東畑開人のレビュー一覧

  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    話題の本。心理士さんが読んでいたので、読んでみた。私は心理士、カウンセラーではないけれど、自分の仕事と照らし合わせながら読んだ。私の仕事はこの本でいう、作戦会議だ。生活の場を確保できるように、体も心も整える。でも、時折冒険のカウンセリングのようなことも起こる。カウンセリングやカウンセラーの認知度の高さの割に、まだまだ人数としては足りていない現状では心理の専門家でなくても、関わざるを得ないこともある。そんな時に、いつも戸惑っていた。その戸惑いの理由が読んでいて、よく分かった。いつもは作戦会議なのに、突然冒険になってしまい、対応がいつもと同じではいけないと分かるけど、慣れていないから、これでいいの

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    2026年06月10日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    ◯カウンセリングの中核にあるのはアセスメントである
    ◯生活を立て直し、生存を目指すカウンセリング=作戦会議としてのカウンセリング
    ◯素朴に人を頼れる心理的リソース
    ◯「役に立つ」「このカウンセラーは使える」、この感覚があってはじめて、ラポールは生まれてきます
    ◯p198〜ソーシャルな作戦会議
    ◯自己-心-世界モデル

    普段ケースワーカーと心理士が共同してやっているのが、作戦会議としてのカウンセリング(CWが情報収集し、アセスメント。このカウンセリングの中に、CPの担うソマティックな介入=筋弛緩法的な"からだ"に働きかける介入やコグニティブな介入=視点を動かしたり、スモールス

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    2026年06月07日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    物語ではないのに物語や小説を読んでいる気分になった。本棚にとっておきたい素敵な一冊。

    カウンセリングとは何か?現在を過去にすることで、終わりを見つけるためなのかなと考えさせられた。カウンセラーって何もしてないんじゃなくて「何もしないことが意味を出す」のだなと。
    赤ちゃんから大人、そして老いていくまでの過程を小さく死ぬことで新しく生まれると表現してあって凄く哲学的で面白かった。

    全ての終わりは孤立から自立へ。終わりのある人生だからこそ悩んでもがいて突き進んでいける。

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    2026年06月07日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

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    まさに読み終わって、長い長い旅が終わった。長がったし、短かった。ジャンルは物語ではないのに、物語が物語られている、不思議な本。
    自分もカウンセリングには間接的にはお世話になったので、こういう本が読みたいと思っていた。これはぜひ、カウンセリングと近い人には読んでほしい。他人事として読むのは、ちょっと辛いかも。

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    2026年06月02日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    ぷかぷか、ぷかぷか。
    例えの話がとっても響く。

    読むのが辛くなるようなところもあるけど、読み終わった今は少し顔をあげて生きていこうという朝が来たような気持ちです。補助線を引いてみる。おすすめ。

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    2026年05月30日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

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    ネタバレ

    臨床心理士である筆者が書く、聞く、聞いてもらうことのメカニズムや効果をまとめた本。

    序盤は社会情勢との関係や小手先の技術の紹介でぼんやりした感じだったが、終盤に本質が紹介されスッキリした。本質の説明は臨床心理士ならでは。

    専門家ではあるが筆者のフランクな人柄が垣間見える文章で気軽に読めた。

    この手の本はたくさん読んできたが、本職のカウンセラーでそこそこ要職に就いている方の見解を読める本書は貴重。

    印象に残った一文
    「聞く」は現実に作用する訳ではなく、心に作用します。

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    2026年05月27日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

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    以前も東畑さんの本を読んだことがあるが、毎度新しい発見と「なるほど〜」
    と思う視点がある。心理学の方


    「PSのときはメールをすぐ送らず、下書きに書いて一晩おくといい」はものすごく納得。そしてわたしも思い当たるので反省


    今、ケアする立場にある人(感情労働が多い人、育児・介護中の人など)には特におすすめ。

    「ケアの辛さをわかってくれる…!」
    でも、それは口先だけの言葉ではなく、
    しかし、ケアのよさもそうだよね、あるよね、
    とも思える本。



    ◯こころのケアとはなんだろうか


    ・心のケアの担い手は素人

    ・ケアとは傷つけないこと、
     ニーズを満たすこと(相手が必要としていること、相手の

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    2026年06月05日
  • 野の医者は笑う 心の治療とは何か?

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    とても面白かった。
    臨床心理士が、臨床心理学とは何か、スピリチュアルなヒーリングと何が違うのかを探るため、トヨタの助成金を元手に、沖縄の怪しいスピリチュアルヒーリングを受けまくる話。
    スピリチュアルの人が好んで用いる「潜在意識」という用語と無意識との違いは、潜在意識に神が宿ることというのは面白い。
    「自分が変われば世界が変わる」という自己啓発も同根であること、スピリチュアルなヒーリングにおける治癒は、少し躁状態にもっていくこと(だからこそ、野の医者は笑う)などはハッとなる指摘だ。
    全体的に軽薄なノリなのが良い。

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    2026年05月22日
  • 昼間のスターゲイザー 占いと心理学の対話

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    面白かった!!
    お二人の知識量と思考がすごい…!

    私は占いも心理学も全然詳しくなくて、ちょっと興味あるな〜くらいだったんだけど、それでもすごく楽しめました!
    いい意味でお二人の話が、占いと心理学、具体と抽象、歴史と現代と未来、を行ったり来たりしていくんですよね。
    だから、私にも共感できるような話から、占いや心理学の広い広い世界に繋がっていくような、そんな旅のような本でした。

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    2026年05月21日
  • 昼間のスターゲイザー 占いと心理学の対話

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    筆者の一人である東畑開人(とうはた・かいと)さんは、以前購入し読ませていただいた『カウンセリングとは何か』の筆者さん。特に著者名で探していたわけではないこの本に書店で出会えた時、読みたいというよりは読むべきという衝動が沸いた。そして、それはおそらく間違いではなかった、と思う。
    鏡リュウジさんは、占いの界隈で有名なのは知っていたが、著書を手に取ったことはついぞない。だが占星術が専門と聞いて、興味があるにも関わらず著書を手に取らなかったのはなぜだろうかと思う。隣に並んでいたはずなのに、私は別の方の本を手に取った。いや手に取りはしたが、買わなかった。きっと、有名であるゆえの逆張りというか、世間の流行

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    2026年05月14日
  • 野の医者は笑う 心の治療とは何か?

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    "居るのはつらいよ"を読んだ後に読んだ。自分も沖縄で数年過ごしたこともあり、東畑先生がどのような空気感の元で過ごしていたのか、情景を表現する文章力もあいまって、あまりにもイメージがついた。沖縄は良くも悪くも独特な街で、いわゆる内地の者からすると、拒否反応を起こしてしまうような文化の要素も多数ある。本書では、その要素のひとつでもある、"野の医者"達の活動について深く追求している。表面だけで判断すると拒絶してしまいそうになるものは世の中にはたくさんあるが、深く知ることで見方が変わることもあると、改めて思わされる内容だった。また、沖縄に行ってみたいと思う。

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    2026年05月11日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

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    本書では、まず、「聞く」と「聴く」との違いから入ります。

    聞く:声が耳に入ってくること
    聴く:声に耳を傾けること

    いま、余裕がない社会になっていて、耳に言葉が入ってくることを塞いでしまって「聞く」が機能不全に陥っている状態になっていることを言っていることには、納得します。嫌なことには耳に入れたくない、そんな状態なのかもしれません。声が耳に入ってきても健全な状態でいられるように、心身ともに良好な状態に保っておける術を自分自身で身につけておかなければならないと思いました。

    その1つが個人的には「朝ラン」だと思っていますが、本書を読んで、朝ランは「孤独」の環境下に自分を置いていることがよいのか

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    2026年05月09日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    これは、すさまじい書物である。

    タイトルに惹かれ購入したが、

    なんと内容の濃いことか!

    筆者は執筆に3年掛けたそうだが、

    言葉の選択の正確さにその労苦が見て取れる。

    著者の別の作品も読もうと思ったら、

    新書ランキング1位にそれがあるではないか。

    複雑な気分だ。多くの人に知られてしまうのが

    嬉しいような悲しいような…

    とはいえ、この著書で述べられていることが

    人口に膾炙して欲しい気持ちもある。

    文句なしで⭐︎5!オススメする。

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    2026年05月03日
  • 居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書 1

    無料版購入済み

    机上と現実のあいだで

    現実のなまなましさ、実は正解のない分かりにくさと奥深さ、自分の器や個が出てしまう対人間の仕事… 絵柄と話がピッタリでハマる。いろいろ考えさせられる。

    #タメになる #深い #共感する

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    2026年04月29日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    三宅書店の朝井リョウさんがゲストの回で三宅さん朝井さん両者とも名著とおっしゃっていたので購入。
    適応障害でお休みしている時に読みました。
    作中に出てくるミキさんの仕事への姿勢は私と同じだと思ったし、何もかも私のことか?と思うぐらい思い当たる節しかなかった。
    数年前に当時の上司から、組織や仕事にはファジーな部分はあったほうがいいと言われ、尊敬していた方だったから飲み込もうとしたがなんだか意味がよくわからなかった。
    今回この本を読んで、理解の入り口に立てたと思った。
    朝井さんがTBS CROSS DIGのFUTURE CARDで、本は複雑なものを複雑なまま届けることができる唯一の媒体と言っていた。

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    2026年04月15日
  • 聞く技術 聞いてもらう技術

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    何回も読みたい本。
    人とのつながりと言われると、言葉だけだとありきたりで薄っぺらく感じがちだが、これを読むとなぜ大切なのか?よく分かる。
    これからの過ごし方や考え方が変わりそう。

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    2026年04月15日
  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

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    こころに関する理論について、とても噛み砕いて、比喩を用いながら書いてあるからわかりやすい。その上、つまみ食いでもよいと、かなり読むハードルを下げてくれる言葉もある。
    とにかく、ケアする人が楽になれるように考えられた本。読んでいて、自分が癒える感覚がある。
    福祉のような対人的な仕事におけるケアから、友人や家族同士の相談事のような、日常的なケアにも当てはまる。

    表紙の雰囲気が手に取りやすく、読んでみて、これは買ってよかった!と切実に思った。

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    2026年04月11日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    人生を真っ二つにすると、「愛すること」と「働くこと」
    そして近年、「働くこと」が「愛すること」を飲み込んでいる。
    本「不完全主義」とも近しい論調であり、共感。
    つい陥りがちな性質なので、気をつけようと再意識。

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    2026年04月06日
  • 心はどこへ消えた?

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    東畑開人さんの著書。居るのはつらいよを読んで衝撃をうけた。なので他の本も読んでみたいと思い購入。短編集で読みやすい。トイレ侍とウンコ男のところはかなり保育っぽい関わりをしてて参考になったし、肩書きを見てかなりエリートっぽいイメージをしていたので実はそうでない時代もあったとのことでびっくり。でもそこからどうやって今やっていけてるのかまでは書いていないので、なんかそこが気になってしまった。

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    2026年04月04日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    人の内面や感情の揺れが丁寧に描かれていて、引き込まれた。

    白黒をはっきりさせるためではなく、グレーゾーンに耐えるために補助線を引く、という話が特に印象に残っている。
    本当にその通りだと思う。

    シェアと本音といった関係性や、補助線のバリエーションの捉え方も興味深くて、
    そのバランスを大切にしていきたいと感じた。

    幸福度は複雑なままに生きること。これも響いた、響いた。複雑さを超えて、相手を許せた時に人は幸福を感じるというか。ハウフヘーベン出来た時の幸せみたいなものはあるよなぁと思った。

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    2026年04月01日