東畑開人のレビュー一覧

  • 日本のありふれた心理療法

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    ヘルス・ケア・システムの話は勉強になった。
    ケアしていると、だんだんどこに向かっているのかわからなくなって来るので、俯瞰できてよかった。民間セクター、民族セクター、専門セクターが意外とこういう勢力図なんだっていうのは正直驚きだった。
    もう一度読み直したい本。

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    2023年09月08日
  • 日本のありふれた心理療法

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    ありふれた心理療法について、臨床心理学および心理臨床学の歴史と医療人類学と筆者の事例を軸にしながら語られたもの。日々の臨床を真摯に成していくことは大前提だけれど、臨床の知のありふれた一粒を抽出すべく、ありふれた事例研究を書こうと思わせてくれる。妥協と交渉により合金の心理療法しか提供できないけれど、そこには個別性の極みが確かにあり、そこから『心理学すること』と『関係すること』を丁寧に紡ぐことで普遍的な物語となる。その時の自分に可能な範囲で精度の高いものをまとめる。できればどこかでおずおずと発表する。そう決意をさせてくれる一冊。私の師匠も、年に一度は事例をまとめて発表すると、それをご自身に課し今も

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    2023年06月06日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

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    本書は、コミュニケーションのための本ではなく、心の言葉を聞くためのカウセリングのための本です。

    聞く技術ではなく、聞いてもらう技術とは、人に聞いてもらえないから。
    ちゃんと聞いてという訴えを「聞く」のは難しい。
    心の奥底にふれるよりも、懸命に訴えられていることをそのまま受け取るほうがずっと難しい
    「聞く」が不全に陥るとき、聞かなければならないとおもっている。それなのに、心がせばまり、耳が塞がれて、聞くことができなくなる。
    それは、「聞いてもらう」からはじめよう。

    気になったものは、以下です。

    ■聞くための前提とは

    ・どこで話そうか、どれくら時間があるといいのか。まずは時間と場所を決めて

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    2026年01月03日
  • 認知行動療法の哲学 ストア派と哲学的治療の系譜

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    超いい本
    っていうか認知行動療法ハマってる人の中でそもそも中高生の時からストア派好きな人沢山いるとおもうもん

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    2022年11月18日
  • 認知行動療法の哲学 ストア派と哲学的治療の系譜

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    面白かった。ストア派入門としてもいいのでは。
    ストア派に、認知の流れも行動の流れもあって、第二世代までは自覚的に自分を西洋哲学ないしストア派の流れの延長に置いていたとのこと。

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    2022年08月23日
  • 悲しみとともにどう生きるか

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    個人的に興味深い作者名が並んでいたこともあり、本屋で衝動買いしたもの。ただひたすら真摯に、悲しみと向き合ったからこそ到達し得た心境が、ことばで生きている諸氏によって語り起こされる内容は圧巻で、それぞれに異なった対峙方法にも関わらず、通底する温もりは十分に享受できる。心のどこかに本書の存在を認識しているだけで、ずいぶん楽に感じられる、そんな座右の一冊。

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    2021年01月12日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    ネタバレ

    1人めの養老先生の「私の人生は「不要不急」なのか?」という問いでガツンと来る。数に限りがある人工呼吸器を若い患者、高齢の患者どちらに使うかで、現実にトロッコ問題が発生しているとは。「トライアル・アンド・エラー」ではなく「トライ・アンド・エラー」という表現は相変わらず気になる。伊藤隆敏さんのページにもあるように現金給付は一律じゃなくてもよかったんじゃないかと思う。ブレイディみかこさんのページにあるように普段質問しなかった子がオンラインだと質問するようになったみたいな予想していなかった変化は今後も起こるだろう。

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    2020年09月22日
  • 野の医者は笑う 心の治療とは何か?

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    母のような人、私のような人について書かれていた
    母はスピリチュアル、私は臨床心理学を好む
    読んでいて気分が悪くなった
    頭がくらくらする
    二者の境目について軽い調子でたびたび触れるものだから、自分の信じるものやアイデンティティがぐらぐらとかき乱されるようだった

    それでも、読んでいけば慣れた
    臨床心理の方に軸足を置きつつ、というか実は一歩も出ずに、スピリチュアルにちょっかいをかける軽薄さを感じる本であることに間違いはない
    でも悪くなかった
    自分が何を信じたいのか、どう生きたいのかを探究する日々はもう少し続きそう

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    2026年01月11日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

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    とても勉強になりました。
    今も周りでトラブルはあるけれど、「あ、この人は今、PSの状態なんだな」と思えたし、そうか、外からケアするやり方もあるのか…、と思えるところもあり…。

    わたしは心理カウンセラーの資格は持っているけれど実務経験は無くて、日々の人間関係にしか活かせてないと思いつつ、日々の人間関係にすら活かせてないのでは…?と思って以前から気になっていたこの本を購入しました。
    難しい言葉も出てくるし、知らない精神分析家の名前も出てきたけれど、本当に勉強になった…。
    子どものことや親の心理……

    人とのこころに寄り添い、向き合おうとする心理士さんたちって、本当にすごいなぁ…と思います。

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    2026年01月10日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    著者の本は何冊か積ん読になってて,初めて読んだ。20年の臨床家としての集大成。臨床心理学+医療人類学という独自の視点が為せる業ですね。
    作戦会議としてのカウンセリングと冒険としてのカウンセリングという大枠の中で,自己-心-世界モデルに基づいた介入の技法としてのカウンセリングが整理される。
    科学的変化と文学的変化。
    カウンセリングは心の非常事態を扱う技法。
    個人の物語。
    カウンセリングとは何であったのか。
    →過去化すること。
    話すことは離すこと。

    心の時代から生存の時代へ。確かに時代は変わったけど,そういう捉えかたはできてなかった。全ては繋がってるなぁ。ここでも問題は近代なのだ。

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    2026年01月07日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    臨床心理士として活躍する著者が書かれた本です。
    心理学の本は講義資料のようなものも多い中で、会話調に語られ、それでありつつも心理学についても学べる非常に読みやすい本でした。
    読み終わった後は、善でも悪でもない曖昧な状態を良いと思えるようになります。
    ふとした時に、また読んでみたいと思える、そばに寄り添ってくれるような本でした。

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    2026年01月07日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    ネタバレ

    例として架空のハルカさん実存的な苦しみから逃れるため鎧をまとい内面が死んだように生きる人生に向き合い8年もの長きに渡り冒険としてのカウンセリングを受けた。結果、夫と別れ、恋人と別れ、母と疎遠になった。人との別れを経験しそのたび心を前に進めていけるということは理解できるけど、本当にそれでよかったのかな。本当の自分の人生を生きるっていばらの道だなと感じた。「カウンセリングとは何だったのか」答えは書いてあったけど、私にはわからなかった。

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    2026年01月02日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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     カウンセリングとは近代社会を生きる上で起こる個人の歪みに対して、心身の生存と個のナラティブの両面にアプローチするものだと理解できた。自分の身に起きたことを物語化する事で分離させ、それを他者が解釈するという営みは傷を癒したり新たな視点を得る作用がある。これは日常的に友人や家族とも出来得るけれど、転移が起きた際に最後までとことん付き合ってくれるのはやはりプロにしか為せない技だと思った。

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    2026年01月03日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

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    聞くためには聞いてもらう必要がある。

    それがわかっただけでとても心が軽くなった。
    人の話を聞きたくないときは心が聞いてもらいたがっている。
    話を聞いてもらってもいいと受け入れよう。

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    2026年01月02日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    ネタバレ

    人の心理に影響を及ぼすといったらおこがましいが、人の心にポジティブな影響を及ぼせるヒントがあるのではないかと思って読んだ。

    私の動機のようにそもそも悩みを聞くということは非カウンセラーもやっている中で、カウンセリングは何が違うのか。あるいは宗教やスピリチュアルとは何が違うのかについて書かれている。前者は友人や家族等に頼れない非常時の人が活用する、後者はその原因を外部の見えない力等に求めるのではなく自分の内部(心)に求めるということ。

    その上でカウンセリングには2つのアプローチ方法(生存を重視する作戦会議と生存は保証されているもののその代償として心を犠牲にしている人向けに行う冒険としてのカウ

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    2026年01月02日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    自由に生きることができる社会になったが
    自分らしく自由に生きるってなかなか難しい

    冒険のカウンセリング
    人生のある時期を終わらせるって
    そんなこともなく生きている人が多いように思う

    冒険大切だな

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    2025年12月31日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

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    言っていることを真に受けるだけの「聞く」という行為。一見簡単そうに思えるが、私たちは時折、聞けなくなってしまう。そんなときにふと感じる「聞くことのちから」。カウンセラーである筆者の経験をもとにきわめて具体的に書かれているため分かりやすく、親しみやすい文体で読みやすい一冊です。

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    2025年12月30日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    カウンセリングとは何か。
    何をしているのか。

    胡散臭くね?
    占いみたいな感じでしょ?
    普通のひとでもできそう。

    そんなイメージがある人にこそ読んでみてほしい。
    思っていたよりも、しっかりと型が決まっていて、
    明確な方法とフェーズがある。

    ってことがめちゃくちゃわかりやすく書かれてる。

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    2025年12月28日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    ネタバレ

    勇気を待つ。それまでできることをし続ける。

    ずっと同じ悩みが続いている。
    あともう少しが踏み出せない。というか、踏み出していいのかわからない。
    でも突然その勇気が湧いてくる。突然何かが変わったりして湧く時もあれば、自分でタネを蒔いていたものが突然大きくなったり。

    勇気を待つのはとても大変だ。
    いつその勇気がおこるかわからない。明日かもしれないし、5年後かもしれない。
    それを待ってくれる人がいることはとても幸福だと思う。

    幸福には三つの状態があることや、心は馬とジョッキーにわかれていること、今まで漠然と捉えていた心を分けることで少しわかることができた気がする。

    自分も勇気を待ってみようと

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    2025年12月28日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

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    ケアとは、傷つけないこと。(雪だるまが溶けないようにすること。)
    相手が必要としていることを肩代わりして引き受けて、具体的な行動をしたり、物理的な親切が心をケアし、つながりを実感させてくれる。 

    セラピーとは、傷付きと向き合い、ニーズを変更し、相手の自立を促すこと。

    ケアが先でセラピーは後。ケアなしのセラピーは暴力。

    是非日常の仕事でも実践したい

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    2025年12月28日