山崎孝明のレビュー一覧

  • 精神分析的サポーティブセラピー(POST)入門
    とても良かった。
    1年くらい前にに山崎さんの「精神分析の歩き方」を読んで分からなかった「力動的心理療法と精神分析的心理療法の変遷」についてや、「精神分析的心理療法を行うにしても、自我心理学の知識も大事だよね」と言ってくれている感じが、そうだよねと。いろいろとすっきりした。

    本の内容としては、
    「ユ...続きを読む
  • 精神分析的サポーティブセラピー(POST)入門
    良書。
    精神分析を専門に勉強してきたわけではないため、臨床的な介入の中で精神分析を行うことはまずないが、それでも事例の見立てに精神分析的な観点を取り入れることがしばしばあり、そのやり方を洗練させるためのヒントが本書にはあったように思う。これまで真似事でやっていた見立てを、どの部分に着目して精緻化して...続きを読む
  • 精神分析の歩き方
    これもよかった。
    前半は初学者というか、はじめてこういうのを読む自分にはとても難しくなんとか気合で読んだので、ひとまず飛ばして第9章モチベーション論から読むのもありかと。
    自分がケアする側として、実際にどうやって対話を進めるべきか、自分の答え方次第でどうにでもなっていってしまうなと思った時に、臨床心...続きを読む
  • 精神分析の歩き方
    思ったほど「精神分析」独特の濃さはなく,
    読者の興味本位ーいわゆる観光ーを大事にしている印象。

    けれど,当たり障りがない,臨床感(現場感)がない,ということは全くない。
    むしろ,(精神分析を志すかどうかに関わらず)心理職を目指す初学者が触れておくべき視点が満載。

    また,現代社会における精神分析の...続きを読む
  • 精神分析の歩き方
    力動的なオリエンテーションにいる人もそうでない人も、公認心理師もしくは臨床心理士を志している人には一読してほしい本だった。特に修士の学生あたりに。
  • 精神分析の歩き方
    精神分析をやっている人にも、これから始めようと思う人にも、途中で挫折した人にも、面白く読める本。初学者の時に、このような本に出合いたかった。学習初めの人が疑問に思う点にも、痒い所に手が届く。内に対する批判もありながら、外に対して開こうとする、若手分析家の意欲作と思う。
  • 精神分析的サポーティブセラピー(POST)入門
    プロセスの一端を知っている(担っているとは言えない)ので、
    客観的な感想を言えば、
    「わかりやすい」。

    私たちが抱いてきた違和感や傷つきや、
    疎外感や怒りも含めて、
    言語化しながらどこまでも論理的であろうとするところが、
    限りなく臨床的だと思う。

    一方で、
    精神分析にそこまでの葛藤を抱いていない...続きを読む
  • 精神分析の歩き方
    まさにガイドブックでした。

    私は精神分析、まったく習ったことはなく、
    精神分析というものがあるということぐらいしか知りません。

    実際に精神分析をこれからやっていこう
    という人に向けて主に書いてあるので、

    自分にはピンとこないところもありましたが、
    第二部、心理臨床学の歴史は、心理学を学ぶものと...続きを読む
  • 精神分析の歩き方
    62 IPA 週3〜4精神分析 それ以外精神分析的心理療法
    68
    101 ヒステリー
    122 当事者研究
    174 心理士=テスター
    199
    295
    305 オープンダイアローグは他者への不信をそのままにしてる 個人療法
  • 精神分析の歩き方
    ある程度,臨床心理学の業界のことがわかった人向けの本だと思う.論旨は明快で,くどいくらいに根拠と理論が書いてある.日本語は明快なのが素晴らしい.心理学の翻訳本はほんとにひどい日本語になっているため,日本人の日本語はいいなと思います.興味があれば面白いし,興味のない人にとっては,オタクだね,なのだろう...続きを読む