誉田哲也のレビュー一覧

  • 首木の民

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    ネタバレ

    面白かった。
    政治的なメッセージ性が高かったが、語り口が面白い。
    「○○さんって、あんまり汗かかないんですね」
    「え?そんな事無いですよ」
    そう思ったから言ったんだが、まぁいい

    って下りが1番面白かった。何この文、どうやったら、このテーマの本に差し込めるんだよ。

    内容は財務心理教を元にしたほっこりポリスメンモト物語だった。財務心理教はあんまり無いようを理解、咀嚼できなかったが、この本ではわかりやす説明してた。

    経済の事は私にはわからないが、ここ35年の不景気に原因があるのなら、財務省もその一つなのかも知れない。

    親父が昔から「財布の紐を握ってるやつが1番強い」って言ってたのは正しいんだ

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    2025年10月29日
  • マリスアングル

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    姫川玲子シリーズ第11作。
    ついに姫川班に魚住が加わり、拉致監禁と殺人事件に挑む。今回は二人の視点からも描かれていて、それぞれが互いを補い合いながら事件の核心へ迫っていく姿が印象的だが、魚住の全てを包み込むような母性?がさらに凄いと感じた。これからの二人の活躍がますます楽しみ。

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    2025年10月26日
  • イノセンス

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    あまり売れていないシンガーソングライター
    モデルもやるし女優も
    それでも作曲作詞それもギターを
    奏でるのが一番
    レコードを創るのになかなかしっくり
    こなくて
    数年前に人気ロックバンドの天才ギタリストの楽曲に魅了され
    山形の田舎で保護犬と暮らす彼を
    見つけ
    ギターを全く触れなくなっていた
    彼に自分の楽曲を聞いてもらって
    音楽へのヒントをもらう
    サードアルバムが売り出され
    彼の昔のバンド仲間や田舎の大家
    田舎のバーの店主などが絡んで
    人間いろんな人がいるし楽しいと
    思わせてくれる
    爽やかな作品

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    2025年10月25日
  • フェイクフィクション

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    主役のキックボクサーの潤平がいい奴で良かった。新興宗教ものは興味のあるジャンルなのは自分もすがりたくなる潜在意識があるからなのだろうか?物語は展開もスピード感があって刑事物の要素もあり盛りだくさん。伏線もたくさん散りばめられていてとても好みの小説だった。

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    2025年10月25日
  • ノーマンズランド

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    人の出来る事に限界を感じても、その先の行動へ自分自身で移せるのか、年月、諦めなどで心が腐ってしまうだろう。声が届く範囲ではなく、声を届ける難しさは、本当に考えさせられる。悲痛な叫びほど、完全には届かない。そんな現実に嫌気が差す。

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    2025年10月24日
  • 妖(あやかし)の華

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    妖の絆を読んでから、こちらの本を読破。
    欣治と出会う江戸時代の方が、闇神という存在はしっくりくるなという感じ。
    闇神であり、強い紅鈴がヒモのヨシキに惹かれていくところが不思議
    姫川シリーズの井岡刑事がこのシリーズに出ていたことに驚いた

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    2025年10月24日
  • プラージュ

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    ネタバレ

    前にドラマを見たことがあって、今回原作を読んでみました。ドラマを見たのは大分前なので記憶は定かではないけど、ラストは違ったような‥「マジかぁ」てなった。とても面白かった。
    現実とは、光と同等の闇であり、死に囲まれた偶然の生であり、残酷なまでに一方的な時間の流れだ。
    人を思うということは、むしろ相手にあたえるということさ。
    本当に怖いのは、静寂をなくすことだ。孤独を選ぶ自由すら奪われることだ。

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    2025年10月23日
  • もう、聞こえない

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    ホラー×ミステリーかと思いきや、SF要素が意外と強かった。そして、読みやすい。人は死んだらどこに行くのか、 死ぬとは、地獄とは何か。終わりはどこか。展開を追いながらそんなことも考えさせられました。
    そして、この誉田さんが武士道シックスティーンの作者さんだったなんて!中学校の時に読んだ!懐かしい〜。めっちゃ面白くて夢中で読んだ記憶がある。この話も、割とシリアスなないようなのに、何故か人の温かみが感じられる不思議な作品でした。

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    2025年10月19日
  • ストロベリーナイト

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    誉田さんの作品は相変わらずグロいなぁー。
    流石に殺人の場面など、一部飛ばしてしまったが
    ストリーは面白い。
    特に姫川とガンテツとの駆け引き、井岡のキャラなどドラマ化になったのも納得。
    誉田さんも解説にある様に自分の小説に出てくるキャラは全て実際の役者さんをキャスティングしてるという事で尚更、映像化されやすいのでしょう。

    既にドラマを見ているのでやっぱり姫川は竹内結子さん。でももう本人主演の次回作が作れないのは本当に残念。
    ただガンテツは武田鉄矢ではないですね。

    ドラマで活躍した菊田は今回、目立っていないが次回以降は期待したい。

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    2025年10月18日
  • 首木の民

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    高石早苗がオールドメディアの予想を裏切って、自民党総裁に選出された。
    自民、立憲は財務省の言いなりで財政規律を重んじるが参政党や国民民主、れいわの言い分だと国債発行で経済を立て直すべきだと言う。いわゆるリフレの方がどうも正しいらしいことはこの本からも分かる。高石早苗は自民党には珍しく財務省の言いなりにならない人物で安倍晋三の考え方に近い。
    国政選挙で国民がバツをつけたかったのは自民党ではなく、財務省の肩を持つ政党だったのではないか。

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    2025年10月15日
  • 武士道ジェネレーション

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    シリーズ4弾
    青春時代を駆け抜けていった前作までとは違い、香織も早苗も大人に。
    桐谷道場の閉鎖問題や早苗の結婚、道場の門下生の話し、そして留学で日本にやってきたジェフの登場。
    すべてが上手く繋がって、なんか爽やかな終わり方でした。
    16歳の彼女たちの成長を見てきた本シリーズ、なんか終わってしまうのが寂しい…続編ができたらなぁと思いました

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    2025年10月13日
  • 暗黒戦鬼グランダイヴァー

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    近未来の日本。
    不法滞在の外国人が蔓延る東京が舞台。
    そういう外国人を「異人」って言っちゃうところは、何だか違和感しかないけど、機動制圧隊の辰矛が主人公ってだけで、何だか「ジウ」の流れを汲んでるようで、序盤からワクワクしてしまった。
    ある現場で一緒にチームを組んでいた仲間を失い、失意のどん底にいた辰矛はフロントと呼ばれる、闇組織の仲間入りをする。
    フロントも警察と同じく、日本人に危害を加える「異人」を排除する為に動いていた。
    警察組織の罠により、フロントのメンバーも失ってしまう。
    特にグランダイバーだった西村も死んでしまったのは、ショック。
    2代目として、辰矛が本格的にグランダイバーを継ぐとな

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    2025年10月07日
  • イノセンス

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    音楽制作に苦しんでいた、モデルもこなす女性が
    SNSで1人のミュージシャンを目にして、会ってみたいというところから話は始まる。
    そのミュージシャンの意外な状況から、話は急展開。
    何だかほのぼのしていて、読んでて心が和んだ。

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    2025年10月04日
  • 首木の民

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    評価が難しい。面白かったし、それ以上に経済の勉強になるところはすごいと思う反面、事件の真相みたいなところはもっとピリッとしたところがあってほしいと思ったり。

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    2025年10月04日
  • ドルチェ

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    元捜査一課で、現在は練馬署強行犯に所属する魚住久江が主人公として活躍する短編集。
    姫川玲子シリーズと比べるとグロさはあまり無いがその分、現実に近い緊張感や人間模様がより鮮やかに描かれている。
    もし彼女が姫川班に加わったら、どのような化学反応が生まれるのか──今後の展開がますます楽しみだ。

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    2025年10月03日
  • 感染遊戯

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    今回の主人公は、姫川ではなく宿敵と言えるガンテツでした。
    いつもと違いハードボイルドなストーリーで、これはこれで良かったです。
    人間関係が複雑に絡み合っていて、それらが最後にどこに向かうのかは、読んでのお楽しみ。

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    2025年10月02日
  • ストロベリーナイト

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    癖のある登場人物に人間味のある主人公、悲惨な生い立ちの犯人、惨たらしい事件、色々な要素がうまく詰め込んであり楽しめた。嫌なやつだと感じた勝俣が最後の方に言った真っ直ぐなセリフが結構刺さったし、それによって魅力的なキャラに思えてきた。続編もあるのでいつか手を出すと思う。

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    2025年10月01日
  • 首木の民

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    捜査のくだりは本当にご都合主義だらけだが、現実の操作も意外にこんな感じで、やることやった刑事にはご褒美のように道筋ができるのだろうか。
    いや、もちろん、警察署の中のやりとりがこんな風に読めるのもあんまりないように思うので、面白いんだけど。
    メインはやはり財務省の職員だった久和が誤認逮捕され、取り調べにあたる佐久間とのやりとりにある。そして事件が終わった最後のバッティングセンターでのやりとりだ。
    偉そうにいっても佐々木より理解が追いつかずもどかしい思いは解消されなかったが、この久和という人物の造形は面白かった。

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    2025年09月29日
  • 月光

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    古本屋の婆さんに勧められたシリーズ

    妖の華に続き、同作者の一冊。
    入り組んでいるのに情景がすっと浮かぶし、二重螺旋のような進みもすんなり。ちょっと捻じれた性格の男の子のシーンは気分が悪くなるかもしれませんが・・

    分厚くて読みやすいなんて秋の夜長にぴったり(誰目線)

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    2025年09月29日
  • ジウX

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    面白かった。ジウサーガ10作目。
    NWOが本格的暴れまわってかなりスリリングだった。またまたサクッと読めて、誉田哲也作品最高だな〜。少し政治要素強いかな。

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    2025年09月26日