東畑開人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カウンセリングとは何か、をとても分かりやすく書いてくれている本だった
東北旅行の道中、仙台駅の新しい丸善で、この旅に会う本を探そうと思い手に取った
軽やかで優しい文体に、さくさくと読んでいけるのが、自分の中にある色々な感情を呼び起こさせる
人はどんな時に孤独なり、悲しくなり、他者を求めて傷つけるのか
補助線という形で分かりやすく教えてくれた
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悲しみには豊かさがある。
そこには世界の複雑さと、他者の複雑さと、自分の複雑さのための余白がある。
そういうものを実感できたとき、僕らはネガティブなことが起こり続ける人生というものを、それでも生きるに足るものだと思える -
Posted by ブクログ
心の問題(疾患/病気とは限らず悩み含め)の対処の一つであるカウンセリングについて体系的に具体的に説明してくれて良き。怪しいと思われる民族療法的な話やスピリチュアルな話を含め各対処の位置づけ、精神医学や心理学の歴史的な話、カウンセリングの素人との違い等を体系的に丁寧に説明してくれる第1章はとても分かりやすい。自己(身体) - 心 - 世界(環境)モデルは、それに基づく境界や内部の対処(介入)の全体構成を理解しやすい。
第2章以降は具体例を交えながらのお話だが、核心部は著者の専門でもある第4章サイコロジカルな介入だろう。生存(2、3章の生きていく上での対処)より実存(心の内部/深層心理の悩み解決 -
Posted by ブクログ
読んでいて信頼できる方だと思った
カウンセリングってやっぱりなんだかわかりづらい
でも、
生活を回復するための化学的な営み、人生のある時期を過去にするための文学的な営み
近代の根源的な寂しさの中で人が可能な限り、正直に率直に、ほんとうの話を試み続ける場所
きいてくくれる人が安定していてくれること
ついてきてくれるなら行きましょう
カウンセリングの根底にあるのは、このつながりの質感
何もしないことに全力を注ぐ。すると心の底で深いものが動き出す
不思議なことは不思議なままで置いておけばいいのだ
何度もこの部分を読むと、本当にしっくりくる
きっとそばで必ずいるということが人にとっては -
Posted by ブクログ
家族が仕事で悩んでいる、母との関係に私も悩んでいる。堂々巡りでどうにも解決しない、そんな折にこの本に出会い、気付けば手に取っていた。
AIに相談をすることが多々あるが、時折、怒りの感情が湧くことがある。相手の話をきれいに要約して、感動的な着地をさせて、タスクを完了するプログラム仕様だから仕方がないことなのに。あぁ、これが転移なのだなと腑に落ちた。
カウンセリングにおける、終結の中での中断。私は人生でこれを何度も経験している。そして今も自立出来ていない。依存先が少なく、他人に自分の歴史を聞いてもらうことを諦めているからだ。
表向きはうまくやっている、だがさみしい。冒険としてのカウンセリングをいつ -
Posted by ブクログ
書店で見かけて、長いこと気になっていた本。
買ってはみたけど、ページ数が多くて恐れおののく。
カウンセリングは、非常時のものだとのこと。
専門的な知識と経験をもとになされる。
カウンセリングの様子を書いてある部分からは、カウンセラーがいかにメタ的に物事を見ているかを感じた。
常人では逆ギレ必須な言葉を吐かれても、「これは転移だな」ととらえ、冷静に進める。
カウンセラーの勉強をしたら、アンガーマネジメントできるようになるだろうか。
カウンセリングの終わり方に、心を引かれた。
孤立と自立。
ひとりを受け入れることで、ひとり立ちできるようになる。
人に対して強制することではないけど、自分を律 -
Posted by ブクログ
身近な人の心のケアについて、授業形式で教えてくれる。深く知りたい人のために、他の書籍の紹介が巻末にある。
こちらに語りかけてくれるような口調で書かれていて、読みやすい。
同僚から愚痴を聞かされ続けて辛かった経験を思い出しながら、読んだ。読んでいて、自分の心の傷も癒やされていく感覚があった。
特に転移・逆転移の話。あの時は職場の人たちが敵に見えていたが、相手の話を聞きすぎたから転移が起こっていたのかも…と思えて、少し楽になった。同時に、自分も誰かに寄りかかりすぎて傷付けていただろうな、と申し訳なく思う。
お守りとして、辛くなったときにまた読み返したい。
【印象に残った言葉】
・普通の会