あらすじ
百人を超える死者を出した列車事故。原因は、踏切内に進入した飲酒運転の車だった。危険運転致死傷罪はまだなく、運転していた男の刑期はたったの五年。目の前で死んでいった顔見知りの女子高生、失った自分の右腕。元駅員は復讐を心に誓うが……(表題作)。ほか、警視庁捜査一課刑事・姫川玲子の魅力が横溢する7編を収録。警察小説No.1ヒットシリーズ第3弾!
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Posted by 読むコレ
姫川玲子シリーズ第3弾(短編集)
*東京
6年前、玲子が巡査の時の事件。
*過ぎた正義
*右では殴らない
劇症肝炎で突然死した男から違法薬物が検出され
*シンメトリー
半分に轢断された死体が発見された。
*左から見た場合
*悪しき実
*手紙
5年前、玲子が巡査部長の時の事件。
Posted by ブクログ
2025.12.06
姫川玲子シリーズの短編集。
男はこういう女性大好きなはず。その心をとらえながら、警察小説の良さも満載されているのがこのシリーズの人気の秘訣。竹内さんは残念なことになったので、2025年の今、もう一度映像化してほしい。女優さんは可愛さよりも芯の強さを表現できる女性でお願いしたいところ。
Posted by ブクログ
<姫川玲子>シリーズの短編集。表題作を含め7編からなる。その中にはTVシリーズでドラマ化されたものもある。TVドラマでは尺の関係もあってか、原作にないエピソードや描写があった。原作の方が簡潔でいいと思った。それから目次に注目。表題作を真ん中に左右対称に配置されている。文字数もほぼ合わせてある。「遊び」として面白い。
それから姫川玲子のイメージは、やはり竹内結子さんだな。身長は170㎝もないけど。作者がモデルにしたのは、松嶋菜々子さんらしい。
Posted by ブクログ
2008年初版。短編集、読みやすかったです。映像作品から入ってますので、姫川玲子は竹内結子さんのイメージが強いです。短編ですが内容は濃いです。楽しめました。
Posted by ブクログ
テンポよく読みやすかった
短編ですが人間模様や心情が深く伝わってくる
ただ、この話が続くのかなーと思ってたらつぎの事件になってたのがモヤモヤしました
姫川さんのうまい立ち回りと考察力が読んでいて心地良い
Posted by ブクログ
シリーズ初の短篇集。
読みやすくて意外性もあって面白かった。
長篇に慣れているせいか若干物足りない気もするけど、人間描写が秀逸なので満足。
どの犯人も嫌いじゃないんだよねえ。
『過ぎた正義』では犯人側に肩入れしたくなるし。
でも『右では殴らない』は逆。
あそこまで締め上げた玲子に拍手を送りたいぐらいだった。
Posted by ブクログ
短編集。
長編の方が犯人の感情だったり、物語の伏線が沢山ちりばめられていて面白かった。
東京
姫川が品川署にいた時の出来事。
利充は殉職かと思ったけど病気で亡くなったのね。タバコを買いに行かなくていいみたいなところで察したけど物語そのものが短めなのですぐ病気だということが分かる。余命1年で2年生きたとちうところが好き。
・小暮利充
品川署強行犯捜査係巡査部長刑事。
・小暮景子
利充の妻。
・秋葉伸由
品川署強行犯捜査係巡査長。
・栗原知世
15歳。水着のまま転落。
・水谷彰子
少年係主任。
・大柴
強行犯係長。
・池田
鑑識係長。
・中村義男
強行犯係主任。
・市村、吉井
強行犯係の刑事。
・内海
刑事課鑑識係巡査部長。
・多田美代子
虐められていた。
・篠和恵
木下のことが好き。
・今井多恵
・西本亜紀
・木下圭介
多田のことが好き。
過ぎた正義
吾妻と大場の死と倉田の息子の犯罪。
若さや詐病で刑を免れたもの達。
倉田の気持ちをおもうと複雑。吾妻や大場の事件に携わり被害者の気持ちを理解しながら自分の息子が彼らと似た犯罪を起こし、さらにはその被害者の父が復讐として自分の妻を殺してしまうという。
姫川がいるから倉田は息子を殺さないとおもう。
・倉田修司
警部補。
・吾妻照夫
3人の高校生を誘拐監禁殺人。
・大場武志
4人の女子中学生を強姦し、うち2人を殺害。
・春山弘和
巡査部長。
右では殴らない
右では殴らないのタイトルは怒った姫川が壁を殴り恐らく骨をやってしまったからなのか。
・綱島信彦
29歳。
・三沢光浩
35歳。
・北原萌子
杉並署生活安全課の若い女性巡査。
・下坂勇一郎
49歳。専業主婦の妻明子と17歳の高校生の娘美樹がいる。
・宇田川浩一
美樹に薬を渡した。
シンメトリー
列車事故の原因となった男への復讐。
シンメトリーが解決のための糸口に。
・小川小春
定期を落とした女子高生。
・横山友紀
電車の事故で死亡。
・米田靖史
飲酒運転によって電車の事故を起こす。
・徳山和考
左だけ見た場合
指紋が残されていなかったなぞ。超能力を信じない姫川だけに不思議なラスト。
・渡辺繁
吉原秀一の電話帳に登録されていた。
・青木伸介
渡辺同様吉原の電話帳に登録されていた。
・田山敦志
吉原の隣人。
・相良康江
高島平署刑事組織犯罪対策課強行犯捜査係員。
悪しき実
岸谷が自殺したあとに寄り添っていた春川を思うと切ない。
・春川美津代
110番通報をして消えた女。
・岩倉孝信
白楼会の若頭。
・中谷優子
会社社長。
・木村純一
シャブの密輸。
・岸谷清次
手紙
明らかに武田が怪しかった。
殺された杉本のいじめが怖すぎて武田が可哀想。
・杉本香苗
42歳。ワダ電設で働く。
・高野真弓
34歳。盗犯係員。
・伊藤静江
41歳。事務員。
・中村知子
35歳。事務員。
・武田由貴
28歳。事務員。
・田口俊一
香苗に携帯を渡された男。
・斉藤雅治
ワダ電設の社員。
Posted by ブクログ
姫川シリーズ1作目から読み進めてきて、あんまり自分にはこの作家さんは合わないなと思ったけれど、この短編集は良かった。主人公の恋愛とか余計な要素省いてるのが気持ちよく読める。
解説は相変わらず軽い文体でナナメ読みすらする気にならない文章で辟易するが。
Posted by ブクログ
本のタイトルにもなっている「シンメトリー」、原作だとどんな感じだろうと、この本手に取りましたが、短編集と気付き少し拍子抜け。
でも、これはこれで面白かったです。
サクサクと読めて、すぐ読み終わりました。
右では殴らない、の姫川と女子高生の取調室でのやり取りは笑ってしまいました。
Posted by ブクログ
右では殴らない、の姫、かっこよかったー!相手を冷静に観察してる時の心の声が好き。ただ短編より長編の方が私は好き。次はインビシブルレイン楽しみ。
Posted by ブクログ
昔子供ながらに観ていたドラマ版がとても面白かったので、今回手に取りました。
短編集で読みやすかったですが、どの話もとても読み応えがありました。
Posted by ブクログ
『ソウル』に続き、誉田作品六作目。シリーズ第三弾。短編集。短篇って基本的に嫌いなのであまり読まないのですが、これは良かったですね(^^) 玲子が今までどんな事件に出会い、どう思ってきたのか——より深く彼女を知ることが出来て、ますます好きになりました!シリーズものにはこういう短編集が必要なんだなぁと初めて感じた、そんな作品。
Posted by ブクログ
ソウルケイジとは異なり短編集のようなストーリーで、一つ一つの話は繋がってはいませんでした。それでも十分に楽しめる内容でした。
Audiobookを利用しました。
Posted by ブクログ
姫川シリーズの短編集。
「シンメトリー」で最後に少しだけ出てきて犯人を言い当てる姫川がクール。
前に文庫を読んでいたが、今回audiobookで聞いた。声優さんがいいです。
Posted by ブクログ
短編ということで、姫川の勘が鋭すぎて私には理解不能なところがあり、何で犯人ってわかったの〜となった。特にシンメトリー。「昨夜その腕を向けられたときに、確信しました」ってどういう意味??何で分かったの??◇「悪しき実」と「手紙」がお気に入り。次は長編みたいなので楽しみ〜
Posted by ブクログ
私は女子高生との話
ドラマを見てしまったので、私の中では情景が具体的すぎるけど、人間と社会との関わりのくだりが、わかりやすい。
自分はこの女子高生の頃はもっと幼くて、親がただひたすら怖かったけど、今の時代は思う以上に早熟だから、教育もそれを見越して変化していかなければ。先生や親が思うほど子供の世界は小さくないけど、一方向に歪なんだろうなあ。
いろいろ興味深くて面白かった。
Posted by ブクログ
ストロベリーナイトの流れから久しぶりに短編小説。長ければ長いほど好きな自分からすると短編小説っちゅうのはなんともあっさりしてて感情移入も難しく、少し躊躇する部分があるんだけどもこれはどの話しもうまいことまとまってて面白かった。さすがです。
姫川がもう竹内結子さんでしかない。そんでもって女子高生にそこまで言わんでもと思ってしまった。笑
Posted by ブクログ
内容濃い短編集。
解説読んで目次を見返して驚き。全く気がつかなかったです。
『過ぎた正義』はドラマの印象が強くて、ここで終わるのかと驚きました。
『右では殴らない』が良かったです。取調室でのやり取りも圧巻。姫川がかっこいい。そしてオチが最高でした。
Posted by ブクログ
7編から成る短編集
ほとんどがドラマ化されており、以前観た内容であったがそれでも細部を忘れていたので充分楽しめる内容であった。7編それぞれ、玲子の様々な顔がみられる作品。
玲子が援交していても悪ぶれない女子高生を追い詰める『右では殴らない』と元警官が息子が犯した罪に苦しむ『過ぎた正義』が好み。
『手紙』の若き日の玲子は手柄が欲しくてかかり気味であり、嫌な部分が出ていた。本来、被害者のPCは玲子が調べる前にもっと念入りに調べるのではないだろうか、とも思った。
Posted by ブクログ
姫川玲子の短編集。読み易いが私は長編の方がいいかなー。でも若い頃の玲子ちゃんや、まわりの人たちとの出会いとか、いろんなエピソードがあって良かった。
東京 過ぎた正義 右では殴らない シンメトリー 左だけ見た場合 悪しき実 手紙
Posted by ブクログ
姫川玲子シリーズ3作目にして、初めての短編集。
姫川玲子の過去の物語があったりと、それぞれが独立したストーリーとなっています。
サクサク読めました。
Posted by ブクログ
表題作も良いが『右では殴らない』が一番のお気に入り。賢いお小遣い稼ぎ感覚で売春し、自分がばら撒いたクスリで死人を出しても何の責任も感じない少女に喝を入れる姫川が好き。グロさがないので本書から読み始めるのもアリだと思う。『過ぎた正義』は中途半端な終わり方だが、倉田はまた出てくるんだったか。『左だけ見た場合』は青春時代をガラケーと共に過ごした年代にはすぐピンと来るかも。悪くはないが別に姫川が主人公でなくてもいい事件ばかりなので、やはり姫川シリーズは長編の読み応えがある。
Posted by ブクログ
姫川玲子の過去の事件の短編集かな?調度仕事が忙しくあまり本を読めてないので短編でちょうどよかったかも。一つ一つの話もそれなりに満足感あり楽しめました⭐︎なんだかこのシリーズの本続けて読んでたら自分が姫川玲子の部下になったような気分になってきた笑。
Posted by ブクログ
短編集なので読みやすく、一気に読破出来た。
ドラマが好きで何回も観てたので、全てがネタバレだったけど楽しめた。
特にすきなのは、悪しき実。
ドラマで観たシキミ地蔵の場面、思い出して泣けた。
Posted by ブクログ
安定でした。短編なだけにひとつひとつサクッと読めます。
でもやっぱり長編にはかなわないかなあー、、
あっさり過ぎたけど、終わり方が妙に心残りする感じが誉田さんの上手い所だなあと思わせられました。