誉田哲也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちょっとヘタレな中学生が世界でいちばん長い写真を撮ることで成長していく物語。
ひょんなことからパノラマカメラを使うことができた主人公はその魅力に取り憑かれていく。そのカメラの作者との出会いが、ヘタレの主人公をカッコいい少年へと変えるきっかけとなる。
パノラマカメラを使って、皆が楽しみ、笑顔になるきっかけを作って全校生徒をまとめる役になることで、自信を持ち、絆を作り、周囲からも認められる存在になっていく。
破茶滅茶な従姉妹も要所要所で主人公の少年を助けてくれ、同級生で少年のことを鼓舞する少女、憧れのマドンナとの触れ合いなど青春の要素てんこ盛り。
サクッと読めて、面白かった。 -
購入済み
面白かったです!
誉田哲也さんの作品はかなり読んでいますが、
ジウ、歌舞伎町セブンはかなり前に読んでちょっと忘れてるかも。。今回ルージュ、ノアール、ハング、歌舞伎町ダムドと続けて読んでみましたが、ページをめくるのが止まらない。わからなかった所が色々わかったり、あーそう繋がるのかーとか発見もたくさん。陣さんが個人的には好きです。東さんもいいですが。
ジウの生まれ変わり?みたいなとんでもないやつ、ダムドがでて来ましたが、セブンにかかれば敵ではないですね。「ジウを騙るな」本当おっしゃる通り!ミサキもカッコいい!
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ネタバレ 購入済み
僕、彼、奴
僕、彼、奴が読み返してやっと分かりました(^-^;
僕と彼については、ずっと勘違いしてたようです。
ドラマとは少し内容が違うんですね。
エロとコロシの話に関しては小説版は過激ですね。
恋心も小説版は分かりやすくて面白いです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ長~い写真が撮れるというちょっと一風変わったカメラを手にした中学3年生が学校生活の思い出にと全校生徒を巻き込んで、素敵な思い出を残そうと挑む青春小説です。
最終的にはカメラの製作者と一緒に「世界一の長い写真」というギネス記録にも挑みます。
360度(つまり自分の周りを1周)撮影できるカメラが登場し、さらには製作者の松本さんはこのカメラをさらに改造して何十メートル・何百メートルの写真を撮影できるカメラまでを作ってしまいます。
ただ、そこでふと気づく。「そんなカメラを作ったものの、果たして何を撮ればいいのか?」と。
松本さんが初期に製作した「360度カメラ」で撮影を重ね、満足のいく1枚を撮ってし -
Posted by ブクログ
五十嵐貴久、今野敏、誉田哲也、三羽省吾『警官の目』双葉文庫。
シリーズ第2弾。前作も粒揃いの傑作だっただけに期待が高まる。4人の警察小説の名手による4編収録の警察小説アンソロジー。本作もまた、個性あふれる傑作警察小説が収録されており、非常に面白かった。
今野敏『消えたホトケ』。萩尾警部補が死体消失トリックを解き明かす。短編の中に警察小説の面白さを凝縮した小気味の良い作品。
五十嵐貴久『汚名』。警官殺しの汚名を着せられ、退職した元刑事の父親が亡くなり、その息子が父親の汚名を晴らす。父親と息子の確執と父親が胸に秘めていた秘密。なかなか読ませる。
三羽省吾『シェパード』。初読み作家。アクロバ