東畑開人のレビュー一覧

  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    「カウンセリング」という曖昧模糊とした、掴みどころのない分野について、その全体象を理路整然と言語化しようという、おそらく無謀な挑戦、試みだったろうと思われるが…「カウンセリング」というものを科学(サイエンス)として客観的にその全体像が理解できた、ということだけではなく、生きることとは自分、他者、社会と交わり、そして折り合いをつけながら変化し続けること、であると感じられた。単に知ること、理解することだけではない、もっと迫ってくるものがあった。

    自分がカウンセリングを受けているわけではないが、全体像を理解できることだけでも、「こう考えたらよいのかもしれない」と自然と自分自身のこととオーバーラップ

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    2026年09月13日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    カウンセリングとはどういうものか。また、カウンセラーはどう手を差し伸べてあげるべきなのかを具体的な事例を上げながらお話されている。

    患者がカウンセラーに求める役割と先生が担うべき役割に乖離が生じてしまうと、トラブルが起きてしまっている場面が印象に残った。

    そのような事態を少しでも減らすためにも、もっと大衆的にカウンセリング・カウンセラーの生業について知られるべきであると思った。

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    2026年09月13日
  • ミドル・エイジ・ビギンズ

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    面白かった。
    うまくフレームきられて、わかりやすかった。
    青年にもどるベース
    だけど
    親、閉店と
    まだまだ、わからないところはあった。
    停滞?部分がわかりづらく、理解できなかった

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    2026年09月12日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    カウンセリングについてよく理解することができた。新書だがページ数があるため、最初の方の内容を読んでから時が経ってしまい結構忘れたので、また読み直したい。

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    2026年09月11日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    心理学についてひと通り学んだが、数々の臨床アプローチの関係性が曖昧なままでいた。それが本書でものすごくクリアになった。「自己-心-世界モデルと各介入」の図がとても分かりやすい。
    同時に、これらの介入方法を使いこなせる臨床家は、まだあまり居ないのではとも思った。特に精神分析は有資格者が少ないと聞くし、本書で記される例を読んでも、並の人間には出来ない技術であることがよく分かる。
    また、プロのカウンセラーではない、市井の人々の関係性の中でなされるカウンセリング機能の価値についても、ハッとさせられた。
    自分や誰かの心と向き合う立場にある人にとって、助けになる本だと思う。

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    2026年09月11日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    この方の本を読んだ人がよく「読むカウンセリング」と言うので気になっていた。パッと店頭で開いたのが、ミキさんに罵倒されるシーン。そこの鬼気迫る描写にひきこまれて購入に至ったが、導入は瞑想のように静かで優しい。

    自分と全く環境が違う人たちのカウンセリングなのに、まるで自分と同じ迷いや不安を抱えているかのように読むことができた。

    さまざまな補助船たちは、私がこれからひとりの夜を乗り越えねばならないときの助けになってくれそうだ。

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    2026年09月08日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    東畑さんの著作について、いつも面白さを感じていたのだが、これらの著作にある「理論」は何なのだろうかと思うことがあった。
    それに対して、明確に答えが記述されたものであり、一連の著作のつながりが見えてきた。
    時よりある芝居がかった文章は正直苦手なるとこはあるが、科学的な変化だけでなく、文学的な変化を検討する本書では必要なことなのだろう。
    あとがきから、様々な経験やつながりの蓄積から本書が出来上がった様子がわかったが、それについてはどこかで見習いたい。

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    2026年09月08日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    カウンセラーってかっこいい!!
    東畑さんの「カウンセリング」「カウンセラー」についての誇りというか気概みたいなものが伝わってくる。
    本当に読めてよかった。

    最初は厚さにびっくりしたけれど、
    分からない人に向けてしっかり目線を合わせて、最後まで寄り添ってくれるので詰まらずに読むことが出来る。

    自分の気持ちを知ることや、大切な人が辛いときにどうすればいいかのヒントも貰う事が出来たかもしれない。

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    2026年09月08日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    私自身はカウンセラーではないが、職場の人間関係や、キャリアコンサルティング/コーチング/組織開発の実践者として、理論的にも自身の心がけ・マインドセットとしても学ぶことが多いと思う一冊であった。
    何より著者の仕事に対する真摯な姿勢やユーザー(クライアント)との向き合い方を感じるし、(フェイクや大幅な割愛もあるのだろうが)事例を読んでて自分自身の人生に対しても考えさせられるもののあったので、私にとっては読む価値のある一冊だった。

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    2026年09月05日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    今必要だから手に取ったんだなーと思う。
    自分を癒すプロセスやアプローチの方向性が合っているのかを構造化、整理して確かめられている。

    専門的すぎず、人を置いていかない言葉選びや白黒思考ではなくグラデーションでカウンセリングや、心が窮地に立たされたところからどのようにときほぐし、日常に帰っていくのかを具体的なエピソード含めて書かれているので、読みやすいし、優しい。

    カウンセリング行ってみたい気になるなとおもっていたけど、わたしは自分で物語化もしてしまうタイプなので、あまり役に立たないなと思ってしまうかもしれないとは思った。

    必要になった時にどういったカウンセラーさんを頼りにしたらいいのかの指

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    2026年09月01日
  • ミドル・エイジ・ビギンズ

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    発達段階としては中年期にはまだ遠い私。
    これからの人生どういう方向に進めばいいのだろうと悩んでいた時に本書を手に取った。
    やりたいことが分からないんじゃなくて、
    やりたいこと、興味のあることが多すぎて、
    途方に暮れていたのだと気付くことができた。

    特に千正さんのインタビューは、
    官僚という仕事の世界を覗き見できて刺激的。
    社会や組織が疲れ果てている現代。
    どう自分の危機と向き合い、心を守るか、
    一つの答えを示してくれたような気がした。
    大事に手元に置いておこうと思う。

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    2026年08月31日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    心理学において避けては通れない「カウンセリング」を通して、臨床心理学とはどういったものかを考察した一冊。著者の書籍の中で一番最初に読んだ本だが、他の書籍を読むと結構真面目……失礼、硬めに書いた一冊だったようだ。
    新書の中では比較的厚めな本だが、語り口の軽さからするする読めて気付けば読み終えていた。厚さに怯んでいる方は、是非に最初の部分だけでも踏み出してほしい。

    『昼間のスターゲイザー』でも触れられていたが、カウンセリングとは臨床心理学の他、占いや巷の相談室でも掲げられている看板であり、身近な一方胡散臭くみられるという弊害も抱えている。そこで世間一般のカウンセリングと臨床のカウンセリングの違い

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    2026年08月27日
  • ミドル・エイジ・ビギンズ

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    「ミドル・エイジ」じゃなくて「中年」だろ!と思ったのは、河合隼雄の「中年クライシス」を知らなかった自分の勉強不足。

    55歳になろうとする自分だが、一昔前と比較して年齢の意味合いが10歳ぐらい幼いのではと感じることが多いので、とても面白く、共感できる内容だった。

    4人のインタビューにしても、中年の危機というだけでなく話自体が面白くて、人の歴史って大事だなと改めて思ったり、とりとめのないことを考えながら興味は広がるばかりだった。

    20年後の「オールド・エイジ・ビギンズ」を待ちたいと思ったが、その時は75歳か…、本書の文庫化での追加あとがきを待つぐらいが関の山かも。

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    2026年08月24日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    全体像を知ることができて嬉しかった。具体例は役割を理解するのに非常に有効だった。冒険としてのカウンセリングを私が受けたらどうなるのか、考えると怖くもなる。

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    2026年08月21日
  • 野の医者は笑う 心の治療とは何か?

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    最後まで読むと、これはよく書けたなあというような内容。それを明かしていいのー?と思うような、みんながグレーを黙認してきたようなジャンルで本質と向き合っているからすごい。
    そして上でも下でもなく、尊敬も持って書いているのだからすごい。

    自分だって同じような部分もあると素直に書けるからこそ、そしてユーモアを持って潜入調査してるからこそ、東畑さんの本がみんなに好まれるのではないかと思った。

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    2026年08月20日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    ネタバレ

    作戦会議としてのカウンセリングと冒険としてのカウンセリング、生存と実存、科学的変化と文学的変化、自己-心-世界モデルなど、カウンセリングの原論を書くという作者の覚悟が伝わるような、徹底して分かりやすい説明に読み入ってしまった。
    文章から作者の優しさ、温かさが伝わってきて、初めて新書で「まだ読み終わりたくない!」という気持ちにさせられた。これも作者が終章で語った「終わる」ということなのだろうか、と考えてしまう。
    今後、生活や人生のどこかで躓いたとき、戻ってきたいと思える、正にカウンセリングを体現した一冊だった。

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    2026年08月17日
  • ミドル・エイジ・ビギンズ

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    知は力なり、読書は知なり。読書は力なり。

    読書体験は、決して味わえない他者の感情や思考や行動、社会との在り方をインプットしてくれる。現実に他者と会話しても分かりえないような領域を示唆してくる。生きる力となる。

    色々な本がそうしてくれるけど、対談記録型で著者のそこに至る前提や全体の捉え方、考察を通じて、すなわち著者の生きる営みを丸出しにしたノンフィクションを読んだような体験をしたのがこの本。

    その領域が心理学、心理支援、カウンセリングなもんで興味深い。中年は一読すべきかも。

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    個人的には現代の豊かさとは何か?を問うきっかけとなった。1つ横にスライドして進んだ気がする。次の螺旋階段を登

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    2026年08月15日
  • 昼間のスターゲイザー 占いと心理学の対話

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    占いもカウンセリングも同じ地下茎なのかなと思う。同じ地下茎のもっと遠くには宗教もあるんだろうな。
    ココロをすくう方法はいろいろあるのだけど人はそれぞれ違うからみんな悩むんだね。正解はないしね。
    二人が距離感をいい塩梅に保とうとしていたり
    お二人それぞれがご自身の専門の話とフランクな話のバランスを取ろうとしていたりのがなんとなく感じ取れて好感が持てた。
    対話4回目前編までは気楽にすいすい読んでいたけど4回目後編はグサグサと刺されてイタタタ!となってしまった。
    この本の中で一番衝撃だったのは30年以上にわたって年上だと思っていた鏡リュウジさんが私より2学年下だと初めて知ったこと。

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    2026年08月12日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    新書大賞2026受賞は伊達じゃなかった。

    目に見えないココロを扱うカウンセリングがどういったものなのか、何となくだけどわかるようになる。カウンセリングを生活と人生のどちらに効かせるかで学派が変わってくるというのは、ちゃんと考えてみればそりゃそうという話なんだけど、思ったこともなかった。

    また、臨床心理士が人間の心をどう捉えるのか、その一例が書かれているのも面白い。もちろんそこに答えはないんだろうけど、本書のようにモデル化してみると、色々と辻褄が合うなと思う点があった。

    例えば、本書に出てくる「スライムと鎧」の話。スライムを表に出すために心を揺らすというのは、人によっては家族や恋人との間で

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    2026年08月11日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    なぜこんなにも興味のなかった分野の専門書を夢中で読めたのか。
    読み進めるにあたり心が開かれるような、生きていながら死んでいる心に出会えたような感覚になった。
    生きにくい世の中なのだろう、生存が実存を犠牲にする現代。
    実例がおもしろすぎる。本気でやっている人にしか書けない面白さ、カウンセリングというベールを剥がしてくれた一冊。
    聞き上手は聞くことが上手い人じゃないということ。

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    2026年08月08日