誉田哲也のレビュー一覧
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【2026年90冊目】
新宿管内で発見された身元不明の死体からは子宮が抜き取られていた――捜査開始から2ヶ月経った今もなお、身元は不明のまま捜査は難航を極めていた。一方、「歌舞伎町セブン」の一人、陣内のもとにNWOの一員である土屋から依頼が舞い込んできて――ジウサーガシリーズ待望の第10弾!
なんというか、大丈夫ですか、作者さん消されませんかね?と心配になるほど切り込んだ一作。いや、フィクションですと言ってしまえばそうなのかもしれませんけど、あまりにも現実を反映しすぎていて、「こ、ここまで書いちゃって大丈夫なの?!」と思ってしまいました。
気になる続きは、次に刊行予定の11作目に持ち越され -
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ネタバレ読んでいて何度も目を背けたくなるほどグロテスク。鮮明に想像しながら読むのはおすすめしません。
「人間はここまで他者を踏みにじれるのか」という恐ろしさが強く印象に残った。読み進めるのが苦しくなる場面も多かったが、それでも先が気になって最後まで一気に読んでしまった。
物語の終盤では事件の真相が明らかになったが三郎と聖子のその後については詳しく描かれておらず、「結局この二人はどうなったのだろう」と少し物足りなさも感じた。苦しみ続けてきた二人だからこそ、幸せになった姿や穏やかな日常を見届けたかったという気持ちがあるが、あえてその後を描かなかったことにも意味があるのだろう。事件が終わったからといって、 -
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ネタバレ姫川シリーズ第6弾
これまで私は菊田の良さがいまいちわからんと言っていたのですが、今回の菊田はかっこよかった…!
寝ずに3日も張り込みができるなんて、シリーズ6作目にして初出し情報では?!
菊田お前良い男やん…と気づいた今作ですが、既婚者に
姫川がまた誰かを好きになることはあるのでしょうか
ブルーマーダーの手口は凄まじく惨いもので、被害者の接点もなかなか見えてこず、とんだサイコパスかと思いきや、動機が明らかになりはじめるとダークヒーローのような魅力を感じます。
最期が胃がんだなんて切なすぎます。
解説のキャスティングがはまっていておもしろかったです。
ただ、木野に関しては、町田啓太をキャ -
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誉田哲也『ジウ X《ジウ》サーガ10』中公文庫。
ジウ・サーガの第10作。
今回は政治色が強く、そんな中で『新世界秩序』の暗躍と『歌舞伎町セブン』に迫る危機が描かれる。
余りにも感情が感じられない猟奇的殺人の描写は非常にグロい。
突っ込みどころはある。2ヶ月もの間身元不明だった女性の惨殺死体の身元がある人によりあっさり判明してしまうという不可思議。一般人は拉致されて直ぐに殺害されるのに『歌舞伎町セブン』のジロウは激しい拷問を受けるが殺されないというのも腑に落ちない。『新世界秩序』と『歌舞伎町セブン』では組織の規模が釣り合わないと思うのだが、『新世界秩序』側が苦戦するという不可思議。
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首なし死体をきっかけに、警察・カルト教団・町工場で働く若者の視点が交差していく長編。物語が動き出す瞬間の“来たな”という感じが心地よかったです。
誉田哲也さんが新興宗教を扱うと、こういう独特の緊張感になるんだよな…という“らしさ”がしっかりあって、安心して読めました。夢に破れて挫折気味だった若者が、立ち直るきっかけをつかみかけた頃に出会った女性をきっかけに、思いもよらない出来事へ巻き込まれていく流れもおなじみで、読んでいて自然と気持ちが乗っていく。
複数の視点が同時進行で進み、最後に一本の線にまとまっていく構成も好みでした。「ここから本格的に動くな」という瞬間からは、先が気になって読むペー -
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目黒川女性遺体遺棄事件。視点が変わるごとに真相が二転三転していく。暗躍する中国のスパイ。帰化した中国人が”日本人“として仕掛ける企み。そして彼らに取り込まれた日本人協力者は警察内部にも…。
面白かった!
章が変わるごとに事件の様相が変化していくのがたまらない。特に竹本刑事が母子手帳を見つけたあたりからの展開からグイグイと惹きつけられた。
スパイの暗躍と、社会への浸透度に背筋が寒くなる。これは決して妄想でも大袈裟でもなく、実際はもっと恐ろしいことになっているかも。
ラストのハニー・トラップを仕掛けた女性の章は哀しかった。「そういう国に、女として生まれついてしまったのが運の尽き。諦めるしかない