東畑開人のレビュー一覧

  • 聞く技術 聞いてもらう技術

    Posted by ブクログ

    何回も読みたい本。
    人とのつながりと言われると、言葉だけだとありきたりで薄っぺらく感じがちだが、これを読むとなぜ大切なのか?よく分かる。
    これからの過ごし方や考え方が変わりそう。

    0
    2026年04月15日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

    Posted by ブクログ

    こころに関する理論について、とても噛み砕いて、比喩を用いながら書いてあるからわかりやすい。その上、つまみ食いでもよいと、かなり読むハードルを下げてくれる言葉もある。
    とにかく、ケアする人が楽になれるように考えられた本。読んでいて、自分が癒える感覚がある。
    福祉のような対人的な仕事におけるケアから、友人や家族同士の相談事のような、日常的なケアにも当てはまる。

    表紙の雰囲気が手に取りやすく、読んでみて、これは買ってよかった!と切実に思った。

    0
    2026年04月11日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    人生を真っ二つにすると、「愛すること」と「働くこと」
    そして近年、「働くこと」が「愛すること」を飲み込んでいる。
    本「不完全主義」とも近しい論調であり、共感。
    つい陥りがちな性質なので、気をつけようと再意識。

    0
    2026年04月06日
  • 心はどこへ消えた?

    Posted by ブクログ

    東畑開人さんの著書。居るのはつらいよを読んで衝撃をうけた。なので他の本も読んでみたいと思い購入。短編集で読みやすい。トイレ侍とウンコ男のところはかなり保育っぽい関わりをしてて参考になったし、肩書きを見てかなりエリートっぽいイメージをしていたので実はそうでない時代もあったとのことでびっくり。でもそこからどうやって今やっていけてるのかまでは書いていないので、なんかそこが気になってしまった。

    0
    2026年04月04日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても面白かった。
    人の内面や感情の揺れが丁寧に描かれていて、引き込まれた。

    白黒をはっきりさせるためではなく、グレーゾーンに耐えるために補助線を引く、という話が特に印象に残っている。
    本当にその通りだと思う。

    シェアと本音といった関係性や、補助線のバリエーションの捉え方も興味深くて、
    そのバランスを大切にしていきたいと感じた。

    幸福度は複雑なままに生きること。これも響いた、響いた。複雑さを超えて、相手を許せた時に人は幸福を感じるというか。ハウフヘーベン出来た時の幸せみたいなものはあるよなぁと思った。

    0
    2026年04月01日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

    Posted by ブクログ

    『雨の日の心理学』(雨の日の心理学)を読んで、心のケアとは何かについて、考え直す機会だった。

    本書の中で印象に残ったのは、心のケアとは特別なことをするというよりも、「相手を傷つけないこと」にあるという視点。普段、心が穏やかで安定しているときには、ケアはうまくいっているように感じ、あまり意識されない。しかし、ひとたび心に「雨」が降り出すと、これまで気づかなかったズレや難しさが一気に表面化し、「どう関わればよいのかわからない」という感覚が強くなる。

    そうした「わからなさ」が立ち上がったときに、どのように向き合えばよいのかを丁寧に示している。単なる気持ちの持ち方にとどまらず、専門知を背景にしながら、日々の関わりの中で活かせる具体的な視点や技術についても触れられていた。

    また読み進める中で、不思議と自分自身がケアされているような感覚もあった。誰かの心に寄り添うことを考える本でありながら、同時にこの本を手に取っている読者自身の心の揺らぎにも静かに寄り添ってくれる。そのためか、読み終えたときには、心の中にあったモヤモヤが少し晴れているように感じられた。

    心のケアとは、何かを「うまくやる」ことではなく、わからなさを抱えたまま相手と向き合い続けることなのかもしれない。

    0
    2026年03月29日
  • 心はどこへ消えた?

    Posted by ブクログ

    東畑さんの本質を見抜く力が凄い。

    本書はフィクションも含めてつくられたカウンセリングエッセイ集。
    そこで患者が語る悩みは、実は本当の悩みではなく改善すべきことは他にあると考えられるものが非常に多くあった。

    自分のことを自分で判断分析することが、いかに難しいことか。だから人は悩み苦しむ。
    そんな時は主観だけでなく、客観的に自分の状態をみてもらうこと。また、家族や友達以外の他人に話をすることも大事であるという気づきを得た。

    0
    2026年03月28日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    あとがきの「心は一瞬で変化するときには危うくて、かけた時間の分だけ変化するのがいい。」という一文に作者が伝えたいことが詰まっている気がした。
    世の中には主張の強い自己啓発本やビジネス書もたくさんある。即効性のあるものが必要な時もあるけど、即効性のあるものは反動がくる。
    本書は悩みをすぱっと解決してくれるわけではないし、この本を自分のものにするためにはすごく時間がかかる。
    だけど、時間をかける意味はあるなと思える内容だった。

    0
    2026年04月09日
  • 心はどこへ消えた?

    Posted by ブクログ

    見捨てない姿勢があたたかい心。
    分かり合えるかどうかより向き合おうとする姿勢や時間にこそ意味は宿る。

    0
    2026年03月25日
  • 野の医者は笑う 心の治療とは何か?

    Posted by ブクログ

    最高に面白かった!東畑先生は沖縄でお仕事されていたのは!お目にかかりたかった。沖縄の人が気づかない、癒しの話はとても勉強になった

    0
    2026年03月19日
  • 心はどこへ消えた?

    Posted by ブクログ

    臨床心理士の東畑開人さん、
    この本で初めて知ったのですが

    …一気にファンになりました。というか虜です。
    ユーモアたっぷりで、どの回もニヤニヤ、クスクスしながら読みましたが、カウンセラーとして来談者とのやり取り場面やそこからのお話はどれも深くて…

    フィクションとは思えない、、
    もう私にとってはどのエピソードも
    感情移入してしまい
    自分のことのように自分だったら?
    こんなことが起きたら…心は壊れるよね…と
    とにかく夢中になって読みました

    ===
    私たちの心は誰かの心の中で発生する
    そういう体験が積み重なって初めて
    ようやく自分を振り返られるようになる
    自分の心で自分の心の苦しみや喜びに気づけるようになる
    ===p252

    そうなんですよね…
    今日も、3歳の次女に「痛かったよね」、「びっくりしたんだよね」と涙を言葉にして抱きしめて
    彼女がコクコク頷きながら落ち着くのを待ちましたけれど

    そういう子供たちにしてあげることを
    大人にも。まずは自分自身にしてあげないと。


    この本を読みながら、自分の心に寄り添い続ける時間を頂きました。



    最後にふと思って
    バジーさんを検索したら…イケメンでびっくり。

    本の中にあったスーパービジョンでクライアントに恋されてしまった女性心理士さんのように
    私ももしバジーさんの前に座ったら、きっとドキドキして雑念が生まれてしまうだろうから、バジーさんにカウンセリングを申し込んではいけないだろうなぁ(´-`).。oOダンディですッ

    0
    2026年03月08日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

    Posted by ブクログ

    『カウンセリングとは何か』を読ませていただいてから、専門書なのにかなり読みやすく、面白いとも感じたので、こちらも読ませていただきました。
    こちらは、心が落ち込んでいる状態を”雨の日”と例えて、そんな雨の日のケアはどの様にすればいいのかを素人でもわかりやすく解説してくれていて、『カウンセリングとは何か』と同様、やはり読みやすく、またこちらはさらに優しい文体で描かれている印象で、時折冗談を挟んでクスッと笑えるところがあったりして東畑さんのお茶目な部分なども感じ取ることができて一見暗くなりそうな内容にもかかわらず、楽しく読み進められました。
    今回、『カウンセリングとは何か』で2026年の新書大賞を受賞されたとのことで
    やっぱりすごい方だなあと改めて感じました。

    0
    2026年03月03日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    心って本当に複雑なんですね。
    私自身も昨年、人生で初めて適応障害を経験したことによって心って難しいと感じています。

    自分でも自分の気持ちって理解しきれていない。

    この本は読むだけで、心が解されていく感じがしました。
    なかでも補助線の考え方はとても新鮮でした。

    1回読んだだけでは完全に理解できていないので
    複数回読んで、噛み砕いてもっと理解したいなと思っています。

    0
    2026年02月28日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    適応障害になって休職して退職して転職活動中の私に今1番必要な本だった。
    全部が刺さった。出会えて良かった。

    0
    2026年02月22日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    書いてあることは、心に雨が降った時に自分がどうしたら良いかというよりも、周りがどうケアしてあげると良いかという所に焦点が当てられています。

    自分は自身に雨が降った時にどうすれば?と思い読み始めたので、少し違ったなと思いつつ、子を持つ親として将来のためにも目を通しておこうと思い最後まで読みました。


    書いてあることは正直あたりまえのこと。
    どこかで聞いたことのあるようなこと、ばかりです。
    雨の日にどういうケアが必要かというところでは、大人の方が読む分には専門家などではなくともほとんど真新しいことはないといえます。
    ですが、ここまでわかりやすく論理的に誰かに教えてもらったのは初めてで、だからこれが必要なんだなとスッと入ってきます。
    ケアする人の心得みたいなことがほぼ網羅されてると言って良いと思います。そういう意味では、人として生きていく上で一度は読んでおいて損はないと思いました。雨の日とありますが、人と関わり合いながら生きていく上で必要な事が、書かれています。
    口語口調で書かれているのも非常に読みやすかったです。
    個人的には、各章の終わりに黒板にチョークで要点を書いてあるページがとてもお気に入りでした。

    0
    2026年02月20日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

    Posted by ブクログ

    聞くことと聞いてもらうことはぐるぐると回っている…。聞く人の後ろにはその人の話を聞いている人がいてその後ろにはその人の話を…エンドレスの様な循環が世界を支えている繋がりなのかも。

    0
    2026年02月13日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

    Posted by ブクログ

    心のケアの難しさ、ケアする人の難しさに触れながら、ケアとは何かを語っていく。こうすればできる、のようなハウツーではないことを理解しながらの語り口が読みやすい。
    単純なエッセイとしても読める気がする。

    0
    2026年02月07日
  • 心はどこへ消えた?

    Posted by ブクログ

    結局、読み終えるのに半年もかかってしまった。
    興味深く、面白い本だったのに、こんなに長くかかってしまった。読んだときには、すごく心に響いたように思ったのに、今振り返ると、あまり記憶にない。
    何か不思議な感じ。
    でも読んで良かったと思っている。
    この本によって東畑開人さんに出会えたのは本当に良かった。これからも注目していきたい人だ。
    ようやく読み終えて今はほっとしている。

    0
    2026年02月03日
  • 心はどこへ消えた?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    会社を退職するたびに抑うつを繰り返し、休職期間や無職のときにようやく読書時間を設ける体力と意識が働き、文化的に生きて、内省を経て心を取り戻す癖があり、この本を読んでp127.「心にはまだ形になっていない言葉が蓄積され、カチコチに固められている。朝が来ると日常音にかき消されてしまう。」。助けて欲しいと発する事で、整えられるとのことで、1人で勝手に退職を決めて静かに立ち去り、私なんかと自暴自棄になる前に一言、「助けて」と言えるようになれたら、それで仕事を続けられたらと良いなぁと思った。

    p38.「いったん止まって様子を見る。」これも大切でメンタルヘルスの最終奥義のようですが、本当に大切。コロナ禍の茫然自失で軽い躁に転換される表現のとおり、私はすぐに躁になってしまう。以前は、躁=元気な自分に元通りで安心しきっていて、自己肯定感も高く、笑顔を心掛けて、明るく振る舞い、優秀か友人を見よう見まねに真似して生きて、気づいたら頭がぼーっとして静止、気がそれ続けて、SNSを見て、比較して落ち込んで、自暴自棄に激辛むちゃ喰いアルコールを飲んで、とめどなく自分を叩き打ちのめしてしまう。
    こんな私と友人であることに気が滅入るだろうと友人のSNSに自分がいることがストレスになり初期化したりブロックして削除して、あえて嫌いになったよというフリをしてみたり、どんどんエスカレートして孤独の淵に追いやる癖も、抑うつ期間にしていたと自認していたけどきっと躁状態の時。

    もう、本当に立ち止まる。

    脆さや孤独を感じた時に、耐える手段を選んだ過去の私は、いろいろ間違っていて、以前は素直な気持ちで笑顔を作れたが、今はどうやって笑えば良いかわからない時もある。

    孤独に耐えることは、本当に毒なので、辛くてしんどいときは、黙って、平気なフリをするのでなく、寂しい〜!!!!むりむり、ドラマ見て死んだふりしよう………お風呂に入って温かいお布団の中に潜り込み、好きな素材の毛布でぬくぬくして気持ちいいと感じて、いままで頑張った筋トレの成果を横になった時に感じて、自分を讃えてみたり、布団の中で立ち止まることは割と、やっぱ生きるのが楽しいのかもと、思える瞬間だったりする。


    脆くて、孤独が嫌いなので、今すぐ誰かと結婚したいっていう欲望がある。確かに、すぐ結婚はもはや離婚が待ち構えてる。なんだけど!!その、今すぐ結婚はしなくていいから、1.2年以内にしようって言葉だけが欲しかった。なのに、何もその素振りや言葉がないとやっぱり、付き合ってても意味ないと感じてしまって、元彼と別れて、超絶孤独で、大学時代ちょろちょろ付き合ってたから、過去の自分に戻ってしまってまたネガティ。

    いや、もう、もはや、結婚してくれなくて良かったとすら感じる。被害者ムーブかますの嫌いだけど、お互いの性格や好みがわかっていて、27歳で復縁するとか、復縁の次は結婚だって誰も予想できないか?と、いや、できない。だって、友人も家族も、あんまり良い恋愛だと言ってこなかったし、逆に復縁を繰り返して、失敗を学びにしないと言うか、呆れられてすらない、興味を持たれていないことに違和感もあったし。

    でも、私も私で確かに悪いこと言ったし、傷つけたし。傷つけてしまったことと、結婚してもらえなかったことを御あいこにして、次に進もう。

    よーし、とりあえず仕事探して、貯金して、ひとり時間を楽しんで、ダイエットして、独身という身分も体重もお気楽にして、timeleszのオタクして楽しもう。聡ちゃんと風磨を応援して気力を戻そうー!!ばじーせんせい、ありがとうございました!!メンクリ行った気持ちになりました!!

    0
    2026年02月01日
  • 野の医者は笑う 心の治療とは何か?

    Posted by ブクログ

    名著『居るのはつらいよ』である意味謎に満ちていた東畑開人さんが、沖縄時代にデイケアの外でしていたフィールドワークの記録。

    沖縄の明るさと、その裏にある絶望と、この時期の著者自身の絶望感がとてもいい塩梅に重なってこの本の気分を作っている。

    「野の医者」のフィールドワークをしようという発想も斬新で魅力的だし、文庫本あとがきのオチがまたいい。野の医者を調べることで、臨床心理学を相対化しようとした著者が、結局自分も「野の医者」になったんだ、と。

    たしかに、『居るのはつらいよ』と甲乙つけ難い名著だった。

    0
    2026年01月20日