ねにもつタイプ

ねにもつタイプ

660円 (税込)

3pt

コアラの鼻の材質。郵便局での決闘。ちょんまげの起源。新たなるオリンピック競技の提案。「ホッホグルグル」の謎。パン屋さんとの文通。矢吹ジョーの口から出るものの正体。「猫マッサージ屋」開業の野望。バンドエイドとの正しい闘い方──。奇想、妄想たくましく、リズミカルな名文で綴るエッセイ集。読んでも一ミクロンの役にも立たず、教養もいっさい増えないこと請け合いです。

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ねにもつタイプ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これは、妄想エッセイと呼べばいいのだろうか。初めて読むジャンル。ただならぬ筆遣いに終始、舌を巻く。この人は変人なんだろうか。日本国民みんな大好きなオリンピックを堂々と嫌いと言ってのけたり、ニュースでよく聞く犯人の供述「むしゃくしゃしてやった」の「むしゃくしゃ」って大雑把に括りすぎじゃない?って読者に

    0
    2025年10月15日

    Posted by ブクログ

    1話が2〜5ページほどの短編集で、表現が平易で読みやすい。
    書籍紹介にある通り、特に教養が身につくわけではないが、思わず声を出して笑ってしまう場面が多々あった。
    比喩の対象になっているものについては、読んで内容は理解できたものの、それまであまり意識して考えたことはなかった。
    でも、この本を読んでいる

    0
    2025年05月18日

    Posted by ブクログ

    ばかばかしいようなことを、こんなに真面目につきつめて考えて、わたしは最高な気分だ。日々のちょっとした出来事も、空想したり、客観的に見たり、つっこみを心の中でいれるだけで楽しくなるんだな。軽妙な文章には、おかしみがあって、どこからが現実でどこからが物語か曖昧になる不思議な境界線でぷかぷか漂っている感じ

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    抱腹絶倒!とにかく面白い。
    この方の頭の中はどうなっているのだろう。
    この一冊を読んでから、「気になる部分」
    「なんらかの事情」など岸本佐知子さんの
    作品を読まずにはいられない(笑)

    0
    2024年12月25日

    Posted by ブクログ

    翻訳家、岸本佐知子先生のエッセイ集。
    緩やかに進む日常の中で挟まれる先生の珍奇な妄想に思わず笑顔になります。
    コアラ汁、割り込みおばさんとの決闘、踏むと地獄に落ちるタイル、そういえば自分もこういう妄想を子供の頃にしたなぁと楽しい気分になれる作品です。
    スルスル読める為、ふとした休憩のお供にピッタリな

    0
    2024年09月28日

    Posted by ブクログ

    読んでる間は至福です。
    エッセイ? ファンタジーというか「奇妙な味の小説」ではないの?。
    《気がついた時には、もうニグはニグだった。》p.11。
    ミシンはぼくも好きでよく遊んでました。
    気がつかない星人…
    「ジンカン」なぜこれがここにあるのだろう、この人がいるのだろうという感覚はぼくにも時折発生しま

    0
    2024年06月27日

    Posted by ブクログ

    天才、岸田さんワールド。
    でも時々共感めちゃくちゃするものがあって、わたしのこの謎思考だとおもってたものが岸田さんと一緒なんてちょっと嬉しくなっちゃったり

    1番の共感は『グルメ・エッセイ』
    食べ物は、変だ。食べ物は不気味だ。でも好き。

    『ある夜の思い出』
    どうってことないのに忘れられない瞬間があ

    0
    2024年06月22日

    Posted by ブクログ

    激しく同意!そして吹き出す!こんなにおもしろく読めたエッセイは初めて。「作法」とか「奥の小部屋」とか脳内の発想が面白すぎる。思えば自分もそうだったかも。

    0
    2024年06月11日

    Posted by ブクログ

    めちゃめちゃに面白かった。
    妄想の世界で生きてる人だなあと思った。
    まるで現実世界のアメリみたいな、いつまでも心が少女な感じで読んでいて楽しいしふふっと笑える。

    何かしなきゃいけないことがあるのに、それにはお構いなしにもう一人の自分がひたすらどうでも良い質問をしてきて、答えないぞと思っても結局それ

    0
    2024年01月18日

    Posted by ブクログ

    た〜のしかった!私は現実より空想の方が好きだから、現実の続きで空想の世界があるのがとても心地よくておもしろかった。

    0
    2023年05月23日

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