東畑開人のレビュー一覧
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臨床心理士の東畑開人さんによる連載エッセイなのだが、各回の冒頭と前半部分がコミカルに書かれていて、とても面白く、クスッとしてしまう。かと思えば、後半のカウンセリングルーム内でのやり取りはシリアスそのもので、前後半のコントラストは鮮やかな程である。私は、この対比の中に東畑さんのもつ複数の心があらわれていると思う。肩肘張らず読める著書だし、著者もこの作品を最初に読んで欲しいようなので、まだ彼の著書を読まれていない方には導入に最適と考える。オススメは、部活動の「補欠」の話で、何を隠そう私も運動部の万年補欠だったので、ここまで鮮やかに控え選手の心情を代弁してくれた著書に出逢えたことはなかった。
文句な -
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ネタバレ東畑さんの著書を初めて読んだ時から完全にファンになり、これが4冊目です
読書が苦手な私でも、東畑さんの文章が面白すぎてどんどん読めます…気づいたら4時間一気読みしていて夜中3時と気づいて中断しました(笑)
こちらの著書では、ご自身の臨床心理士が行う治癒と、「野の医者」と東畑さんが名付けた、沖縄でスピリチュアルな治療、ヒーリングを行う方々の行為を対比されながら
そもそも目指している「治癒」の状態が違うこと
どちらが優れているとか比べるものではないことを導き出されていて、心にスッと入ってきました。
本を読む前は、スピリチュアルに対してやや不信感があった私ですが、読み終わった今、ヒーラー達が傷 -
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カウンセリングの枠組みを超え、「生きるとは何か」を深く考えさせてくれる一冊。
特に「自己-心-世界モデル」や、生存(作戦会議)と実存(冒険)、科学的変化と文学的変化といった対比構造が非常に明快で腹に落ちる。心の非常時にいる相手を心理学的に理解し、まずは生存を確保するための「作戦会議」を行い、その後に「冒険」へと送り出す。この一連のプロセスは、自分や身近な他者の状況に合わせて、よりよく生きていくための実践的な羅針盤になる。
「聴いてもらうことが勇気を生み出す」という言葉は、小さくても破局に直面したときに、そっと心に携えておきたいお守りのようなメッセージと感じた。 -
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『カウンセリングとは何か』。サブタイトルに「変化するということ」とあります。
著者の東畑開人さんは、臨床心理学者で、臨床心理士(日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格)であり公認心理師(心理学の専門知識と技術を用いて人々の心の健康をサポートする日本初の心理職の国家資格)です。
はじめに著者が自ら「カウンセリングは怪しい」というのが一般的な世間の反応、と自虐的に語っているのですが、そこで言われているのが、
①カウンセリングは誰でもやっていることだ。
②カウンセリングは宗教や占いみたいなものだ。
ということで、カウンセリングに疑いを持っている人が多いとしています。
しかし、著者は「実際 -
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カウンセリングも、もともとは割とちゃんと生きられてだんだけど、パワハラとか外部環境で一時的に病んでしまった人にはカウンセリングは有効だと思う。一方で、毒親でそもそもの性格が捻くれて曲がってしまって不幸なメンタリティになってしまってる人には残念ながら効果ないと思った。
8年もカウンセリングするなんて狂気でしょ、過剰で意味ない。独立系カウンセラーは、客が来てくれてナンボだからビジネスとして引き延ばしてんじゃないの?という気すらする。
とくにこの8年の女性に、貴重なカウンセラーの時間を使うのは無駄。有能なカウンセラーなら、一時的に病んでしまった人たちを数多く治療する方が社会への全体最適だと思う。
し -
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こんなにわかりやすい臨床心理学、カウンセリングの本には出会ったことがない。
「自己ー心ー世界モデル」の図のおかげで全てが理解しやすくなった。すごい…
カウンセリングとは何か?
その問いに答えるために、カウンセリングの始まりから終わりまで丁寧に書いてくれている。
事例を用いて説明をしてくれるので、かなり想像しやすい。
その事例ひとつひとつが人生の物語で、小説を読んでいるような気になってくる。情緒的な表現もあり、とてもわかりやすい上に想像しやすい。
冒険的なカウンセリングでは、カウンセラー自らユーザーの人生の舞台にあがりコミュニケーションを行う。それが意外だったし興味深かった。
この章ではなん -
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始めの方は「もう読めないかも」と心折れかけましたが、中盤以降はとても興味を持って読むことができました。中身は、題名そのもの。「カウンセリングとは何か」です。そもそも私がこの本を手に取るきっかけも、「カウンセリングとは何か」を知りたかったからだったので、私の欲しかった情報は得ることができました。序盤に、医学や心理学に関する説明があります。正直、ここの理解が難しく、今でも分かった気がしないので、何度か読まないといけないと思っています。中盤以降に、カウンセリングの実践例をもとに、人間がどう変わっていくのか、人の心・考え方を変化させるためにカウンセラーがどんな声掛けをしているかの説明があり、そこが私に
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東畑さんの著作は2作目。
「カウンセリングとは何か」よりも、読者ひとりひとりに寄り添うように温かく語りかけてくれる。
心を単純化してしまいそうな時には補助線を引く。
2章 馬とジョッキー
p79.馬の声を聞け
馬とは僕らの心の傷ついている部分でした。心にはなかなかふさがらない傷口があって、そこには痛みがあります。馬は痛みに突き動かされています。その痛みを誰かになんとかしてもらおうとする。
3章 働くことと愛すること
p105.他者が安全であると信じられること。そういう他者が現実にせよ、心の中にせよ、「いる」こと。それが「愛すること」の正体です。
6章 スッキリとモヤモヤ
p228.恩