【感想・ネタバレ】ねにもつタイプのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

岸本佐知子さんで頭がいっぱいだ。
今月発売されてる『BRUTUS』にも、『&premium』にも紹介されていて、読ませて頂いた。

エッセイは「ねにもつタイプ」で、はじめましてでした。

想像力が半端なく神がかっていて、そんな発想する⁈妄想オバケやんと、笑わせてもらったり、感心したり。「博士の愛した数式」と併読していたので、そのギャップもあったと思うのですが。

共感した一つは、“マイ富士”で、「小さい小さい富士山が欲しいというもの。大きさは、裾野の差し渡し30センチ、標高20センチくらいがいい。
 床の間に置いたり、窓辺に飾ったり、TVの上や、玄関の靴箱のアクセントに。いやいや、やっぱり枕元に置いて、飽かず眺め暮らしたい。
 目覚めたら富士、昼の時報を聞いて富士。お茶を飲みながら富士。風呂上がりに富士。」(私も一緒に想像する。それ、めっちゃいいなぁ。富士山好きにはたまらんなぁ)ここからは笑ってしまって、私はまず思いつけない。
 「クリスマスには星や電球で飾り付けなんかして、名前もつける。男の子だったら冨士夫、女の子だったら不二子がいい。(富士子じゃないんだw)たまには近所の公園を散歩させてやろう。公園デビューの日を思うと、今から少し緊張する。」といった具合に、発想の飛ばし方が面白い。

岸本さんの翻訳本やエッセイで年末年始を迎えて“笑い”で締めて、“笑い”で迎える年にしたいと思ってます。ぶっ飛んだ作品が多いそうなので、今から楽しみです。

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2021年12月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事実と空想と哲学的な何かが混ざりあったエッセイ。私が初めて触れた翻訳物はショーン・タンの絵本だが、暇を持て余すことなど知らないような著者の想像力(あるいは妄想力)のおかげで、絵本もエッセイもより楽しめたと思う。とくに「ピクニックじゃない」は、そんな歌イヤだ……と苦笑しつつ、想像すると滑稽で悲壮感が薄まる。クラフト・エヴィング商會のカバーデザイン&挿画も文章にぴったり合い、ユーモアが詰まっていた。

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2020年12月18日

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