あらすじ
同級生の少年が運転するバイクに轢かれ、美しく優しかった姉が死んだ。殺人を疑う妹の結花は、真相を探るべく同じ高校に入学する。やがて、姉のおぞましい過去と、残酷な真実に直面するとも知らずに……。ピアノソナタの哀切な調べとともに始まる禁断の恋、そして逃れられない罪と罰を描く衝撃のR18ミステリー。
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Posted by ブクログ
どういう話かと思ったら、
禁断の恋ってそういうことね。
プロローグからすでに、
本題が明示されていて…
ただの胸糞悪い小説か?
と思ったら全然違った。
強い女性だな。
やはり家族のためと思ったら、
とんでもない事やり遂げちゃうんだな。
読後感は悪くないです。
禁断の恋って結局のところ不倫ですよね?
実は僕も経験あります。
肉体関係はなかったですけど。
だから罪の意識はそんなにない。
あれはあれで良かったのかな、
と今は思います。
やっぱ全て自分に返ってくるのかな?
そう思いました。
携帯電話のシャッター音を、スピーカーを取ることでなくそうとしてたことに違和感を覚え、星
Posted by ブクログ
やっぱり誉田さんの作品はページをめくる手が止まらなくなるというか、ノンストップで読めるので好きです。他の人が書いているように少しモヤモヤが残る作品ではあります描写もなかなかですので
でも私はこの作品好きです。夢中で読める作品って理由がついてこなくて自分でも何がどう好きなのか分かりません。
Posted by ブクログ
胸糞〜〜〜!!!
赦しの光
帯にある「知ることはときに罪である」
無知は罪ともいうけれど
知ることも罪
全てを知ってしまった結花がこれから
全てを抱えながら生きていくこと
それはとても辛いこと
結花が最後にピアノを弾くことができて良かった
赦されてよかった
Posted by ブクログ
この世には知らない方が
良い事もあると改めて感じた
愛する者の為に強く生きて
愛する者を守る為に自らの命を差出す・・・
そういう人間になりたいと思うと同時に
守られた人間、残された人間が
その事実を知った時どう感じるのか
知らない方が良かったと思うのか
辛い事実であっても知れて良かったと思うのか
久しぶりに考えさせられた本
愛と一言に言っても様々な愛の形があることに気づいた
愛してくれないと思っていたとしても、
実は別の形で愛されてたのかもしれない
もっと早く出会いたかった本
一気に読みました
読みはじめてからも止まらなくなって、一気に読み終えました。様々な視点から暴かれていく真実は、胸が引き裂かれるようなものでした。真実を知ることが正しいことじゃない、それは本当だと思います。でも、それによって私たちは、前を向くこともできると思います。私はどんなことがあろうと、諦めずに前を向いて生きていきたいとそう思いました。
Posted by ブクログ
古本屋の婆さんに勧められたシリーズ
妖の華に続き、同作者の一冊。
入り組んでいるのに情景がすっと浮かぶし、二重螺旋のような進みもすんなり。ちょっと捻じれた性格の男の子のシーンは気分が悪くなるかもしれませんが・・
分厚くて読みやすいなんて秋の夜長にぴったり(誰目線)
Posted by ブクログ
美しく優しい姉の死の真相を知る為に妹の結花が両親の反対を押し切り、姉の追い同じ高校、同じ写真クラブへと進む。
真相が明らかになっていく。
姉の不倫とその影が、その影は実は妹の結花を守る為、姉が最期に取った手段であったことを。
複雑なストーリーであるが、姉である涼子を殺害した犯人が殺害される。
関係者に刑事が聞き込みに、そんな時に父親がやはり、俺が一番疑われているという台詞、言葉が同じ、父親として心に刺さりました。
Posted by ブクログ
最初は学園ものかよって思っていたけど、誉田さんの書く小説は相変わらずセリフとセリフの間に入る頭の中の声がキレッキレ過ぎてすぐに没頭モードになる。当然、きれいな学園ものになるわけではなくドロドロ夥しい嫌悪感極まりない展開になってくるけど、ここは我慢。誉田作品は前半でこれでもかーってくらいに超絶胸糞悪い事を重ねていくので心臓の弱い人はこれに耐え切れずリタイヤがちだが、一山超えると必ず光の戦士が現れる笑。闇が深いほど光がなんとやら、だ。読んでいて気持ちのいい話は、誉田さんの作品にはあまりない。ただし、結末が人の性を考えさせられるきれいな終わり方をするものも多く、(決してこの作品がきれいな終わり方とは言っていない笑)3連符のアルペジオの旋律が最後にいつまでも耳に流れてくる。
Posted by ブクログ
最愛の姉が同級生の運転するバイクに轢かれて死んだ。不可解な事故死に疑問を抱いた妹が、自身の高校生活を賭して辿り着いた残酷過ぎる真実とは…。
途中残酷な描写に頁を飛ばしたいくらいだったが、読後感は悪くない。登場人物の描き方が素晴らしく、どの人物の心情もリアルに伝わった。
『知ることは、ときに罪である』
妹にとって、真実を知らないままの方が幸せだったのか、それとも知るべきだったのか…この問いには明確な答えは出ない。
Posted by ブクログ
妹から見た姉の見えていなかった部分がどんどん明かされていくのが、ドキドキ…秘密を盗み見しているような話だった。他の誉田哲也作品も読みたくなった。
Posted by ブクログ
読むにはとても心苦しい内容もあったけど、妹の姉の真実を知りたい想いに心打たれたかな。
真実を知った妹の気持ちは想像もつかないけれど、知らないよりはましなのかな。
姉はとてもつらかっただろうに。。。
羽田が許せませんね。
Posted by ブクログ
ひどいことがたくさん書いてあるのに、
読後感が悪くなかった。
涼子にたくさんひどいことして、
最後にその犯行内容のメモリーカードを渡しておきながら最後は猿に殺されて、菅井の人生ってなんだったんだろ…
結花が守ろうとした姉の尊厳が、結局刑事によって沢田先生に伝わってしまって、よかったのか、でも知らないままって許されない気がした。
Posted by ブクログ
久々に、読み終わるのが惜しいと感じるほどのめり込んだ。野々村涼子は死ぬほど悔しくて、でも妹を守るためには自分が死なないとダメだと考えたのだろうか。作風は誉田哲也でも、今までの警察ものとは異なるジャンルの作品だった。
Posted by ブクログ
久しぶりの誉田作品。なかなかに情欲的だった!
結果は最初から見えているものの、面白く読めたのは、人物設定の深さや、文章の軽快さと奥深さのバランス故だろう。
大人気ない白々しさを抱えながらも、問題に真面目に向き合おうとしていた羽田(音楽教師)の心の揺れや、菅井(姉を事故で殺害)の若さゆえの考えの甘さや暴力性、好意を自分でも認めないわがままさ、その中にある純粋な部分。読み応えがあった。
女性ウケはあまりよくなさそうだが、面白かった。
Posted by ブクログ
1日で読みました。重いテーマと、月光。どの登場人物も、何か悲しいものを持って生きてました。
他の作品と少し違う感じがしてましたが、ラストまで読んだ今、やはり誉田哲也さんの作品だなって思います。おすすめ。
Posted by ブクログ
誉田哲也さんの作品でもトップクラスのエゲツなさを誇る作品です。
R18という文句も頷ける、とても残酷な話ですが、不思議と心が痛まず、物語は静かに進むのに何故か高揚し読む手を止められない、そんな不思議な小説です。この内容で清々しい読後感を得られるのは不思議でなりません。
自分は「救い」の物語だと感じました。
主人公は根拠がないにも関わらず姉の死には隠された真相があると考え、調査します。果たして隠された真相はあったのか、あったとしたら辿り着けたのか。辿り着くことが主人公の救いになったのか、辿り着けないことで救われたのか。
すべての主要人物にとって、それぞれ救いが設けられています。そして、すべての人物にとって、救いは得られたけれど救いきられておらず新しい苦しみも負うことになった、という感想を持ちました。そのバランスが絶妙で、読んだ後もずっと心に残ります。
一般的な感動という意味ではないかも知れませんが「心を揺さぶられる物語」であることは間違いないと思います。
この不思議な感覚、きっと読んだら共有したくなると思います。
本の紹介
〜〜〜
同級生の少年が運転するバイクに轢かれ、美しく優しかった姉が死んだ。殺人を疑う妹の結花は、真相を探るべく同じ高校に入学する。やがて、姉のおぞましい過去と、残酷な真実に直面するとも知らずに...。ピアノソナタの哀切な調べとともに始まる禁断の恋、そして逃れられない罪と罰を描く衝撃のR18ミステリー。
Posted by ブクログ
読み終わった後、しばらく茫然とした。そのぐらい衝撃のある作品。好き嫌いが分かれると思うが、美しく心の強さを持つ主人公に好感を持った。誉田さんの小説は、いつも引き込まれてしまう。
Posted by ブクログ
この世の中には知らない方がいいこともある。何を信じるか誰を求めるかで同じ事実でも少し立場が変わればそれに対して全く違う感じ方をするんだと思った。まっすぐなのに周囲から理解を得られない愛、歪んだ愛、本人は気づかない莫大な愛、外は繋がっていても中身がない愛。色々な愛があるのだと感じた。
Posted by ブクログ
様々な愛のかたちを描いた作品だなと思った。
その愛が素晴らしい清らかなもの、というわけではない。
真っ直ぐ注がれる愛は確かにあったが、強い愛や歪んだ愛もまたあった。
物語が語られていくたびにその愛のかたちに翻弄された。
愛があれば人は傷つくのだ。
今『月光』を聞きながらこれを書いている。
結末にぴったりだと思った。
月光が映画なら、間違いなくこれはエンディングになる。
あらゆる理不尽、そうでなければなかったこと、傷、そういうものを憂う音楽だと思う。
読後は悲しみというか切なさというか、憂いのある気持ちになった。
良い作品でした。
Posted by ブクログ
序盤から胸糞悪い、の一言。だけど最後まで読ませてしまう誉田さんはある意味すごい。ただね、何度も脅され強姦されてる被害者が加害者に対して好きかも、という心情が芽生えることはまずない、最初にはあったとしても。加害者になり得るだろう人の都合のいい妄想。そして清彦もなんだか中途半端。同情させようとしたのかな。野々村家の両親がなぜ事件のことを回避していたのかの理由が描かれてなくてモヤモヤ。ただ一つ、赦せる人間になってくれること、ということだけは少なからず共感できた。
Posted by ブクログ
とても読みやすいという印象。
美しいお姉ちゃんの死の真相を知ったときの結花の気持ちは計り知れないし、また先生も苦しいだろうなと。結局菅井がしたことは許されないけど、いい人要素はあったのかも。お姉ちゃんが菅井に伝えたかったことはなんだったんだろう。
Posted by ブクログ
野々村涼子というキャラクターに感情移入してしまい、悔しいのか、気が沈む気持ちなのか、もう見たくないような、それでも先が気になって読みやすくスラスラ進んで終えてしまいました。
Posted by ブクログ
読みやすいし、話もわかりやすい。
過激な18禁表現があるので、苦手な人は読むべきではない。
個人的にはストーリーは好きだったけれど、内容がかなり過激なので賛否が分かれるのが納得。
重要人物である菅井くんが結局いい人風だったのは良いけれど、最初の印象と変わりすぎて別人のように思えた。
Posted by ブクログ
綺麗な題名だったので、購入して読みはじめましたが、内容は終始モヤモヤ、ムカムカする内容だった。
特に女性はそう思うかもしれませんね。
人間の弱さ、卑劣さが基本的に多い内容です。
Posted by ブクログ
色々な登場人物の視点から物語はテンポよく進む。心理描写、情景描写がとても丁寧で情景が思い浮かぶ。生々しい描写が多く胸糞展開なストーリー。最後まで誰に対しても感情移入できなかった。先の読める展開も多々あり、初々しさを感じる初期の誉田哲也作品。
Posted by ブクログ
これはほんとにR18…過激すぎる。
よくニュースで「早く真実を語ってほしいですね」とか聞くし、自分もそう思ってたけど、この本を読んで作中にあった
「ほんとのこと全部洗いざらいぶちまけられちゃったら、悪くもないのに傷つく人たくさん出てくると思う」
っていうセリフ。本当にそうだなと思った。