誉田哲也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とても不思議なファンタジーホラーでした。
ホラーだけど全く怖くないし読後感も最高に気持ちいい!
すごく良い話を読んだなぁと満足できる作品です。
ミステリ好きにもお勧めです。
登場人物たちそれぞれの物語が繋がった瞬間が気持ちよかったです。
幽霊と現世の人間が心を通わせて真犯人を追い詰めるストーリーは、名作映画の「ゴースト」を彷彿とさせました。
幽霊と親友になれるなんて素敵なことです。
お互いがお互いを心配し合う姿は、とても尊かったです。
もし続編があるならぜひ読みたいと思いました。
幽霊と現世の人間がコンビを組んで事件を解決していく姿をもっと見たいです。
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Posted by ブクログ
誉田哲也『妖の絆』文春文庫。
『妖シリーズ』第4作、エピソード・ゼロ。
まるで夢枕獏か菊地秀行が描く、エロスとバイオレンスの歴史伝奇小説のようであった。誉田哲也と言えば、『姫川玲子シリーズ』に代表される警察小説や青春小説が有名であるが、このような歴史伝奇小説やホラー小説なども書ける作家なのだ。
痛快無比にして凶暴な美貌のダークヒロイン、紅鈴のバイオレンス・アクションとエロスに最後まで飽きることはなかった。
このエピソード・ゼロでは、紅鈴と欣治の秘密が描かれる。
江戸時代。農家の倅の欣治と妹のたまは貧困に苦しみながら母親のおかつと3人で暮らしていたが、賭事で借金を作った父親が借金の形 -
Posted by ブクログ
ネタバレ北九州連続監禁殺人事件がモデルとなって描かれた小説ということで気になって読んでみた。
実際の事件もこれくらい凄惨で人間の所業じゃなかったようだが、この本の描写もかなりグロテスクだった。
読んでいて泣いてしまったのは、姉が自分の息子の弘夢くんに手をかけるところと最後のやり取り。
子供はただただ純粋な視線をママに向けていて、自分も息子がいるので想像したら涙が止まらなかった。
息子を殺させるなんてあまりにもひどすぎる。
最後、結局ヨシオを殺したのが誰なのかは曖昧なままお話が終わっていたが、もやもやするけどこれはこれでこの作品の良さなのか。
こんな人間性のかけらもない人が存在するなんて怖すぎる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ闇の勧善懲悪(非合法だが・・)の単純な図式なんだけど嵌まってしまう歌舞伎町セブン。最初に『ルージュ』を読んでいたので上岡の件は知っていたので切ない気持ちで読んでいた。
途中、土屋昭子が絡んできたときには彼女は味方?敵?とスリリングな展開だったのも良かった。
花城の正体が謎で終わった事や東と勝俣の間に起きた過去の確執の真相などそれとなく解明していない伏線も残っているので続編に期待が持てる。
最後、6人が上村を弔うシーンは胸にくるものがあった。最初はあまり好感が持てないキャラであった上村が、今では居なくなってしまうのが惜しいキャラになっていたのだろう。