誉田哲也のレビュー一覧

  • Jミステリー2024~SPRING~

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    誉田哲也、五十嵐律人、真梨幸子、青柳碧人、五十嵐貴久、澤村伊智による全編新作書下ろしのミステリ短編集。
    みんな一度は読んだ作家陣ですが、今回は誉田哲也の名に惹かれて・・・(^_^;)
    その誉田哲也、ページ開いて2行目に「姫川玲子」の文字を見つけ、一旦保留・・一番最後の楽しみにとっておき、他の作家から読みました(^_^;)他の作家陣はまずまず。
    そして誉田哲也!玲子の取り調べが「右では殴らない」を思い起こさせる展開で超絶楽しかった!大満足でした。

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    2024年10月29日
  • オムニバス

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    1話目は前作の続きで、女子大生殺人事件の解決編。
    前作では有耶無耶になって終わったのでスッキリしました!
    その他の話は姫川班の一人一人にスポットライトを当てた内容と、前作でも登場した検事との逢瀬の話。
    次作からは新たな姫川班のメンバーが登場するのかな?楽しみです!

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    2024年10月26日
  • フェイクフィクション

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     誉田さんの描く緊迫感を久々に堪能しました。いきなり首から上がスッパリとない遺棄の仕方は猟奇の域の幕開けでした。凶悪な人達なのに何故か正義感を感じる雰囲気も著者の特徴でしょうか。
     常軌とはかけ離れた教団は、弁護士を襲ったり、薬を使って××したり、色々で癒着をしたり。狂気の沙汰のオンパレードだった。信じる者がすくわれるとは、金銭や頭脳や平穏な生活を根こそぎ失うことだ。一握りの幹部の私利私欲のために洗脳された信者は悪行を善と誤解し多くの命を犠牲にする。
     格闘の場面はつい顔を逸らしてしまう程の残虐さがあった。弱くても強かな女子は勇敢な戦士として大活躍。大陸の戦地ではそんな状況が増えていると聞く。

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    2024年10月25日
  • ノーマンズランド

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    姫川シリーズは必ずしも犯人が悪とは限らないからしんどい…
    冒頭に出てきた女子大生殺害事件はあれで終わり?かと思ったら、次作の1話目できちんと解決してました。

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    2024年10月24日
  • あの夏、二人のルカ

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    女子高生のアマチュアバンドを中心とした物語
    3人の視点からストーリが進むが、いつ2人目のルカが出てくるのか、2つの時間軸がどう関係してくるのか、ワクワクしながら読み進められました。
    思春期特有の行動とか物の考え方とか、瑞々しくて楽しかった。
    時間を経て、丸くなって、それも味があって悪くない。
    その時その時の、人の輝きを感じた。

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    2024年10月22日
  • ブルーマーダー

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    途中で時系列がごっちゃになってしまって混乱しましたが、とてもおもしろかったです!
    シリーズを追う毎に井岡を好きになってる自分がいます(笑)
    そして菊田許さん( #`꒳´ )

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    2024年10月19日
  • シンメトリー

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    短編でサクサク話が進むので読みやすかったです。
    最後の「手紙」はシリーズでは珍しく救いのあるお話でした。

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    2024年10月17日
  • フェイクフィクション

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     本書は、カルト宗教による異様で凶暴な事件を、警察、一般人、信者(宗教二世含む)、元信者などの視点を切り替えながら、真相、救出、復讐に軸を置き描くミステリーです。
     かつての「オウム真理教」や「統一教会」を想起させる狂った教義と信仰、そして洗脳と呪縛は恐ろしい限りですが、著者の誉田さんは物語の中に、救いと癒しをしっかり残してくれます。

     『フェイクフィクション』というタイトル、ちょっとわかりにくい‥? 最近は「フェイク」なる言葉が蔓延し、「嘘」が溢れる時代になってしまいましたが、「フィクション=虚構」が単なる「嘘」にすぎない、というわけではないでしょう。
     物語は「虚構」でも、その中にはたく

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    2024年10月16日
  • マリスアングル

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    私の好きな姫川玲子シリーズ
    今作も一気読みしました
    今回から、ジウシリーズで登場した魚住久江が捜査一課に帰ってきます
    姫川玲子シリーズと思って読んでいると姫川玲子と魚住久江は同じくらいの臂臑で登場します
    後半は魚住の独壇場のシーンもあり、姫川ファンを軽く裏切るのもまた一興です
    都内の空き家で見つかった腐乱死体
    身元は? 凶器は?
    空き家の一室の謎の防音工事は。。。

    ストーリーは誉田哲也の得意とする韓国の慰安婦問題と、新聞社というマスコミをテーマに進んでいく
    時代を行ったり来たりで進むストーリーに、そんな時代だったよねなどと懐かしんだり、この登場人物のモデルってあの人だななどと思いがら読者は巻

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    2024年10月11日
  • ソウルケイジ

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    途中までは予想しやすい展開でしたが、最後の最後は全くの予想外で悲しい事件でした。
    そして菊田ってこんなナヨナヨしたキャラでしたか…?
    過去にドラマを少し見ただけなので、私が勝手に理想の菊田を作り出してるだけなのしれませんが、これじゃ井岡に玲子ちゃん取られちゃうよ!

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    2024年10月09日
  • マリスアングル

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    久々の姫川さんのシリーズ
    今回は慰安婦問題が絡み、監禁された人が解放ところから色々話が広がってきます
    問題が深いし、新聞社も話題になるし
    考えるところが多いストーリーでした

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    2024年10月08日
  • ノーマンズランド

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    大好きな姫川玲子シリーズ!!

    読めば一瞬で
    大好きなキャラクターたちが動きだす!!

    登場人物たちの緩急ある掛け合いからは
    おのおのの成長や思惑が感じられ
    シリーズを追うごとに愛着が増していく!!

    姫川玲子が捜査する事件と
    ほのぼのとした初海と
    庄野の高校生の話を描きながら
    やがて国家レベルの事件へと発展していく…

    ますます姫川が
    かっけぇ警部補になっていました!
    早く最新刊に追いつかねばー!!

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    2024年10月06日
  • フェイクフィクション

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     面白かったです!
    テンポが良くてするする読めました。

     グロいシーンも多く、読むのがきつかったので予想が出来る範囲で飛ばしました。それでも先が気になる内容でした。

     誉田さんの作品は読みやすくて好きです。

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    2024年10月03日
  • 新装版 国境事変 〈ジウ〉サーガ4

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    誉田氏の小説は読みやすくグイグイ読み進められる。
    大好きな作家さん
    でもこの本は違った
    北朝鮮の問題や日本人の危機意識、犯罪を取り締まり治安を守る警察のの在り方。少し私には難しいとさえ思えた。
    しかし物語後半、第四章、五章はノンストップ。
    刑事捜査、公安捜査、無視できない問題を抱えながら正義とは何かを考えさせられた。
    作家の熱量を感じた一冊。

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    2024年10月01日
  • シンメトリー

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    ネタバレ

    短編集。

    長編の方が犯人の感情だったり、物語の伏線が沢山ちりばめられていて面白かった。

    東京

    姫川が品川署にいた時の出来事。

    利充は殉職かと思ったけど病気で亡くなったのね。タバコを買いに行かなくていいみたいなところで察したけど物語そのものが短めなのですぐ病気だということが分かる。余命1年で2年生きたとちうところが好き。

    ・小暮利充
    品川署強行犯捜査係巡査部長刑事。
    ・小暮景子
    利充の妻。
    ・秋葉伸由
    品川署強行犯捜査係巡査長。
    ・栗原知世
    15歳。水着のまま転落。
    ・水谷彰子
    少年係主任。
    ・大柴
    強行犯係長。
    ・池田
    鑑識係長。
    ・中村義男
    強行犯係主任。
    ・市村、吉井
    強行犯係の

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    2024年09月28日
  • 背中の蜘蛛

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    三部に分かれている。
    最初、一部と二部は繋がっていないなーって思ってたらどんどん繋がっていく。
    そしてちょっとこれ現実だったらなんか怖いなーって思う内容でした。

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    2024年09月28日
  • 新装版 ジウI 警視庁特殊犯捜査係

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    ジウサーガ初読。ヒロイン2人をメインに描かれた作品が私には真新しく、対照的な女性の内には共感できる部分もあった。手に汗握るシーンが非日常的で良かったが、残酷すぎる描写が毒に思えるところも…。
    だが、読み始めてしまったストーリーを追わないことは私にはできない。続編も気になる最後だった。

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    2024年09月26日
  • ケモノの城

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    愛情というものが完全にゼロの人間は存在する…

    怖かったー。
    実際にあった北九州連続監禁殺人事件を基にした小説。
    この事件を辿っただけの物語ではなく、ちゃんと小説としてひねりが効いて面白かった。
    読む手が止まらなくて一気に読み終えてしまった。

    どのようにこの点と点が繋がっていくのだろう?とワクワクした。
    しかしグロ過ぎて寝る前に読むには良くない小説だったよう。悪夢にうなされた。笑

    ただ、実際このような人の域を超えたまるで「ケモノ」のような人間はいるんだろうな。
    しかも擬態して潜んでいる。
    それがきっとサイコパスと呼ばれる人なのだろう。

    この作品を書くにあたって、誉田さんも相当な深淵を覗い

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    2024年09月24日
  • インデックス

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    姫川シリーズ7作目は短編
    ブルーマーダーの後日談もあり、短編にしては読み応えもあった。

    最後の2話は前後編といった扱いで、児童虐待に関連するのだが読んでいて辛く涙が出そうになった。

    そしてとうとう復活。そっちでしたか

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    2024年09月24日
  • フェイクフィクション

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    ネタバレ

    描写や言葉がキツくて少々読み飛ばす箇所もあった。
    「薄っぺらな信者体質の人間」
    この似非宗教の信者に対する容赦ない指摘は、今まで皆口を閉ざしてきたことなので、ある意味そうだよなと思った。
    潤平があまりにもいい人で、ほっとする反面、ちょっとリアリティがとも感じたけど、唐津の人間性と同様この怖い物語のそれが救いなのかも

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    2024年09月24日