
井岡の転勤は昔からだったのかw
続編?前日譚となる『妖の掟』も読みたい
紅鈴カッコ良い!
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姫川玲子シリーズにも登場する人物
歌舞伎町セブン的な雰囲気
美女吸血鬼
誉田哲也先生のファンとしては面白くないはずがないです
全て要素が詰まっていて堪りません
しかも途中で、えっ!?そうなの展開が2回訪れました。
あら驚いた…
ミステリーというよりはバトル漫画みたいなノリで楽しんでいましたが、それだけでは終わりませんでした。
誉田哲也さんの作品沢山読ませていただきましたが忘れられない一冊になりました。
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吸血鬼として生きる切なさ、急展開なバッドエンド、ダークな世界観
自分の好きなものを詰め込んでありました。
シリーズ物みたいなのでほかも読んでみたい
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詰まってます。アイデア、人物、ストーリー。全3巻くらいに引っ張ってもよかったくらい。 おすすめします。 ちなみに、妖の掟を読んだ直後に再読した感想です。
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-闇神は死にながら、生きている-紅鈴。誉田さん!デビュー作にて誉田ワールド全開!もう何年も本棚で読まれるのを、待ってた本。頁から紅鈴の魂がガツン、ガツンと全力で解き放たれてくる圧倒的読書時間だった。所々粗削りな感じもまたグッド。姫川シリーズの井岡が大活躍で國奥先生が出てきたり誉田さんファンにはもうたまらんデビュー作品でした。これは心して、『妖の掟』も読まねば!
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妖の掟の後日談だがこちらが先に発売されたとのこと。こちらを後に読んだけど違和感なかった。妖の掟と同じく、設定が好きすぎる。
まず紅鈴が好き。彼女の闇神としてのキャラが好き。この作品では闇神であることは中盤まで隠されてたっぽいけど。闇神の目線と警察の目線で起こる殺人事件の謎を少しずつ解けていくのがとても気持ち良い。
これ読んだ後に文庫本の妖の掟の解説読んだら、妖の絆という作品が既に出てるし妖の群という作品が製作中とのことで楽しみが増えた。
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妖の絆を読んでから、こちらの本を読破。
欣治と出会う江戸時代の方が、闇神という存在はしっくりくるなという感じ。
闇神であり、強い紅鈴がヒモのヨシキに惹かれていくところが不思議
姫川シリーズの井岡刑事がこのシリーズに出ていたことに驚いた
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古本屋の婆さんに勧められた本その2
(買う前にあらすじ以上話さないでくれ)
純粋に面白かったです。ヤクザ・吸血鬼・警察とぶっ飛んだ設定ではありますが、、。
日を追う毎に相手への感情が変わりながら、最後は人間のように感情で体を突き動かし、想う気持ちが膨らみ、、
これ以上はネタバレなので一旦、血吸ってきます。
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誉田哲也のSF小説大作らしい。現代吸血鬼がどのように生きていて、どのような事件を引き起こしてしまうのか。その心境や事件の描写が細かく描かれ、読者をワクワクさせる構成となっていた。誰もが一度は考える、「もし〜だったら」を再度考えさせられた。実際に自分が吸血鬼になったら何をするか、また迫られたら吸血鬼になる選択を取るのか。物語とは別に、そのようなことを考えさせられる作品だった。続編があるらしいので、後日読むつもりだが、映画などで悪役として登場する吸血鬼の心境や行動を、小説として見ることが出来て、大変面白いと感じた。
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日本版吸血鬼の話。
3年前にある事件があり、恋人を失ってしまった紅鈴。
何故か獣のようなものに噛まれ、血を抜き取られたような死体が周りで発見される。
誰がなんのためにそんなことをしたのか?3年前の事件とは?(これは、次巻に書かれているらしい)
恋人を無くして寂しく生きている紅鈴が、ヨシキというヒモのような男性と出会うのですが、ヨシキの存在が、グロテスクな内容の話の中和剤のような感じになっていて、良かったです。
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この前読んだのは昔の時代設定だったけど、その後の現代設定で、さらに警察も絡んでだいぶテイストが違って、それがまた面白かった。
井岡とか国奥とか、ストロベリーナイトの人たちも出てきてた?
あのキンジと200年も生きて、でもキンジが亡くなってたなんてびっくり。
その3年前の話がまだ読んでない掟だったか。そっちを先に読むべきだったかな?
でも人間が闇神になって、悪用しようとするとやばいことになる典型みたいなことになって。
紅鈴はやっぱり素敵で、最後には切なくて最高でした。
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作品順じゃなくて、掟に続いて時系列で読んだ2作目。いつもそうだけど、誉田哲也さんの作品読むときには、落語のごとく頭の中に描写が映像みたいに浮かぶんだけど、このシリーズは、いつものようにしすぎると吐きそうになるくらいは描写がエグい。けど、裏切られる話の運びで、読み進めるのが止まんない
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近く続編が出るというので、慌てこの誉田哲也さんの衝撃のデビュー作を探して読んでみました
大幅な加筆修正があったとのことですが、まずデビュー作にしてシリーズ三作目という設定なのがすごい!w
まぁ作中の時系列でいうとこの物語の発端となった事件が『妖の掟』で、この度刊行されるのがさらに時をさかのぼって江戸時代の主人公を描くということです
え?誉田哲也さんが時代小説?ってことですごい楽しみなんですが、まずは本作です
伝奇小説+警察小説というスタイルなんですが、あれこれなんかどっかで見たことある組み合わせ!と思ったら自分のもう一人の大好きな作家さんである今野敏さんもデビュー当初伝奇+警察書いてました
現在の作風は全然違うけど、自分の大好きな作家さん二人にこんな共通点があったと知ってびっくり
そうか、自分、伝奇もの好きだったんか!そう言えば『ムー』定期購読してた時とかあったわ...
なんか色々思い出した
オカルト系の本とかめちゃくちゃ持ってたわ、『世界のなんちゃらかんちゃら』みたいなやつ
そうかぁ、いつの間にかそんなんにお金使わなくなったんだよなぁ、いやいつの間にかではないな、家族が出来てからやな
まぁそれはそれで別のもっと大きな幸せがあったんでなんの問題もないんだけど
そりゃ「少子高齢化」なるなぁって思いました
家族を持つ幸せを実感として持てなかったら自分のしたいことにお金使いたいと思うだろうなって
って伝奇+警察の感想が少子高齢化分かるわってどういうことだよ!
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何か帯に、「姫川玲子」シリーズの原点とか書いてあったので。
ついでに、「ストロベリーナイト」から数冊ゲット。「ストロベリーナイト」は、フォローさせて貰ってる人が、ええ評価してたんで。
これで、警察機構を学習して、「ストロベリーナイト」に繋げてんのかな。
内容は、ホラー。デビュー作でもあるんやな。
好みの感じやわ。
この作者の愛読本が、菊池秀行さん、夢枕獏さん、平井和正さんらの本みたいなんで、そら合うわ〜
太古からの種族とか、ワクワクするけど…
実際、何百年も生きたら、どんな感じなんかな?それも、血しかあかんとかしんど〜
最後は、切ない(T . T)
「ストロベリーナイト」の登場人物出てくるけど、こんな経験しとったら、な〜んも怖いもんないと思うのは私だけ?
さて、原点読んだから、本編読も!(^_^)v
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時間的には『妖の掟』のあとのお話。
欣治が死んじゃったあとに、ヨシキと出会って、幸せにな時間を過ごした紅鈴。それでもやはり、3年前のつけが回ってきて、、、という感じ。結末、まさかのバッドエンドとは!びっくりだったよ。いやーバッドなのか、どうなのか、微妙だけど、、、。
個人的には井岡刑事の登場が嬉しくてテンション上がりました。キャラクターがちょっと違っているのも、また良し。
誉田さんのデビュー作なのね。そんな昔から井岡は登場していたのね。
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妖の掟の続き
ヤクザの小野田に殺されそうになっていたヨシキを助けたのは紅鈴だった
ヨシキは欣治に良く似ていた
欣治が死んでから3年後、闇神はすべていなくなったはずだが、血を吸われた遺体が駐車場で発見される
一体誰が
衝撃のラストでした
Posted by ブクログ
妖の掟を先に読んだけど、先に読んでからの方が紅鈴の気持ちや全体の背景が解る。
グロくて、想像してはゾクゾクときてしまって、血を舐めたときの味とか想像してしまって、頸動脈がーとか、もうかなり毎度怖いよー!
最後は切なくて苦しくてはかなくて。
著者はこの前編を書くつもりでこの作品を描いてたのかと思うと凄いな〜と思った。
井岡のキャラいいな〜彼はどの作品でも、あの関西弁で登場していて欲しい。
面白かったし、中学生の息子にも勧めようかと思ったけど、もう少し成人してからのがよいかなと思うグロさかな。
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面白かったー。
ちょっとグロテスクだけど、我慢できる程度。
現代の吸血鬼、それを取り巻くヤクザと警察。フィクションとノンフィクションが合わさるとこうなるのかぁ。
ラスト、ああいうハッキリしない終わり方の作品は久しぶり。この歳だとそこから想像するのが困難。どうなったのー⁉︎
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姫川玲子シリーズの誉田哲也氏のデビュー作。主人公は最強ヒロイン。といっても、人間ではなく、400年以上生きている吸血鬼。グロいシーンが多いが、井岡刑事のおとぼけぶりが笑いを誘う。伊岡君、姫川よりも先にデビューしていたんだ。
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これがデビュー作であり、このシリーズで時系列ときては最も多く新しい時代のものとなる。
ススっと読み進めてしまいましたが、やはり、3年前が気になりました。
Posted by ブクログ
紅鈴。。。
家元、死んじゃうのかよ。ヨシキは何で東北にむかってるんだっ!?
まさかのバッドエンドで、残念な気持ちと次にどう繋がるのかと言う期待感の半々となった、最後でした。
ストーリー的には、ファンタジーで、バンパイアウーマンとハードボイルドの掛け算で、若干気持ち悪さもありつつ、誉田哲也のハードボイルドの良さは生かされる部分もあり、まぁあ、エンタメとしては有りかなと。
ただ、誉田哲也さんには、正統派のハードボイルドで行ってもらいたいなー。続編も読むけどね。
Posted by ブクログ
全てはここから始まった。。。
池袋で続く咬傷連続事件、獣牙の跡が残る遺体、謎が深まるばかりだ。あるとき、道端でヤクザに半殺しにされていた彼を救ってしまう。なぜ関わってしまったのか?
2人でいた時間が長過ぎたのかもしれない。あの夜のことを忘れることはない。決して………。
掟に叛き、生き続けた。
最後の生き残りとしての使命を全うするのか。
Posted by ブクログ
「妖の絆(未読)」から、シリーズなのだと分かり、その上誉田哲也氏のデビュー作とも知って購入。まだ順番が分かっていないけど、こちらが最初なのは間違いないので。
ミステリーだけど、ホラーでもあり、少々ファンタジー?で、時代小説も含む、みたいな。
斬新な構成で、盛りだくさんな印象。
のちの姫川玲子シリーズに繋がる方も。
Posted by ブクログ
なんの前知識もなしに、警察小説だと思い読み始めたけど、「ん…?」闇神、吸血鬼とかってホラーやん。でも読み進めていくうちに、現実にはありえない話なのに、そんな事すら気にならなくなるくらい警察小説とホラー小説が上手い具合に融け合ってたので、のめり込んで一気読みでした。
Posted by ブクログ
本書が誉田作品の原点との触れ込みで読んでみたが、これまで読んできたものと一線を画するように感じた。
それは著者の円熟さにもよるのかもしれないが、民俗学的な要素もありまた、超人願望のようなものも感じられた。
Posted by ブクログ
「姫川」シリーズの原点という触れ込みで読んだ作品でしたが、予想とは大きく異なっておりビックリ。ミステリーではなく、スプラッターホラー的な作品でした。「姫川」シリーズで井岡さんに会ったら、ちょっと今までとは違った印象で、読んでしまいそうです。