岸本佐知子のレビュー一覧

  • わからない

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    もうファンなので、何を読んでも面白いと言う感じ。日記がかなり前のもので、びっくり。
    想定と厚さからは、エッセイとはおもえない。そこもまた好き。

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    2025年03月04日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    テレビ番組で取り上げられていて気になり読みました。

    国民が一度に一人しか住めない「内ホーナー」と巨大な「外ホーナー」の争いが描かれています。

    描かれているキャラクターがロボット(?)たちなのか、想像しているだけで楽しい本でした。

    アニメ化されてもいいなぁと思う1冊でした。

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    2025年03月02日
  • 楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集

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    情景描写も話の締め方もクール。どれも良いが、特に「日干しレンガのブリキ屋根の家」「幻の船」「陰」「新月」がお気に入り。

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    2025年02月24日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    ルシア・ベルリンの24の短篇。
    私は「すべての月・すべての年」に続いて2作目。
    とりわけ変わった設定ではなく、1900年代半ばの普通の生活がベースになっている短篇。
    一度に全部読んだらすぐに忘れちゃうかなと思いきや、随分とずっしりとした読後感。
    軽くて面白い短編集はたくさんある。
    しかしこれはずっしりと面白い短編集。
    これは何に因るものなのかなあと考えてみたのだけれども、まずは空気の重さまで感じられるようなリアリティ。
    実体験をベースにしているものが多いと聞いてなるほどと思うと同時に、実体験を扱えばすべてこのようなリアリティが出るかと言ったらそうはいかない。
    場面、表情、行動の切り取り方が素晴

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    2025年02月22日
  • 十二月の十日

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    どの短編も、なんだか妄想の世界を彷徨っているようななんともいえない展開、結末
    なかでも「センブリカ•ガール日記」はなかなか
    感動あり、教訓ありでふむふむよんでいたが
    途中から
    なんてこと!とぞわぞわした
    そんなこととは知らずに『SG』ってなに?
    と、何度も検索してしまった

    世の中の不条理と、人間の強さ、愛情の深さ

    読み始めは、少し重苦しさを感じていたが読み進めるほどに虜になっていく自分が怖い

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    2025年02月18日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    独裁者の誕生と破滅、人と国の破壊を描いた寓話。玩具のようなロボットのようなキャラクターが住む国のお話、絵をイメージすればユーモラスなはずなのに、読むのがしんどくて参った。国土を削られ、財産を奪われ、生き残るすべがどんどんなくなっていく。きつい。独裁者の方もどんどん脳が壊れてまともじやなくなっていって、こちらもきつい。

    きついきついばかり言っているけど、ほんとに、ユーモアがユーモアに見えないくらいしんどかった。どこかで「抱腹絶倒」と紹介されていたけど、うそでしょ?ってくらい全然笑えなかった…

    ディストピアものは若いうち、あと平和な時代に読んだ方がいいと痛感。今はリアルの世界が過酷すぎる。あと

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    2025年02月13日
  • わからない

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    なんか好き。あぁ、それ読んだことないという本をメモったりした。機会があれば、読んだり観たりしておいて損はないなと思えたり。

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    2025年02月06日
  • 十二月の十日

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    ダメ人間が、色々な事に巻き込まれて巻き込まれて巻き込まれて、何も解決できず、特に成長もしない、大好物な物語が多く編んでありました。
    サイコーです!

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    2025年02月05日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    初読
    坂口文庫。
    坂口さん曰くまったく読み進められない本シリーズの2。
    これはわたしもかなり難儀しました。なかなか手強い。最初いくつかサラっと読んだとき 全然サラっと行かなくてこれは困ったと思った。
    短編集のうち いくつかは まぁまぁ読めるのがあって もうそれでいいかなと思ったケド 別の日にまたちょっと読んだら もういくつかホォと思うのもあり。その時思いついて解説先に読んでみたのがよかったのかも。でも解説のおかげで最初の時には気がつかなかった重いツライ感じもわかってきた。
    フィクションとしたら 全然面白くないけど これがノンフィクションに近いとしたら それはちょっと興味あるというか ちょっと惹

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    2025年01月25日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    人ひとりしか居られない程小さな国、内ホーナー国
    それを取り囲む外ホーナー国
    内ホーナー国民は7人おり、両国の境、外ホーナー国内の一時滞在エリアで常に6人が入国を待っている
    国民の姿形は無機物と生物のツギハギ
    この奇妙で童話のような世界観で語られるのは国同士・人同士の争い
    きっかけは外ホーナー人であるフィルによる内ホーナー国批判の演説
    フィルの演説は力強く煽動的であるのだが、興味深いのは、脳が外れてしまった時に為されることが多い、ということ
    本書は2011年に刊行されているが、フィルの語りにはドナルド・トランプ氏であったり、小泉進次郎氏であったり、多くの政治家の姿が重なる…
    この物語は政治家批判

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    2025年01月24日
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集

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    短編集とわかってはいても、一見バラバラな気がした。
    それがいつしか作者の生い立ちとも重なって、太い束のようなまとまりに感じられてゆく。
    若い無邪気さ、苦い経験、切羽詰まった状況、そしてごく日常の風景。
    どれも書き手がそこにいて、「これがあたし」といっているよう。
    けれどそこに押しつけがましさはなくて、静かに目の前に差し出す。
    謙虚で辛辣でちょっとクール、そして皮肉とユーモアを忘れない。
    フィクションのようにもノンフィクションのようにも見えたこの作品群。振れ幅の大きな彼女の人生の、ある意味伝記のように思えた。
    また読みたい。

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    2025年01月19日
  • ひみつのしつもん

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    ネタバレ

    おもしろいエッセイ集だけれど、ショートショートのようなものもいくつかあって、それがけっこう幻想的でホラーな雰囲気があると思う。まるで悪夢を見てハッと目が覚めたときのような感覚になるのだ。作者の空想力が豊かなので、現実との境界線が曖昧になっていくのも興味深い。
    りんごのみつが甘くないこととか、ヌテラの主原料とか、これまで知らなかったある意味どうでもいいとも言える知識が増えていくのがなんだか面白くて、友人とだらだら喋っているときのようなくつろいだ気分で読めるエッセイだった。

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    2025年01月11日
  • わからない

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    ルシア・ベルリンなどの翻訳家岸本佐知子さんの、エッセイや書評、日記などを集めた本。いままで本に収録されていないものを集めたとのことで、初めて読む岸本さんのエッセイにはちょっともったいなかったかもしれない。
    思考も言葉もコロコロと転がっていくような文章が面白い。思考は浮かび上がって飛躍して妄想に突入するし、言葉遊びも抜群に冴えている。
    ビジネスや自己啓発系のベストセラーを読んだ感想を率直に書き、挫折を語り、ツッコミをいれ……と自由すぎる書評(勧める気がなさすぎる)もすごかった。
    「わからない」「イエス脳」がお気に入りで、エッセイの部分が一番面白かったのでもっとたくさん読みたくなる。他の本も読んで

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    2025年01月05日
  • 楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集

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    短編集
    作家自身の生い立ち感情が見え隠れする作品集.ロクでもない夫,アルコール依存や薬物依存,子供達への愛,生活の厳しさなどが自然の情景描写の中に溶け込んでいる.短い物語の中に漂う臭いまで感じられる,そんな作品の数々.

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    2024年12月18日
  • わからない

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    なぜこんな展開なの?思考回路どうなってるのか
    一人ほくそ笑み、ツッコミ入れてる
    若いころ井上ひさしに遭遇して以来の衝撃!

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    2024年12月18日
  • すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集

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    ネタバレ

    誰もがここで書かれている彼女のことを好きになってしまったり、そうでなくても嫌いにはなれないんじゃないかと思った。賢くて繊細で、情熱と愛があり時に弱く、悲しみと喜びに満ちた人生を送る女性。彼女の言動には優しいぬくもりを感じるし、言外に親密な空気が漂うところが好きだ。
    「カルメン」や「ミヒート」で描かれている、悲惨な状況に陥ってしまった女性や子どもの話がとてもつらかった。あまりにも克明でハラハラしながら読むことになったが、決して同情的には書かれておらず、作者の冷静な目線をいつも感じた。
    姉妹のバカンスを描いた「哀しみ」が特に心に残った。少しの嘘だって、すべて妹への愛にほかならない。誰の視点かによっ

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    2024年12月16日
  • わからない

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    エッセイ集。
    これはね、ほんとに公共交通機関で読まない方がいいです。
    油断してるといきなりぶっ込んでくる。

    ♫Lifetime Respect/三木道三(2001)

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    2024年12月08日
  • なんらかの事情

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    ヨシタケシンスケさんとの対談で知り、岸本佐知子さんの本を初めて読んだ。

    そして、読み始めてすぐにこの人の感性、たまらな〜く好きだと確信。
    そして、よくわかる!の嵐。
    落ち込んでる日でも、静かなカフェでも、笑いが抑えられない。こんなふうに世界を見て、表現できたら素敵だなあ。

    面白い話はたくさんあったけど、記憶に残っているのは「海です、海です」と言い続ける健気なナビさんと、筆者を静かに説得した瓶の長老の姿だ。
    それから外れレジを引き当てる才能もじわった。

    妄想エッセイ、自分でも書いてみたいと思ってしまった。

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    2024年12月05日
  • すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集

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    「一篇読むたびに深呼吸せずにはいられない」の帯の謳い文句に偽りはない。
    何か悪いことをしたような、それでも何か郷愁をそそられるような、一篇ごとにそんな気分にさせられる。
    登場人物はみんな傷を持っている。
    その傷一つ一つは、誰しもがいつか感じたことのある傷みを見いだせるような気がする。
    あの時の、あの感じ、という気分になりたいとき、ぜひ。

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    2024年12月03日
  • エドウィン・マルハウス

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    仕掛けが面白い。主人公つづった、親友にまつわる伝記がそのまま小説になっている。欧米の小説を読んでいて思うのは、「なぜこの語り手がこの話をするのか」の地固めが周到だ、ということ。マーガレット・アトウッドもそうだけど、大方の日本の作家のように「なんとなく一人称にしたかった」的な、ジャンルに寄っかかった書き方をしないところが、自立してていいなぁ、と思う。
    ストーリーは、ダークサイド・スタンドバイミー、といった印象。
    あるいは、月が月になろうとして、相手を自分の手で太陽にしてしまうような話。
    神官が神官になろうとして、相手を自分の手で神にしてしまう、と言った方が近いのかな。
    とにかく、そんな話。
    わざ

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    2024年11月22日