東畑開人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった!
私は占いには特に興味はないので、占いにお金をかけたことがない。スピリチュアルな話は苦手なので、どちらかと言うと苦手である。
ただ、2026年の運勢、何座の何型、何位!とか書いてあるのを見ると、自分が何位か探していたりはする笑
上位だと喜んでしまい、謎の自信が湧いたり笑
一方、心理学は自分の分野だ。
この本は東畑さん繋がりで知った。
心理学と占いが親戚?冗談じゃない!という気持ちになりつつ読んだら、とにかく面白い。
あれ?こりゃ親戚だわ〜とあっさり降伏。
以下、印象に残ったことのメモ。
強い宿命論…運命は決まっているんだ。
弱い宿命論…運命と交渉可能なんだ。
弱い宿命論の方がポジティブなようで、強い宿命論が勇気をくれるときもある。うまくいかなかったらそれは運命や、と。
心のより深いところに触れるためには、カウンセラーは常識に根を張っている方がいい。服装髪型は地味に。 -
Posted by ブクログ
お二人が共鳴し合った対話だったからやや専門的な言葉が多めでも内容が入ってきやすかったです。
お互いにお互いの専門分野、また個人的な研究とか感情や生き方に対して、興味も尊敬も強く、共通言語も多いみたいで楽しそうなのがホント良かったです。
対談て割と初対面が多かったり、逆に長いお付き合いの人同士だったりしませんか。ですから、遠慮から入る感じがもどかしかったり、逆に楽屋ウケみたいな仲良し過ぎて読み手置いてけぼりも体験したのですが、コレはとてもいい塩梅の距離感が体験できる対談で「いい塩梅の人間関係」のお手本でもありました。
ワタシは発達障害・精神疾患があり、そんな特性上、占いもカウンセリングも一般的な方たちよりは、しっかりどっぷり触れてきました。そんな自分がこの先、他者への関わりの糸口になると楽しいな、と「占い」や「対話」を勉強したい、と思っていた矢先でこちらの本を知り、飛びついて買いました。
お二人が賢すぎて難しい単語も多めだったので、何度か読み返したいと思います。
…。
が、お二人が研究者で実践者でもあるということから、たぶん来年読んだら古い話になってそうではありますね。
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Posted by ブクログ
スターゲイザー 真昼に星を見る人
このタイトル秀悦。
心理士も占い師も、夜見るべきもの(無意識)を昼間に見ようとする人々なんだよな。
自分は、若い頃は占いに傾倒し、中年期から心理学を学び、産業カウンセラーからキャリコンになったのでその両方に足を突っ込んだ形になっている。
だから、まえがきで書かれた4つのテーゼには、首がもげるか?と思うくらいに同意。
テーゼ① 占い師と心理士は親戚である
テーゼ② 専門家とは素人には見えないものを見る人のことである
テーゼ③ 占いと心理学は混ぜるな、危険
テーゼ④ 占いと心理学を比較する
『人は科学のみによって生きるにあらず。物語がなくては、生活も人生も成り立たない。ですから、霊や神とは付かず離れずの関係でやっていくのが、臨床心理学だと僕は思っています。』(118ページ)
科学的に分析された心理学、偶発性に意味があると捉えている占い。
そのどちらか一方が欠けたと人間の生き方って、この世には存在しないと思っている。
だから、この東畑さんの言葉にも、首がもげる勢いで同意だった。
先日、初めて神保町の書泉グランド4階に足を踏み入れた。
お二人も言っているが、あそこは特別というか、すごい空間。
まさに、親戚たちの集まり。
でも、混ぜたら危険なのよ。本当に。
南方熊楠が、星座の見え方の違いから人間性の違いを見つけようとしていたのには驚いた。
やはり南方熊楠、目の付け所が違うな。。。
(それと似たものを考えだした東畑さんも)
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Posted by ブクログ
これは他の人からしたらどうでもよい話だが、わたしの中の小さな物語。大学3年生の終わり頃、コロナが流行った。授業はオンラインになり、生活は不規則。衛生面が不安な飲食店でアルバイトをし、趣味は奪われた。卒業制作もできず、就職したかった業界はコロナ禍で存続が危ぶまれた。将来に希望なんてひとつももてなくて、精神を病んだ。当然の話。
その頃にこの本がそばにあれば良かったのにな、と思った。このコラムをリアルタイムで読んでいたとしたら、もう少し大丈夫だったのかもしれないな、と。
しかしながら、それから数年経った今この本を手に取ったことにより、過去の傷をやさしくさすってもらえたような気がした。この本に出会えてよかった。
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Posted by ブクログ
カウンセリングとは何か、をとても分かりやすく書いてくれている本だった
東北旅行の道中、仙台駅の新しい丸善で、この旅に会う本を探そうと思い手に取った
軽やかで優しい文体に、さくさくと読んでいけるのが、自分の中にある色々な感情を呼び起こさせる
人はどんな時に孤独なり、悲しくなり、他者を求めて傷つけるのか
補助線という形で分かりやすく教えてくれた
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悲しみには豊かさがある。
そこには世界の複雑さと、他者の複雑さと、自分の複雑さのための余白がある。
そういうものを実感できたとき、僕らはネガティブなことが起こり続ける人生というものを、それでも生きるに足るものだと思える