東畑開人のレビュー一覧

  • 心はどこへ消えた?

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    なんだこれ!軽い気持ちで読んだらいまの私に必要なものがつまった初めてのジャンルの本だった。
    「心はどこへ消えた?」というタイトルは某チーズ本を連想させるし、著者も臨床心理士とのことで自己啓発本をイメージしてたけど、内容は自己啓発本とは真逆の印象。包み込み、はげまし、安心させてくれる本。いくつかのエピソードではカウンセリングを受ける人と自分を重ね合わせて涙が出そうになった。

    仕事に一生懸命だと、脳さえコントロールできればうまく行ける気がしてくる。でも、心は心の存在を自分で意識できなくなると存在できないことに気づいた。

    カウンセリング、全人間に必要な気がしてきた。もちろん私も。脳ではなく心に寄

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    2026年07月26日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    【カウンセリングとは何かを理解することで「私とは何か」「心とは何か」を理解する】
    ・「誰でも出来る」「怪しい」等の印象を持たれがちな「カウンセリング」「カウンセラー」という行為、仕事についてその定義や役割についてとことん追求していく本
    ・カウンセリングの起源(猿の毛繕い!)、歴史的、アカデミック、社会学、生物などのあらゆる視点と著者の実務経験を組み合わせて「カウンセリングの国」という比喩を用いて、カウンセリングを出来るだけ分かりやすく紐解こうとする試み
    ・人は、自己と世界の接点における不整合や摩擦を「心」を通じて対処していて、その摩擦が自分で処理できる範囲を超えた時に、生存や実存を脅かす不調と

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    2026年07月26日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    カウンセリングとは何かという主題を考えつつ、心の機能や心との付き合い方を発見させてくれる本。
    全く専門的で無く、分かりやすい為多くの方にお薦めできる。

    特に本書で感銘を受けたのが、心は破局を通して良くも悪くも変化するということ。何か自分にとって悪いことが起きた際、それを乗り越えた時心はただ単に回復するだけで無く変化する。この考えによりこの社会を少し生きやすく感じることができた。
    それ以外にも心や身体、世界とは何かを示した図や運命とは、また転移についてなど多くの気づきを得ることが出来た。とてもおすすめの本です。

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    2026年07月25日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    本書は、カウンセリングという専門的な営みを、専門用語に頼りすぎず、しかし単純化もせずに描き切った一冊です。理論とケーススタディがバランスよく配置されており、読者はカウンセリングの手続きと同時に、その奥にある人間観に触れることができます。

    本書は、臨床の実感と学術的な整理の両方から論を組み立てています。まず、カウンセリングを二つの軸で位置づけます。一つは社会の中での位置づけという横軸で、著者はカウンセリングを「心の非常時を扱うテクノロジー」と説明します。もう一つは歴史の中での発生という縦軸で、カウンセリングは人間が自由な個人として生きるようになった近代の副作用――自由と引き換えに背負うことにな

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    2026年07月23日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    友人に薦められて『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』を読んだのはもう4年前か。それ以来この著者の本はこの本棚にもいくつか積読してます。本じゃなくても彼の文章には触れていて、例えば新聞の書評委員もやっているんじゃなかったっけ…彼の語りかけるような文体が心地よく感じていました。たまたま知り合いがカウンセリングのオフィスを立ち上げる、ということでちょっとした相談に乗っていたのですが、そもそもカウンセリングのなんたるかが全くわかっていなかったのでまったく力になれなかった、ちょうどそのタイミングで出張先の大学生協で新書売れ行き1位と記されたポップにより本書発見。なんと「新書大賞2026」獲

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    2026年07月21日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

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    職業柄、聴くことは意識している。著者の言うように、私も聞くよりも聴くを重視していた。だが、聞くの大切さを冒頭からガツンと言われ、ハッとなる。言われてみれば確かにそうだ。
    その後の聞くこと、聞いてもらうことの話はとても興味深い。著者が言うほど聞いてもらうことは簡単ではない。聞いてくれたらいいのになぁと思うことは日々たくさんある。だけど、それは聞いてもらうこちら側の何かが不足していたのかもしれない。たった一言、話を聞いて、で良かったのかもしれないな。
    自分のことはみんな、話したがる。いつか自分の番が来るかなと思って聞くのだけど、なかなか回ってこない気もしている。だけど、きくと聞いてもらうをもっと上

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    2026年07月20日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

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    想像した内容とは違ったけれど、少しだけやさしい世界になるために必要な、やさしい本だった。
    ケア・支援ができる(聞ける人になる)ためには、支援者自身が話を聞いてもらえていることが必要、というのがとても印象的だった。「何かあった?」と聞いてあげられる人になりたいと思う。

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    2026年07月19日
  • 心はどこへ消えた?

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    臨床心理士の東畑開人さんによる連載エッセイなのだが、各回の冒頭と前半部分がコミカルに書かれていて、とても面白く、クスッとしてしまう。かと思えば、後半のカウンセリングルーム内でのやり取りはシリアスそのもので、前後半のコントラストは鮮やかな程である。私は、この対比の中に東畑さんのもつ複数の心があらわれていると思う。肩肘張らず読める著書だし、著者もこの作品を最初に読んで欲しいようなので、まだ彼の著書を読まれていない方には導入に最適と考える。オススメは、部活動の「補欠」の話で、何を隠そう私も運動部の万年補欠だったので、ここまで鮮やかに控え選手の心情を代弁してくれた著書に出逢えたことはなかった。
    文句な

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    2026年07月19日
  • 野の医者は笑う 心の治療とは何か?

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    ネタバレ

    東畑さんの著書を初めて読んだ時から完全にファンになり、これが4冊目です

    読書が苦手な私でも、東畑さんの文章が面白すぎてどんどん読めます…気づいたら4時間一気読みしていて夜中3時と気づいて中断しました(笑)

    こちらの著書では、ご自身の臨床心理士が行う治癒と、「野の医者」と東畑さんが名付けた、沖縄でスピリチュアルな治療、ヒーリングを行う方々の行為を対比されながら
    そもそも目指している「治癒」の状態が違うこと
    どちらが優れているとか比べるものではないことを導き出されていて、心にスッと入ってきました。

    本を読む前は、スピリチュアルに対してやや不信感があった私ですが、読み終わった今、ヒーラー達が傷

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    2026年07月19日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

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    あきらめないで繋がろうとすること。
    専門家としては、人柄でで心理療法をするなと叱られたこともあるのだけど、あなたが心配でなんとかしたいと私は思っているということは、やはり根底に必要だよね。
    東畑さんはちょっとひねくれてる人だなと思うけど、文章の中にちゃんと優しさがある。やはり支援者だなと思う。

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    2026年07月18日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    カウンセリングの枠組みを超え、「生きるとは何か」を深く考えさせてくれる一冊。

    特に「自己-心-世界モデル」や、生存(作戦会議)と実存(冒険)、科学的変化と文学的変化といった対比構造が非常に明快で腹に落ちる。心の非常時にいる相手を心理学的に理解し、まずは生存を確保するための「作戦会議」を行い、その後に「冒険」へと送り出す。この一連のプロセスは、自分や身近な他者の状況に合わせて、よりよく生きていくための実践的な羅針盤になる。

    「聴いてもらうことが勇気を生み出す」という言葉は、小さくても破局に直面したときに、そっと心に携えておきたいお守りのようなメッセージと感じた。

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    2026年07月15日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    『カウンセリングとは何か』。サブタイトルに「変化するということ」とあります。

    著者の東畑開人さんは、臨床心理学者で、臨床心理士(日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格)であり公認心理師(心理学の専門知識と技術を用いて人々の心の健康をサポートする日本初の心理職の国家資格)です。

    はじめに著者が自ら「カウンセリングは怪しい」というのが一般的な世間の反応、と自虐的に語っているのですが、そこで言われているのが、
    ①カウンセリングは誰でもやっていることだ。
    ②カウンセリングは宗教や占いみたいなものだ。
    ということで、カウンセリングに疑いを持っている人が多いとしています。

    しかし、著者は「実際

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    2026年07月15日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    カウンセリングの現状から始まり、歴史を紐解き、実際のカウンセリングの状況をケースに基づき詳細に分かりやすく説明されている。比喩も分かりやすく、具体的にどんな風に行われているのか、理解できた。特に後半の冒険の事例は、そこまでやっているのだと、驚いた。良書。

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    2026年07月11日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    今の悩みは過去の経験によって改善されにくくなっている事がある、他の人に悩みを話すだけでも緩和される事があるんだなと思いました。心理学をもっと知りたくなりました。

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    2026年07月10日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

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    「自分のことを聞いてもらえないと、自分も誰かの話をちゃんと聞けない」というのはなるほどなーと思った。確かにそういう経験あるわ。

    「孤立しているとき、一人でいても他者の言葉に脅かされている」これもなるほど納得。

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    2026年07月01日
  • 野の医者は笑う 心の治療とは何か?

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    小説ぽくもあり哲学的でもあるけど最終的に学問に落ち着くという。
    東畑さんの本でしか得られない面白さと学び。
    スピリチュアルも科学も信じられないわたしは他人の人生を野次馬のように面白がって生きるしか道はない。

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    2026年06月29日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    東畑さんの著作は2作目。
    「カウンセリングとは何か」よりも、読者ひとりひとりに寄り添うように温かく語りかけてくれる。

    心を単純化してしまいそうな時には補助線を引く。


    2章 馬とジョッキー
    p79.馬の声を聞け
    馬とは僕らの心の傷ついている部分でした。心にはなかなかふさがらない傷口があって、そこには痛みがあります。馬は痛みに突き動かされています。その痛みを誰かになんとかしてもらおうとする。

    3章 働くことと愛すること
    p105.他者が安全であると信じられること。そういう他者が現実にせよ、心の中にせよ、「いる」こと。それが「愛すること」の正体です。

    6章 スッキリとモヤモヤ
    p228.恩

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    2026年06月13日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    ぷかぷか、ぷかぷか。
    例えの話がとっても響く。

    読むのが辛くなるようなところもあるけど、読み終わった今は少し顔をあげて生きていこうという朝が来たような気持ちです。補助線を引いてみる。おすすめ。

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    2026年05月30日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

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    ネタバレ

    臨床心理士である筆者が書く、聞く、聞いてもらうことのメカニズムや効果をまとめた本。

    序盤は社会情勢との関係や小手先の技術の紹介でぼんやりした感じだったが、終盤に本質が紹介されスッキリした。本質の説明は臨床心理士ならでは。

    専門家ではあるが筆者のフランクな人柄が垣間見える文章で気軽に読めた。

    この手の本はたくさん読んできたが、本職のカウンセラーでそこそこ要職に就いている方の見解を読める本書は貴重。

    印象に残った一文
    「聞く」は現実に作用する訳ではなく、心に作用します。

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    2026年05月27日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

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    以前も東畑さんの本を読んだことがあるが、毎度新しい発見と「なるほど〜」
    と思う視点がある。心理学の方


    「PSのときはメールをすぐ送らず、下書きに書いて一晩おくといい」はものすごく納得。そしてわたしも思い当たるので反省


    今、ケアする立場にある人(感情労働が多い人、育児・介護中の人など)には特におすすめ。

    「ケアの辛さをわかってくれる…!」
    でも、それは口先だけの言葉ではなく、
    しかし、ケアのよさもそうだよね、あるよね、
    とも思える本。



    ◯こころのケアとはなんだろうか


    ・心のケアの担い手は素人

    ・ケアとは傷つけないこと、
     ニーズを満たすこと(相手が必要としていること、相手の

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    2026年06月05日