誉田哲也のレビュー一覧

  • ソウルケイジ

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    姫川玲子シリーズ第2弾!
    父性ってどうやって芽生えるんだろうね。こんなにも我が子を愛した犯罪者はいるのだろうか…確かドラマ版のサブタイトルもこんな感じだったけど…。
    日下の父の姿や、姫川の父との関係…色々な形の父性を、見られるのもまた良かったな。

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    2026年04月06日
  • インデックス

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    やっぱり姫川シリーズは面白いな
    アンダーカバァーでは善悪のつかない詐欺師の取り調べで、最後に落ちを入れるところが誉田哲也らいしね。

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    2026年04月05日
  • もう、聞こえない

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    一気に読み終えた
    登場人物がキャッチーで想像しやすくて気づいたら早く読みたい気持ちになった

    こんな死者と相棒になれるのは楽しそう!

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    2026年04月04日
  • 武士道シックスティーン

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    見事に一本決められた一冊。
    主人公の磯山香織と西荻早苗。この二人の正反対な「武士道」がとにかく面白い。
    宮本武蔵を心の師とあおぎ、愛読書は『五輪書』。香織の武士道は「斬るか斬られるか」の真剣勝負。それはもはやスポーツとしての剣道ではなく、武士そのものだ。この時代錯誤な感じが私は好きだ。
    一方の早苗は、勝ち負けにこだわらない「ゆるふわ系」のエンジョイ派。水と油のような二人が、ある試合をきっかけに出会い、ぶつかりながら成長していく姿が最高に熱かった。

    特に試合のシーンは臨場感が凄い。香織のヒリつくような気迫、お互いの息づかい、一瞬の技の読み合い……。鋭い一撃とそれを受け流す独特のリズムが、まるで映像のように浮かび、一気に物語へ引き込まれる。

    王道の展開だけど、二人が切磋琢磨して最高のライバルへと変わっていく過程には、本を置く間もないほどワクワク感が止まらない。
    単なる部活モノではなく、壁にぶつかり、自分を見つめ直して人間として成長していく。その際に語られる師匠や父の言葉もまた、名言ばかりだ。

    なかでも心に刺さったのは、早苗の父の言葉だ。
    「好きなものにめぐり合えない人生の方が、もっと悲しいし、つらいよ。だから、お前は好きなものに出会えたことを、もっと喜ばなくちゃ。」
    何かひとつに打ち込んでいる姿は美しい。
    好きなものに時間も体力も、全霊を傾けられるのは学生時代の特権だよね。社会に出て、家庭を持つとそれがどれほど贅沢なことか痛感する……。

    解説にもあった通り、本書は「ベタベタな青春物語」だ。だけど、もう二度と学生時代に戻れない大人には、そのベタさが眩しくて、たまらなく羨ましい。
    続刊では二人がどんな「自分だけの武士道」を見つけていくのか楽しみだ。とても素晴らしいシリーズに出会えた。

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    2026年04月01日
  • インビジブルレイン

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    ネタバレ

    刑事の玲子が暴力団員の牧田勲と惹かれ合う「禁断の恋」がとにかく切なくい。降りしきる雨の冷たさと、その中で燃え上がる危うい熱情、そして逃れられない宿命が、重苦しくも美しい影を落としている。一方で、ベテラン刑事の下井が和田や今泉、さらにはあのガンテツらと旧知の仲であるという背景には、刑事たちの長く深い歴史を感じさせ、物語の質を底上げしている。個人の感情と警察組織の闇が複雑に絡み合う中で、信念を貫こうとする彼らの姿は非常に重厚で、シリーズ屈指の完成度だった。

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    2026年03月30日
  • 警官の目

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    警察モノの著名作家によるアンソロジー。誉田哲也氏の作品は少し物足りない感じでした。背中の蜘蛛に繋がる内容との事???他の三作はどれも秀作だと思います。五十嵐氏、三羽氏の作品は初でしたので、他の作品も内容によっては読んでみたい

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    2026年03月30日
  • プラージュ

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    一度覚醒剤を使用してしまった男の転落劇かなと思いきや、かなり本格的なミステリー&ヒューマンドラマでした。
    前科者に向けられる世間の目や、加害者なりの筋の通し方などが描かれていて、最後まで一気に読みました。
    ストーリーも面白いですが、構成もしっかりしています。
    犯罪者、前科者に対しても、色眼鏡で見ることなく、寄り添っていく社会が必要だなと思いました。

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    2026年03月29日
  • Qros(キュロス)の女

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    疾風ガール、ガールミーツガールと共通の世界観。
    誉田哲也ワールドの混ぜこぜ感が楽しかった。
    芸能界の妬み嫉みからネットに晒される事の怖さを大量に浴びせかけられてお腹一杯です。
    主要人物の視点が混ざり合う感じ、これが楽しくていつも誉田哲也さんの作品読んでます。
    終わり方も綺麗で満足です。

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    2026年03月25日
  • ケモノの城

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    梅木ヨシオというケモノがリアルに描かれており、行った虐待行為も想像ができるくらいリアルに表現されていたので読んでいて世界に入ってしまった。
    世の中にはケモノのようななんの感情もない人間もいるのだということを痛感させられた。

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    2026年03月23日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    短編集なので、少し前からチマチマ隙間時間に読んでた。
    短編のミステリーで読み応えがすごいです!作家さんの書き方文体を少し味わうのにピッタリです。好きな作家さんが見つけられそうな本です。

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    2026年03月22日
  • ブルーマーダー

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    安定でした。
    暴力団組織が絡むと、人物関係が複雑になるので、中々頭に入ってこないのが短所だけど、アングラを恐怖に陥れるほど暗躍するブルーマーダーが、不気味で良かった。
    今作はやっぱりガンテツがかっこいいんですわ。

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    2026年03月21日
  • 武士道ジェネレーション

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    武士道シリーズラスト(?)
    世代を超え、守破離を体現した物語。
    読みやすく、成長していく2人を見るのがとても楽しかった

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    2026年03月19日
  • インビジブルレイン

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    オーディブルにて耳読。
    姫川玲子シリーズ、4冊目。ナレーターのくわばらあきらさんの声の使い分けは毎度驚かされる。七色の声とはこのことですね。

    今作は姫川玲子の恋愛が描かれてて新鮮だった。菊田とのラブは進展なし?牧田と玲子の二人絶対お似合いなんだけど色々難しいよね。切ないけど新たなステージで活躍する姫川玲子を想像させるラストはよかった。

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    2026年03月18日
  • 妖の掟

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    『妖の華』の前日譚となる本作。私は刊行順に読みましたが、それが大正解でした。『妖の華』で散りばめられていた多くの謎が、この『妖の掟』を読むことで鮮やかに解き明かされ、まさに「点と点がつながった」という快感を味わいました。
    登場人物の背景が丁寧に描かれているため感情移入しやすく、物語のスピード感も抜群です。闇神(あんしん)の持つ残虐な一面に恐怖を覚えつつも、その世界観にどっぷりと没入してしまいました。
    最後、紅鈴が抱える深い孤独感には、胸が締め付けられるような思いがします。恐ろしくも美しい、大変面白い作品でした。

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    2026年03月17日
  • 感染遊戯

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    シリーズを読んできた人なら絶対に楽しめる一作。
    だらだら追っかけてきたけど、今までにない作者の挑戦的な構成を感じることができて、しびれました。

    本屋の店員さんって、こういう楽しみ方をするんだねーっなんて初めて思えた!

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    2026年03月15日
  • フェイクフィクション

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    誉田哲也さんの3冊目は久しぶり。好きになった女性が新興宗教「サダイの家」の信者だと知った元格闘家の青年河野潤平。「サダイの家」と深い関係にあるヤクザ、唐津。事件をきっかけに,まったく接点がないはずの三人の運命がからみあう。
    勧善懲悪な終わり方も私好みです。宗教って政治に入り込んだり、警察に入ったりなかなかに手強いですね。
    500頁も最後まで読まされました。

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    2026年03月15日
  • ケモノの城

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    …よくもまぁ、これだけの残虐行為を表現されたものだと。モデルとなった事件もあるのかよ、と。

    展開としては単純かもなぁ…と思っていたが終盤に一捻りあって、モヤモヤも残るけど、後悔はしていない。そんな読後感。

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    2026年03月13日
  • 妖(あやかし)の華

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    初めての誉田哲也作品でしたが、その圧倒的なスピード感に引き込まれました。血生臭く、時にグロテスクでありながら、極上のミステリーとしても楽しめる一冊です。
    物語は、連続組長殺害事件を追う警察の視点から始まります。それと並行して描かれるのは、極道の恋人に手を出して窮地に陥った青年・ヨシキと、彼を救った妖艶な美女・紅鈴の運命。二つの軸が交差するなかで、紅鈴が「闇神(吸血鬼)」という呪われた血を引く一族であることが明かされていきます。
    闇神としての奇妙な運命に翻弄されるヨシキと、一族の掟を頑なに守り、彼への「血分け」を拒み続ける紅鈴。二人の心の交流は、バイオレンス・ホラーの枠を超え、人間と吸血鬼の間に芽生えた切なくも胸を打つ純愛物語として心に残りました。

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    2026年03月12日
  • ストロベリーナイト

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    溜め池付近で発見された惨殺遺体から、「ストロベリーナイト」という謎の言葉へと繋がる展開に惹きつけられた。クセ者揃いの刑事たちに囲まれながら、姫川玲子が直感を武器に真相へ迫る過程は、物語が思わぬ方向へ加速していく緊張感がある。辿り着いた事実は衝撃的で、人間の抱える深い闇を突きつけられる。凄惨な描写も多いが、彼女の機転や刑事としての矜持が物語のエッセンスとして光り、最後まで一気に読ませる。

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    2026年03月10日
  • 武士道シックスティーン

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    ネタバレ

    磯山香織は、消化試合だと思って挑んだ中学最後の大会で、無名選手の西荻早苗に負けてしまう。その後、敗北の悔しさを胸に、早苗のいる東松学園高校に進学を決めた。予想に反し、早苗は、勝利に拘らないお気楽な女の子だった。正反対の二人は、青春を剣道に懸ける。

    磯山香織がすっごく嫌い。
    ストイックに勝利に執着するという言葉では生ぬるい。もはや凶暴な獣である。いつも刺々しい態度で、部の雰囲気を悪くするので、明確に好きじゃない。剣道をやらない母を素人と呼んで見下している姿勢なんて本当に子供っぽい。身の回りの世話を母親にしてもらっておいて、剣道に打ち込める環境を与えてもらっていることには気が付かない。子供由来の傲慢さが鼻についた。

    剣道初心者に優しくない。
    私は、剣道の細かいルールはよく分からない。試合もほとんど目にしたことがないのもあって、文章で読んでも試合展開はよく分からなかった。アニメやドラマで見たらちょっと違うのかも。お仕事小説や部活小説は、知らない世界を垣間見せてくれるのが楽しくてよく読むジャンルだ。どれもエンタメに寄せるために少々ドラマチックな展開が盛り込んであることが多い。それ故に、私のような初心者でも楽しく読めるのだが、本作にはその派手なドラマチックさはない。現実の剣道は、このように地味なものなのかもしれないし、香織の協調性の無さが、余計に団体戦の熱量を削いで、面白くなくしているのかもしれない。

    香織が人間的な成長をを遂げて物語は終わる。
    勝手に負けて、勝手にガルガルして、勝手に丸くなって…香織の独り相撲に終始する。そしてその成長した姿で何かを成すのは、おそらく続編や続々編なのだろう。香織の成長に伴う不快感のみを味わわされて、気持ちのいい少女の織りなす物語には至れなくて消化不良感がある。それを取り返すためにも、続編は読んでみたいと思う。

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    2026年03月05日