【感想・ネタバレ】ねにもつタイプのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年01月18日

めちゃめちゃに面白かった。
妄想の世界で生きてる人だなあと思った。
まるで現実世界のアメリみたいな、いつまでも心が少女な感じで読んでいて楽しいしふふっと笑える。

何かしなきゃいけないことがあるのに、それにはお構いなしにもう一人の自分がひたすらどうでも良い質問をしてきて、答えないぞと思っても結局それ...続きを読むについて熟考しちゃうの、共感した。
ツクツクボウシの鳴き声に集中してしまって「間違えるぞ間違えるぞ間違えるぞほうら間違えた」とか考えてるのもわかる。人の妄想って本当に面白い。頭をパカってあけて直接脳を覗いているようなエッセイ。思考のままに文章を書いているような感じ。だけど読みやすい。

1日中妄想したり頭の中でずっと喋っているような同士は読みましょう。

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Posted by ブクログ 2023年05月23日

た〜のしかった!私は現実より空想の方が好きだから、現実の続きで空想の世界があるのがとても心地よくておもしろかった。

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Posted by ブクログ 2023年04月05日

本屋さんでオリンピックの章を読んで即、購入を決めた。間違ってなかった。 思考が似てる気がして、終始くすくす、楽しかった〜
「このときのこと、この先も覚えてるんだろうな」って思ったこと、私もある。いろんな記憶が薄れていく中でずっと鮮明なもの。
読んでいると自分も文章書きたくなるような一冊でした、幸...続きを読むせ。

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Posted by ブクログ 2022年11月18日

この上なくユニークで時にぶっ飛んでて。感動話はないはずなのに、不思議と読後は心穏やかになる色んな意味でミラクルな作品。

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Posted by ブクログ 2022年10月30日

ほとんど読んだことがないエッセイ
どなたかのレビューかな?
なぜか登録してて手に入れました(・_・;

わたしもたいがい妄想しまくってますが足元にも及ばない‼︎

爆笑です!こんな凄い妄想知らない笑笑
妄想がもう一つの作品に仕上がってます(°_°)
なんて不思議な方…翻訳家の岸本佐知子‼︎

爆笑妄...続きを読む想をひとつ…
富士山に興味があった子供の頃登る事になった話

プリンのようなゼリーのような不思議な形
下が青、上が白…その青い土を袋に詰めて帰るのだ
五号目とはどのあたりだろう?青と白の境い目あたりだったら、不二家の三色アイスみたいに色の変わるあたりを持ち帰りたい‼︎

どうしよう…次シャンプー・リンス買うとき絶対妖精思い出して笑ってしまう( ̄▽ ̄)

久しぶりに涙が出るほど笑いました(〃ω〃)
電車、人前で読むと危険です♪

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Posted by ブクログ 2022年06月01日

どのエッセイも楽しく、脳みそがリフレッシュされました。挿絵もレトロ感あふれ気に入りました。
「山の連なりが、濃緑のブロッコリーを敷きつめたよう」という表現を読み、私もブロッコリーを見るとそんな想像をしていたので、クスッと笑えました。

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Posted by ブクログ 2022年05月26日

 翻訳家によるエッセイ。
 手に取るきっかけのレビューにもあったように妄想とまじめさがいい感じで混ざっており、笑かしてもらいました。面白かったです。

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Posted by ブクログ 2022年03月19日

子どもの頃の想像力や、日々不思議に思ってること、独特の視点だけど自分の子どもの頃じゃないかと思ってしまうほど、クスッと笑ってしまうところが多々!
手元に置いて時々開きたくなる本でした。

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Posted by ブクログ 2022年03月07日

自分の頭の中が岸本さんとそっくりだった。それはただただ岸本さんと気が合うからなのか、それとも人間はみんな、賢そうな顔をして実はくだらない妄想ばかりしているからなのか。後者だったらいいなあ、と思った笑。
高いところから山を見ればブロッコリーのことしか考えられなくなって、通りを見れば急に人類への慈悲心を...続きを読む感じる。どうしても納得のできないどうでもいい悩みがあったり、どうでもいいけど忘れない悲しい記憶がたまに蘇ってきたり。
わかる〜を連発して、クスッと笑って、よくこんなに的確に言語化できるな〜と感心して。とっても楽しい一冊でした。

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Posted by ブクログ 2021年12月05日

センスあるアンソロジーを作る翻訳家さんの普通のエッセイだと思って読み始めたら、あれ?いつのまにか、上品にねじれた、不思議な世界に迷い込まされていた。
岸本さんの心の中のいろんな形のドアを、何が出てくるかわからないままわくわく開けて、その都度思いもよらない場所に取り残されるような読書体験だった。
感化...続きを読むされて、スーパーの肉を手に取る時、上から肉を照らしている白い蛍光灯に触れたら、実はビームで指先が切断されちゃうんじゃないかと変な妄想をしてしまった。
ちょっと不気味な「ゾンビ町の顛末」「日記より」「夏の思い出」が特に好き。

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Posted by ブクログ 2021年08月24日

父の病院の付き添いに持参。クスッと笑えて、気分が沈みがちな待ち時間が楽になった。とりとめなく広がったり飛躍する思考が心地いい。油断すると、思いもよらない方向に連れていかれて目が回る。エッセイなのか小説なのか不思議な感じ。

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Posted by ブクログ 2020年12月25日

めちゃくちゃおもしろかったです。妄想が突き抜けてとめどなく話し続けていくこの感じ、すごくわかるなあと思います。ひさしぶりに、思わず吹き出す笑いが生じました。わたしのお気に入りは武器庫の話です。肩肘張らずにふとしたときにまた読みたい。

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Posted by ブクログ 2023年08月27日

面白かったー。
こんなこと考えちゃう人いるの?って話が次から次へと出てくる。

「あしたのジョー」のじょーが、りきいしにパンチを食らった時、口から出てくる白っぽいソラマメみたいな形をしたものを、腎臓だと思ってたって話がお気に入り。ついでにその時期の母親が自分の質問にすべて「うん」で答えていて、「これ...続きを読むってじんぞう?」と私が訊く。「うん」と母が答える。ってとこまでセットで笑える。

イラストも素敵だし、もっと読みたくなる。

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Posted by ブクログ 2023年02月14日

我が道を行く翻訳家だなぁ、まったく。
友達になれそう!と思ったり、無理!と思ったり忙しい。でも好きだ。大好きだ。

翻訳は掃除婦しかまだ読んでいないけれど、今後彼女の作品に触れるたびに、素の彼女を思い出して、ふっと笑ったりするかもしれない…。

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Posted by ブクログ 2022年05月14日

頭の中で繰り広げられる展開が予測不可能で、読んでる側も話がどこに向かってるのかよくわからず、最終的に着地するわけでもなく(笑)、終始翻弄されていた気がしますが、この踊らされてる感が読んでてとても楽しかったです。

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Posted by ブクログ 2022年03月31日

敬愛するAマッソの加納さんおすすめの本ということで読ませていただきました。加納さんが岸本佐知子さんの文章に大いに影響を受けていることがよくわかる、基本的にどの短編もわけがわからない(いい意味で!)エッセイ集でした。現実と妄想の境目が曖昧で、いつのまにか岸本さんの妄想の旅に同行している感覚で面白かった...続きを読むです。
どの短編も角度がちがって癖が強く、お気に入りを選ぶのが難しいですが、強いて言うなら「フェアリーランドの陰謀」「毎日がエブリデイ」「Watch Your Step」「とりあえず普通に」でしょうか。どれもなんとなく共感できる、でもそういう発想にはならなかったな~と感動すら覚えるお話でした。もっと岸本さんの本、翻訳本を読んでみたい!

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Posted by ブクログ 2022年01月17日

今だからこそ読んで欲しい「裏五輪」。
ちょっとブラックで、読むとクスッと笑ってしまう。
そして、岸本さんが幼い頃などに感じたことを読みながら、自分のなかで忘れかけていた似た思い出などもよみがえり、不思議な感覚になった。
けっ、と思うようなことがあっても、この本を読めば気持ちも軽く、どんどん前に進んで...続きを読む行けそう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年12月18日

岸本佐知子さんで頭がいっぱいだ。
今月発売されてる『BRUTUS』にも、『&premium』にも紹介されていて、読ませて頂いた。

エッセイは「ねにもつタイプ」で、はじめましてでした。

想像力が半端なく神がかっていて、そんな発想する⁈妄想オバケやんと、笑わせてもらったり、感心したり。「博士の愛した...続きを読む数式」と併読していたので、そのギャップもあったと思うのですが。

共感した一つは、“マイ富士”で、「小さい小さい富士山が欲しいというもの。大きさは、裾野の差し渡し30センチ、標高20センチくらいがいい。
 床の間に置いたり、窓辺に飾ったり、TVの上や、玄関の靴箱のアクセントに。いやいや、やっぱり枕元に置いて、飽かず眺め暮らしたい。
 目覚めたら富士、昼の時報を聞いて富士。お茶を飲みながら富士。風呂上がりに富士。」(私も一緒に想像する。それ、めっちゃいいなぁ。富士山好きにはたまらんなぁ)ここからは笑ってしまって、私はまず思いつけない。
 「クリスマスには星や電球で飾り付けなんかして、名前もつける。男の子だったら冨士夫、女の子だったら不二子がいい。(富士子じゃないんだw)たまには近所の公園を散歩させてやろう。公園デビューの日を思うと、今から少し緊張する。」といった具合に、発想の飛ばし方が面白い。

岸本さんの翻訳本やエッセイで年末年始を迎えて“笑い”で締めて、“笑い”で迎える年にしたいと思ってます。ぶっ飛んだ作品が多いそうなので、今から楽しみです。

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Posted by ブクログ 2021年11月15日

くだらない話がたまらなく面白くて声を出して笑った。この本読んだの2回目。また読みたいと思える。くだらないことが大好き。くだらないことが好きな人はオススメ。

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Posted by ブクログ 2021年03月12日

宇垣美里さんが絶賛してたので気になっていました。
現実と妄想が入り交じる奇妙な世界。本当っぽいけど嘘っぽくもある。
一つのことに集中せずに頭の中で脱線してしまうことがある。自分も似たようなことがあるのでとても共感してしまった。
ホッホグルグル問題、桃、さいきんのわたくし、が好き。特に「さいきんのわた...続きを読むくし」の隣の若いサラリーマン風の人が前かがみでぶるぶる体震わしていたオチで5分ぐらい笑ってた。

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Posted by ブクログ 2021年03月12日

「罪と罰を読まない」から興味を持って。エッセイなの~?というくらい岸本さんワールドにいつの間にか連れていかれている感じ。現実に起こった話なのか岸本さんワールドで起こっていることなのかその狭間でゆらゆらしながら読みました。私の中では村田沙耶香さんのエッセイと感覚が似てるかも。郵便局の話やコアラの鼻の話...続きを読むなど面白かった。仕事をしながら思考がどんどんずれこんでいく感じもすき。よく自分の思考を忘れずにすくっておもしろく文章化出来るよなぁ。

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Posted by ブクログ 2021年02月06日

翻訳に格闘するも、思考は暴走。
そんな目くるめく妄想の世界が繰り広げられる。

お気に入りのタオルが、親友「ニグ」になる。
友達から聞いた色が違うタイルを踏むと地獄に落ちるという噂。
ああ、子どものころ、そういうの、あったなあ。

こういう世界は、大人になるにつれ、見えなくなってしまう。
筆者、岸本...続きを読むさんは、しかしこういう世界とずっとつながり続けてきた人なのかもしれない。

ホッホグルグル(私の頭の中では、明治製菓のチョコレートのCMソングに乗ってぐるぐる回る。)の恐怖。
駅で見かける謎の看板。
思えば日常生活のあらゆるところにオモシロイモノ、アヤシイモノがあるはず。

でも、少し思う。
そちらの世界に通じる穴にずぼっと入ってしまう恐ろしさを。

その意味で、本書には、何かしらの毒を感じる――というのは大げさかしら?

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Posted by ブクログ 2021年02月08日

好き。穂村弘的な生きづらさを抱えた人、好き。凡人の要領の悪い自分が抱えている/抱えていた生きにくさを、濃縮して、言語化して、面白くまるで豊かそうにしてくれる人たち。自分と似ているようで、実は遠く離れた人であるのはもうこの歳になるとわかるのだけど、やっぱり似ているような気がして、その人たちが社会的に認...続きを読むめられている、なおかつこの生きづらさがコンテンツとして評価されているということが少し勇気をくれるのだ。

本を読んでいる間、ただただ許されてる気持ちになるのだ。

と、本を読み終えて現実の世界に戻れば、クリエイターでもない自分はただの要領悪い少し困った人で、どうしたら人に迷惑をかけないかのライフハック取り込みに必死になるのだけれど。

要領の悪さに心が折れそうになった時にずっと手に取った方がいいのかもな〜。買おうかなあ。コアラの鼻の材質。ゴキブリとの戦いの記録。

最近実用書ばかり読んでいたけど、言葉っていいよね。と改めて久々に。岸本さんの翻訳本また読みたくなった!読むぞ。 

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年12月18日

事実と空想と哲学的な何かが混ざりあったエッセイ。私が初めて触れた翻訳物はショーン・タンの絵本だが、暇を持て余すことなど知らないような著者の想像力(あるいは妄想力)のおかげで、絵本もエッセイもより楽しめたと思う。とくに「ピクニックじゃない」は、そんな歌イヤだ……と苦笑しつつ、想像すると滑稽で悲壮感が薄...続きを読むまる。クラフト・エヴィング商會のカバーデザイン&挿画も文章にぴったり合い、ユーモアが詰まっていた。

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Posted by ブクログ 2024年01月08日

現実と妄想の境界線が非常に曖昧で、やや悪夢的ともいえるエッセイ。子供の頃の感覚を失っていない人なのかなと思います。車が来たときに飛び越えるのは…なんでか知らないけど私も子供の頃やってた!懐かし!(笑)

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Posted by ブクログ 2022年09月13日

適当な文章というと悪評を書いているようで気が引けてしまうが、そうとしか言いようがないエッセイなのだから仕方ない。

とはいえ文章としては面白いため、まったりと読むのにはおすすめか。

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Posted by ブクログ 2022年05月07日

私もどちらかというと岸本さんタイプなので、自分よりもっと上がいると思うとホッとすると同時に嬉しくなります、私はまだあそこまでやらかしてない!と(酷)

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Posted by ブクログ 2022年04月08日

合う、合わないがあると思いますが、私には合っていた。共感したり、斬新な発想やユーモアにニヤリとしたり。
身に覚えのある子供の頃の1人遊びや、人には話していないけれど似たようなこと考えちゃうことってあるよねーな妄想。陰キャなら共感度高いのでは?(笑)
数ページの短いエッセイを集めたもので、お酒を飲みな...続きを読むがら軽く読む、短時間の電車移動で読む、など生活の隙間を埋めるのにちょうどいい。

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Posted by ブクログ 2022年01月22日

初めて岸本さんの文章を読みましたが、予想以上に独創的でした。
自分の想像していた"エッセイ"というものよりもファンタジーな感じがして少し戸惑いながら読みました。

個人的にはもっと「わかる」「確かにそうかもしれない」と共感できるような作品が好みです。

※もちろん個人差があると思...続きを読むいます。

「むしゃくしゃして」が一番面白かったです。

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Posted by ブクログ 2020年12月18日

この本は何に分類したらいいんだろう。
エッセイ集と信じて読み始めたらいつのまにか作者の妄想の中に連れ込まれている。

人柄が伺える面白さで、気軽に読めた。
ショーン・タンの翻訳もされているとのこと。納得。

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