誉田哲也のレビュー一覧

  • ジウX
    全編に蔓延る残虐さヘヴィさに疲労感が半端ないが、何よりイチオシキャラの東刑事の孤独と虚しさと無力感が想定外で切ない。これは今後の新たな展開への大いなる振りなのか? 続きが楽しみ。
  • 新装版 ジウIII 新世界秩序
    東京の地理がわからないのがもどかしい。
    歌舞伎町周辺のイメージが頭にあればもっと入り込めそう。
    案外あっけなく新世界秩序が崩壊したイメージ。
    そもそも大した組織でもなかったのか、、
  • ソウルケイジ
    夫の友人からお借りしました。

    姫川玲子シリーズとは知らずに読み始めたので、玲子が出てきたときにはあっ!と声が出てしまいました。竹内さ~ん(涙)

    ものすごいどんでん返しがあるとかではないですけど、練られたストーリー展開は読みごたえもあり(グロい描写もあるけれど)一気読み必須です。
    テーマもね、凄惨...続きを読む
  • もう、聞こえない
    なんか、誉田小説のエッセンスがてんこ盛り。
    解説を先に読んでたら、本の帯にあった「作者とあなた 腹の探り合いがいま始まる。」はなかっただろうな。
  • ストロベリーナイト
    ジウサーガもある程度読んできたので誉田哲也のもう一つの有名作(知らなかったけど)、姫川玲子シリーズにいよいよ手を付けてみた。

    感想は一言。
    エグイ!

    警視庁捜査一課殺人犯捜査十係の姫川玲子が、独自の勘や捜査力で殺人事件が連続である事を突き止める。
    この殺人の描写があまりにもえげつなくて、なんか映...続きを読む
  • 歌舞伎町ゲノム
    【2023年169冊目】
    歌舞伎町セブンを軸にした短編集。すかっとする話から、短編集ながらも登場人物の関係性が大きく前進するものまで、いろいろと詰まっておりました。セブンの7人、みんな好きですね。新メンバーも良い感じです。人間くさくて。だからこそ「始末」ができるんだろうなぁと思ったり。

    「売逃御法...続きを読む
  • プラージュ
    ワケ有りの住人達がシェアハウスで暮らすお話。住人の中に紛れるAと記者は一体誰なのか推理しながら読むのもとてもおもしろかったです。後半は怒涛の展開で読むページが止まらず。罪について深く掘り下げられている所も興味深かったです。文章は硬くなくてすごく読みやすかったです。
    無情だ……と感じるところがありなが...続きを読む
  • もう、聞こえない
    警察ものではあるがこれ迄に読んだ事のない設定でとても面白かった。身体から魂が離れる場面もとてもリアルで興味深く感じた。死者と現世の人間が殺人犯と対峙する場面もスリリングだったが刑事課長も霊が見えると特殊能力を持っていた事もストーリーに深みがましているように思う。姫川玲子シリーズとは一味違った魅力が詰...続きを読む
  • 主よ、永遠の休息を
    読んでいて苦しいお話だった。
    被害者はずっと苦しんで救われなかった。
    周りがどんなに守ったって、結局こうなってしまう、1人の女の子の人生を狂わせた稲垣の罪が本当に重いと感じた。
    そしてメディアは誇張したり想像で書いたりするこたもある。真実だと思っていたことが真実じゃない可能性だってある。一部を切り取...続きを読む
  • 歌舞伎町ダムド
    【2023年167冊目】
    お〜面白かった〜!ダムドとセブンに東警部補、三つ巴の関係がどのように物語を動かしていくのだろうと思っていたのですが、複雑なようでいてシンプルな構造だったので、理解もしやすく楽しめました。途中で黒幕が察せられるようになってたの、ちょっと珍しかったですけど気づいてからのなるほど...続きを読む
  • 吉原暗黒譚
    よかったです。連続したシリーズ物になってもイケるんじゃないかと。
    誰を主人公にするか?それぞれの人物が主人公になってもいいんじゃない?
  • ドンナ ビアンカ
    ちょっと展開は読めてしまったけど、面白かった!
    村瀬と瑤子の純愛な感じと、専務のくずっぷりが対照的でよかったかな。
  • 背中の蜘蛛
    最初、警察用語、登場人物(役職)多すぎて
    中々読むペースが上がらず。
    また、あっさり事件解決するし、ん?と思いながら読んだ。
    理が登場する辺りから、面白くなってきて、
    その理が、もしやこの人と同一なのかも?と思いながら読み進め、そうだったときは
    やっぱり!と当てられて嬉しかった(笑)

    あの姉弟の結...続きを読む
  • ストロベリーナイト
    紙でずいぶん前に読んだが今回audiobookで聞きました。殺人ショーといショッキングな内容で見逃してたが、細かい人間模様に味がある。ガンテツが良かった。
  • 月光
    1日で読みました。重いテーマと、月光。どの登場人物も、何か悲しいものを持って生きてました。
    他の作品と少し違う感じがしてましたが、ラストまで読んだ今、やはり誉田哲也さんの作品だなって思います。おすすめ。
  • 歌舞伎町セブン
    【2023年166冊目】
    ジウシリーズの「サーガ6」にあたる本作は、歌舞伎町が舞台。お馴染みの東さんも出てきますが、随分貫禄が出ましたねぇ…そりゃそうか、いろいろな事件を経験し過ぎてるもんな。ジウシリーズの頃は、どこか頼りない感じがしたんですけど、あれは美咲目線だったからなのかもしれません。

    歌舞...続きを読む
  • ノワール 硝子の太陽
    小川、上岡の動きはルージュで補完ですね。

    両方読むことでしっかり一つにまとまるまさに良作。
    ルージュ再読しよう。
  • ハング
    【2023年158冊目】
    誉田哲也さんの本は本当に油断できない。

    いい感じのキャラだな〜とか思ってはいけない。なぜなら気を抜いていたら死ぬから。生死に容赦がない、死ぬ時は死ぬ、どんなに重要そうなキャラクターでも。

    仲間の絆が深ければ深いほど、崩壊した時の衝撃といったら…でも生きていればまた別の作...続きを読む
  • もう、聞こえない
    浜辺友介を殺害してしまった中谷雪実は記者。
    取り調べを受けてた。

    話は過去に戻り、ゆったんと呼ばれる女の子の語りで進む。ゆったんにはみんみという親友がいた。
    みんみはバスケを頑張ってたが、大学に入れずグレてしまう
    その後みんみとゆったんはあまり関わりを持たずしたまま、みんみが殺害される

    その真相...続きを読む
  • 背中の蜘蛛
    後味悪い…。
    章ごとの話の繋がりは人物以外はほとんどない。
    路上での殺人事件、ライブハウスでの爆殺事件。両方に共通しているのは事件解決のいとぐちとなった「出所不明のタレコミ」。途中まで読めば、誰がどうやって調べたかは想像つく。
    視点を変えた数人の主人公のうち、素性の分からない1人もどう言う人物かはそ...続きを読む