ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
脳が地面に転がるたびに熱狂的な演説で民衆を煽る独裁者フィル。国民が6人しかいない小国をめぐる奇想天外かつ爆笑必至の物語。ブッカー賞作家が生みだした大量虐殺にまつわるおとぎ話。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
この作家ぜんぜん知らなかったけど、ヘンテコであっという間に読み終えてしまった。 滑稽で不条理でもほのぼのした話かと思いきや、 思ったよりもフィルが踏み込んだエゴを発揮し、 「解体」がはじまることで周囲も動揺し始める。 もちろん犠牲は出ているけれど、 最終的に疑問を持ったり立ち上がったりする人々が...続きを読む存在し、 願いを込めて再生が行われる。 リアルでおもしろかったです。
ほんのわずかな、まるで箱庭の中の出来事のようなお話 こっけいで、ばかげていて、それでいて きっと世の中はそんなことばかりかもと思わせる 可笑しいけれど、笑えない できれば、大ケラー国で暮らしたい いや、そのまた外の国のほうがいいかな
翻訳でも伝わる著者の文章力。盲信的、狂信的に破壊の道へと突き進むフィルの凶暴さが、ある種のアイロニーを伴って面白おかしく表現される。 一番印象深いのは大統領のもうろくさ。人ごとではない。周囲の人間関係に当てはてめても、さらには自分ごとに鑑みてみても。 他人がいる限り受け入れられない主義思想は生ま...続きを読むれてしまう。そこには誤解や妄想が含まれようとも。相容れない対象に対する慈しみと寛容の心を。今一度噛み締めたい戒めですね。
示唆に富んだ話だった 独裁者と言われる人がモデルかなと思うと同時に、もっと身近な問題としても捉えられる気がした 1人の横暴な人に逆らえない状況や、正しい人を正しいと言えずに自分を正当化してしまう所など自戒の念を込めてありがちだと思った
理想的本箱の紹介を受けて。おとぎ話。表現されている登場者は、人と同じ。人に例えると残虐といえる行為をするため、理屈をつけて正当化。おとぎ話のようなので客観的に見ることができる。自分のまわりの人に似た光景も見られるし、自分もそうなんだとの自戒にもなる。
めちゃくちゃおもしろかった。 ・疑心暗鬼から虐殺までの過程 ・悪の陳腐さについて ・悪事は属人として押し着せられ構造的には何も反省されない ・そして繰り返す(多分) という示唆深ポイントばかりだった。 何かにむすびつけずにフラットに読むのもアリ。 鈴木久美さんの装丁も素敵。
なんだかとてもタイムリーでとても考えさせられる、それでいてとてもとてもユーモラスなお話だった。 特定の誰かをモデルにしたわけでなく、独裁者の最大公約数として描かれる「フィル」。 だから、あの人にも見えるし、あの人にも見える。 いつの時代も、いや、誰の中にも存在する「フィル」の影。 巧妙な演説で...続きを読む人々を魅了し、ついには年老いて耄碌した王の座にとってかわる。 国と国との境目。 税金の徴収。 武力衝突。 親友隊の組成。 侵略者の処刑。 危険分子は芽が出たらすぐ。見せしめに。 それぞれの国の住人たち、親衛隊や市民軍やマスコミや隣国の人々の動き方も実にリアルでゾッとする。 民衆はいつだって影響されやすく、変わりやすい。 そのことを私たちは忘れてはならない。 そして岸本佐和子さんの訳がめちゃくちゃいい。 こういう奇妙なお話は翻訳すると分かりにくくなりがちなんだけれど、もともと日本語で書かれていたような自然な語り口。 奇妙で不思議なおとぎ話の世界がありありと目の前に浮かんでくるような描写。 国民が一度に一人しか入れない国土の小ささとか、抽象的な図形や無機物でできた身体をもつ人々とか、脳がラックから外れるとか。そんな突拍子もないねじれたユーモアが、違和感を覚えさせない日本語で描かれている。
最高に面白かった!去年読んだ中でベストオブベスト。 読んでいてクスッと笑ってしまう小説は久しぶりでした。
一度に1人しか入ることのできない『内ホーナー国』と、その国を取り囲む大きな『外ホーナー国』の話。内ホーナー国に1人が入っている間、他の住人は外ホーナー国の領土内にある『一時滞在ゾーン』で身を寄せ合って立って待っている…。 両国の住民として登場するのは、機械の部品や植物を組み合わせたような何とも形容し...続きを読む難い生き物たち。 お互いに睨み合いながら暮らしていたが、ある日、一時滞在ゾーンからはみ出してしまったことがきっかけで騒動に。 そこにフィルが出てきて税を取ると言い出し…。 まさに近代の戦争やジェノサイドを表現していて、それが不変的であることに悲しみを覚える。ちょっと頭の回転が速くて声が大きく、もっともらしく喋ることができるそんな人物に流されていく。世の中がうねりだすと、それを止めるのはとても難しい。 少しでも声を上げたものは粛清され、小さいうちにその芽を引っこ抜かれてしまう。 ジョージオーウェルの動物農場に通じるところのある、この世界を風刺した物語。滑稽なキャラクターと嘘だらけの政治。読みやすくわかりやすい。身につまされる思いだ。
テレビ番組で取り上げられていて気になり読みました。 国民が一度に一人しか住めない「内ホーナー」と巨大な「外ホーナー」の争いが描かれています。 描かれているキャラクターがロボット(?)たちなのか、想像しているだけで楽しい本でした。 アニメ化されてもいいなぁと思う1冊でした。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
短くて恐ろしいフィルの時代
新刊情報をお知らせします。
ジョージ・ソーンダーズ
岸本佐知子
フォロー機能について
「河出文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
いちばんここに似合う人
エドウィン・マルハウス
気になる部分
最初の悪い男
サミュエル・ジョンソンが怒っている
十二月の十日
ソーンダーズ先生の小説教室
ダンシング・ガールズ:マーガレット・アトウッド短編集
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲短くて恐ろしいフィルの時代 ページトップヘ