誉田哲也のレビュー一覧
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ネタバレ面白い!
登場人物4人の視点で切り替えながら描かれている
序盤はどの視点でも『静か』な印象
静か、陰湿というような何処か覇気がないような雰囲気
頻出する惨殺がよりその雰囲気を強く感じさせた
『ブルーマーダー』となった元警察官
彼の正義は守られて欲しい、変わらないで欲しい。
そんな正義だった
暴力での制裁は許されるものではないが、彼の正義は間違っていないからこそ
ブルーマーダーは1代で終わったんだと思う
前作で姫川班は解体されており、事件解決に向けてのチームワーク感は無いものの
別の事件から繋がっていく元姫川班の姫川と菊田
2人の変わらない関係、新しい関係に心打たれた
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Posted by ブクログ
誉田さんの作品で痛々しい描写と胸糞悪過ぎる描写が多いのだけど、今回の作品は愛に溢れてたので救われました。
最初は村瀬の事を瑶子を付け回して、勝手に一人で盛り上がってる奴なのかと思ったのだけど、瑶子との間に愛が芽生えて、偽りの関係を本当の関係にする為に誘拐されて、指を斬り落とされて、なんかもう村瀬の瑶子に対する愛情がすごかった。
まあ結論は人騒がせな事件だったんだけど、村瀬と瑶子の純愛が守られて良かったなあと思った。
あと、副島は言う事もする事も全部がクソだった。
村瀬と瑶子と副島の三角関係がどうなるのか、誘拐犯を捕まえる事はできるのか、どきどきの展開が続いて面白かった。 -
Posted by ブクログ
作者名とタイトルからアウトレイジなバイオレンスものかと思ったら、良い意味で裏切られた。武道シリーズと同様に青春物語だった。
中学時代に一度だけ加入したバンドでボーカルをやった礼二(レイジ)は、自分に合わないとして脱退する。バンドメンバーのワタルは、レイジの才能に嫉妬してレイジとの接触を断つ。高校時代の学園祭では女性のボーカル松下を加入させる。この松下が最後までレイジとの橋渡しとなる。
レイジとワタルはメンバーを変えてデビューを目指す。
幾つもの出会いと別れがあり、夢が破れて現実世界で生きていく中学時代のメンバー達と松下。
あの時代の空気感を懐かしく思い出し、自分も夢中になって聞いていた洋楽が -
Posted by ブクログ
あーやっぱり、誉田哲也の警察小説は、いい。
姫川玲子シリーズも本書で9作目。玲子は変わらず主任警部補だが、内面の変化や周りの人間の変化が垣間見える。
構成としては二本立てというか、ある事件と玲子の追う事件が初めは並行して語られ、ある地点で交錯して行くという、まあミステリではよくあるパターンである。
が、その「ある事件」の方が、実は国家規模の大事件で、それに運命を狂わされた「両親」と「青年」の人生を思うと胸が痛い。
しかもこの話はフィクションではあるものの、事象としては現実的に起きていることであり、今まさにこの時も、同じ気持ちで日々を送っている人がいる、ということをまざまざと思い出させる。
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Posted by ブクログ
「武士道シックスティーン」の続編です。
早苗と香織が高校2年になって、早苗は福岡の剣道強豪校に転校し、香織は新入生が入ってきて、自分だけでなく団体としての意識が芽生えてきて・・・という内容になってます。
前回同様、最高に面白いです。
単純に小説を楽しみたい方、青春小説を楽しみたい方にお勧め。
誉田哲也の小説は、前回「疾風ガール」を読みましたが、こっちの方が断然面白いです。
剣道の話ですが、剣道が解らなくても全然オッケーです。
このまた続編に「武士道エイティーン」がありますので、これの文庫化が望まれます。
別にケチってる訳じゃなく、文庫本サイズでないとカバンが嵩張るからですよ。