東畑開人のレビュー一覧
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『雨の日の心理学』(雨の日の心理学)を読んで、心のケアとは何かについて、考え直す機会だった。
本書の中で印象に残ったのは、心のケアとは特別なことをするというよりも、「相手を傷つけないこと」にあるという視点。普段、心が穏やかで安定しているときには、ケアはうまくいっているように感じ、あまり意識されない。しかし、ひとたび心に「雨」が降り出すと、これまで気づかなかったズレや難しさが一気に表面化し、「どう関わればよいのかわからない」という感覚が強くなる。
そうした「わからなさ」が立ち上がったときに、どのように向き合えばよいのかを丁寧に示している。単なる気持ちの持ち方にとどまらず、専門知を背景にしなが -
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臨床心理士の東畑開人さん、
この本で初めて知ったのですが
…一気にファンになりました。というか虜です。
ユーモアたっぷりで、どの回もニヤニヤ、クスクスしながら読みましたが、カウンセラーとして来談者とのやり取り場面やそこからのお話はどれも深くて…
フィクションとは思えない、、
もう私にとってはどのエピソードも
感情移入してしまい
自分のことのように自分だったら?
こんなことが起きたら…心は壊れるよね…と
とにかく夢中になって読みました
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私たちの心は誰かの心の中で発生する
そういう体験が積み重なって初めて
ようやく自分を振り返られるようになる
自分の心で自分の心の苦しみや喜びに気づけ -
Posted by ブクログ
『カウンセリングとは何か』を読ませていただいてから、専門書なのにかなり読みやすく、面白いとも感じたので、こちらも読ませていただきました。
こちらは、心が落ち込んでいる状態を”雨の日”と例えて、そんな雨の日のケアはどの様にすればいいのかを素人でもわかりやすく解説してくれていて、『カウンセリングとは何か』と同様、やはり読みやすく、またこちらはさらに優しい文体で描かれている印象で、時折冗談を挟んでクスッと笑えるところがあったりして東畑さんのお茶目な部分なども感じ取ることができて一見暗くなりそうな内容にもかかわらず、楽しく読み進められました。
今回、『カウンセリングとは何か』で2026年の新書大賞を受 -
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ネタバレ書いてあることは、心に雨が降った時に自分がどうしたら良いかというよりも、周りがどうケアしてあげると良いかという所に焦点が当てられています。
自分は自身に雨が降った時にどうすれば?と思い読み始めたので、少し違ったなと思いつつ、子を持つ親として将来のためにも目を通しておこうと思い最後まで読みました。
書いてあることは正直あたりまえのこと。
どこかで聞いたことのあるようなこと、ばかりです。
雨の日にどういうケアが必要かというところでは、大人の方が読む分には専門家などではなくともほとんど真新しいことはないといえます。
ですが、ここまでわかりやすく論理的に誰かに教えてもらったのは初めてで、だからこ -
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ネタバレ会社を退職するたびに抑うつを繰り返し、休職期間や無職のときにようやく読書時間を設ける体力と意識が働き、文化的に生きて、内省を経て心を取り戻す癖があり、この本を読んでp127.「心にはまだ形になっていない言葉が蓄積され、カチコチに固められている。朝が来ると日常音にかき消されてしまう。」。助けて欲しいと発する事で、整えられるとのことで、1人で勝手に退職を決めて静かに立ち去り、私なんかと自暴自棄になる前に一言、「助けて」と言えるようになれたら、それで仕事を続けられたらと良いなぁと思った。
p38.「いったん止まって様子を見る。」これも大切でメンタルヘルスの最終奥義のようですが、本当に大切。コロナ禍 -
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僕は占いのみで生計を立てています。
つまり、本書でいうところの “野の医者” です。
これまでいくつかの東畑先生の著書を読んできましたが、本作も最高に笑わせていただきました。
無職時代の東畑先生が、トヨタ財団研究助成プログラムの支援を勝ち取り、沖縄を舞台にスピリチュアル界隈を縦横無尽に駆け巡る、ワクワクするフィールドワーク冒険譚です。
スピリチュアルのエネルギーは良くも悪くも強力です。
臨床心理士として確固たる信念を持っているはずの先生でさえ、大量の謎のスピリチュアルエネルギーに染め上げられ、ミイラ取りがミイラになってしまいます。
しかし、その包帯の隙間から覗く心理士としての眼を光らせ、 -
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野の医者とは何者か?
“癒しに関わり正規の科学から外れている人で、自身が病み、癒されたい人”
大方、このように臨床心理士の著者は定義しています。
“野の医者”を見ることで、臨床心理学はどういう学問か再考してみるというのが、本書のテーマです。
何だかこのように書くと小難しい感じですが、いやいやどうして著者の語りは、めちゃめちゃ面白い。著者の東畑さんは、ご自分のことを“野の学者”と称しています。東畑節さくれつで、「ちょっと真面目にやってください!」とツッコミを入れたくなるぐらい面白い。
場所は沖縄で、著者自らがヒーリング(怪しい治療?!)を受け、実況中継してくれるので説得力があります。な