東畑開人のレビュー一覧

  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    ぷかぷか、ぷかぷか。
    例えの話がとっても響く。

    読むのが辛くなるようなところもあるけど、読み終わった今は少し顔をあげて生きていこうという朝が来たような気持ちです。補助線を引いてみる。おすすめ。

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    2026年05月30日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

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    ネタバレ

    臨床心理士である筆者が書く、聞く、聞いてもらうことのメカニズムや効果をまとめた本。

    序盤は社会情勢との関係や小手先の技術の紹介でぼんやりした感じだったが、終盤に本質が紹介されスッキリした。本質の説明は臨床心理士ならでは。

    専門家ではあるが筆者のフランクな人柄が垣間見える文章で気軽に読めた。

    この手の本はたくさん読んできたが、本職のカウンセラーでそこそこ要職に就いている方の見解を読める本書は貴重。

    印象に残った一文
    「聞く」は現実に作用する訳ではなく、心に作用します。

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    2026年05月27日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

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    以前も東畑さんの本を読んだことがあるが、毎度新しい発見と「なるほど〜」
    と思う視点がある。心理学の方


    「PSのときはメールをすぐ送らず、下書きに書いて一晩おくといい」はものすごく納得。そしてわたしも思い当たるので反省


    今、ケアする立場にある人(感情労働が多い人、育児・介護中の人など)には特におすすめ。

    「ケアの辛さをわかってくれる…!」
    でも、それは口先だけの言葉ではなく、
    しかし、ケアのよさもそうだよね、あるよね、
    とも思える本。



    ◯こころのケアとはなんだろうか


    ・心のケアの担い手は素人

    ・ケアとは傷つけないこと、
     ニーズを満たすこと(相手が必要としていること、相手の負担になっていることを肩代わりすること)
    依存を引き受けること、お世話すること

    ・セラピーとは傷つきと向き合うこと、ニーズを変更すること、自立を促すこと

    ・ケアが先でセラピーが後。

    例)仮病の対応
    子どもが仮病を使う→休ませる(ケア)
    次の日も仮病→休ませる(ケア)
    また休みたがる→「どうしたの?」(セラピー)

    ※最初から
    「どうしたの?」では打ち明けられない

    ・見守る(セラピー)の方がよっぽどパワーがいるときも多い。


    ★仮病を使う時点で、こころの具合が悪い



    ◯こころをわかるとはどういうことだろうか
    …傷つけないためにはわかる必要がある

    ・一緒にいる時も、LINEでも「わっ」と思うことがある
    …心を自然に受け取っている

    ・晴れの日とは、どうしたら相手を傷つけないのか、よくわかっている日

    ・雨の日とは、どうしたら相手を傷つけないのか、わか、なくなっている日

    →雨の日は個別的な対応が必要になる


    ・「死にたい」と相手がいう時
    死にたい気持ちと死にたくない気持ちの両方があることを「わかる」必要がある

    傷ついているのは希望で、無傷なのは絶望


    ・いい人と悪い人、味方と敵に世界が真っ二つに分かれているのがPSポジション
    (一瞬一瞬に命を賭けている)…異常心理学

    いいところも悪いところも両方ある人たちで世界ができているのがDポジション
    (過去と未来の全体を見ることができる)…正常心理学

    ★PSのときはメールをすぐ送らず、下書きに書いて一晩おくといい

    ・引きこもるって実は非常に攻撃的



    ◯こころはどうしたらきけるのか

    ・転移や逆転移が起きないようにするのではなく、修復、やり直すこと

    ・きく(相手の心を預かる)
    →考える(相手の気持ちを考える)
    →わかる(自分の心を相手の心に重ねる)


    ◎また話そう


    ・相手の気持ちに踏み込むのが怖くて、なかなか深い話を聞けないと思ったら

    …多くの場合、相手も無力ではない。
    勇気を出してノックしてみて、ドアを開けたくない時は開けないでいい、という姿勢を見せるのが大事。
    自分も相手ももう少し信じられるといい

    ◯こころはなにをすれば助かるのか

    ・社会が個人主義になり、自由になるのはいいが、孤独になりやすい。
    おせっかいのハードルが高くなっている。


    ・目の前のニーズに応えることが助けるおせっかいであり、
    (例:震災で水がなければ運ぶ、トイレが汚れているなら掃除する、仮設住宅への引越しを手伝う)

    ニーズ以外のものを押し付ける(きく)のが余計なお世話

    (例:被災された方に
    「感じ方を変えましょう」というのは暴力」)


    ・環境を変えるのが助かるおせっかい、本人を変えようとするのは余計なお世話になり


    ・ケアがうまく行っているときには、人はケアされていることに気がつかない

    ★環境はうまくいっている時は忘れられて、失敗した時にだけ思い出される


    ・ニーズが満たされてボエーっとしているときの自分が「本当の自己」
    …「本当の自己」になりたいなら、自分探しにインドに行くより近隣の温泉に行く方がおすすめ

    (ケアされている時は、ケアされていることを忘れている)


    ★ニーズを満たしてもらえない局面(環境の失敗)が続き、偽りの自己しかなくなると、こころが死んでしまう


    →完璧な環境よりもときどき失敗する環境のほうがよい
    (× perfect ◎good enough mother)


    ・人は孤独になると能力を発揮できなくなる

    学校でも、「自分のことは自分でやろう」と言われ
    手伝ってもらうことに罪悪感を抱きやすい

    ◎「一緒にやろう」



    ・SOSが出せない子には
    →先回りしてSOSを汲み取る


    ◯ケアする人をケアするもの

    ・孤独にならないことが大切

    ・ケアはつらい。同時に楽しいこともある


    ・ケアがつらくなる理由
    原因をひとつに絞ると危険。
    ケアがつらくなるのは、
    こころと社会、
    つまり個人の問題と環境の問題の両方があるから


    ・こころは移動し、つらさは感染する
    感染系逆転移で重要なこと




    ①「どうしようもない親」と自分を深く責めてしまう時、それが子どもの自己否定感の感染だと気づけることは役立つ

    ②感染しているということは、ちゃんと接触しているということ


    ・ケアは成果がわかりにくいし、
    どの段階で成果と言っていいかもわからない。


    ・ケアする人をケアするもの
    【社会編】
    ・お金で解決できるものは、お金で
    ・人手を増やす
    (回復などを一緒に喜べると◎)
    ・権力、承認、仲間も大事

    【個人編】

    ・贅沢とは自分を人間扱いにすること
    ・勉強◎
    知識が孤独を救う
    ・休養
    1人になること
    ・仲間



    ・ときどき虹が出ること「も」ある

    ・ケアする人がケアされていないとき、ケアはつらくなる
    ケアする人がケアされているとき、ケアには楽しいところもある


    ・40を超えると1日のほとんどがケア。
    つながりの中で生きているということ



    ・授業とはただ知識を伝えるだけではなく、こころがこころに働きかける場所である


    ・どうしたら人を信じられるか?
    →練習してみよう

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    2026年06月05日
  • 野の医者は笑う 心の治療とは何か?

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    とても面白かった。
    臨床心理士が、臨床心理学とは何か、スピリチュアルなヒーリングと何が違うのかを探るため、トヨタの助成金を元手に、沖縄の怪しいスピリチュアルヒーリングを受けまくる話。
    スピリチュアルの人が好んで用いる「潜在意識」という用語と無意識との違いは、潜在意識に神が宿ることというのは面白い。
    「自分が変われば世界が変わる」という自己啓発も同根であること、スピリチュアルなヒーリングにおける治癒は、少し躁状態にもっていくこと(だからこそ、野の医者は笑う)などはハッとなる指摘だ。
    全体的に軽薄なノリなのが良い。

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    2026年05月22日
  • 昼間のスターゲイザー 占いと心理学の対話

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    面白かった!!
    お二人の知識量と思考がすごい…!

    私は占いも心理学も全然詳しくなくて、ちょっと興味あるな〜くらいだったんだけど、それでもすごく楽しめました!
    いい意味でお二人の話が、占いと心理学、具体と抽象、歴史と現代と未来、を行ったり来たりしていくんですよね。
    だから、私にも共感できるような話から、占いや心理学の広い広い世界に繋がっていくような、そんな旅のような本でした。

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    2026年05月21日
  • 昼間のスターゲイザー 占いと心理学の対話

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    筆者の一人である東畑開人(とうはた・かいと)さんは、以前購入し読ませていただいた『カウンセリングとは何か』の筆者さん。特に著者名で探していたわけではないこの本に書店で出会えた時、読みたいというよりは読むべきという衝動が沸いた。そして、それはおそらく間違いではなかった、と思う。
    鏡リュウジさんは、占いの界隈で有名なのは知っていたが、著書を手に取ったことはついぞない。だが占星術が専門と聞いて、興味があるにも関わらず著書を手に取らなかったのはなぜだろうかと思う。隣に並んでいたはずなのに、私は別の方の本を手に取った。いや手に取りはしたが、買わなかった。きっと、有名であるゆえの逆張りというか、世間の流行を手に取りたくないというちょっとした反抗期だ。
    閑話休題、そういったかたや手に取った著者、かたや手に取らなかった著者同士の対談本。ところで、このお二人が知り合いであったことに驚く。
    心理学者と占星術師という組み合わせの対談ではあるが、その話題は多岐に及ぶ。軸足はその二つから動かさないものの、オカルトや神智学、催眠療法や哲学時には統計学に文学と、とにかくいろいろな話題が飛び交う。その中でも共通しているのは、どれもが人々の生活の中で謎にぶつかり混迷した時に、その謎を解体し、統合し、腑分けし、とにかく人々が認識できる形に落とし込むために使われた分野ということ。書中で「神を人間の形に下ろす」と表現されることだが、曖昧模糊とした概念にとかく形を与えながら、その形を解釈するために様々な方法が取られてきたと。占いはその中でも最古のものであり、心理学は占いが及ばなくなった分野を分類するために発展してきた。ゆえに、その過渡期では心理学と占いは関係し合い、分かたれ、再び近寄ることも多かった。東畑さんが前著でも述べているが、カウンセリングとカウンセラーというものが怪しいものと捉えられがちなのも、この流れを汲み続ける比較的新しい分野であるがゆえなのだろう。
    そう言われると、臨床心理というのはある意味で(一般的なイメージにおいての)占い的な部分はある。クライアントの話を聞き、悩みはこうですねと当てるのは、覗くものが心か水晶玉かくらいの違いしかないのだろう。そして、こういった断言は心理学でも占いでもあまり好まれないというのも少し面白い。人と関わる職というのは、大なり小なり似たようなところに収束するのだろうか。

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    2026年05月14日
  • 野の医者は笑う 心の治療とは何か?

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    "居るのはつらいよ"を読んだ後に読んだ。自分も沖縄で数年過ごしたこともあり、東畑先生がどのような空気感の元で過ごしていたのか、情景を表現する文章力もあいまって、あまりにもイメージがついた。沖縄は良くも悪くも独特な街で、いわゆる内地の者からすると、拒否反応を起こしてしまうような文化の要素も多数ある。本書では、その要素のひとつでもある、"野の医者"達の活動について深く追求している。表面だけで判断すると拒絶してしまいそうになるものは世の中にはたくさんあるが、深く知ることで見方が変わることもあると、改めて思わされる内容だった。また、沖縄に行ってみたいと思う。

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    2026年05月11日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

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    本書では、まず、「聞く」と「聴く」との違いから入ります。

    聞く:声が耳に入ってくること
    聴く:声に耳を傾けること

    いま、余裕がない社会になっていて、耳に言葉が入ってくることを塞いでしまって「聞く」が機能不全に陥っている状態になっていることを言っていることには、納得します。嫌なことには耳に入れたくない、そんな状態なのかもしれません。声が耳に入ってきても健全な状態でいられるように、心身ともに良好な状態に保っておける術を自分自身で身につけておかなければならないと思いました。

    その1つが個人的には「朝ラン」だと思っていますが、本書を読んで、朝ランは「孤独」の環境下に自分を置いていることがよいのかなと思いました。

    「孤独」と「孤立」。
    外から見れば「一人でいること」になりますが、心の世界では違っていることを本書では言っています。

    孤独:鍵のかかる個室にいて外からの侵入者におびえなくていい状態
    孤立:相部屋にいて、嫌な人や嫌いな人などが出やり入ったりしている状態

    なるほど。心の世界では大きく違うし、自分にとって、朝ランは「孤独」の世界で、自分の世界に入っているときなんだなぁと思いました。

    心身共によい状態に保っておけば、他人の状況も見て取れるようになる。

    「大丈夫?」「なにかあった?」

    職場でも家庭でもちょっとした声掛けが大事だと言われている
    その心の背景を理解することができました。

    「聞いてもらう」も私にとっては大事なことです。
    一番は、いま、病気からの回復期にあること。
    見た目は変わらないのかもしれませんが、内面はやっぱり異なります。

    病後の日常をnoteというメディアで残していますが
    「大丈夫?」と声をかけてもらえるよう「聞いてもらう技術」も
    磨いておく必要があるなぁと思いました。

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    2026年05月09日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    これは、すさまじい書物である。

    タイトルに惹かれ購入したが、

    なんと内容の濃いことか!

    筆者は執筆に3年掛けたそうだが、

    言葉の選択の正確さにその労苦が見て取れる。

    著者の別の作品も読もうと思ったら、

    新書ランキング1位にそれがあるではないか。

    複雑な気分だ。多くの人に知られてしまうのが

    嬉しいような悲しいような…

    とはいえ、この著書で述べられていることが

    人口に膾炙して欲しい気持ちもある。

    文句なしで⭐︎5!オススメする。

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    2026年05月03日
  • 居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書 1

    無料版購入済み

    机上と現実のあいだで

    現実のなまなましさ、実は正解のない分かりにくさと奥深さ、自分の器や個が出てしまう対人間の仕事… 絵柄と話がピッタリでハマる。いろいろ考えさせられる。

    #タメになる #深い #共感する

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    2026年04月29日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    カウンセリングが目指すことや実際の流れを知ることができた。カウンセリングマインドは、自分の生活でも役立ちそうで、一気に読み進んだ。

    カウンセリングは、破局にいる人に生き延びるための手を差し伸べる作業だ。カウンセリングのゴールは、究極的には生存(生き延びること)と実存(よく生きる)にある。前者のためには、環境や身体の面から現状を変えることになり、後者では心の動きを変えることになる。会社や学校でのカウンセリングは前者が中心だろうが、心を変えるカウンセリングは人生の深い悩みから逃れるために重要だ。ここを扱った4章がとても興味深かった。終わりの方にあった、カウンセリングは人生のある時期を終わらせる、というところに、そのポジティブな意味を感じた。

    本文中にはたくさんの図書が示されていた。興味があるものをピックアップすると、20冊近くになった。しばらく、この分野の本を読んでみよう。

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    2026年09月21日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    三宅書店の朝井リョウさんがゲストの回で三宅さん朝井さん両者とも名著とおっしゃっていたので購入。
    適応障害でお休みしている時に読みました。
    作中に出てくるミキさんの仕事への姿勢は私と同じだと思ったし、何もかも私のことか?と思うぐらい思い当たる節しかなかった。
    数年前に当時の上司から、組織や仕事にはファジーな部分はあったほうがいいと言われ、尊敬していた方だったから飲み込もうとしたがなんだか意味がよくわからなかった。
    今回この本を読んで、理解の入り口に立てたと思った。
    朝井さんがTBS CROSS DIGのFUTURE CARDで、本は複雑なものを複雑なまま届けることができる唯一の媒体と言っていた。
    心も起こりうる事象も社会も人間も何もかも複雑なのに、白か黒かで片付けたくなる。そのほうが楽というより、いいところもあるけど悪いとこもあるよなぁとどっちつかずな感情を保ち続けることが私にはできないなと思った。
    新しく出会った感情や事象の中でも、特に緊急性が高いこと、感情を大きく揺さぶること、いわゆる大切なことほどそうだと思った。
    でも、グレーなもののまま心の中に置いておけるようになるには時間というものが活躍してくれることも分かった。
    なかなかうまく自分の心と付き合えていないけど、297ページ目の言葉で、まぁ生きてみるかと思った。

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    2026年04月15日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

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    何回も読みたい本。
    人とのつながりと言われると、言葉だけだとありきたりで薄っぺらく感じがちだが、これを読むとなぜ大切なのか?よく分かる。
    これからの過ごし方や考え方が変わりそう。

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    2026年04月15日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

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    こころに関する理論について、とても噛み砕いて、比喩を用いながら書いてあるからわかりやすい。その上、つまみ食いでもよいと、かなり読むハードルを下げてくれる言葉もある。
    とにかく、ケアする人が楽になれるように考えられた本。読んでいて、自分が癒える感覚がある。
    福祉のような対人的な仕事におけるケアから、友人や家族同士の相談事のような、日常的なケアにも当てはまる。

    表紙の雰囲気が手に取りやすく、読んでみて、これは買ってよかった!と切実に思った。

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    2026年04月11日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    人生を真っ二つにすると、「愛すること」と「働くこと」
    そして近年、「働くこと」が「愛すること」を飲み込んでいる。
    本「不完全主義」とも近しい論調であり、共感。
    つい陥りがちな性質なので、気をつけようと再意識。

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    2026年04月06日
  • 心はどこへ消えた?

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    東畑開人さんの著書。居るのはつらいよを読んで衝撃をうけた。なので他の本も読んでみたいと思い購入。短編集で読みやすい。トイレ侍とウンコ男のところはかなり保育っぽい関わりをしてて参考になったし、肩書きを見てかなりエリートっぽいイメージをしていたので実はそうでない時代もあったとのことでびっくり。でもそこからどうやって今やっていけてるのかまでは書いていないので、なんかそこが気になってしまった。

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    2026年04月04日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    人の内面や感情の揺れが丁寧に描かれていて、引き込まれた。

    白黒をはっきりさせるためではなく、グレーゾーンに耐えるために補助線を引く、という話が特に印象に残っている。
    本当にその通りだと思う。

    シェアと本音といった関係性や、補助線のバリエーションの捉え方も興味深くて、
    そのバランスを大切にしていきたいと感じた。

    幸福度は複雑なままに生きること。これも響いた、響いた。複雑さを超えて、相手を許せた時に人は幸福を感じるというか。ハウフヘーベン出来た時の幸せみたいなものはあるよなぁと思った。

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    2026年04月01日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

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    『雨の日の心理学』(雨の日の心理学)を読んで、心のケアとは何かについて、考え直す機会だった。

    本書の中で印象に残ったのは、心のケアとは特別なことをするというよりも、「相手を傷つけないこと」にあるという視点。普段、心が穏やかで安定しているときには、ケアはうまくいっているように感じ、あまり意識されない。しかし、ひとたび心に「雨」が降り出すと、これまで気づかなかったズレや難しさが一気に表面化し、「どう関わればよいのかわからない」という感覚が強くなる。

    そうした「わからなさ」が立ち上がったときに、どのように向き合えばよいのかを丁寧に示している。単なる気持ちの持ち方にとどまらず、専門知を背景にしながら、日々の関わりの中で活かせる具体的な視点や技術についても触れられていた。

    また読み進める中で、不思議と自分自身がケアされているような感覚もあった。誰かの心に寄り添うことを考える本でありながら、同時にこの本を手に取っている読者自身の心の揺らぎにも静かに寄り添ってくれる。そのためか、読み終えたときには、心の中にあったモヤモヤが少し晴れているように感じられた。

    心のケアとは、何かを「うまくやる」ことではなく、わからなさを抱えたまま相手と向き合い続けることなのかもしれない。

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    2026年03月29日
  • 心はどこへ消えた?

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    東畑さんの本質を見抜く力が凄い。

    本書はフィクションも含めてつくられたカウンセリングエッセイ集。
    そこで患者が語る悩みは、実は本当の悩みではなく改善すべきことは他にあると考えられるものが非常に多くあった。

    自分のことを自分で判断分析することが、いかに難しいことか。だから人は悩み苦しむ。
    そんな時は主観だけでなく、客観的に自分の状態をみてもらうこと。また、家族や友達以外の他人に話をすることも大事であるという気づきを得た。

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    2026年03月28日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    あとがきの「心は一瞬で変化するときには危うくて、かけた時間の分だけ変化するのがいい。」という一文に作者が伝えたいことが詰まっている気がした。
    世の中には主張の強い自己啓発本やビジネス書もたくさんある。即効性のあるものが必要な時もあるけど、即効性のあるものは反動がくる。
    本書は悩みをすぱっと解決してくれるわけではないし、この本を自分のものにするためにはすごく時間がかかる。
    だけど、時間をかける意味はあるなと思える内容だった。

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    2026年04月09日