作品一覧 2023/10/05更新 精神分析的サポーティブセラピー(POST)入門 試し読み フォロー 精神分析の歩き方 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 山崎孝明の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 精神分析的サポーティブセラピー(POST)入門 岩倉拓 / 関真粧美 / 山口貴史 / 山崎孝明 / 東畑開人 とても良かった。 1年くらい前にに山崎さんの「精神分析の歩き方」を読んで分からなかった「力動的心理療法と精神分析的心理療法の変遷」についてや、「精神分析的心理療法を行うにしても、自我心理学の知識も大事だよね」と言ってくれている感じが、そうだよねと。いろいろとすっきりした。 本の内容としては、 「ユ...続きを読むーザーが現実適応できるように、精神分析理論に基づいて、(心の奥の幽霊の声についてはとくに触れずに、でも治療者が心に留め置いて)ユーザーの自我を支持すべく対話をしてくれる心理療法」の本。 そういう心理療法の実際の流れを2つのケースで書き記してくれて、その時治療者は何を心に留め置き、どう考え、持ちこたえてくれているかを記してくれている、とても誠実な本だった。 東畑さんの最後の文章は相変わらず面白かったし、POSTについての理解も深まった。 読んで想像し理解することと、実際に行う困難さは計り知れないとは思うけれど、「とにかく、絶やさずに支えることが大事」とういう、刊行トークイベントの関さんの言葉も印象に残った。 Posted by ブクログ 精神分析的サポーティブセラピー(POST)入門 岩倉拓 / 関真粧美 / 山口貴史 / 山崎孝明 / 東畑開人 良書。 精神分析を専門に勉強してきたわけではないため、臨床的な介入の中で精神分析を行うことはまずないが、それでも事例の見立てに精神分析的な観点を取り入れることがしばしばあり、そのやり方を洗練させるためのヒントが本書にはあったように思う。これまで真似事でやっていた見立てを、どの部分に着目して精緻化して...続きを読むいく必要があるのか勉強になった。 たしかに精神分析的アプローチとは異なる部分も多く、実践のしやすさが一つのポイントになっているが、今後、精神分析的アプローチへと切り替える場合のことを考えると、自己開示の扱い方や中立性についての問題をどれくらい意識して実践できるかがその後の展開の鍵となるだろうし、そういった意味での難しさを孕んでいると言える。あくまでベースは精神分析だが、他の心理療法との組み合わせなども自分の中で整理していきたい。 Posted by ブクログ 精神分析の歩き方 山崎孝明 これもよかった。 前半は初学者というか、はじめてこういうのを読む自分にはとても難しくなんとか気合で読んだので、ひとまず飛ばして第9章モチベーション論から読むのもありかと。 自分がケアする側として、実際にどうやって対話を進めるべきか、自分の答え方次第でどうにでもなっていってしまうなと思った時に、臨床心...続きを読む理士の方が実際どうやってカウンセリングを進めているのかを垣間見れる一つの貴重な例を具体的に書いてくれている。 終盤の、「他者への信頼」のところはこの本の真骨頂というかものすごく良かった。 これが大変でしんどかったのかと。 精神分析とカルトについても、真正面から考察していてとても面白かったです。 題名はなかなか敷居が高そうですが、ぜひ読んでみてほしいです。 Posted by ブクログ 精神分析の歩き方 山崎孝明 思ったほど「精神分析」独特の濃さはなく, 読者の興味本位ーいわゆる観光ーを大事にしている印象。 けれど,当たり障りがない,臨床感(現場感)がない,ということは全くない。 むしろ,(精神分析を志すかどうかに関わらず)心理職を目指す初学者が触れておくべき視点が満載。 また,現代社会における精神分析の...続きを読む居場所のなさについても,真っ向から述べられていて...なんというか...なかなか出会えない貴重さを感じた(大学の講義でたまに聴く教授の本音のような)。 Posted by ブクログ 精神分析の歩き方 山崎孝明 力動的なオリエンテーションにいる人もそうでない人も、公認心理師もしくは臨床心理士を志している人には一読してほしい本だった。特に修士の学生あたりに。 Posted by ブクログ 山崎孝明のレビューをもっと見る