誉田哲也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレハードボイルドですね!誰も救われてなくねぇかこれ?
特に一番気の毒なのは園美さんと娘さんだと思います。佐島がハニトラに引っかからなければいつまでも幸せに暮らしましたとさ、となっただろうに。そしたら物語は始まらないのだが。
そして佐島は処罰されるのだろうが、執行猶予はつくのだろうか。まぁ永久に公安にマークされるんだろうな。自業自得。
全体的に思想が強く見えるような作品だった、何せ陰謀論と親和性が高そうな話だ。無条件に信じると現実社会を生きる時に差し障りが出そうなほど。だからこそ、ハードボイルドな雰囲気が強く出るのだが。まぁ現代日本でスパイ物やろうと思えばこうなるよな。
話自体は短編集のように見 -
Posted by ブクログ
ネタバレ姫川玲子シリーズの10作目。
第1作の映画化もされた『ストロベリーナイト』の刊行が2006年だから、単行本は2003年の刊行であるが、もう20年も続いているのは改めて凄いなと思う。
単に犯罪捜査をトリックも含め描くだけではなく、伏線も回収しつつ、姫川を初めてと捜査する側の人物の感情や犯罪者や被害者の心理描写を丁寧に描くところが飽きさせない人気シリーズにしているのだろう。
本作では姫川の部下であるが先輩刑事の魚住久江が新たに登場する(魚住は、同じ作者の『ドルチェ』等に主役として登場しているのだが、あまり記憶に残っていない)。
忘れられない過去とトラウマによって、元上司の今泉をして危険な存在 -
Posted by ブクログ
誉田哲也『マリスアングル』光文社文庫。
姫川玲子シリーズの第10作。
警視庁捜査一課第十一係の主任である姫川玲子の元に『ドルチェ』『ドンナ ビアンカ』で主役を務めたベテラン刑事の魚住久江が配属されるという新たな展開を見せる。
久し振りに姫川玲子シリーズを読んでみると、登場人物の会話の後に挿し込まれる登場人物の独白が生々しく、ストーリーに臨場感を与えていることに気付かされる。
今泉警視からの強い要望で45歳の魚住久江は断り続けていた捜査一課への異動を承諾し、たまに壊れてしまう35歳の姫川玲子の精神的なサポートを任される。
そんな中、廃屋となった民家で男性の死体が発見される。奇妙なこと -
Posted by ブクログ
誉田哲也『ジウ』シリーズ。
ひさしぶりの誉田哲也。
ひさしぶりの『ジウ』シリーズ。
生きている状態で子宮が取り出された身元不明の女性の変死体が発見された。東警部補らが捜査にあたるが、2ヶ月たっても手がかりはつかめかなかった。あらたに男女の身元不明の遺体が…
陣内の店『epo』には、フリーライター・土屋が現れ、『歌舞伎町セブン』に仕事を依頼する…
ひさしぶりの『歌舞伎町セブン』。
ジンもミサキもやっぱりハンパない。
『NWO』の『CAT』のメンバーもハンパないと思ってたが、あっという間に。
ジロウは大丈夫か…
『歌舞伎町セブン』と『NWO』、再び。
どうなっていくのか…
『NWO』の中もご -
Posted by ブクログ
第一章
「じゃあ、いくよ。今日のことは……いや、今までのことは全部、忘れろ。全部忘れて、お前は新しい人生を生きるんだ」
1. 姫川玲子は東京都監察医務院近くの日本蕎麦屋で、監察医の國奥定之助と昼食を共にしていた。
2. 遺体発見現場は都立水元公園のすぐ近くだと分かった。
幸い自分の班、捜査一課十係姫川班の部下とはうまくいっている。それは玲子を捜査一課に引っ張った直属の上司、今泉十係長警部の采配によるところも大きい。
日下守。十係の、もう一人の主任警部補。この世で二番目に嫌いな男。
勝俣健作。五係主任警部補。勝俣班は俗に「一課内公安」と呼ばれる情報戦のプロ集団だ。
玲子の部下、湯田巡査が