誉田哲也のレビュー一覧

  • ジウX
    知らないうちに?ジウシリーズと歌舞伎町セブンシリーズが合体してジウサーガみたいになってきてたけど。。。
    今回の話はセブンも大変だったけど、最後の東警部補のやさぐれが何か切ない感じでした。
  • オムニバス
    移動にはピッタリの作品。
    とくに『根腐れ』は短編と思わせない内容で読み応えあり。○○、枯らしちゃう人、水をあげてる自分がすき 自分ごとで刺さります。植物、子育て
  • ルージュ~硝子の太陽~
    【2023年100冊目】
    もう少し犯人側の「罪の心理描写」が欲しかった〜!と思うのは私が読み切れていないのかもしれませんが。

    誉田さんの作品はしっかり社会課題とも言える事実を反映してるので、小説という架空の世界でありながら「フィクションでしょ」と言いきれない恐ろしさがあるんだよなぁ…と今作でしみじ...続きを読む
  • インデックス
    【2023年99冊目】
    姫川を軸とした短編集。池袋署に配属されてから、「ブルーマーダー」事件の前後の話。語り手は玲子ではなく、第三者だったりすることもあり、毛色の違う話を楽しく読みました。心に残ってるのはやはり最後の2話。これだけ前後編のように繋がっているんですが、なんともやり切れない話でありながら...続きを読む
  • 背中の蜘蛛
    サイバーテロ&国民監視をテーマにした作品。
    散らばった話から徐々にハマっていくピースにワクワクしながら読み進められます。
  • ブルーマーダー
    【2023年98冊目】
    さて、姫川玲子シリーズ、早くも6冊目です。今回立ちはだかるのは、殺した後に人を折りたたむという、どういう思考でそんな人体の始末方法が思い浮かぶんだ……と思う感じの、過去最悪の殺人鬼。

    このシリーズは警察側だけでなく、犯人側の思考もしっかり描写されるのが特徴的ですが、それでも...続きを読む
  • インビジブルレイン

    面白いけど結末が…
    そうなるよな〜と思うが、ならないで欲しかった
    いい組織へ変わり始めた姿が見れたから
    より残念な気持ちになった

    事件は9年前
    姉を殺され、姉を殺したと思われた父の自殺
    家族を失った少年の復讐だった

    9年前少年だった彼は
    姉を殺した男を殺すことを依頼する

    依頼した先が暴力団
    ...続きを読む
  • 妖の掟
    シリーズ第2段

    一作目の刊行からは17年の時を経ているらしい。
    実際自分が前作を読んでからも、四捨五入すれば10年に近い年月が流れている。

    紅鈴の生き様、前作で触れられていた

    かつて血分けをした男=愛した男=もう居ない

    について知ることができ、納得。

    3作目は更に時を遡って、紅鈴と欣治の出...続きを読む
  • オムニバス
    久しぶりの姫川玲子の連作短編集。部下それぞれの視点で語られる姫川さんが面白い。また新しく始まることもあって、そちらも楽しみ
  • 歌舞伎町ゲノム
    今回のは、何か壮大な話というより、セブンの仕事ぶりみたいな短編集。
    全てのタイトルに◯◯御法度って、御法度が付いてる。

    意味は、「法律によって禁じられていること、一般に禁止されていること」を指します。

    セブンのやり方も御法度やけど、ここでの意味は、歌舞伎町でのあかん事なんか。
    なので、あかん事す...続きを読む
  • インビジブルレイン
    【2023年94冊目】
    映画ではなぜか「ストロベリーナイト」のタイトルがつけられている本作。映画も観たことあるので、牧田をしっかり大沢たかおさんに置き換えて読んでましたが、うう、かっこいいですね。悪い人なんですけど。

    今までは姫川班の菊田とどうなるのか?みたいなぬるま湯な関係性が描かれていたからこ...続きを読む
  • ソウルケイジ
    【2023年92冊目】
    こちらも再読。若干覚えていたので(事件そのものは全然覚えてなかった)、どういう風に真相にたどり着くんだっけ……と思いながら読み進めました。途中で「あれ、DNA……」と思ったら、そんなトリックでしたっけ。ものすごく血の気が引きました。特に、「落とす」シーンは。あんまり想像力を働...続きを読む
  • シンメトリー
    【2023年93冊目】
    再読、ですがどのお話も全く覚えておらず、新鮮な気持ちで読みました。目次の左右対称が美しい。解説を読んでから気づくというお粗末さがありましたが…目次一つ侮れないですね。犯人の気持ちにシンクロする系刑事の姫川、電車の事故の話が一番おおっと思いました。かっこつけたとのことでしたが、...続きを読む
  • オムニバス
    忖度なしでストレートな感じがやっぱり読んでて痛快。姫川シリーズ10作目ぐらいでしょうけど過去のことぐしゃぐしゃ言わず、そのまま楽しめます。ユーモアもあります。もう公表されてるマリスアングルでの魚住さんとのコラボ待ちきれないです。
  • ストロベリーナイト
    ストロベリーナイトの現場の描写がグロすぎて、読み進められない人もいるはず。

    しかしながら、全体的にスピード感が有り読みやすい。
  • 武士道エイティーン
    香織と早苗、高校最後の決戦!2人の戦いや黒岩との決着等目白押し!2人以外の話、お姉ちゃんや桐谷先生、吉野先生、田原ちゃん目線の話もあるのが嬉しい。香織の成長具合にグッとくる。
  • ストロベリーナイト
    【2023年91冊目】
    久々の再読です。「部下の誰かが死ぬ」ということだけは覚えてましたが、あとはほぼ覚えていなかったので新鮮な気持ちで読みました。姫川玲子というキャラクターの人となりを一冊丸っと使って理解できる一作目でもあり、周りの登場人物たちの個性豊かっぷりを堪能できる話でもあります。

    過去に...続きを読む
  • 歌舞伎町ゲノム
    歌舞伎町を守る伝説の殺し屋『歌舞伎町セブン』。
    悪を闇に葬るのにはスカッとする。

    上岡の後釜の7人目は、誰⁇
    東⁇
    土屋昭子⁇
    と、思っていたら、以外な形で決着。

    ジロウ、市村、杏奈…のメンバーにスポットを当て、物語が展開していく…

    最後には『NWO』につながっていく。
    『歌舞伎町セブン』と『...続きを読む
  • フェイクフィクション
    脱力系の「 」無しの心内語の発出。姫川シリーズではよく出てくるが、この作品でも。効果的。

     新興宗教の悪がステレオタイプな気もするけれど、人物造形・設定は、ちょっと個性的か。
     
  • 幸せの条件 新装版
    主人公がとある事から地方へ行き、農業を通じて成長する物語。

    誰か(会社)に必要とされてなかったのではなく、自分が必要としていなかった。

    終盤のこの言葉が胸に刺さった。

    最初から最後までだれることなく読めた1冊。