1956年作品一覧

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  • 夜と霧 新版
    4.5
    〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ〉 「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。その後著者は、1977年に新たに手を加えた改訂版を出版した。 世代を超えて読みつがれたいとの願いから生まれたこの新版は、原著1977年版にもとづき、新しく翻訳したものである。 私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは何か。20世紀を代表する作品を、ここに新たにお贈りする。

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  • 賢明なる投資家 ──割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法
    完結
    3.7
    市場低迷の時期こそ、威力を発揮する「バリュー投資のバイブル」 日本未訳で「幻」だった古典的名著の改訂第4版がついに翻訳 ウォーレン・バフェットが師と仰ぎ、尊敬したベンジャミン・グレアムが残した「バリュー投資」の最高傑作!株式と債券の配分方法、だれも気づいていない将来伸びる「魅力のない二流企業株」や「割安株」の見つけ方を伝授する 20世紀の最も偉大な投資アドバイザー、ベンジャミン・グレアムが残した永遠のベストセラー『賢明なる投資家』は、世界中の何十万という人々に読まれ、大きな影響を与えてきた。1949年に初版が上梓されて以来、「バリュー投資」という独自の普遍的な投資原理によって、ベンジャミン・グレアムの著作は常に信頼の厚い投資手引書であり続けている。その投資原理は、投資家たちが重大なミスを犯す可能性から身を守るために一役買い、また彼らが安心して投資を続けられる長期戦略を練るための方法を指南している。 長年のうちに相場がさまざまな展開をみせるにつれ、ベンジャミン・グレアムの基本方針の正しさはますます揺るぎないものとなっている。本書では防衛的投資家、積極型投資家の双方を考慮に入れており、それぞれの投資銘柄選択原則の概略を述べ、単純なポートフォリオを構成することのメリットを力説している。数多い本書の特色の一部として、一対の株式銘柄をいくつも比較検討してそれぞれの長所と短所を明らかにしたり、ある特定の質や価格の条件を満たすポートフォリオ作りなどが挙げられる。『賢明なる投資家』は、あなたを投資の成功へと導くための、最も重要な一冊となるであろう。 序文         ウォーレン・バフェット まえがき――本書の目的 第一章 投資と投機――賢明なる投資家が手に入れるもの 第二章 投資家とインフレーション 第三章 株式市場の歴史――一九七二年初めの株価 第四章 一般的なポートフォリオ戦略――保守的投資家 第五章 防衛的投資家のための株式選択 第六章 積極的投資家の分散投資――消極的な方針 第七章 積極的投資家の投資――積極的な方針 第八章 投資家と株式市場の変動 第九章 投資ファンドへの投資 第一〇章 投資家とそのアドバイザー 第一一章 一般投資家のための証券分析 第一二章 一株当たり利益に関して 第一三章 上場四企業の比較 第一四章 防衛的投資家の株式選択 第一五章 積極的投資家の株式銘柄選択 第一六章 転換証券とワラント 第一七章 特別な四社の例 第一八章 八組の企業比較 第一九章 株主と経営陣――配当方針 第二〇章 投資の中心的概念「安全域 著者紹介ベンジャミン・グレアム 1894/05/08ロンドン生まれ。1914年アメリカ・コロンビア大学卒。ニューバーガー・ローブ社(ニューヨークの証券会社)に入社、1923-56年グレアム・ノーマン・コーポレーション社長、1956年以来カリフォルニア大学教授、ニューヨーク金融協会理事、証券アナリストセミナー評議員を歴任。
  • RM Library(RMライブラリー) Vol.287
    NEW
    -
    ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や掲載されないページ、付録が含まれない場合がございます。 【特集】スハ44系客車の履歴書 スハ44系は、1951(昭和26)年に幹線特急用として49両が製造された客車で、 前向きの2人掛け座席が並ぶ3等車は当時「特ハ」として一般車両と区別されました。 東京~大阪間の「つばめ」「はと」など花形列車でデビュー、 特に1956年の東海道線電化完成時には煤煙と無縁になったことから編成全体の塗色をライトグリーンに一新、 その雄姿はファンから「青大将」と呼ばれ親しまれました。 さらに山陽特急「かもめ」や東北特急「はつかり」にも使用されましたが、 1960年に151系電車や80系気動車が登場すると特急運用は激減、 また終端駅での方向転回が嫌われ、座席を回転式に改造して夜行急行や観光団体列車などに使用されますが、 それらも削減されて他形式に改造されたほか、一部は四国に渡りローカル列車で使用されました。 本書では各地を転々とした44系客車の波乱万丈な生涯を、多数の写真や編成記録を交え全64頁で解説します。 目次 口絵写真 カラーグラフ 特急列車からローカル列車まで スハ44系客車の生涯 はじめに 1.特急用客車の誕生 column 1 戦前の「特ハ」、スハ33 2.難航した山陽特急と急行での当座使用 3.「青大将」への衣替え 4.「かもめ」の編成替えと「さくら」への転身 5.「はつかり」の新設 6.特急運用からの離脱、急行用改造と観光団体列車 column 2 実はなかった?「観光団体色」 column 3 南紀観光号は何回向きを変えたか 7.「みずほ」での特急運用復活 8.1960年代の急行運用 9.冷遇されるスハニ35とローカル線への転身 column 4 要人用列車で重宝されたスハニ35 column 5 電暖改造されなかったスハ44系 10.荷物車、事業用車への改造 column 6 1輌だけ出現したオハネ17改造車 11.廃車と四国への転属 12.大井川鉄道へ 13.三角線での転向 14.形式別解説 column 7 スハ44系は何色か おわりに スタッフ

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  • 閉塞感がニャくなる魔法の言葉88
    4.0
    仕事、人間関係、コロナ、SNS、物価上昇、天変地異、死への恐怖…… あらゆる不安やストレスをときほぐしたいなら、自分を他者と比較しない猫の生き方から学んでみませんか? 東京大学名誉教授が提案する「自分軸」の作り方と、現代社会を快適に生きる心の持ち方。 スピリチュアルリーダー並木良和さんも推薦! 『常に「中今」に生きる猫は、新時代の人類のお手本です。さぁ、あなたも自由になる秘訣を学んでみませんか?』 ■猫に学ぶ「自分軸」の作り方と心の持ち方 「中今」を生きよう 「お腹が空いたら」食べよう ラクになれる服を着よう どこまでも歩いてみよう スケジュールを調整しない 孤独死は立派なこと 仲間なんていなくても etc… 【著者プロフィール】 矢作直樹 (やはぎ・なおき) 東京大学名誉教授/医学博士 1956年、神奈川県生まれ。 1981年、金沢大学医学部卒業。その後、麻酔科を皮切りに救急・集中治療、内科、手術部などを経験。 1999年、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および同大学工学部精密機械工学科教授。 2001年、東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および同大学医学部附属病院救急部・集中治療部部長。 2016年3月に任期満了退官。 主な著書に、『人は死なない』(バジリコ)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、『自分を好きになる練習』(文響社)、『失われた日本人と人類の記憶』(青林堂/並木良和氏との共著)、『神様からのお便り』(小社刊)など。
  • あらゆるストレスが消えていく50の神習慣
    3.3
    「皆さんは空を見上げていますか?」 東京大学名誉教授が頑張りすぎるあなたにずっと伝えたかった、ストレスフリーで生きる習慣。 「この本に押しつけはありません。頭から読み進めるのではなく、なんとなく開いたページを実行していただいても構いません。心配せずに、まず行動です。そして、それがいつの間にか習慣になったときに、『令和』の元号とともに、あなたの心は豊かに平和になるでしょう」 (「はじめに」より) あらゆるストレスが消えていく! 「中今を生きる」50の心得 ○朝、目が覚めたら、大きく一回深呼吸をする ○スマホを枕元に置かない ○両手でモノを受け取る ○最後に乗って、最後に降りる ○飛行機より鉄道を使う ○犬や猫と遊ぶ ○「ありがたい」を口癖にする ○他人と比べない ○「ただいま」と言って、眠る ・・・etc 【出版社からのコメント】 この本は矢作先生からストレス社会に生きる若い人たちへのメッセージです。 ・すべてのことに感謝の気持ちを持つ ・中今を生きる ・お天道様に見守られていると感じる さあ、今日から心穏やかな日々を送りましょう。 【著者プロフィール】 矢作直樹 (やはぎ なおき) 1956年、神奈川県生まれ。1981年、金沢大学医学部卒業。 その後、麻酔科を皮切りに救急・集中治療、内科、手術部などを経験。 1999年、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および同大学工学部精密機械工学科教授。 2001年、東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および同大学医学部附属病院救急部・集中治療部部長。2016年3月に任期満了退官。 主な著書には、『人は死なない』(バジリコ)、『日本史の深層』(扶桑社)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、『日本歴史通覧 天皇の日本史』(青林堂)、『自分を休ませる練習』(文響社)など。
  • アメリカ白人の闇
    -
    予想を裏切って、ドナルド・トランプ氏が次期アメリカ大統領に選出されてから早1カ月。 アメリカを良く知る人々はなぜ、選挙結果を読み間違ったのか。 『アメリカ人の本音』の著者、マックス・フォン・シュラー氏が、誰がトランプ氏を支持したのか、明快に解説している。それは、絶対優位が崩れ去り、自分たちの知る良きアメリカが失われていくことに危機感を抱いたアメリカ白人層だった。マイノリティを守る名目で国家を破壊していく偽善者の白人左翼、自分たちと違う者は徹底排除するキリスト教原理主義者の白人右翼、いまだ虐げられていると恨む黒人コミュニティ…。 アメリカ社会の奥底に渦巻く憎悪と我欲が、一触即発でアメリカを内戦へと引きずり込むと著者は言う。 本書を読むと、日本人がアメリカに対して抱いている自由の国、すべての人にチャンスがある国というイメージはガラガラと崩れ去るだろう。 意外なことに、日米関係は、クリントン氏が大統領になるより良かったという著者。ただし、日本側も変わることが要求される。日本はどうあるべきか。日米両国をよく知る著者からの提言! 著者紹介 マックス・フォン・シュラー(Max von Schuler) 牧師。歴史研究家。親日家。 1956年2月22日生まれ。父はドイツ系、母はスウェーデン系のアメリカ人。1974年岩国基地に米軍海兵隊員として来日。その後、日本 、韓国で活動。退役後、国際基督教大学で政治学を学ぶ。役者、コメンテーターとしても日本で活動。「日出処から」代表講師。日米両方を知る立場から、日本人にアメリカ人の本音を知らせることを、自らの使命の一つとしている。

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  • 時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙
    値引きあり
    4.0
    世界的ベストセラー『エレガントな宇宙』著者の最新作 なぜ物質が生まれ、生命が誕生し、私たちが存在するのか? 進化する宇宙は私たちをどこへ連れてゆくのか? ビッグバンから時空の終焉までを壮大なスケールで描き出す! 素粒子から星や銀河まで、生命誕生から意識の謎まで、さまざまな秩序と構造をもたらす物理的な原理を見ていきながら、宇宙の年表に沿って読者を時空の旅へといざなう。人の寿命は限られているが、宇宙における生命と心という現象もまた、限られた時間しか存在しない。そしてはるか先には、物質すら存在できないときが訪れる。この進化する宇宙の中で、ほんの束の間、まったく絶妙な瞬間に存在する私たち人間を基点に、時間の始まりであるビッグバンから、時間の終わりであるこの宇宙の終焉までを、現代物理学の知見をもとに、「存在とは何か」という根源的な問いから描き出す。第一級のポピュラーサイエンス! 〈著者紹介〉 ブライアン・グリーン Brian Greene 理論物理学者。ハーバード大学を卒業後、オックスフォード大学で博士号取得。現在はコロンビア大学物理学・数学教授。超弦理論や宇宙論の分野で数々の業績をあげ研究者として第一線で活躍するかたわら、科学の普及のための活動にも力を注ぐ。超弦理論を解説した一般向けの著作である『エレガントな宇宙』は各国で翻訳され、全世界で累計100万部を超えるベストセラーとなった。続く『宇宙を織りなすもの』『隠れていた宇宙』も全米ベストセラーとなる。 〈訳者紹介〉 青木 薫(あおき・かおる) 1956年山形県生まれ。京都大学理学部卒業、同大学大学院修了。理学博士。2007年度日本数学会出版賞受賞。訳書にサイモン・シン『フェルマーの最終定理』(新潮社)、 ブライアン・グリーン『宇宙を織りなすもの』(草思社)、スティーヴン・ホーキング『ビッグ・クエスチョン』(NHK出版)、ジェームス・D・ワトソン他『DNA』(講談社)など。著書に『宇宙はなぜこのような宇宙なのか』(講談社現代新書)がある。 〈目次〉 第1章 永遠の魅惑 始まり、終わり、そしてその先にあるもの 第2章 時間を語る言葉 過去、未来、そして変化 第3章 宇宙の始まりとエントロピー 宇宙創造から構造形成へ 第4章 情報と生命力 構造から生命へ 第5章 粒子と意識 生命から心へ 第6章 言語と物語 心から想像力へ 第7章 脳と信念 想像力から聖なるものへ 第8章 本能と創造性 聖なるものから崇高なるものへ 第9章 生命と心の終焉 宇宙の時間スケール 第10章 時間の黄昏 量子、確率、永遠 第11章 存在の尊さ 心、物質、意味
  • 女たちの殺意
    5.0
    5人の女が抱いた「殺意」の行方は…? 傑作心理サスペンス 「仕事辞めちゃったのよ」夫の姉・久里子がまた転がり込んできた。主婦・時子は無神経でルーズな久里子の行動がいちいち目障りで仕方ない。大切な「我が家」を侵食していく義姉の存在。時子のストレスは、いつしか殺意にまで上り詰める…。(「暖かい殺意」)  平凡な女たちがありふれた日常の中で、ふと芽生えさせた殺意。それがどんどん葉を広げていく様をリアルな筆致で描く。オール読物推理小説新人賞・最終候補作品二編を含む短編集。第4回新風舎文庫大賞ミステリー部門賞受賞作。 ●松村比呂美(まつむら・ひろみ) 1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。
  • 愛を描いたひと イ・ジュンソプと山本方子の百年
    4.0
    第27回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 イ・ジュンソプは韓国の国民的画家である。 朝鮮半島の平原(現在は北朝鮮)に生まれ、日本統治時代に東京で絵を学び、朝鮮戦争により釜山へ避難。1956年にソウルで没した。 その人生は映画や演劇の題材とされ、美術の教科書にも掲載されている。 しかし、日本で名を知るものは少ない。 その妻・山本方子は日本人である。方子は、貧困と混乱の極みにあった朝鮮半島に夫を残し、幼な子とともに日本に帰国した。 夫への愛を胸の奥にしまい、ひたすら子供のために暮らしを支えた。 筆者は、韓国での現地取材に加え、方子へのロングインタビュー、夫婦が交わした数々の手紙から、運命に引き裂かれた夫婦の実像を描く。 カラー口絵に26点の絵・手紙を収録、未公開書簡も多数掲載。 第27回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 この作品を通じて彼という画家の存在を多くの人たちに知ってほしいと純粋に願う――辻村深月(作家) 太く短く生きた情熱的な画家と、日々を懸命に生きた寡黙な妻。その非対称性が胸に迫り、日韓の微妙な関係性まで映し出しているように思えた――星野博美(ノンフィクション作家) 朝鮮戦争時に、家族に怒濤の勢いで押し寄せてくる歴史の荒波が、あたかもそこにいるかのような臨場感で迫ってくる――白石和彌(映画監督) ※いずれも選評より。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • アシッド・ヴォイド
    -
    1巻770円 (税込)
    扉の隙間から、炎に包まれた触手が、何本となく突き出される。それは元龍に力を貸すかのように、扉に貼り付き、引いていった。扉が半分開かれる。向こうのものの姿が、ぼくの瞳を貫き、眼底に灼きついた。「ふんぐるい、むぐるわなー・くとぅぐあ・ふぉまるはうと……」耳を覆いたくなるような、粘液性の声をあげて、それは扉をさらに開こうとしている。それの姿は……強いて表現するならば、生きている溶岩……光球の群れで作られた人間のようなもの……炎の触手をのたくらせている蛸……。(「十死街」より)  ラヴクラフトへの想いに満ちた初期作品から、ウィリアム・バロウズに捧げた書き下ろし作品まで。クトゥルー神話を先導しつづける、朝松健の粋を集めた傑作短篇集。 *星の乱れる夜 *闇に輝くもの *ゾスの足音 *十死街 *空のメデューサ *球面三角 *Acid Void New Fungi City ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。
  • あらしの妖精 手塚治虫文庫全集
    完結
    4.0
    隣国からせめられ命からがら逃げ出した鍬形城の奥方は、夫を助けるために森にすむ醜い妖精と取り引きをする。それはお互いの子どもの顔をとり替えるというものだった。助かった殿様と奥方の間に、待望の女の子が生まれるのだが……。ほかに『つるの泉』『母の眼ばなし』『こけし探偵局』『ピンクの天使』『あけぼのさん』『カーテンは今夜も青い』『白くじゃくの歌』『ヨッコちゃんがきたよ!』を併録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『あらしの妖精』(手塚治虫漫画全集MT313『あらしの妖精』収録)/『つるの泉』(手塚治虫漫画全集MT382『とんから谷物語』」収録)/『母の眼ばなし』(手塚治虫漫画全集MT382『とんから谷物語』収録)/『こけし探偵局』(手塚治虫漫画全集MT313『あらしの妖精』収録)/『ピンクの天使』(手塚治虫漫画全集MT313『あらしの妖精』収録)/『あけぼのさん』(手塚治虫漫画全集MT314『そよ風さん』収録)/『カーテンは今夜も青い』(手塚治虫漫画全集MT87『虹のプレリュード』収録)/『白くじゃくの歌』(手塚治虫漫画全集MT87『虹のプレリュード』収録)/『ヨッコちゃんがきたよ!』(手塚治虫漫画全集MT314『そよ風さん』収録) <初出掲載>『あらしの妖精』 1955年9月号~1957年3月号 少女ブック連載/『つるの泉』 1956年2月号~4月号 少女クラブ連載/『母の眼ばなし』 1957年3月号 少女掲載/『こけし探偵局』 1957年4月号~12月号 なかよし連載/『ピンクの天使』 1957年4月号~1958年2月号 少女ブック連載/『あけぼのさん』 1959年1月号~7月号 りぼん連載/『カーテンは今夜も青い』 1958年新年増刊号 少女掲載/『白くじゃくの歌』 1959年夏休み増刊号 なかよし掲載/『ヨッコちゃんがきたよ!』 1962年1月号~1962年4月号 なかよし連載
  • アリスへの決別
    -
    少女アリス・リデルの生まれたままの姿を撮影していたルイス・キャロルは、その合間に不思議な未来の話をはじめる…。暗黒の検閲社会を描く表題作をはじめ、低IQ化スパイラルが進行する日本社会の暴走を描く「リトルガールふたたび」、夢と現実の中間にある“亜夢界”を舞台に、人間と登場人物との幸福な共存を力強く謳う中篇「夢幻潜航艇」など、SF的想像力で社会通念やカルト思想の妥当性を問い直す傑作中短篇7本収録。・アリスへの決別・リトルガールふたたび・七歩跳んだ男・地獄はここに・地球から来た男・オルダーセンの世界・夢幻潜航艇●山本弘(やまもと・ひろし)作家。元「と学会」会長。日本SF作家クラブ会員。1956年京都府生まれ。1978年『スタンピード!』で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。1987年ゲーム創作集団「グループSNE」に参加。作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年『神は沈黙せず』が第25回日本SF大賞の、また2007年発表の『MM9』が第29回日本SF大賞の候補作となり、2006年の『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞ほか複数の賞の候補に挙がる。2011年『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞を受賞。
  • 生きていた幽霊
    完結
    -
    全1巻693円 (税込)
    1956年に貸本出版社の若木書房の「探偵漫画シリーズ」の1冊として刊行された単行本の完全復刻。「に来た男」「生きていた幽霊」「指をたべた男」「罪と罰」「奇人」の5編を収録した短編集です。それぞれは独立した短編となっており、たんなる謎解きにとどまならい人間心理の闇や不可思議さを巧みな語り口で描いている秀作です。子ども向けに描かれたものですが、大人が読んでも十分味わえる「奇妙な味」の作品集といえます。全作がオリジナルフォーマットで復刻されるのは、今回がはじめてです。付録として、著者の4年ぶりの肉声をおさめたインタビューを収録した小冊子付きです。
  • 池上彰・森達也の これだけは知っておきたいマスコミの大問題
    5.0
    1巻1,540円 (税込)
    マスコミ・報道の問題を池上彰と森達也が語り尽くす! 特定秘密保護法、集団的自衛権、選挙報道についての政党の介入など今、日本でおきているマスコミ・報道の問題を池上彰と森達也が語り尽くす。14年の朝日新聞コラム掲載拒否事件の真相も池上本人が明かす。 【目次】 まえがき  森 達也   プロローグ メディアを知る  事実と真実  加害性と匿名性  「空気を読む」メディア  同じ轍を踏むのか  現場の自由、表現の自由  ジャーナリストとは  ジャーナリズムと組織メディア  メディアの「力」  メディアと戦争、マスコミと「国益」という言葉  日本のメディアの転換点  民主主義のインフラ  今を知るために歴史を振り返る  「朝日問題」とは何だったのか  メディアの謝罪  メディア・リテラシーの想像力  メディアの今  メディアとのつき合い方  求められる特異性に対し、求めるべき普遍性  ニュースのプライオリティ  開かれた情報空間とリテラシーを  メディア・リテラシーを身につける  エピローグ あとがき  池上 彰 【著者】 池上彰 1950年長野県生まれ。ジャーナリスト、慶應義塾大学卒業後、NHK入局。記者やキャスターを歴任し2005年に退職。2012年より東京工業大学教授。著書多数。 森達也 1956年広島県生まれ。立教大学卒業、1986年テレビ制作会社入社。報道・ドキュメンタリー系番組を手がける。98年、オウム真理教のドキュメンタリー「A」公開。200年、続編「A2」が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞受賞。『A3』で講談社ノンフィクション賞受賞。
  • 逸ちゃんウォーズ(1) 屍美女軍団
    -
    1~2巻495円 (税込)
    20世紀も終わりに近いある秋の日の夕方、遠い宇宙の彼方から発せられた謎の怪光線が日本全土に降り注いだ…。その直後、日本中の墓地や病院の死体安置所から美女の死体だけが次々と甦り、手当たり次第に男たちを凌辱しはじめた! 怪力無双、淫乱極致の美女の群れ!? これは謎の怪光線のせいなのか? 同じ頃、本編最大の主人公である小仏逸美(葬儀社勤務)もまた、自分が運んでいた美女の死体に股間のモノ(未使用)を淫靡にいじられながら、恐怖に打ち震えていた…。  自由すぎる筆致から生まれた奇跡のスラップスティック・コメディ・ホラー小説(爆笑保証)、「逸ちゃんウォーズ」シリーズ第一弾が電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • イーロン・マスク流「鋼のメンタル」と「すぐやる力」が身につく仕事術
    4.3
    【内容紹介】 世界一の大富豪にして、ツイッター買収騒動を起こし、「日本消滅」をツイートした男、イーロン・マスク。2022年版『フォーブス』の長者番付で、マスクは「世界一」の座に輝いた。総資産は2190億ドル(約30兆円)と、2位のアマゾン創業者ジェフ・ベゾスに圧倒的大差をつけての1位。個人の資産額が、中国の軍事予算を超えているというのだから恐ろしい。そのほとんどは、彼の経営する世界最大手の電気自動車メーカー「テスラ」株の保有によるもの。 本書では「壮大過ぎるほどのビジョンを掲げる一方で、緻密なマスタープランに沿ってものごとに取り組み、結果が出るまで何度失敗しようとも決して諦めることなく粘り続ける」イーロン・マスクの仕事術を解説する。 【著者紹介】 [著]桑原 晃弥(くわばら・てるや) 1956年、広島県生まれ。経済・経営ジャーナリスト。慶應義塾大学卒。 業界紙記者などを経てフリージャーナリストとして独立。トヨタ式の普及で有名な若松義人氏の会社の顧問として、トヨタ式の実践現場や、大野耐一氏直系のトヨタマンを幅広く取材、トヨタ式の書籍やテキストなどの制作を主導した。 一方でスティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスなどのIT企業の創業者や、本田宗一郎、松下幸之助など成功した起業家の研究をライフワークとし、人材育成から成功法まで鋭い発信を続けている。 著書に、『スティーブ・ジョブズ名語録』(PHP研究所)、『トヨタ式「すぐやる人」になれる8つのすごい! 仕事術』『松下幸之助「困難を乗り越えるリーダー」になれる7つのすごい! 習慣』『トヨタ式「人を動かす人」になれる6つのすごい! 仕事術』(以上、笠倉出版社)、『ウォーレン・バフェット巨富を生み出す7つの法則』(朝日新聞出版)、『トヨタ式5 W1 H思考』(KADOKAWA )、『1分間アドラー』(SBクリエイティブ)、『amazonの哲学』『トヨタはどう勝ち残るのか』(以上、だいわ文庫)、『運を逃さない力』(すばる舎)などがある。 【目次抜粋】 第1章◆◆マスク流「すぐやる人」の仕事術 やりたいことがあれば、まず「行動を起こせ」 第2章◆◆マスク流「鋼のメンタル」仕事術 「地獄の底」をのぞけ! 「絶望する」からこそ、強靭な精神力が身につく 第3章◆◆マスク流「非常識な」仕事術 クレイジーであれ! クレイジーの先にイノベーションが起きる 第4章◆◆マスク流「不可能を可能にする」仕事術 限界を決めているのは自分。自分が限界を決めなければ、思い描いたことはすべて現実になる 第5章◆◆マスク流「人を動かす」仕事術 壮大なビジョンを語れ! 壮大なビジョンには才能ある人を惹きつけ、動かす魔力がある 第6章◆◆マスク流「お金は後からついてくる」仕事術 お金に魂を売るな。お金は「稼ぐ」ものではなく、「後からついてくる」もの 第7章◆◆マスク流「世界が驚くものをつくり出す」仕事術 ものづくりに心を燃やせ。「圧倒的製品」は、「世界最高」を目指す情熱から生まれる
  • ウクライナ発・世界経済とアジアの危機
    3.0
    現実化する世界恐慌と 国防の危機…… 日本はどうすれば、 生き残れるのか!? 【食料・エネルギー不足】【インフレ】【超円安】 岸田総理をはじめバイデン米大統領、 ユン韓国新大統領、モディ印首相など 世界の指導者たちの守護霊霊言から、 ウクライナ戦争が引き起こす、 世界的危機の本質が見えてくる。 ◆岸田総理の「新しい資本主義」は  国民と企業の資産を狙う「国家社会主義」? ◇軍事産業から景気回復をめざす!?  バイデン政権は経済政策の失敗で崩壊? ◆クアッドは失敗し、機能しなくなる!?  米国に失望するインド、豪は親中に ◇ロシア、中国、北朝鮮――  日本が直面する軍事的三正面作戦 ■■ 岸田文雄の人物紹介 ■■ 1957年~。自由民主党の政治家。東京都生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、日本長期信用銀行に勤務。1987年に自民党代議士の父・文武の秘書となる。父の死去に伴い、地盤であった広島から衆議院議員選挙に出馬し、初当選。内閣府特命担当大臣、党国会対策委員長等を歴任。安倍内閣では長期にわたり外務大臣を務めた。2021年、内閣総理大臣に就任。党内では穏健派を自認し、現・宏池会会長。 ■■ ジョセフ・ロビネット ・バイデン・ジュニアの人物紹介 ■■ 1942年~。アメリカの政治家。民主党所属。第46代アメリカ合衆国大統領。ペンシルベニア州生まれ。デラウェア大学卒、シラキュース大学ロースクール卒。1972年、29歳で上院議員に初当選後、6期務める。88年の大統領予備選では、英議員の演説を盗用したことが発覚して辞退。2008年、再び大統領選に出馬して敗れるも、オバマ氏の指名で副大統領に就任。その後、2020年の大統領選挙に再度出馬し当選。2021年1月20日、第46代アメリカ合衆国大統領に就任した。通称「ジョー・バイデン」。 ■■ スティーブン・バノンの人物紹介 ■■ 1953年~。アメリカ合衆国バージニア州生まれ。海軍将校を経て、ハーバード大学でMBAを取得。投資銀行や映画製作に携わり、2012年に保守系のインターネットニュースサイト「ブライトバート・ニュース」会長に就任。2016年の米大統領選では、トランプ陣営の選挙対策最高責任者を務める。2017年1月にドナルド・トランプ前大統領の首席戦略官に任命されるも、同年8月に更迭。しかし、今もトランプ氏と頻繁に連絡を取り合う関係にあるとされる。 ■■ 尹錫悦の人物紹介 ■■ 1960年~。韓国第20代大統領、元検事総長。ソウル大学法学部卒業。司法試験に9回挑戦し、91年に合格。94年に検事となる。朴槿惠政権の疑惑を徹底的に捜査した。2019年、文在寅政権で検事総長に抜擢される。2021年、政権との対立により検事総長を辞職し、次期大統領選への出馬を宣言。「国民の力」に入党し、公認候補に指名される。保守層を中心に支持を広げ、2022年3月、大統領選で与党「共に民主党」の李在明を僅差で破り、当選した。 ■■ ナレンドラ・モディの人物紹介 ■■ 1950年~。インドの政治家。グジャラート州出身。グジャラート大学で政治学を学ぶ。1974年、ヒンズー至上主義を掲げる民族奉仕団(RSS)に入団。87年にインド人民党(BJP)に入党し、書記、幹事長等を経て、2001年にグジャラート州首相となり、同州の急速な経済成長等に貢献。2014年の総選挙でBJPが勝利し、インド首相に就任。2019年の総選挙でも圧勝し、首相に再任される。 ■■ 藤原帰一の人物紹介 ■■ 1956年~。国際政治学者、元・東京大学大学院法学政治学研究科教授。東京都出身。幼少期をニューヨーク近郊で過ごす。麻布高校、東京大学法学部(坂本義和ゼミに所属)、同大学大学院に学び(博士課程単位取得退学)、その間、イェール大学大学院にも留学した。千葉大学法経学部助教授、東京大学社会科学研究所助教授などを経て、1999年、東京大学法学部教授等に就任した。2022年3月に定年退職。現在は、東京大学未来ビジョン研究センター客員教授。映画マニアでもある。 ◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇ 「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。
  • ウソばっかり! - 人間と遺伝子の本当の話 -
    3.2
    1巻814円 (税込)
    ・なぜ、カッコいい男性、美人の女性がモテるのか ・どうして年頃の娘は、父親を嫌うのか ・体育会系の部活は、どうしてあんなに上下関係が厳しいのか あなたはその理由、考えたことありますか? 一目惚れ、浮気、毒親、第一印象、体力、病気…… 私たちのまわりにある、 当たり前だと思っていたこと、 深く考えもしなかった“なぜ?”“どうして?”を、 動物行動学研究家が科学的根拠に基づいて解説します。 「ときには“差別”も必要である」 「赤ちゃんだって、美人が好き」 科学で明らかになった、残酷だけど目を逸らせない真実の数々をご紹介。 【目次】 第1の部屋 恋愛 動物行動学的にも、人は見た目が9割/いい声の人と結婚しなさい/口説きたいなら暗闇へ など 第2の部屋 家族 毒親はなぜ存在し続けるのか?/孫の可愛さにも順位がある/年頃の娘が父親を嫌う件について など 第3の部屋 印象 赤は女を魅力的に見せる?/どうしたら第一印象をよくすることができるのか/体育会系の部活などで、上下関係が厳しいのはなぜ? など 第4の部屋 体 マッサージが気持ちいいわけ/若い女性が痩せたがるのは/火事場の馬鹿力は本当にあるのか など 【著者について】 竹内久美子 1956年愛知県生まれ。京都大学理学部を卒業後、同大学院に進み、博士課程を経て著述業に。専攻は動物行動学。著書に『そんなバカな! 遺伝子と神について』『シンメトリーな男』(ともに文藝春秋刊)、『女は男の指を見る』(新潮社刊)など。
  • 宇宙はくりまんじゅうで滅びるか?
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    トンデモ本から世界は見えるか? SFから人生は学べるか? くりまんじゅうが5分ごとに2倍に増えたら、宇宙はどうなるか? 作品の裏話、疑似科学やトンデモ本の話、怪獣映画や変身ヒーローものの話、SFの話、メディアや社会情勢の話などなど、現在までに書かれたあとがきや解説、エッセイを再録。また、これまであまり語らなかった私生活についても書き記した、初のエッセイ集。●山本弘(やまもと・ひろし)作家。元「と学会」会長。日本SF作家クラブ会員。1956年京都府生まれ。1978年『スタンピード!』で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。1987年ゲーム創作集団「グループSNE」に参加。作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年『神は沈黙せず』が第25回日本SF大賞の、また2007年発表の『MM9』が第29回日本SF大賞の候補作となり、2006年の『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞ほか複数の賞の候補に挙がる。2011年『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞を受賞。
  • 英帝国衰亡の一断面 1869年―1956年
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 19世紀後半~第2次大戦までの英帝国の興隆期、インド独立による帝国崩壊の開始、そして冷戦後の米国への覇権の移行までの英国史。 17世紀以降、版図を広げた大英帝国は、北アメリカ、西インド諸島、カナダ、インド、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなど、その最隆盛時には世界の4分の1を支配した。第二次大戦以後、巨大な大英帝国がその多くの植民地を失った過程と原因を探る。 【目次】 はしがき 第一部 「英帝国への道」の生成と発展 一八六九年~一九三六年 I イギリスとスエズ運河 II ディズレーリとスエズ運河会社の株式取得 III ディズレーリと『キプロス協定』 IV グラッドストーンとエジプトの民族主義 V グラッドストーンとエジプト占領 VI ソールズベリ候と『ウォルフ協定』 VIIカーゾン伯と『ミルナー・ザグルール協定』 VIII カーゾン伯とエジプトの独立 IX オースティン・チェンバレンとアレンビー卿 X オースティン・チェンバレンとロイド卿 XI 労働党内閣とエジプト XII 一九三六年の『英埃同盟条約』 第二部 英帝国の威信の低下 一九四五年~一九四七年 I 英帝国意識の低落と総選挙(一九四五年) 一 チャーチルの決断 二 保守党の有権者把握 三 労働党の有権者把握 むすび II 英資本主義の衰退と政治 一九四七年の危機 一 危機のリハーサル 一 『武器貸与法』の停止 二 『英米金融協定』 二 外交政策の危機 一 労働党左派の叛乱 二 叛乱の鎮圧 三 政治危機 一 国際収支の悪化 二 内閣の改造 むすび 第三部 「英帝国への道」の消滅 一九四六年~一九五六年 I アトリー内閣とスエズ運河、キプロス II 外相イーデンと「場」の攪乱 III イーデン内閣の「同一化」の喪失 あとがき 参考文献 人名索引・事項索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • AV監督ヒヤヒヤ日記 少子化阻止、セックスレス解消のために撮りつづけます
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    アダルト業界で40年活躍し続け、「ザーメン物の元祖」と呼ばれ、まもなく古希になろうとするも現役のAV監督・ラッシャーみよしが、AV新法で「生かさず殺さず」に陥った業界のために、そして少子化日本の危機を救うために、老骨に鞭を打ち、ペンを手にして勃ち上がった!? いまや、・ネット配信で購入する人の4割は女性。しかも「痴漢物」「凌辱物」が人気……。 アダルトビデオを有害と決めつけて排斥しようとする一部の動きはもはや時代錯誤だ! ・早稲田大学院を出た修士なのに、エロ雑誌編集長、AV監督になってもう40年! ・まもなく古希なのに、孫娘のようなギャルに「ハゲじゃん~」と揶揄されて……。 ・エッセンシャルワーカーのつもりなのに、撮影現場のシティホテルでは犯罪者扱い? ・「男千人斬り」の女王さまにM男の代役としてビンタされて脳震盪を起こして卒倒 ・それでも、人助け、救国のために、今日もシコシコと撮り続ける情熱は何処から? 竹内久美子氏(動物行動学研究家)も絶賛! 「AVを見ると元気のよい精子が放出される」「AVは少子化対策、セックスレス解消の特効薬以外の何物でもない」 (著者からのメッセージ) 私は40年もこの世界(アダルト業界)にいます。私は世界で一番、女性の裸体を見た男かもしれません? その間に業界の様子もずいぶん変わりました。本書には、昔話も出てきますが、中心は今現在進行形のできごとをとりあげてみました。思えば千タイトル近くの作品を世にまき散らし、その何パーセントかは人々のお役にたてたのではないかと自負しています。 (著者略歴)ラッシャーみよし(RUSHER MIYOSHI) 1956年、京都府生まれ。AV監督。AVメーカー「RASH」代表。 京都産業大学外国語学部卒業、早稲田大学大学院ロシア文学専攻修士課程修了。修士論文のテーマは、ロシアの反西欧的思考の源流を考察した、スラブ主義とカウンターユートピズム。大学院在学中にラッシャーみよしのペンネームで風俗雑誌『元気マガジン』(セルフ出版)よりフリーのライターとしてデビュー。 その後、1986年、30歳の時に白夜書房よりサブカル系アダルト誌『キングコング』創刊。1989年に『ダイナマイトスペルマ』(シークレット)で監督デビュー。同時に、インディーズ・シーンにおいて、ザーメン物、脚フェチ物などの作品を多く発表したことでも知られる。 著書に、『ムチムチの研究 ミニスカートの歴史を熱く語ろう!』(心交社)、『ビザールビデオの研究』(イーストプレス)、『日本列島「風俗」最前線90の裏情報』(二見書房)などがある。現在も監督、ライターとして精力的に作品を発表している。
  • 沖縄空手「型」を探る
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    空手発祥の地、沖縄で実践されてきた沖縄空手の神髄である「型」を解説した本。琉球王国の記憶が残る近代の激動の時代に、沖縄空手が日本全国に普及した歴史的背景や、各流会派が「サンチン(三戦)」「セーサン(十三、十三手)」などの「型」を究めてきた過程を資料や聞き取り調査で明らかにする。また、各流会派を代表する演武者の技法が極まった瞬間を写真に収め、解説している。掲載流会派は松林流、剛柔流、上地流、小林流、少林寺流、少林流、沖縄拳法。 著者・嘉手苅徹(かでかる・とおる) 1956年沖縄県久米島町生まれ。日本大学卒。琉球大学大学院修了、教育学修士。早稲田大学スポーツ科学研究科博士課程修了、博士(スポーツ科学)。沖縄剛柔流教士八段。沖縄剛柔流空手道協会常任理事。日本武道学会評議員。沖縄大学客員教授。嘉手苅道場道場主。
  • 踊る狸御殿
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    古き良き時代への郷愁をこめておくる、大人のためのユーモア・ファンタジー小説  最近「疲れた」と口に出すことが多くなった方、職場にご不満の方、求職中の方、夢を忘れかけている方、「今の日本まちがってるぞ」とお怒りの方、自然と生き物を愛する方、妖怪の実在を信じる方、古き良き時代に思いをはせる方……皆様、ようこそキャバレー〈狸御殿〉へ。選りすぐりの美女と美酒、一流の料理とバンド演奏……そして、おみやげは小さな幸せです。この不思議なキャバレーで、幸福を掴んでください。 ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • おひとりさまの認知症 幸せに暮らす準備ブック
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    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 将来認知症になったとしても、備えておけば、最期まで好きなように生きられます。おひとりさまが知っておきたい、今できること この先将来、おひとりさまで認知症になったら…… 怖いから「今から考えたくない」という人が多いかもしれません。認知症の根本的な治療法は残念ながら解明されていませんが、今、認知症のキーワードは「早期対応」なのです。「まわりに迷惑をかけずに暮らしたい」「最期まで自分の思うように好きに暮らしたい」と考えている人にこそ、今のうちから「知って」、おひとりさま対策に「備えて」おくことをおすすめする本です。  contents  Part1「おひとりさまが認知症になるということ」 Part2「認知症になったら医療につながるために」 Part3「認知症になったら、どのように暮らしたい?」 Part4「認知症の人をサポートする制度やしくみ」 Part5「おひとりさまに快適な住まい」 Part6「いまさらですが認知症ってなんですか」 Part7「認知症が気になったらすること」 高瀬 義昌(タカセヨシマサ):たかせクリニック理事長 医学博士 1956年兵庫県生まれ。信州大学医学部卒業。東京医科大学大学院修了。麻酔科、小児科を経て、包括的医療を模索し、2004年東京都大田区に在宅療養支援診療所「たかせクリニック」を開業する。在宅医療における認知症のスペシャリストとして、厚生労働省推奨事業や、東京都大田区の地域包括ケア、介護関連事業の委員を数多く務める。認知症サポート医、日本老年精神学会専門医。『自宅で安らかな最期を迎える方法』(WAVE出版)、『認知症、その薬をやめなさい』(廣済堂出版)など著書多数。

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  • 解禁随筆集
    -
    発禁から解禁へ!?ひとりの女人として正直に物を言い、キャンセルされた反米文学者のその後。 発禁から解禁へ!? 2024年、一つの判決が出ると このような本はもう出せなくなるかもしれない 今ならまだ書けるぎりぎりまでを書いた 私、私小説、身体、言論の自由、保守の本分、ジェンダー主義告発 ひとりの女人として正直に物を言い キャンセルされた反米文学者のその後 女たちと保守の一点共闘、最前線報告 【目次】 緊急出版ご挨拶、「座して亡国を待つわけにはいかない(引用)っていうか」 S倉、思考の場所/架空の土地 藤枝静男論 会いに来てくれた 川上亜紀論 知らなかった『チャイナ・カシミア』解説 これ?二○一九年の蒼生の解説です 反逆する永遠の権現魂─⾦毘羅⽂学論序説 続報『女肉男食 ジェンダーの怖い話』 十八歳または二十歳になる猫 後書き リンク集 初出一覧 【著者】 笙野頼子 笙野頼子(しょうの よりこ) 1956年三重県生まれ。立命館大学法学部卒業。元・立教大学大学院特任教授。 81年「極楽」で群像新人文学賞受賞。91年『なにもしてない』で野間文芸新人賞、94年『二百回忌』で三島由紀夫賞、同年「タイムスリップ・コンビナート」で芥川龍之介賞、2001年『幽界森娘異聞』で泉鏡花文学賞、04年『水晶内制度』でセンス・オブ・ジェンダー大賞、05年『金毘羅』で伊藤整文学賞、14年『未闘病記―膠原病、「混合性結合組織病」の』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。著書多数。
  • 「格差拡大」とイスラム教 2030年、世界の1/3はイスラム教徒に
    4.0
    「格差」が拡大するとなぜ、イスラム教徒が増えるのか? 2030年には世界の3分の1はイスラム教に。 アメリカ、アジア、そして日本……神社や仏寺に「モスク」が建つ日も遠くない!? 宗教の専門家がわかりやすく語る、イスラム教の歴史と未来。 【著者紹介】 保坂俊司(ほさか・しゅんじ) 1956年、群馬県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。 現在、中央大学総合政策学部教授、ならびに公益法人中村元東方研究所理事。 専門は比較宗教学、インド思想。 著書に『ブッダとムハンマド開祖でわかる仏教とイスラム教』(光文社新書)、『知識ゼロからの世界三大宗教入門』(幻冬舎)、 『イスラム原理主義/テロリズムと日本の対応 宗教音痴日本の迷走』(北樹出版)、 『イスラームとの対話』(成文堂選書)などがある。 【目次より】 ◆第1章 格差拡大とイスラム教 ◆第2章 アメリカ、インド、アフガン……各地のイスラム化 ◆第3章 日本とイスラムの関係 ◆第4章 原理主義から見えてくるもの ◆第5章 これからイスラムはどうなるのか ◆第6章イスラム教を知るための10のキーワード
  • 果実の誤解
    3.0
    彼女の鬱屈した“想い”はやがて全ての歯車を狂わせていく  物静かな性格の千春には妹が一人いた。妹といっても実の妹ではなく、実の母親が死に、家に転がりこんできた女が生んだ腹違いの妹。その妹は昔から何かと人のものをほしがった。人のものが羨ましく見えて、なんでもほしがる性格なのだ。そのくせ、それが自分のものになると全く興味を示さなくなる。そんな妹が次にほしがったのは、千春の婚約者…。(「熟れた柿」)  心理サスペンスの名手が贈る、電子オリジナル短篇集。 ・熟れた柿 ・堕ちたグミ ・溶ける日 ・ザクロの秘密 ・杏の誤解 ・マスカットの空 ●松村比呂美(まつむら・ひろみ) 1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。
  • 家族の怪談
    -
    1巻495円 (税込)
    私は中学時代の林間学校のことを思い出していた。大人になった今でも、あの日の出来事を思い出すと、背中に冷たい水を落とされたような気分になってくる。二年生の夏休み、希望者だけを集めた二泊三日のサマーキャンプ。そこでクラス担任の薬師川先生が突然、「肝試しの代わりに、百物語をしましょう」と言い出したのだ……。  少女時代に体験した恐怖を思い起こす青春ホラー中編「林間学校の百物語」の他、短編3本を収録。“家族”をテーマにした電子オリジナルのホラー短編集。 *林間学校の百物語 *ながもち *濁るとき *居場所 ●松村比呂美(まつむら・ひろみ) 1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『黒いシャッフル』『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)などがある。また、電子オリジナル短編集に『ママさん探偵律子の事件簿』シリーズ、『拾われ地蔵』『果実の誤解』(アドレナライズ)などがある。
  • 環境経済学:『沈黙の春』から気候変動まで
    4.0
    「コースの定理」から「スターン報告」まで、環境経済学説と公共政策の基礎をつかむ レイチェル・カーソンが『沈黙の春』を発表したのは1962年のことである。同書は、マラリア蚊に効果のあった殺虫剤DDTを大量に散布することが深刻な環境汚染をもたらすと警告し、その後の環境政策の嚆矢となったのは周知の通りである。これに先立つこと10年、イギリスもロンドンスモッグの甚大な被害を受けて、環境規制の法制化がはじまり、1956年には大気浄化法が制定されている。 それから半世紀以上が経過し、環境問題は社会運動やエコロジー運動というよりも経済学の一大分野として確立した。この間開発されてきた経済モデルなしには、問題への有効なアプローチは困難になっている。 本書は、そうした道具立てをこれ以上ないほど分かりやすく伝える本になっている。コースの定理、規制アプローチと市場アプローチ、環境の費用計算、そして気候変動のさまざまな枠組みというように、それぞれのモデルが過不足なく、適切に配置されているのが最大の特長である。 気候変動はじめ環境問題への関心はかつてない高まりをみせている。巻末にこの数十年の出来事を概観する訳者解説と年表も付した。
  • 完本 黒衣伝説
    -
    1巻770円 (税込)
    現実と虚構、その境目に蠢く「黒い者」とは?……本当の恐怖を体験したい人へ  伝奇ホラー作家、朝松健を襲った奇怪な災厄。失踪した編集者、那須蔵人の手記が、忌まわしい世界への扉を開く。突然目の前に現われ、不可解な警告を発する黒衣の男たち。その正体は? その目的は?  著者自らが封印した暗黒の書が、闇底からよみがえる。牧野修による解説「あるいは最後の封印」を収録。 ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 君が代の歴史
    3.7
    国粋主義を唱道していた山田孝雄は敗戦の10年後、日本の国歌とされた歌について、真摯な論考を物していた。種々史料を繙き、あくまで歌としての変遷を古代から今代までたどる。古今和歌集に「よみ人しらず」として収められた一首が、どう引用され、変形し、受け入れられたのか、そしてあの節がいつどこで乗り、「国歌」となるに至ったのか――元号が改まるいまこそ確かめたい。(原本:宝文館出版、1956年)
  • 肝盗村鬼譚
    -
    1巻495円 (税込)
    忌まわしい記憶の寒村……その地下にはおぞましい悪神が潜んでいる  肝盗村。北海道の片隅に位置する寒村でありながら、夜鷹山萬角寺という根本義真言宗唯一の寺院と、考古学界の七不思議といわれる謎の遺跡を有する秘境である。城南大の宗教学者・牧上文弥はこの萬角寺に生まれ育ったが、淫逸な父とこの地の風土風習を忌み嫌い、22年前に上京して以来、故郷の記憶を封印していた。だが、父危篤の知らせを受け、帰省を決めた途端、文弥の周囲には不可思議な出来事が…。  日本古来の恐怖を巧みな筆致で描き出し、さらにクトゥルー神話と密接なかかわりを持つ、本格ホラー長篇の名作。松本寛大による「電子書籍版のための『肝盗村鬼譚』解説」を特別収録。 ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 凶獣幻野
    -
    1巻495円 (税込)
    鮮血とともに魔獣が目覚める! 呪われし地より再び…  札幌郊外の瀬田寒原野に建設された学園都市で、建設大臣の犬塚が不審な死を遂げた。共時通信記者の田外竜介は、事件を追って北海道へ乗り込むが、犬塚の死体は獣に喰われた様だという。さらに翌日、学園都市を縄張りにする暴力団が謎の黒犬に襲われ、惨殺されてしまう。次々と周囲で不可解な事件が起きるなか、田外は学園都市に秘められた謎を追い始めるが…。  本格オカルト・ホラーの傑作が、ノベルス刊行時の表紙・挿し絵(天野喜孝)を纏い、電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 金票で編むちいさなレース編み
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1956年の発売から長きにわたって愛されてきた「金票」は、編みやすさやきれいな色展開が魅力のレース糸。この本ではレース編みのこものを金票を用いてバリエーション豊富に紹介。
  • 逆宇宙ハンターズ(1) 魔教の幻影
    -
    1~6巻495円 (税込)
    〈逆宇宙〉の裂け目から邪教の魔手が伸びる! 魔教・苦止縷得宗の秘儀とは何か?  武蔵不知火市に住む高校生・淡島春夫の周辺の人間が奇怪な変貌を遂げていったのは、すべて“あいつ”が姿を見せるようになってからだった。背に「赤白二テイ歓喜即仏」と書き記した墨染めの衣を身にまとい、目深に被った破れ笠で半ば顔を隠したその男は、尼僧や小男とともに郊外の不知火稲荷で奇怪な祈祷をあげ、異様な冷気と臭気を漂わせながら春夫の家を窺っていたのだ。まるで男から吹きつける地獄の虚無の風に煽られたかのように、淡島家では父の左門の病状が急激に悪化し、執事の秋吉と姉のなつきが邪悪な狂気にとりつかれた。そしてそれは、元日の朝、東の空に黒富士の幻影が出現して人々に不吉な予感を抱かせた大凶事の、ほんの始まりに過ぎなかったのだ…。  衝撃の怪奇と幻想のアクション巨編、末弥純の表紙・挿し絵を纏い、電子書籍で待望の復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • ギャラクシー・トリッパー美葉(1) 10万光年のエスケープ
    5.0
    ミョーな宇宙を飛び回る、ツッコミ・美葉ちゃんと大ボケ・ルーくんの珍道中!  あたし、飾美葉14歳。平均的美少女で頭は良いが性格は悪い。中学校教育に疑念を持つあたしは、ある晴れた月曜日の午前10時に学校の屋上で英和辞典を枕にまどろんでいた。「あの~、ウラジオストックはどっちでしょうか」と声をかけてきたのは巡航ミサイルのルーくんだった。頭の固い教師に追われるあたしと、米空軍に回収されそうなルーくんは、勢い余って宇宙まで逃亡しちゃった。でも、宇宙っていろいろミョーな生物ばっかり。笑って笑って、頭の中にアリンコが住んじゃいそうなナンセンス・スペースオペラ第1弾。 ●山本弘(やまもと・ひろし) 作家。元「と学会」会長。日本SF作家クラブ会員。1956年京都府生まれ。1978年『スタンピード!』で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。1987年ゲーム創作集団「グループSNE」に参加。作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年『神は沈黙せず』が第25回日本SF大賞の、また2007年発表の『MM9』が第29回日本SF大賞の候補作となり、2006年の『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞ほか複数の賞の候補に挙がる。2011年『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞を受賞。
  • クロトンビル 世界最高のリーダーを育てる組織
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    GEのリーダー育成に特化した組織「クロトンビル」。 「世界最高のリーダー育成機関」「人材開発の聖地」とも呼ばれるこの組織は、 1956年、全米初の企業内大学として誕生した。 そこでは何が行われ、どう運営され、どのようにリーダーを育てているのか。 本書は、プログラム・マネジャーとして活躍し、マスター・トレーナーである著者が、 日本企業における人材開発・社員研修の担当者、また経営者として人材開発に 本気で取り組もうと考えている読者へのヒントとして、初めて「クロトンビル」を解説したものである。
  • 経営・人生を成功へと導く“変態”の20則――天才イノベーター・新古敏朗(湯浅醤油)に学ぶ
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    【内容紹介】 閉塞社会を打ち破り、経営と人生を成功へと導く、新・成功方程式が見えてくる! 本書のテーマである、「変態」。 これは、「実現不可能」「ナンセンス」とされることに、これまでになかった方法で取り組み、やってのける、自由で、常識外れな、“変革者”のことである。 そして、「変態」といわれる経営者の代表こそが、和歌山県にある湯浅醤油の代表取締役である新古敏朗(しんこ・としお)氏。 彼は、地方中堅企業の経営者ながら、衰退著しい醤油業界において次々とイノベーションを成し遂げ、醤油の既成概念を覆す数々のヒット商品を開発。 そして、ヨーロッパのミシュラン星付きレストランのシェフたちから、「世界一の醤油職人」と呼ばれている。 彼は、語る。 「その原動力が“変態性”にあったことに疑う余地はありません」 まさに、“変態界の第一人者”である。 本書は、そんな新古氏の発想を分析し、行動をかみ砕いていくことで、成功への道を大胆に切り拓くための、「20則」を紹介する。 新古氏の、破天荒な価値観と思考法、そして行動と生き様は、時代が大きく変わった今、あらゆる経営者やビジネスパーソンに、苦難を切り拓き、新しいフィールドに臨む智慧と勇気を提供してくれる。 【著者紹介】 [著]嶋田淑之(しまだ・ひでゆき) 1956年福岡県生まれ。東京大学文学部卒。大手エレクトロニクスメーカー、経営コンサルティング会社勤務を経て、1991年に「わが子を中学受験で破滅させない法」(主婦の友社刊)で文筆家デビュー。以降、各種単行本の商業出版に加え、新聞(全国紙)、雑誌、ウェブ媒体で多数の長期連載を担当。経営者・研究者・アーチスト・伝統職人など各分野のイノベーター取材を得意とする。現在、文筆家、産業能率大学/自由が丘産能短大・兼任教員。 【目次抜粋】 序章 「“変態”の20則」~非連続な環境変化を生き抜くルール 第1章 “変態”性を自覚し、覚悟を決める 第2章 “変態”としての基盤を! 第3章 “変態”の哲学を実践する 第4章 “変態”同士が引き寄せ合い化学反応 第5章 “変態”の「聖地」創造 第6章 “変態”の哲学を世界に! 第7章 “変態”は業種を超えて……
  • 経済学 上巻
    -
    「宇野は、マルクス経済学とマルクス主義経済学を区別した。マルクス主義経済学は、資本主義から社会主義への転換は必然であるとする、唯物史観というイデオロギーによって革命に資する経済学を構築する試みだ。これに対してマルクス経済学は、アダム・スミス、デービッド・リカードら、古典派経済学を批判的に継承したカール・マルクスが、『資本論』で展開した理論を基礎にして資本主義の内在的論理をとらえる体系知(Wissenschaft、科学)である、というのが宇野の主張だ。」 ――佐藤優氏(解説より) 日本の代表的マルクス経済学者宇野弘蔵。 宇野はマルクスの『資本論』を批判的に読み込み、その理論とイデオロギーを分離した。 その上で経済学の研究を原理論、段階論、現状分析の3段階に分けて独自の経済学を構築し、その理論は大きな影響を与えた(宇野学派)。 宇野弘蔵が宇野派を代表する研究者と共に、大学の教養課程における経済学の入門書としてまとめたのが本書である。 数多の経済学徒を導いたロングセラーを復刊!  ※本書は1956年3月(上巻)、4月(下巻)に角川全書から刊行された作品を復刊し、図表を再作成し、解説を加えたものです。
  • ケン1探偵長 手塚治虫文庫全集
    完結
    5.0
    ケン一は全国に26もの支社を持つ少年秘密探偵結社の探偵長。見事な変装と鋭い推理を武器に、あらゆる難事件をたちどころに解決する。頼りになる助手は、いちど聞いた音声を正確に再生し、野鳥を仲間にできる九官鳥のドングリ。ケン一をライバル視し、挑戦状をつきつける神出鬼没・変幻自在の怪盗マウス・ボーイの陰謀を阻止し、殺人事件、密室トリック、秘宝探しなど、数々の謎をあばいて事件を解決する、アクション推理漫画の傑作! <手塚治虫漫画全集収録巻数>『ケン1探偵長』(手塚治虫漫画全集MT134『ケン1探偵長』第1巻収録)/『くも屋敷の鍵穴』(手塚治虫漫画全集MT135『ケン1探偵長』第2巻収録)/『ケン一探偵長』(手塚治虫漫画全集MT129『マアチャンの日記帳』収録) <初出掲載>『ケン1探偵長』 (龍巻爆弾の巻 1954年6月号 少年クラブ掲載/ガンダーラの宝玉の巻 1954年7月号~12月号 少年クラブ連載/世紀の怪獣事件 1954年夏の大増刊号 少年クラブ掲載/昭和新撰組の巻 1955年1月号~6月号 少年クラブ連載/ゴリラ事件 1955年お正月大増刊号 少年クラブ掲載/透明人間 1955年3月号 少年クラブ付録/怪盗マウス・ボーイの巻 1955年7月号~8月号 少年クラブ連載/北京原人の化石事件 1955年9月号~12月号 少年クラブ連載/ペロ大統領の秘宝事件 1956年4月号~10月号 少年クラブ連載/火星人のけいやく書事件 1956年11月号~12月号 少年クラブ連載/殺人アブ事件 1956年1月号~4月号 少年クラブ連載)/『くも屋敷の鍵穴』 1957年3号 冒険王付録/『ケン一探偵長』 1958年8月号~1960年8月号 さんわこどもしんぶん掲載
  • 月曜日の朝が待ち遠しくてワクワクする職場の話―――心が温かくて泣ける19のほんとうの物語
    -
    プロレスおたくの仲間のために披露宴でリングをつくって試合をしちゃう職場って…。 人がやめない会社はみ~んな大家族主義経営だった! 「人がいない!」 少し前は、「人がいても人財がいない」という意味でしたが、 今は日本全国で、「人そのものがいない」という悲鳴が聞こえます。 離職率が高い企業は、人手不足倒産の危機を迎えています。 社員がやめてしまうと、次の人をなかなか採用できないのです。 こう言うと、「では、採用をうまくいかせるためにはどうしたらいいのか?」 という議論になりがちです。しかし当たり前の話ですが、重要なのは 「採用をうまくいかせること」ではなく、「人のやめない職場をつくること」です。 やめなければ、補充採用の必要はありません。 しかも人がやめない職場には一体感があり、組織全体に高いモチベーションがあります。 では、どんな職場であれば、人がやめないのか。 ■目次 ・第1部 温かくて泣ける19の職場の物語      家族の絆は切っても切れない縁 おせっかいは愛“シンコーメタリコン”      人は変われます 受け止めてくれる仲間がいれば“ヒーリング・ハンド”      ダメな人間はいない、ダメな指導者がいるだけだ モノもヒトも再生します!“こんの”      ほか ・第2部 月ワク企業のつくり方 「大家族主義経営」実現の9カ条      ぬくもり朝礼と6SS活動を実施する      理念型採用と理念型評価制度を行う      自己開示と意思決定尊重の風土をつくる      「めだかの学校」を採用する      ESアンケートを定期的に取る      ほか ■著者 角田識之 臥龍。1956年愛媛県・松山市生まれ。大手コンサルティング会社で経営コンサルタントの経験を積み、1987年独立。 1989年(株)ハイネット設立、1997年(株)ハイネット・コンサルティング、2010年(株)角田識之事務所に社名変更。 同社の代表として、構造改革という環境変化に的確に対応した数々の「第二創業の実現」を指導し、大好評を博している。 また「文明800年周期説」に基づく東洋ルネッサンスの旗手の一人として、「人本主義」による “感動経営”及び“セーブ&エンジェイ”を共通の指針とした事業家ネットワーク「APRA」による、 アジア太平洋各国との架け橋創りとしても東奔西走している (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
  • 幻獣戦記 ユニコーン作戦
    -
    フランス帰りの熱血漢が押しつけられた仕事は、コック兼ボディガード兼園丁!?  フランス帰りのコック島千尋が勤めて三日目のレストランを飛び出すと、街はドラコニア騎士団とアカシャ公国の銃撃戦のまっ最中。拐われかけたアカシャの王女フリーダ姫を助けたばかりに、島は大使館に雇われ、国会議事堂の中央塔に幽閉された「幸運の一角獣救出作戦」に加わる破目になった。銃火器エキスパートの美少女まり子と新米魔術師大塚を相棒に、ドラコニアの殺人鬼と魔術師に挑む島の活躍が始まる! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」
    4.4
    1巻1,980円 (税込)
    鉄道デザイン王国・九州の秘密 いまや日本中の鉄道ファンが最も熱い視線を注ぐ九州。 かの地に一歩踏み入れば、列車から駅舎まで、かつて体験したことのないユニークな鉄道文化が縦横に広がっている。 “本当の公共性”を問い続け、九州を鉄道王国へと変貌させた一人のデザイナーの挑戦と戦いの記録。 【著者紹介】一志 治夫(いっし・はるお) 1956年、長野県松本市生まれ、東京都三鷹市育ち。「現代」記者などを経て、ノンフィクション作家に。 主な著書に『たた一度のポールポジション』(講談社)、『狂気の左サイドバック』(小学館)、 『前線からのクリスマスカード』(幻冬舎)、『たったひとりのワールドカップ 三浦知良1700日の戦い』(幻冬舎文庫収録)、 『小澤征爾 サイトウ・キネン・オーケストラ 欧州を行く』(小学館)、『失われゆく鮨をもとめて』(新潮社)など。 【目次より】 第1章◆コンセプトとはすなわち「志」 第2章◆色への狂気「絶対色感」 第3章◆ヨーロッパで出合った洗練とタフネス 第4章◆パース画の世界を切り拓く 第5章◆成功へと導く「気」の存在 第6章◆初の鉄道デザインは挑戦的な「花仕事」を 第7章◆100億円の価値を生むデザイン 第8章◆なぜ食堂車が大切なのか 第9章◆感動は注ぎ込まれたエネルギーの量 第10章◆和の素材・伝統・意匠を新幹線に 第11章◆「ローカル線」で日本の田舎を再生する 第12章◆合理主義・効率主義への抵抗 第13章◆答えは子どもの頃に見聞きした中にある
  • 告白 731部隊
    -
    発掘! いまも生き続ける細菌部隊の告白調書  1956年、中国撫順で「中華人民共和国人民法院特別軍事法廷」が開かれた。この裁判に先立って取り調べに応じた旧日本軍捕虜のなかに、元731部隊の隊員が数人いた。彼らは、自らの罪状を認め、すべてを告白した。  本書は、元731部隊の隊員たちの赤裸々な告白をもとに、731部隊が置かれた現地をなんども取材し、現存する関係者に証言を得たものである。自らの罪と引き換えに資料を売った一部幹部と違い、罪を悔いた隊員たちの悲痛な証言の数々である。また、電子書籍化にあたっては、多くのカラー写真・資料を追加している。  戦後も生きながらえた元731部隊の医学戦犯たちが、戦後の日本の医学、薬学界に君臨し続けた。世界一の長寿国といわれる日本人の健康は、あの731部隊の人体実験の犠牲者の血によって築かれたものともいえる。  元731部隊幹部たちの戦犯逃れと新たな結託「GHQ血液銀行」の存在が、のちに薬害エイズなどを引き起こす要因のひとつとなった。また731部隊の人体実験の成果が米軍に引き継がれ、新たな細菌兵器「貧者の核兵器」が第三世界に拡散している。  遺伝子工学を応用した究極の生物兵器の開発などにも関与する731部隊は、過去ではなく現代の、そして未来へと引き続かねばならないテーマである。
  • このからだが平和をつくる ケアから始まる変革
    -
    1巻1,408円 (税込)
    車椅子から、生命に対する暴力にNOと言う 生命に優劣をつける優生思想も、戦争も根は同じ。「争えない体」を持つ私たちが生きること、それ自体が平和への歩み――。障害当事者として、女性として、親として、果敢に街に出、発言してきた著者が語る車椅子からの平和論。 ※本書は大月書店刊『このからだが平和をつくる――ケアから始まる変革』の電子書籍版です。 【目次】 はじめに――「障害」という字と平和 1章 重度訪問介護で平和をつくる 1 介助とは何か 2 介助が制度になるまで 3 介助と子ども 2章 人類は生き延びられるか 1 全ての命が生き延びるために 2 差別とは何か 3章 このからだが平和をつくる 1 健常と障害 2 脱施設化に向けて 3 いのちに対する暴力に抗う おわりに 【著者】 安積遊歩 あさか・ゆうほ 1956年、福島県福島市生まれ。骨が弱いという特徴を持って生まれた。22歳のときに親元から自立。アメリカのバークレー自立生活センターで研修後、ピアカウンセリングを日本に紹介する活動を開始。1996年に40歳で娘を出産。優生思想の撤廃や、子育て、障害を持つ人の自立生活運動など、さまざまな分野で当事者として発言を続ける。著書に『癒しのセクシー・トリップ』『車イスからの宣戦布告』(以上、太郎次郎社)、『いのちに贈る超自立論』(太郎次郎社エディタス)、『多様性のレッスン』『自分がきらいなあなたへ』(以上、ミツイパブリッシング)、共著に『生の技法[第3版]』(生活書院)等がある。
  • 小林陽太郎―「性善説」の経営者
    3.8
    日本を代表する稀代の名経営者「小林陽太郎」初の評伝がついに電子化! これが最初で最後の小林陽太郎論。 「富士ゼロックスのカルチャーは性善説です。 世の中それほど甘くはありませんと言われても、あえて性善説でいこう」。 小林陽太郎は44歳で社長に就任。2009年相談役最高顧問を退任するまで 富士ゼロックスの売上を1000億円から1兆円、社員数を7000名から4万名に成長させた。 さらに経済同友会の代表幹事や日米財界人会議の議長を務めるなど、財界のスーパースターでもあった。 この稀代の名経営者の「真実」「経営哲学」が、著者による膨大なインタビューで初めて明らかになる。 【著者紹介】 樺島弘文(かばしま・ひろふみ) 1956年、札幌市生まれ。東京農工大学卒業。 1988年プレジデント社に入社。ビジネス誌「プレジデント」の編集長、出版部長などを務める。 2002年退職して、家族で栃木県那須郡馬頭町(現那珂川町)に移住し、田舎暮らしを始める。 現在、文筆家として、人物論、企業論などを執筆。インタビューした社長は100名を超える。 著書には、田舎暮らしのエッセイ『会社を辞めて田舎へGO!』(飛鳥新社)、『馬頭のカバちゃん』(日経BP社)がある。 【目次より】 ◆プロローグ 引退スピーチの日 ◆第1章 「人間」小林陽太郎 ◆第2章 ビューティフルキャンペーンの衝撃 ◆第3章 「一番の仕事」はTQC ◆第4章 販売会社は何をもたらしたのか ◆第5章 ニューワークウェイは正しかったか ◆第6章 小林は後継社長たちに何を託したのか ◆第7章 「企業の社会的責任」とは何か ◆第8章 「再アジア化」論と中国 ◆第9章 アスペンの夢
  • これが東大式! はじめてでもよくわかる 麻雀入門
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されております。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 麻雀初心者が目指すべきはとにかく“あがる”こと。 “あがる”ために覚えたい役、“あがる”ための打ち方を優しくレクチャー。 東大卒のプロ雀士・井出洋介が、ゲームやネットだけで楽しんでいる人も含めた麻雀初心者に、 あがりやすくなる方法をわかりやすく教えてくれる本。 役は、門前ツモ・役牌・タンヤオ・ピンフ・リーチの基本5役を中心にしつつも簡単に説明し、 待ちや手作り、点数計算についてより重きを置いている。 初心者がよくやる単騎やシャンポンなどの悪形待ちをやめて上がりやすい待ちにしていく手順や、 間違えやすい多面チャンをパターンで覚えて見逃しやフリテンをなくす方法も伝授。 役の相性表や得点早見表など、その場で役立つ手引き書に! 読んで覚えるより、見てわかる麻雀入門書だ。 井出 洋介(いでようすけ):1956年東京都生まれ。 東京大学文学部社会学科卒業後、麻雀プロに。 第16期名人位獲得以来、17・18・20・25期と名人位通算5期。 第19期最高位、第28期王座、第2・4・12回王貞治杯ビッグワンカップ優勝など、プロ競技者として活躍する一方、健康麻将の普及やイメージアップ活動に尽力。 2017年に第15期将王を獲得。麻将連合- μ -(ミュー)のGMも務める。 著書に『マンガでわかる! 東大式 麻雀入門』『東大式麻雀 テンパイ見破り』『東大式麻雀 強くなる打ち方』(以上、池田書店)、 『秘伝東大式「井出流」麻雀 「基本」のセオリー』『秘伝東大式「井出流」麻雀 勝ち組の「打ち方」』『麻雀 勝負の分かれ目51』(以上、実業之日本社)などがある。
  • こわがらないで…
    -
    1巻385円 (税込)
    耳元で誰かが「ふふっ」という不快な含み笑いを漏らした  その事件の発端は、写真部の友人が撮った一枚の心霊写真だった。柏木勉の背後に映った黒いマントの男……その影は、十年ほど前に妹の睦美をさらおうとした男に瓜二つだったのだ。それを思い出した時、勉にははっきりと、「きいっ」というあのブランコの音が聞こえた。やがて、睦美の周りで奇妙な出来事が起きはじめ……。傑作サイコ・ホラー長篇。 ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • ご縁とお役目 - 臨床医が考える魂と肉体の磨き方 -
    4.0
    「寿命とはこの世で魂を磨く期間である」 ――現役臨床医(2014年当時)が綴る、寿命の本当の意味、今生における私たちのご縁とお役目、そして魂と肉体の磨き方まで。 「寿命というのは、その人がお役目を果たす時間ですが、同時にその人が『魂を磨く期間』でもあるのだと思います」 「自分がやるべきことをしっかりやる。迷わずに行なう。お役目を果たすということは、そういうことではないでしょうか」 「『自分への関心』が、結果としてさまざまな病気の予防につながることを覚えておいてください」 (いずれも本文より) 第一章 寿命とは「魂を磨く期間」でもある 第二章 私たちの魂は死ぬことがない 第三章 健やかに生きる 第四章 社会における私たちのお役目について 【著者プロフィール】 矢作直樹 (やはぎ なおき) 1956年、神奈川県生まれ。1981年、金沢大学医学部卒業。 その後、麻酔科を皮切りに救急・集中治療、内科、手術部などを経験。 1999年、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および同大学工学部精密機械工学科教授。 2001年、東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および同大学医学部附属病院救急部・集中治療部部長。2016年3月に任期満了退官。 主な著書には、『人は死なない』(バジリコ)、『天皇』『日本史の深層』(ともに扶桑社)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、『天皇の国 譲位に想う』『日本歴史通覧 天皇の日本史』(青林堂)、『自分を休ませる練習』(文響社)など。
  • 真田昌幸 家康狩り(1)
    -
    1~3巻495円 (税込)
    海野平の合戦に敗れ、自害する寸前だった真田幸隆の前に現われた白比丘尼の正体とは? 下克上が横行する殺伐とした時代に、運命の糸に導かれて真田一族と“道みちの者”が結び付き、血で血を洗う戦国の渦に飲み込まれていく……。  海道一の弓取りと言われた徳川家康と三河軍団に抗い、一歩も引くことのなかった信濃の小大名、真田昌幸の生涯を描いた伝奇時代小説、第1弾。 ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 真田幸村 家康狩り
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    美少女と見まごうばかりに端正な貌の若武者・真田幸村。そして、過剰な折檻により命を落とした竹千代に成り代わり、徳川家康となった醜鳥……。宿命の糸に絡めとられた真田幸村が、天下人・徳川家康に最後の戦いを挑む! 真田幸隆、真田昌幸、そして真田幸村へと三代にわたり伝えられた霊刀白鳥丸、そして「表裏比興」の秘策は果たして結実するのか……。  伝奇時代小説『真田昌幸 家康狩り』(全3巻)の続編となる“家康狩り”シリーズ完結編。 ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 真田妖戦記(1) 「燦星秘伝」編
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    1~3巻770円 (税込)
    三つの燦星が地上で出会う時、この世が混沌と化す……。慶長一八年(一六一三)春、猿飛佐助は、徳川・豊臣両家の命運を決する秘密を記した「燦星秘伝」受け取りのため、幕府金蔵番大久保長安館を訪れた。だが、佐助と同じ星を持つ柳生佐久夜姫によって、その在り処を秘す茶入の片方を奪取された。ここに、家康謀臣本多正純と林羅山一派を加えた三つ巴の争奪戦が始まった! 柳生に捕われた長安の真の意図とは? 「燦星秘伝」の内容とは? 佐助たち真田十勇士は、命を賭けて立川流秘儀の全容を解き明かす。  立川流密教、妖術、必殺剣、忍法入り乱れる痛快無比の伝奇時代小説「真田妖戦記」シリーズ第1弾。 ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 幸せのかたち
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    仕事、家庭、友情……最後に選ぶのは? 戦慄の長篇心理サスペンス  駅前の商店街で紗江子に声をかけてきた女性は、中学時代、卒業を前に転校したクラスメートの美幸だった。完成したばかりの近くの高層マンションに引っ越してきたという。18年ぶりの再会を機に、紗江子の平穏な日々は変化をみせはじめ、紗江子の旧友で同じクラスメートだった香織にも…。人生の岐路に直面した三人の女性の姿を描く、ミステリアスな物語。 ●松村比呂美(まつむら・ひろみ) 1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。
  • 「死」が怖くなくなる50の神思考
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    愛する家族やペットとの別れ、心身をむしばむ突然の病気や事故、そしていつか来る自然災害…… 「どうすれば死を恐れずに生きていけるか――」 人類の永遠のテーマに“魂”を磨く習慣で向き合う。 「肉体が滅んでも、魂は生き続けます。 平凡な毎日を大切にしてください。 後悔や心配を少しでも減らして心地よく生きていきましょう。 私たちは魂を成長させるためにこの世に来たのですから」(著者より) Q.私は80代後半ですが、家族や友人が鬼籍に入りました。 あの世へ行ったら、会いたい人全ての人に会えるのでしょうか? A.あなたが会いたい人が、あなたに会いたがっていれば会えます。 Q.今、地震や台風などの災害が増えています。 私は災害のことを考えると、とても怖くなります。どうしたら安心できますか? A.「備え」をして、「恐れ」を手放してください。自分なりに備えると、覚悟が定まるものです。 【出版社からのコメント】 東京大学名誉教授でもある矢作先生が、初めてのQ&A方式で死を恐れずに生きていくための思考術を提案します。 【著者プロフィール】 矢作直樹 (やはぎ なおき) 東京大学名誉教授/医学博士。 1956年、神奈川県生まれ。1981年、金沢大学医学部卒業。 その後、麻酔科を皮切りに救急・集中治療、内科、手術部などを経験。 1999年、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および同大学工学部精密機械工学科教授。 2001年、東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および同大学医学部附属病院救急部・集中治療部部長。 2016年3月に任期満了退官。 主な著書に、『人は死なない』(バジリコ)、『天皇』『安心して、死ぬために』(ともに扶桑社)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、『自分を休ませる練習』(文響社)など。
  • 屍食回廊
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    1巻495円 (税込)
    醜悪な屍食鬼がはびこるなか、陸上自衛隊内部に巣くう恐るべき陰謀が…!  共時通信記者の田外竜介は、旧日本軍の高射砲を発掘する元砲兵隊長を取材中に、壕内で、若い男女の射殺死体を発見した。それは、浜辺で連続失踪している男女のものだった。さらに内部には、黒い毛に覆われた屍食鬼(グール)の姿が…。一方、次々と現れる屍食鬼を黙々と始末する自衛官。そして、陸上自衛隊内部の“民族遺産監理室”で極秘裏に進められる恐るべき陰謀とは!?  本格オカルト・ホラーの傑作が、ノベルス刊行時の表紙・挿し絵(天野喜孝)を纏い、電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 市場の失敗 電力自由化が原子力を葬り去る
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    電力経済の第一人者が 解決策を提言!! 電力経済の第一人者、エドワード・キー氏の著した集大成『Market Failure』の日本語版。原子力をめぐる世界の電力市場動向について、基本用語や歴史的経緯、市場における電力価格決定や投資決定のメカニズムなどを丁寧に解説する。 けして本書は「か弱き原子力」の弁護をするものではない。原子力は公共財であるとの観点から、電力に市場原理を適用したことによって引き起こされた失策を具体例を挙げて検証し、解決策を提言するものである。 【目次】 はじめに 第一章 なぜ原子力は重要なのか 原子力の特徴 考 察 第二章 原子力発電 基本用語 原子力発電プロジェクトの諸フェーズ 原子力発電コスト 原子力発電所の運転 業界組織とビジネスモデル 原子力発電プロジェクトの課題 考 察 第三章 電 力 電気事業の形態 卸電力 発電所建設の投資決定 気候変動 これらが意味すること 第四章 市場の失敗 経済学上の概念 電力部門 原子力発電 第五章 世界の原子力発電の状況 世界の原子力発電 米 国 英 国 カナダ フランス 中 国 考 察 第六章 何を為すべきか 政府のより大きな役割 電気事業の伝統的形態への回帰 負の外部性をコントロールする 原子力の正の外部性への補填付与 電力市場設計の改善 考 察 第七章 行動の喚起 著者について 【著者】 エドワード・キー エドワード・キー氏は、一流のアドバイザーとして数多くの原子力発電プロジェクトに参加。単なる原子力分野のエコノミストの範疇を超え、原子力や電気事業の諸課題について政府や企業に対し、戦略的、経済的なアドバイスを行う。米国内ならびに国際的な訴訟案件や仲裁案件においても、専門家として証言も実施している。米海軍出身で、若い頃はUS Nuclear Navy の象徴であるH.G. リッコーヴァー提督の薫陶を受け、空母用原子炉の建設に携わった。 原子力産業新聞編集部 1956年3月創刊。経済産業省新聞記者会ペンクラブ、科学記者会(文部科学省)所属。原子力産業新聞は、原子力のエネルギー利用から医学利用、産業利用、農業利用に至るまで、紙媒体の頃と変わることなく、原子力の魅力を伝えるWEBマガジンです。 https://www.jaif.or.jp/journal/
  • 私闘学園(1)
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    1~9巻495円 (税込)
    プロレスから長刀(なぎなた)まで、学園を格闘の嵐に呑みこまんと五人の同志は集まった!  理論だけは強いプロレス狂の少年・西城めぐみは、かねてから設立を画策中の“格闘技同好会”の顧問は、倫理の教師・大伴俊作以外にはないと確信した。そして今、めぐみを始め、女だてらのボディビルダー・赤城小夜子、変態ペーパー格闘技者・翔星東二郎ら格闘技同好会の旗の下に結集する五人と大伴は、部室となるべき精武館をパンク軍団から奪還すべく立ち上がった! 常軌を逸した超個性派集団・格闘技同好会の設立、彼らを木陰からそっと見守る正体不明の妖しき美人教師・喜久香の恐るべき私生活秘話、涙なくしては笑えない今世紀最過激な初合宿の三本立てで送る、熱血青春格闘技小説の第一弾!  島本和彦の表紙・挿し絵を完全収録して、ついに電子書籍で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 「市民活動家」は気恥ずかしい だけど、こんな社会でだいじょうぶ?
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    1巻1,980円 (税込)
    世界は、一歩一歩の積み重ねで変わる。 著者はこれまで「障害児を普通学校へ・全国連絡会」の事務局、「市民福祉サポートセンター」の発足、介護保険法の成立を求める市民活動に関わってきた。2003年からは個人で「市民福祉情報オフィス・ハスカップ」を立ち上げ、介護保険制度をテーマに活動している。 40年の市民活動の軌跡を辿りながら、日々の発見、疑問、感じたことなどを淡々と語るエッセイ。制度の理不尽さ、市民にとってのわからなさ、異議の届かないもどかしさも綴られている。国の制度は市民のためのものなのか、改めて考えたい。 【目次】 第1章 「障害児を普通学校へ」の1980年代 第2章 足踏みしていた1990年代 第3章 「市民福祉」を考える2000年代 第4章 超高齢社会で暮らすには 【著者】 小竹雅子 1956年北海道生まれ。1981年より「障害児を普通学校へ・全国連絡会」事務局として、障害のある子どもたちの就学運動を支援。1996年、「市民福祉サポートセンター」に参加、電話相談活動の事例をもとに『介護情報ハンドブック』(岩波ブックレット)を執筆。2003年より「市民福祉情報オフィス・ハスカップ」を主宰。メイル・ミニコミ「市民福祉情報」の無料配信、介護保険や社会保障制度の連続セミナーを企画。2006年、首都圏の市民活動六団体と電話相談「改正介護保険ホットライン」を共同開設。
  • 朱泥抄
    5.0
    2021年3月1日に107歳で逝去した孤高の美術家、篠田桃紅先生。本作は1979年にPHP研究所から刊行された同名の書籍を再編集、新装復刊したものです。処女作『墨いろ』が第27回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した1979年に発刊された作品で、随筆の分野でも現代の清少納言といわれた著者・篠田桃紅の瑞々しい感性にあふれています。5歳の時に父の手ほどきで初めて墨と筆に触れてから、ほぼ独学で書を極め、やがて美術の世界へ。1956年に単身渡米し、ニューヨークを拠点にボストン、シカゴ、パリ、シンシナティ他で個展を開催した先進性は現代女性にも鮮烈で、随筆にあらわれる感性も古びることがありません。本書では文字の偏にことよせて日々の思いを綴っていて、ニューヨークに遊びに来た従兄弟や友人との交流やホームパーティの様子、着物や食への思いなど、そのセンスに富んだ暮らしにも心がわきたちます。著者の手による初期随筆の中でも珠玉の作品です。
  • 修羅鏡 白凰坊伝綺帖
    -
    織田信長が大魔主となるための儀式で切り離した己れの“負”の部分は誰か、そして何を狙うのか?  長年に亘った一向宗との抗争に終止符が打たれようとする日、織田信長は真の世界の覇者となるために、立川流の秘儀や南蛮魔術などを併せた儀式を執り行ない、大魔主としての新たなる生命を得た。その際、邪魔になる信長自身の“負”の部分は、分身“修羅鏡”として切り離されたが、その正体と行方は不明のまま、焼け落ちる石山本願寺の地底伽藍にいた人物であることだけがわかっていた。該当するのは、巫女姿の少女・お凶、足軽強盗・どぶ六、立川流の沙門・白凰坊。果たして、その三人のなかの誰か!?  あの〈逆宇宙〉シリーズの外伝とも言うべき伝奇時代小説の傑作が、電子書籍で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • シュレディンガーのチョコパフェ
    5.0
    科学と奇想と語りの饗宴! 珠玉のSF短篇集  キャラグッズの買い物につきあってくれる裕美子は、俺にとって最高の彼女。でも、今日のデートはどうにも気分が乗らない。久々に再会した旧友の科学者、溝呂木がこの世界の破壊を企んでいるらしいのだ……。  アキバ系恋愛に危機が迫る表題作の他、SFマガジン読者賞受賞の言語SF『メデューサの呪文』、孤独なサイボーグの見えざる激闘を描く『奥歯のスイッチを入れろ』など7篇を収録。また、文庫刊行時のあとがきに加え、電子版のためのあとがきを追記している。 ・シュレディンガーのチョコパフェ ・奥歯のスイッチを入れろ ・バイオシップ・ハンター ・メデューサの呪文 ・まだ見ぬ冬の悲しみも ・七パーセントのテンムー ・闇からの衝動 ●山本 弘(やまもと・ひろし) 作家。「と学会」会長。日本SF作家クラブ会員。1956年京都府生まれ。1978年『スタンピード!』で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。1987年ゲーム創作集団「グループSNE」に参加。作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年発表の『神は沈黙せず』が第25回日本SF大賞候補に。2006年の『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞ほか複数の賞の候補に挙がるなど、日本SFの気鋭として注目を集める。
  • 庄野潤三電子全集 第1巻 1949~1954年 「プールサイド小景」ほか
    続巻入荷
    -
    家族小説の第一人者・庄野潤三が新人作家として出発した1949年から1954年に発表された17編を初出順に収録。 日本の家族小説の第一人者・庄野潤三の足跡を、初出順の編年体で辿る電子全集の第1巻。 デビュー作品「愛撫」から、第32回芥川賞受賞作品「プールサイド小景」まで、1949年から1954年の6年間に発表された17編を収録した。 「愛撫」は第二次大戦から復員後、大阪府立今宮小学校から大阪市立南高校の教諭になってほどない、1949年4月28歳の時に、同人雑誌「新文学」に発表された作品。きっかけは九州大学時代の友人・島尾敏雄のすすめで投稿したことによる。 のちに次兄・庄野英二の伝手で中山義秀が「愛撫」を創作合評で取り上げたことから、「群像」編集部より声がかかり、次回作「舞踏」が「群像」1950年2月号に掲載され文壇にデビューすることとなる。 そのほか単行本『愛撫』収録の「スラヴの子守唄」「メリイ・ゴオ・ラウンド」「喪服」「恋文」「会話」「流木」「噴水」に加え、単行本『プールサイド小景』に収録された「紫陽花」「十月の葉」「臙脂」「桃季」「黒い牧師」「団欒」「結婚」「プールサイド小景」も収録。 解題は監修を務める日本文学研究者で日本大学芸術学部准教授・上坪裕介氏が担当。付録として「愛撫」「舞踏」の初出掲載誌、「プールサイド小景」の冒頭浄書生原稿等を収録する。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 笙野頼子発禁小説集
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    1巻2,200円 (税込)
    文芸誌に掲載された作品を中心に再構築。書き下ろし作品のほか、著者自身による解説も。 発禁作家になった。 「何も変な事も書いていない」 「自分が女である事を、医学、科学、唯物論、現実を守るために書いた」 多くの校閲を経て現行法遵守の下で書かれた難病、貧乏、裁判、糾弾の身辺報告。 【目次】 偽物 汚涜 前書き 発禁作家になった理由? 女性文学は発禁文学なのか? 九月の白い薔薇 ―ヘイトカウンター 返信を、待っていた 引きこもりてコロナ書く #StayHomeButNotSilent 難病貧乏裁判糾弾/プラチナを売る 質屋七回ワクチン二回 古酒老猫古時計老婆 ハイパーカレンダー1984 初出一覧 【著者】 笙野頼子 笙野頼子(しょうの よりこ) 1956年三重県生まれ。立命館大学法学部卒業。元・立教大学大学院特任教授。 81年「極楽」で群像新人文学賞受賞。91年『なにもしてない』で野間文芸新人賞、94年『二百回忌』で三島由紀夫賞、同年「タイムスリップ・コンビナート」で芥川龍之介賞、2001年『幽界森娘異聞』で泉鏡花文学賞、04年『水晶内制度』でセンス・オブ・ジェンダー大賞、05年『金毘羅』で伊藤整文学賞、14年『未闘病記―膠原病、「混合性結合組織病」の』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。著書多数。
  • 勝負論
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    勝機を呼べる人、呼べない人  東大出身の異色プロ雀士として一世を風靡した著者。「知的ゲーム」としての麻雀から体得した勝負の鉄則、人生の成功法則とは何か。  今まで麻雀は、ギャンブルと見られてきた。そのイメージを払拭し、知的ゲームとして普及している著者が、麻雀をどのように人生に役立て活かすか、その発想法を紹介する。  従来の麻雀の戦術論とは異なり、麻雀の好きな人はもちろん、麻雀を知らない人でも読み物として読め、麻雀に携わる人間が、こう考えているということがわかる、エッセイ風“勝負論”である。  東大出身のプロ雀士が「勝利の女神」を科学的に分析。人生のあらゆる場面で応用できる究極の法則がここにある。  勝負に勝つ人、負ける人。その差はここだ! 第1章 絶対に勝つ方法はないが、絶対に負けない方法はある  トータルで勝つために負ける!?  次の勝利をつなげる“名誉ある撤退”とは  ハイリスク・ハイリターンでも攻める時  自分の考えを論理的に整理する訓練  諦めなければ、いつまでも成長できる  ほか 第2章 勝敗を分けるものとは何なのか  「ツキ」を負けの理由にしてないか  相手を知ることを心がけてみよう  序盤戦で心得るべきこと  攻めと守りはバランスよく  相手を感心させて勝つことをめざす  “勝つ”ということは、どういうことか  ほか 第3章 麻雀は駆け引きがあるからおもしろい  正攻法か奇襲戦法か  勝負の“流れ”について  確率論にも功罪がある  相手がいることを忘れていないか  テンパイが目的になっている人が多すぎる  ほか 第4章 まず、自分の思想を確立させよう  妥協と許容、この似て非なる考え方  “物差し”をいくつ持っているか  あなたの「座標」と「ベクトル」をはっきりさせる  勝負における心理戦  ほか 第5章 麻雀はもはやギャンブルを超えた  私がプロの道を目指したのは  講師として多くのことを学ぶ  教わる人の目線に立つと  麻将連合の設立  時代の流れとともに成長していったこと  ほか ●井出洋介(いで・ようすけ) 1956年東京生まれ、東京大学文学部社会学科を「麻雀の社会学」の卒論で卒業。1985年に第16期麻雀名人位獲得。以降、17、18、20、25期名人位、第19期最高位、第28期王座、第2、4、12回ビッグワンカップ優勝など、長い年月、トッププロの座に君臨中。また日本健康麻将協会、麻将連合を創設し、麻将(賭けない麻雀)普及に尽力している。
  • 神蝕地帯
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    1巻495円 (税込)
    “赤い魔女”と凶獣の死闘の先に、全ての謎が明かされる!  札幌市郊外の学園都市が謎の爆発を起こし、瀬田寒原野に犬頭状の陥没が現れてから半年余り。今は立入り禁止となっているその周辺で、またも怪事件が発生していた。オカルトライター兼占い師の稲村虹子は、その事件の霊査を依頼され、札幌へ向かうが、彼女を待ち受けていたのは、黒魔術によって三たび目覚め、札幌に向かって首をのばす巨大な犬の顎であった。忌まわしき凶獣は甦るのか!?  本格オカルト・ホラーの傑作が、電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 新約聖書:上巻
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フランシスコ会聖書研究所が1956年の設立以来、実に55年の歳月をかけて翻訳し、注釈をつけて完成した永久保存版。 およそ現存する聖書はすべて人の手によって書き写された写本であり、オリジナルは存在しない状況下で、聖書の元来の読み方は何であったかを複合的に研究し、評価し、決定していく「原文校訂」(本文批評)という作業を経て、より神のみ言葉に近いオリジナルの聖書を口語訳で実現。 さらに内容の理解を助ける小見出し、最新の学説に基づく洗練された注釈と解説、そして適所に配された地図とイラストは、聖書という大きな山を登る際の堅固な杖となって、入門者には正しい入口を示し、経験者にはより深い造詣を与えてくれる。 本文総ふりがな(総ルビ)、美しい挿画入り。四福音書と使徒言行録を収録。

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  • 自分でできる 家族でできる 認知症予防と対処法
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    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 「もしかして」と思ったら、まず行うべきこととは? その後の家族の対応は? 認知症とその対応について軽度の段階から詳しく解説。 テレビでも頻繁に取り上げられる認知症の問題。 認知症予備群を加えると、65歳以上の約4人に1人という割合です。 これは、他人ごとではありません。 将来、自分や家族が認知症になった場合、いったいどうしたらいいのでしょうか。 本書では、自分や家族が認知症になったときに少しでも早く対応できるように、 次の点に注目してわかりやすく解説しています。 1.認知症の初期症状に気づくためにできること 2.気づいたら行うこと 3.認知症患者への家族の対応 4.認知症を知ること 5.認知症を予防するためにできること ――患者や家族とともに、 長年認知症に取り組んできた医師ならではの視点から、 「もしかして」と思ったときにすること、 家族が認知症と診断されたらまず何をしたらいいのか、 ふだんの生活で見直す点など、実際に必要となること、 覚えておいたほうがいいことも含めた解説書となっています。 浦上 克哉:鳥取大学医学部保健学科生体制御学講座・環境保健学分野教授。 1956年岡山県生まれ。1983年鳥取大学医学部卒業。1988年同大大学院博士課程修了。 1989年鳥取大学医学部脳神経内科助手、1996年同講師を経て、 2001年鳥取大学医学部保健学科生体制御学講座・環境保健学分野教授。 2009~2012年鳥取大学医学部保健学科生体制御学講座代表。 2011年発足の日本認知症予防学会理事長でもある。 専門はアルツハイマー型認知症や関連疾患の原因および診断マーカー、治療、ケアに関する研究。 外来での診察と治療、ケア、地域での認知症に対する取り組み、学会の活動など、 多方面から総合的に認知症と取り組んでいる。 アロマオイルを使った予防法の研究は、テレビでも取り上げられて注目を集めている。
  • 邪神帝国
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    1巻770円 (税込)
    最も残虐な人間と、最も邪悪な神々が手を組み、史上最悪の軍隊が誕生した。とどまるところを知らぬ悪鬼の所業は世界を震えあがらせる。激動の時代、急激な勢力拡大を果たしたナチスドイツ。しかしその背後には、知られざる闇の力が存在していた。その禁断の力にふれたものはみな奇怪な運命に翻弄されてゆく……。  史実と虚構をたくみに織りまぜ、異形のものどもの存在を描き出した戦慄の魔術的連作集。邪悪なる七篇を収録。※この電子版では、内容の原点回帰を目指して、ハヤカワ文庫版を底本としています。 *〝伍長〟の自画像 *ヨス=トラゴンの仮面 *狂気大陸 *1889年4月20日 *夜の子の宴 *ギガントマキア1945 *怒りの日 ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。
  • ジャングルタロ 手塚治虫文庫全集
    完結
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    水爆実験の実験体として、島におきざりにされた動物たち。互いに助け合い原爆が爆発する直前に命からがら脱出し、途方にくれながら広大な海を漂流していたとき、動物たちの言葉を理解する日本人少年の太郎(たろう)と出会う。彼らをのせた船は無人島に辿り着くが、そこで太郎と動物たちを待ち構えていたのは、過酷な試練だった! 動物たちの可愛らしさとは裏腹に、人間の愚かな欲望が渦巻く社会派冒険ストーリー!! 他4編収録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『ジャングルタロ』(手塚治虫漫画全集MT256『ジャングルタロ』収録)/『お山の三五郎』(手塚治虫漫画全集MT318『ピロンの秘密』収録)/『どんぐり行進曲』(手塚治虫漫画全集MT379『魔神ガロン』第5巻収録)/『流星王子』(手塚治虫漫画全集MT316『流星王子』収録)/『おお!われら三人』(手塚治虫漫画全集MT316『流星王子』収録 <初出掲載>『ジャングルタロ』 1958年8月号~1959年6月号 おもしろブック連載/『お山の三五郎』 1958年4月号~1959年3月号 小学三年生連載/『どんぐり行進曲』 1959年1月号~6月号 少年クラブ連載/『流星王子』 1955年4月号~1956年3月号 中学生の友連載/『おお!われら三人』 1956年4月号~1957年1月号 中学生の友連載
  • スクリーンを横切った猫たち
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    スクリーンのなかで活躍した猫たちの姿を、役者として論じた日本初の著。猫自身のプロフィールも含めて、出演場面を詳細に解説。『ティファニーで朝食を』『タワーリング・インフェルノ』『第三の男』『羊たちの沈黙』『レオン』『ゴースト ニューヨークの幻』『ペット・セメタリー』『ハリーとトント』『巴里の空の下セーヌは流れる』etc.……往年の名作を中心に、日本未公開のヨーロッパ映画まで網羅する。猫好き&映画好きの人に贈る、全105作品を紹介した映画ガイドブック。電子版あとがきを追加収録。 第1章 ひときわ輝くルージュな猫たち 第2章 トラ・トラ・トラ 第3章 モノクロの中のモノクロ 第4章 パレットの上の猫たち 第5章 映画界の貴婦人、貴公子たち 第6章 どっちも可愛い 第7章 猫がいっぱい ●千葉豹一郎(ちば・ひょういちろう) 1956年東京生まれ。作家、評論家。獨協大学大学院法学研究科博士前期課程修了。日本刑法学会、ペット法学会会員。故淀川長治氏主宰の「映画友の会」に最年少会員として参加した少年時代から内外の映画に熱中し、著書に『法律社会の歩き方』(丸善)、『スクリーンを横切った猫たち』(ワイズ出版)、iPhoneアプリ『昭和30年代の備忘録』(ユニワールド)。「東京新聞」での連載をはじめ、「経営法務」「猫の手帖」「キャッツ」「猫生活」「ミステリマガジン」「映画論叢」等にも寄稿。近年は映画のみならず草創期からの海外ドラマの体系化や紹介にも力を入れている。
  • STOP!! ダークネス!
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    「あ、マスター、お水持ってきてくれないか」「旦さん、ちょっと肩揉んどくれやす」「おい、貴様、何か食い物もってこい」ミンタカ、アルニタク、アルニラム……うっかり女悪魔3人の封印を解いてしまい、大学講師・神奈三四郎の平穏な日常は完膚なきまでに破壊されてしまう。おまけに謎の黒魔術集団まで現れ、追い回されるはめに!? 伝奇・ホラー作家が描いた異色のスラップスティック・コメディ、その幕が今開く! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 政治家 石橋湛山 見識ある「アマチュア」の信念
    3.0
    戦前日本を代表する自由主義者、言論人だった石橋は、戦後、活動の場を政界に移す。大蔵大臣、通産大臣などを歴任し、1956年には自民党総裁に当選、首相になるも、病気のため、65日で辞任した。石橋は、自らの政治理念を現実政治の中で実現できたのか。没後50年、その真価を問う。 目次より 第一章 政治家・石橋湛山の誕生 第二章 運命の七票――一九五六年の自民党総裁選 第三章 明暗を分けた閣僚人事 第四章 「私の政治的良心に従います」――65日間の内閣 第五章 日中国交正常化への努力 第六章 理想主義者から現実主義者への転回 終 章 晩年の石橋湛山
  • 世界の原子力発電開発の動向 2024年版
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    55年以上刊行を続ける原子力界のロングセラー 世界の原子力事業者を対象とする直接のアンケート調査等に基づき、2024年1月1日現在の世界の原子力発電所のデータを集計。 計画中/建設中/運転中/閉鎖済みの各原子炉の炉型/出力などの諸元や立地点が一目でわかる、原子力界のロングセラー。 2024年版では、SMR、各炉の運転期間など近年ニーズが高いデータを、新たに追加しています。 和英併記 【目次】 第1章 2023年の動向 1.世界の原子力発電開発の現状 2.世界の国・地域別の原子力発電設備容量 3.概説 4.各国・地域の主な動き 第2章 世界の原子力発電の状況 1.世界の小型モジュール炉の開発動向 2.原子力発電所の運転期間延長の状況 3.原子力発電所のサイト内における使用済燃料貯蔵施設 4.原子力施設における廃止措置への取り組み状況 5.MOX利用の現状 第3章 世界の原子力発電所のデータ・集計 1.地域別 世界の原子力発電開発の現状 2.運転中の原子力発電所の設備容量推移 3.原子力発電設備容量の推移 4.原子力発電所の運転経験(原子炉・年) 5.原子力発電所の着工数推移 6.原子力発電所の運転年数 7.運転中原子力発電所の運転期間別基数 8.モデル別の原子炉基数 11.炉型別の原子力発電設備容量 14.原子炉ベンダーグループ変遷図 第4章 世界の原子力発電所一覧 第5章 世界の主な核燃料サイクル施設 【著者】 一般社団法人日本原子力産業協会 1956年に国内産業界の総意により発足。1960年、国際原子力機関(IAEA)において、NGOとして世界初となる「consultative status(諮問的地位)」を取得。 原子力技術が有する平和利用の可能性が最大限に活用されるよう、開発利用の促進に努め、将来世代にわたる社会の持続的発展に貢献することを使命としている。
  • 世界を統べる者 - 「日米同盟」とはどれほど固い絆なのか? -
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    「日本にウクライナ侵攻の悲劇は起こらない!」 アメリカが諸外国の侵略から日本を絶対に守る理由とは? 東京大学名誉教授の矢作直樹氏と、世界の金融や国際協議の実務にかかわる宮澤信一氏が、6つのキーワードから世界の知恵者たちが描いている未来図を探り、親米保守・反米保守でも保守・リベラルでもない新しい思考を提案する。 【世界を統べる6つのキーワード】 ①フリーメイソン ②イルミナティ ③ビルダーバーグ会議 ④日米同盟 ⑤MSA協定 ⑥世界の支配構造 「陰謀論、あるいは親米、反米、保守、リベラルなど、そういう小さなことではなく、大きな視点で世界の動きを見ていきましょう。 日米同盟の名の下に、見かけの上では世界一マッチョなアメリカと、潜在的なものとして世界最強の日本とがタッグを組んでいる。 これがはたして何を意味しているのか、本書を通して、きっと気づいていただけることと思います。」(矢作直樹) 「世界とは何か。果たして世界の実体とは何か。 今の世界と何より日本が真の独立国家として内外に貢献出来ることとは何であるか。 これまで日本で陰謀論として扱われてきたことについて、ロシアによるウクライナ侵攻という武力による現状変更と国際法上の違法行為を念頭に、体系付けを考慮しつつ、著者の話せる、出来るだけの範囲で細膩にお話しします。」(宮澤信一) 【著者プロフィール】 矢作直樹 (やはぎ・なおき) 東京大学名誉教授 1956年、神奈川県生まれ。1981年、金沢大学医学部卒業。 1999年、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および同大学工学部精密機械工学科教授。 2001年、東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および同大学医学部附属病院救急部・集中治療部部長。 2016年3月に任期満了退官。 著書に、『人は死なない』(バジリコ)、『天皇』(扶桑社)、『神様からのお便り』(小社刊)など。 宮澤信一 (みやざわ・しんいち) 国際実務家 東京生まれ。主にイギリスで研鑽を積み、世界の政治、経済、宗教、社会情勢などに精通。 国際機関や国際金融などさまざまな国々の折衝に努める。 日米安保、MSA協定の本質も熟知しており、経済安全保障や軍事の視点から、日本の進むべき道を本書では提言している。 東アジア文化にも造詣が深く、教養人・文化人という顔も持つ。また、日本においていくつかの企業の設立に携わり、代表も務める。
  • 世界を旅する コーヒー事典
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 旅するように学ぶ、世界のコーヒーの基礎知識 世界のコーヒー産地を巡ってみると、生産事情はもちろん、人々の生活や歴史も見えてきます。 コーヒー産地ごとの特徴をはじめ、 他にも収穫方法の違いや栽培方法などの基礎知識から、 コーヒー業界が抱える世界的な課題までを完全網羅。 旅するように世界各地のコーヒーについて学んでみませんか? 旅するように世界各地のコーヒーについて学んでみませんか? 1956年静岡県生まれ。 1975年中米エル サルバドル国立コーヒー研究所に留学し、コーヒー栽培・精選を学ぶ。大手コーヒー会社に就職。ジャマイカ、ハワイ、インドネシアで農園開発を手掛け、マダガスカルで絶滅危惧種の発見と保全、レユニオン島では絶滅したといわれた品種を探し出し、同島のコーヒー産業復活を果たす。 2007年に同社を退職後、日本サステイナブルコーヒー協会を設立し、2008年に株式会社ミカフェートを設立。 ※この商品は固定レイアウト型の電子書籍です。 ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※お使いの端末で無料サンプルをお試しいただいた上でのご購入をお願いいたします。 ※本書内容はカラーで制作されているため、カラー表示可能な端末での閲覧を推奨いたします
  • 背筋の凍る話(1)
    -
    1~4巻385円 (税込)
    その日は、何もしなくても汗が流れて来るような真夏日でした。夜七時ごろ、仕事帰りにいつものようにコンビニに立ち寄り、買い物をすませ、自動ドアを出たその時です。ガードレールの端っこの柱の上に、おかっぱ頭の女の子の顔が、ちょこんとのってるんですよ。そうだなあ、大きさはみかんぐらい。しかも顔だけ。最初は誰かが人形の頭をぽこっとのせたのかな? ぐらいに思ってたんですよ。(「小さな幽霊」より)  怪談の名手・桜金造が語る、恐怖の体験談! その第1弾が大幅な加筆修正を経て、電子で復刊。 *小さな幽霊 *手 *嫉妬する霊 *神楽坂 *霊に取り憑かれた日々 *交通事故 *座敷童子 *『ガキの使い』の収録にて *タクシー *友引 *初めての恐怖体験 ●桜金造(さくら・きんぞう) 1956年、広島県生まれ。コメディ集団「ザ・ハンダース」の結成・解散を経て、アゴ勇と共にお笑いコンビ「アゴ&キンゾー」としての活動をスタート。俳優として、伊丹十三監督の映画『タンポポ』『マルサの女』のほか、数多くの映画・TVドラマに出演。近年は、怪談の語り手としても活躍している。
  • 戦争と嘘 - 満州事変から日本の敗戦まで -
    4.0
    今も昔も戦争に嘘はつきもの 日本政治外交史を専門とする学習院大学元学長が、満州事変~日本の敗戦にいたるまで――<嘘をめぐる政治の歴史>をたどる。 流言飛語(デマ)、プロパガンダ、広報外交、新聞、雑誌、ラジオ、ポスター、ビラ、怪文書…… 嘘をつく方が不正義とは限らない! (本文より) 戦争をめぐる嘘は国家を崩壊に導きかねない。 実際のところ戦前昭和の日本は崩壊した。 戦争をめぐる嘘が及ぼす重大な影響は、時代が異なっても変わらない。 そうだとすれば、今日の軍事紛争・戦争を考える際に、日本の戦争の嘘をめぐる歴史から重要な示唆を得ることができるだろう。――本文より 【目次】 Ⅰ章 満州事変 Ⅱ章「非常時小康」 Ⅲ章 日中戦争 Ⅳ章 日米戦争 Ⅴ章 敗戦 【著者プロフィール】 井上寿一(いのうえ・としかず) 1956年、東京都生まれ。 一橋大学社会学部卒業。同大学院法学研究科博士課程、学習院大学法学部教授などを経て、学習院大学学長。法学博士。専攻は日本政治外交史。 内閣府公文書管理委員会委員。特定歴史公文書等不服審査分科会委員。 主な著書に、『昭和史の逆説』(新潮社)、『政友会と民政党』(中央公論新社)、『教養としての「昭和史」集中講義』(SBクリエイティブ)、『戦争調査会』『論点別 昭和史 戦争への道』(ともに講談社)などがある。
  • 旋風伝 レラ=シウ(1)
    -
    魔と暴力と銃と刀が渦巻く蝦夷の地に吹く一陣の旋風!  明治二年五月。新政府軍の猛攻にさらされて陥落寸前の五稜郭から、一人の青年が蝦夷の大地に降り立った。志波新之介、十六歳。上役である土方歳三の壮絶な最期を目の当たりにしながら、一人生き残った新之介は、敗残兵として新政府軍に追われる身となる。土地に生きるアイヌ達と交わり、追っ手やそこに巣くう魔と戦ううち、新之介は総裁榎本武揚が隠したとされる軍資金十八万両の噂や、それにまつわるスペンサー・カービンの謎に絡め取られていく。はたして北の果てに新之介を待つものは? 血と硝煙とならず者。男の誇りをかけたノンストップガンバトルアクション!  文庫版の表紙イラスト+ノベルス版の挿し絵、そのノベルス版においても未収録だった雑誌「獅子王」連載時の挿し絵をすべて復刻。さらに巻末にはノベルス版の表紙カラーイラストを特別収録した豪華版。 ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 創意に生きる 中京財界史
    3.2
    「豊田織機」、「トヨタ自動車」の豊田佐吉、喜一郎父子。 「ノリタケ」、「TOTO」、「INAX」、「日本ガイシ」など世界的セラミックス企業集団の源流となった日本陶器の森村市左衛門。 日本のバイオリンを世界品質に高めた「鈴木バイオリン」の鈴木政吉。 呉服業から「松坂屋」で知られる百貨店へと発展させた織田信長の小姓、蘭丸の子孫・伊藤家の伊藤守松。 味噌・醤油製造から財を築き、紡績、鉄道車両、電気、ガスと次々と事業を拡げた、「名古屋の渋沢栄一」こと奥田正香。 木曽川に日本初のダム式発電所「大井発電所」を建設し、大規模な水力発電開発を進めて「電力王」となった福沢桃介……。 江戸期以来の豪商と外来の商人が混ざり、特異な経済発展を遂げてきた名古屋を中心とする中京圏を舞台に、幕末から昭和初期にかけて、日本の実業界を創った男たちの物語。 本名の杉浦英一名義で1956年に刊行された幻のデビュー作新装版 目次 序  ●第一章 慶応年間 ●第二章 明治初年代  ●第三章 明治十年代前半  ●第四章 明治十年代後半  ●第五章 明治二十年代前半 ●第六章 明治二十年代後半  ●第七章 明治三十年代前半  ●第八章 明治三十年代後半 ●第九章 明治四十年代 ●第十章 大正元年―三年間 ●第十一章 大正四年―八年間 ●第十二章 大正九年―十五年間  ●第十三章 昭和二年―七年間  ●第十四章 結びに代えて その後の発展/中京財界の特色 あとがき/文庫版のためのあとがき/解説 楠木 建
  • 底のない町
    完結
    -
    全1巻528円 (税込)
    1956年、デビュー間もない楳図かずおが大阪の出版社、三島書房から描き下ろし単行本として発表したミステリー作品。少年探偵・岬一郎が活躍する一連の貸本シリーズの第一作である。ハードボイルド劇画全盛期にあって早くも怪奇趣味が横溢する内容になっており、その後の作者の作品の萌芽を見ることができる。雨の降り続く町にふらりと現れた岬一郎は、町の主と呼ばれる奇妙な老人に出会う。老人は一郎が持っていた写真をいつの間にか取り出していた。そこにはクモのようなものが写っていた……。※電子書籍版に『「森の兄妹」「底のない町」読本』は収録されていません。
  • 体質がわかればいらない薬がみえてくる
    -
    1巻733円 (税込)
    ■内容紹介 泌尿器科の専門医であり、東洋医学の専門医でもある著者は、中庸医療を提唱しています。これは、患者さん一人ひとりの気質や体質に応じて、ちょうどよい程度に治療するというもの。たとえば、怒りっぽい人と笑顔が絶えない人、落ち着きがない人と穏やかな人、これは人の「気質」を現しています。太りやすい人と太りにくい人、汗をよくかく人とあまりかかない人、これは「体質」を現しています。それでは、血圧が高めな人と低めな人、コレステロール値が高い人と低い人、これは何を示していると思いますか? 実はこれも「体質」を現しているのです。汗かきな体質とあまり汗をかかない体質と同じように、高血圧症になりやすい体質となりにくい体質があります。高血圧になりやすい体質の人は、正常値より多少高くてもすぐに降圧剤を飲む必要はありませんし、コレステロール値が高くなりやすい体質の人は、値が多少高くなってもあわてて薬を飲まなくてよいのです。体質がわかると、その症状が病気なのか、それとも体質の現れなのかが判断でき、その症状が出ないよう予防することができます。そして何よりも必要のない薬を飲まなくてすみます。「健康」と「病」を客観的に把握するための必読の一冊。 ■著者紹介 鳥居 伸一郎(とりい しんいちろう) 1956年生まれ。1981年 東京慈恵会医科大学卒業。1983年 科学技術庁(現独立行政法人)放射線医学総合研究所にて画像診断を研究、MRI造影剤による腎機能検査の研究で医学博士号を取得。1992年 横浜市金沢区に鳥居泌尿器科・内科開業。その後、横浜市中区、磯子区に2つの分院を開業。2002年 IX湘南代替医療研究所「イクス」を設立し、芳香療法を中心に代替医療を研究。現在自らのクリニックで診療のかたわら、多数の製薬会社からの臨床治験を実施。また日本アロマセラピー学会学術総会では教育講演、基調講演などを担当し、メディカルアロマセラピーの臨床応用の研究と普及を実践中。学会では正しい精油の使用のためのガイドライン作成にも携わる。日本泌尿器科学会専門医。日本東洋医学会漢方専門医。日本アロマセラピー学会認定医。

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  • 立原えりか自選26の花
    -
    「人魚のくつ」(1956年作)始め数百編の作品より自ら選んだ26編の花。心にやさしく触れるファンタジーの世界。 (※本書は(2013/11/1に発売された書籍を電子化したものです)
  • タンジェリン
    3.5
    1956年、独立目前のモロッコのタンジール。夫のジョンとともにアメリカから移住していたアリスの家に、突然大学時代のルームメイトのルーシーが現われる。大学時代のある「事故」以来、離れていた二人だが、彼女はアリスの家に滞在し、友情を復活させようとする。だが、ルーシーの真意をつかみかねるアリスは疑念にとらわれてゆく。いっぽう、ルーシーにはある「思惑」があった……異国の地を舞台に二人の女性の心理が織りなす強烈なサスペンス。スカーレット・ヨハンソン主演で映画化進行中!
  • 大冒険(上) 香港・澳門激発篇
    -
    1~2巻495円 (税込)
    財産を秘す〈八宝塔〉を追え! 道術を使う美少女姉妹と日本男児が大暴れ  東大生の高利貸・猪熊と元特攻のヤクザの用心棒・松浦が黒ずくめの男たちに襲われ、誘拐された先は香港(ホンコン)。ここでも始まる銃撃戦の中から、道術を使う美少女姉妹が喚起した旋亀で脱出した二人は、自分たちが三十五億円の宝を匿してアジア中を転移している八宝塔を開く〈宝鑰(トレジャー・キー)〉であることを知る。旧日本軍、ナチスの残党、英国情報部にCIA、中国秘密工作隊、さらには仙頭幇に麻薬シンジケートと、〈宝鑰〉争奪戦は入り乱れて香港から澳門(マカオ)へ! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • チェット・アトキンス 私とギターの物語
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 Mr.ギターと称されるカントリー・ギターのレジェンド、チェット・アトキンスが⾃らの⾳楽⼈⽣とギターについて詳細に綴った⾃伝的フォトブック。幼少期からアマチュア時代、ディアンジェリコ使⽤時代、グレッチ使⽤時代、ギブソン使⽤時代の4期にわたって⾃らの愛⽤ギターもしくは開発に関わってきたギターの写真を紹介し、それにまつわる詳しい物語を書き記している。綺麗な写真は⾒応え⼗分、涙もののビンテージ・ギターも多数登場する。実際にチェットが弾いてきたギターのコレクションはアメリカン・ギターの王道であり、レガシーとして貴重である。チェット没後20年の記念出版。 【本書に登場するギター】 1947年ディアンジェリコ・ニューヨーカー/1949年ディアンジェリコ・エクセル/1954年グレッチ・ストリームライナー・スペシャル/1956年グレッチ6120/1961年グレッチ・カントリー・ジェントルマン/1971年グレッチ・カントリー・ジェントルマン/1 973年グレッチ・スーペー・チェット・プロトタイプ/1967年グレッチ・カスタム・カントリー・ジェントルマン/グレッチ7680チェット・アトキンス・スーパー・アックス/マーティン00-40H/フェンダー・ウエイロン・ジェニングス・テレキャスター/マーティン021/マーティン D-28/ギブソン・スーパー400/ギブソン・スーパー4000/ギブソン・チェット・アトキンスCEプロトタイプ/ギブソン・チェット・アトキンスSST/ギブソン・チェット・アトキンス・スタジオ・クラシック/ギブソン・カントリー・ジェントルマン/ギブソン・テネシアン、他
  • チームでは教えてくれない プロサッカー選手になるために大切なこと
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今の時代だからこそ求められる「体力や技術よりも必要なもの」とは何か? 池上流メソッドをマンガでわかりやすく解説! マンガをベースに、サッカー少年が将来プロアスリートになって、社会の模範として生活するのに役立つ力を学ぶ書籍です。 小~中学生とその親を対象に、道徳的なテーマや教訓、育成現場の疑問、悩み、不安に対する 実践的な解決策や、考え方のポイントなどを幅広く紹介していきます。 一般的なサッカーのスポーツ少年団やクラブ、部活動の枠組みでは、なかなか教えきれない問題、 近年の若者に欠けていると言われる感性や心を育む内容を扱っていきます。 ◆章立て プロローグ 第1章 重要なのは、夢中で取り組むこと 第2章 「考える力」を身につけよう 第3章 チームで動く重要さを覚えよう 第4章 学んだことを「試合」で生かそう エピローグ ◆監修:池上正(いけがみただし) 1956年大阪生まれ。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼年代や小学生を指導。2002年、Jリーグのジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。03年より小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」の隊長として、千葉県内の保育所、幼稚園、小学校、地域クラブなど190カ所で指導した。10年1月にジェフを退団し「NPO法人I.K.O市原アカデミー」を設立。千葉大学教育学部、東邦大学理学部、東京YMCA社会体育専門学校で非常勤講師を務めた。12年に京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクター就任後、育成・普及部部長などを歴任。これまで指導した子どもはのべ50万人を超える育成年代指導のカリスマ的存在。実践現場での経験を活かした著書多数。
  • 鉄道時計ものがたり いつの時代も鉄道員の“相棒”
    -
    現在の日本人の時間感覚は、明治6年、明治新政府が太陰暦から太陽暦への改暦を実施したことにより新たにつくられてきた。それは、日本における時計の歴史、さらには明治5年以来の日本の鉄道発展の歴史にぴったり寄り添うように重なっている。世界一正確といわれる日本の鉄道の定時運行。そこで重要な役割を果たしたのが「鉄道時計」と呼ばれ、鉄道員のかたわらで時を刻み続けた小さな懐中時計である。 本書は、日本の鉄道の定時運行確保の歩みを、明治初年以来の「鉄道時計」発達の歴史を中心にたどる。 池口 英司(いけぐちえいじ) 1956年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。出版社勤務を経て、フリーランスの鉄道ジャーナリスト兼カメラマン。鉄道模型や旅行についても執筆。著書に『国鉄のスピード史』(イカロス出版)、『まるわかり鉄道用語の基礎知識850』(同)などがある。 石丸 かずみ(いしまるかずみ) 1965年千葉県生まれ。編集プロダクション勤務を経て、フリーランスの執筆業。共著に『株&ファンドでお金を10倍にする 本』(日本文芸社)、『外貨&外国株でお金を大きく増やす』(同)など。ビジネス・経済を中心に幅広く執筆活動を展開。 ※電子書籍の仕様による紙版と異なる図版・表・写真の移動、本文中の参照指示の変更、ほか一部修正・訂正を行っている箇所があります。予めご了承ください。
  • 天外魔艦
    -
    1巻495円 (税込)
    撃沈された護衛艦が玄界灘で再び浮上した! 呪われた艦体を震わせて…  東シナ海などで次々と目撃される幽霊船。それは、異形の艦体を震わせて北上しているという。かつて自衛隊演習の標的となって撃沈された護衛艦“あきつき-44”が再び浮上したのか!? 共時通信記者の田外竜介は、幽霊軍艦の取材を進めるうち、自衛隊内部の恐るべき『SSB計画』と、陸上自衛隊“民族遺産監理室”の存在を知るが…。  本格オカルト・ホラーの傑作が、ノベルス刊行時の表紙・挿し絵(天野喜孝)を纏い、電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 東芝 原子力敗戦
    4.0
    身も心も会社にささげる「サラリーマン全体主義」が企業を滅ぼす。 「東芝原子力事業の暴走と、それを糊塗するためにほぼ全事業部で行われた粉飾には、何千人もの東芝社員が関わった。(中略)まさに「滅私奉公」「全社一丸」だ。 そのやり方では、もはやグローバル競争に勝てないことを、我々は知っている」(エピローグより) 社内で経営陣が交わした粉飾メールをはじめ、数々の内部資料をもとに東芝を追及してきたジャーナリストによる決定版。 ●目次● 第1章 原子力ルネサンス 「テレビやスマホの代わりに原発を輸出すればいい」という経産省の思惑。それに乗った東芝・西田厚聰社長には経団連会長への野心があった。 第2章 東日本大震災 次々と水素爆発を起こす福島第一原発。メーカーとして最大の危機を迎えてなお「原発輸出」にまい進する佐々木則夫社長を支えた一人の男。 第3章 粉飾決算(2013年~2014年) 買収した米原発機器大手・ウエスチングハウスの減損を隠すため、巨額の粉飾に走る幹部。社内を飛び交うメールからは粉飾指南役の陰も。 第4章 破滅への道程(2015年~2017年) 第二の減損発覚で追い詰められた東芝。優良事業の売却を繰り返し、残るのは原発事業のみ。倒産の危機に。 第5章 原発ビジネスの終焉(1956年~2017年) 「国策」への協力を決断したかつての東芝社長、土光敏夫と現経営陣の違いは何か。 第6章 東芝が消える日(2017年~) 原子力業界には東電を頂点とするヒエラルキーがあり、東電は「東電の正妻」と言われていた。東芝の命運を握る東京電力で、いま何が起こっているのか。
  • 時の果てのフェブラリー
    -
    アメリカのオクラホマをはじめとして、地球の6箇所に時間重力異常地帯〈スポット〉が出現した。直径10マイルの地帯に電磁誘導現象が起こり、重力異常が生む低気圧が全地球的な気候変動を作り出し、地球に危機が迫る。〈スポット〉は幾科学的に並び、自然現象とは思えなかった。あらゆる科学調査は失敗したが、超感覚知覚のオムニパシー能力を持つ11歳の少女フェブラリーだけが、ある仮説で謎を解明する。現地調査隊と共に彼女は〈スポット〉へと出発。その中では、時間が200倍に加速され、UFOが飛びかう驚くべき世界が…。●山本弘(やまもと・ひろし)作家。元「と学会」会長。日本SF作家クラブ会員。1956年京都府生まれ。1978年『スタンピード!』で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。1987年ゲーム創作集団「グループSNE」に参加。作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年『神は沈黙せず』が第25回日本SF大賞の、また2007年発表の『MM9』が第29回日本SF大賞の候補作となり、2006年の『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞ほか複数の賞の候補に挙がる。2011年『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞を受賞。
  • 19×19 トクトク—日本人のアタマをもっとよくする2桁かけ算
    -
    まずは8人のキャラクターを覚えて下さい。そうすれば掛け算の結果が簡単に出てきます。 288という数字を見た時、普通はニヒャクハチジュウハチと読みますが、この本を読んだ人にはニャハハと映るでしょう。そうです。ドム・ドヤ・ニャハハすなわち16×18=288と直ぐに出てくるのです。このように12から19までの各数字に1人のキャラクターが対応し、さらに12×12から19×19までの答え(重複を除くと36種)が1枚の絵に対応し、その絵には2人のキャラクターが描かれているのです。よってこれ1枚で2つの数字と結果の数字が示されており、絵を思い出しさえすれば即座に答えが出てくるという算段です。 【著者】 よこいやすし 1956年金沢市生まれ。両親とその兄弟ことごとく医者という家に生まれ、生後まもなく往診の母に背負われて患者の家々を巡回していたという生まれながらのドクター。早くからインドなどIT先進国の算数教育、とくに二桁かけ算の暗記に着目、日本でもこれを普及させたいと、暗記のための“数ことば"創造にチャレンジ。試行錯誤の末、日本語の美しいひびきを大切にした、子供にも大人にも親しめる「トクトク」を完成させた。
  • ナスビ女王 手塚治虫文庫全集
    完結
    3.0
    中学を卒業して故郷へ帰ったナスビ。伐採される運命だったイチョウの木を守ったことで、山の神がナスビの願いを叶えようと大奮闘。しかし、とんでもない形で夢は叶ってしまい、国境をこえての大騒動に発展する!? 継子いびりに、ミステリー、恋模様ありと、現在のストーリー少女漫画に通ずる骨組みを築いた傑作。表題作他、動物たちが暮らすとんから谷にダム計画が持ち上がったちょっと悲しい話『とんから谷物語』など3編を収録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『ナスビ女王』 (手塚治虫漫画全集MT214『ナスビ女王』収録)/『とんから谷物語』 (手塚治虫漫画全集MT382『とんから谷物語』収録)/『そよ風さん』 (手塚治虫漫画全集MT314『そよ風さん』収録)/『ひまわりさん』 (手塚治虫漫画全集MT314『そよ風さん』収録) <初出掲載>『ナスビ女王』1954年5月号~1955年7月号 少女連載/『とんから谷物語』1955年1月創刊号~1956年3月号 なかよし連載/『そよ風さん』1955年9月号~1956年1月号 少女連載/『ひまわりさん』1956年2月号~12月号 少女連載
  • 虹のマジカル・レッド(1) 白死面(ペールフェイス)と赤い魔女
    -
    1~3巻385~495円 (税込)
    恐怖の怪人、東京を襲う! 迫る凶刃に挑む、赤い魔女・虹子の活躍!  不況風吹きすさぶ東京で通り魔が横行、次々と善良な市民が通り魔の凶刃に襲われていった。長髪を振り乱し、顔をブルーのベースファウンデーションで塗りたくっているところから人々は白死面(ペールフェイス)と呼んで、恐れ戦いた。タロット占い師で魔女の稲村虹子は、弟子の鞍馬正浩とともにその正体を暴くため、解明に乗り出す。警視庁捜査一課の井並警部の協力も得て、ついに真相に肉迫するが…。  ホラーファンタジー、「虹のマジカル・レッド」シリーズ第1弾。 ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 21世紀の世界の見方と利他的マーケティング
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    21世紀に対応する実務マーケティングの提案-効率的な顧客獲得の為の戦略的機能統合 なぜ日本企業は成長できないのか。 30年間の名目GDP成長率が0.5%。あり得ない低成長だ。この現実的理由は企業の売上販売を担うこれまでのマーケティングの機能不全にある。 短期利益志向で消費者志向とマネジメント視点を失ったことだ、と読み解く。21世紀、どういう視点で組み立てるべきか 顧客創造のための実務マーケティングの戦略的機能統合、実務家に向けた「利他的マーケティング」を提案する。 【目次】 第一部 世界と日本経済の見方と行方―21世紀のマーケティングの原理 1.世界と日本経済の行方 2.世界の見方と行方 3.日本経済の見方と行方 4.起こりうる16のシナリオ 5.日本経済の再成長 6.日本経済の強みとは何だったのか 7.日本経済の再起動―多様性の経済 8.21世紀のマーケティング原理 第二部 再成長の利他的マーケティングの組立て―21世紀の企業存立に向けて 1.「成長しない」難題 2.30年ぶりのマーケティング革新の機会 3.成長できないマーケティング 4.市場支配的マーケティングの強み 5.ゆっくり進む崩壊 6.消費者行動の分析による意思決定支援のリサーチへ 7.単純利益追求の限界と利他的マーケティングへの統合 8.営業マン削減案は長期利益志向の日本的マーケティングを捨てること 9.GAFAが優位性を失った理由 10.デジタルマーケティングへの対応 11.マネジメント志向と利他的志向の再獲得 12.革新の統合原理―利他的志向 【著者】 松田久一 ㈱JMR生活総合研究所代表取締役社長。1956年兵庫県生まれ。食品、飲料・酒、化粧品・日用雑貨、輸送機器、家電・情報通信、流通など生活者と接点を持つ業界における日本を代表する企業のマーケティング課題、戦略課題のソリューションに取り組んできた。政府での委員会などにも参画し、自治体の経済関係のアドバイザーを務めている。 主な著書に『「嫌消費」世代の研究』(東洋経済新報社)、『戦略ケースの教科書』(かんき出版)、『ジェネレーショノミクス 経済は世代交代で動く』(東洋経済新報社)などがある。
  • 日本改造試案 松下幸之助の弟子が綴るCOVID-19後の日本再生
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    『繁栄は通過する』松下幸之助の危惧は的中し日本は衰退への端に。夢を託された政経塾2期生の悔恨の思い。 1980年、84歳の松下幸之助は私塾を開き国づくりの思いを託す。日本礼讃の罠からの奈落のゆでガエル30年、危惧は的中。今COVID-19が世界をリセットする。①『竈に煙が戻るまで』所得税減税、②透明・可視化される生産性の高いデジタル民主主義、③地球規模のインフラ・データ活用産業振興、④つながりの世界経済を魅了する都市づくり、⑤セーフティーネット化した学校現場の活用強化で多様な人材育成、など国内外に知見を求め衆知を集めて日本再生を図り未来を次世代に託す。著者は直接薫陶を受けた松下政経塾第2期生。 【目次】 希望をつなぐ「日本改造試案」目次(抜粋) 序章 COVID-19禍は日本のチャンス 〇陰謀説から天譴説まで 〇資本主義経済の流れは変わらない ほか Ⅰ.やることは決まっている  行財政改革、インフラ投資と産業振興、人材育成 Ⅱ.所得税減税の提案 〇竈(かまど)に煙が戻るまで 〇松下幸之助の無税国家論 〇リリース&フィードバック ほか Ⅲ.インフラ投資と産業振興 〇宇沢弘文の慧眼「社会的共通資本」 〇中国の台頭 〇覇権争いはどこまでも ほか Ⅳ.人材育成 一気に「1945年に戻った」2020年 〇「コロナ世代」と呼ばせない 〇セーフテイネット化する学校 〇学び直しは当たり前に  ほか 【著者】 高橋秀明 1956年埼玉県生まれ。埼玉県立浦和高校、慶應義塾大学法学部法律学科卒業の後財団法人松下政経塾第2期生。株式会社バンダイ勤務を経て参議院参事・議長秘書、埼玉県知事特別秘書、松下政経塾政経研究所研究員、日本BS放送社長室長を務める。現在一般財団法人日本おもちゃ図書館財団事務局長、一般社団法人日本くにづくり研究所政策顧問など。
  • 日本人のお役目
    3.7
    「祈りはいつでもどこでも誰にでもできる幸せな行為」 「手はエネルギーを生み出す機能を持っている」 「教育勅語の本当の意味を再認識する」 ――現役臨床医(2014年当時)が綴る、日本、日本人、そして日本人の魂について。 先人が育んだ日本独自のふたつとない歴史、世界が注目する日本人の作法や伝統的な知恵、遺伝子に流れる武士道精神、大自然への崇拝、神道回帰への高まり、愛・調和・寛容の精神…… 今あらためて“日本人であることの誇り”と“見えない存在との共生”を考える。 私たちがこの時代の日本という国に生まれた“日本人のお役目”をこんな時代だからこそ再確認しませんか? 7万部を突破した前作『ご縁とお役目 - 臨床医が考える魂と肉体の磨き方 -』に続く、待望の第2弾がついに登場。 【著者プロフィール】 矢作直樹 (やはぎ なおき) 1956年、神奈川県生まれ。1981年、金沢大学医学部卒業。 その後、麻酔科を皮切りに救急・集中治療、内科、手術部などを経験。 1999年、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および同大学工学部精密機械工学科教授。 2001年、東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および同大学医学部附属病院救急部・集中治療部部長。2016年3月に任期満了退官。 主な著書には、『人は死なない』(バジリコ)、『天皇』『日本史の深層』(ともに扶桑社)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、『天皇の国 譲位に想う』『日本歴史通覧 天皇の日本史』(青林堂)、『自分を休ませる練習』(文響社)など。
  • 庭師と四人の女たち
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    1巻1,320円 (税込)
    喫茶店『パンタレイ』の店主“睦子”は、荒れ放題の廃園と化した裏庭を、自分好みの素敵な空間にしようと画策していた。そこで庭師“日置英二”を呼ぶことにする睦子だが、喫茶店の常連客でもある“耀子”、“彩香”、“マス江”の個性的な3人も色々な口出しをしてくるのだった。 はたしてどのような裏庭になるのか―― 豊かな描写で描かれる、庭師と店主、そして3人の常連客が織りなす物語。 <著者紹介> 草原克芳(くさはら・かつよし) 1956年栃木県宇都宮市生まれ。広告制作会社、広告代理店にコピーライターとして勤務のかたわら、小説創作。人間のオブセッションや、個的幻想から生じる軋轢や共感性を主題としつつも、視覚イメージ豊かな作品を目指している。

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  • 猫と映画人
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    ハリウッドのスターをはじめ、内外の映画人には何らかの動物を飼っている人が多い。本書では、猫映画に出演したり猫との縁が深い彼らの中から、特筆すべき40人を取り上げる。画面からはけっしてうかがい知れない素顔や愛猫とのエピソードとは……。  雑誌『猫生活』に連載された人気コラムを大幅に加筆修正、さらに書き下ろし3本を追加した全40回。猫好き・映画好きな人に贈る映画エッセイ。電子オリジナル作品。 *マレーネ・ディートリッヒ(女優) *キャロル・ロンバード(女優) *ヴィヴィアン・リー(女優) *オリヴィア・デ・ハヴィランド&ジョーン・フォンテイン(女優) *マーロン・ブランド(俳優) *ジェームス・ディーン(俳優) *キム・ノヴァク(女優) *ジェームス・メイスン(俳優) *ルネ・クレール(監督) *ゲーリー・クーパー(俳優) *アラン・ドロン(俳優) *エドワード・ファーロング(俳優) *ジーン・ハーロー(女優) *森繁久彌(俳優) *エロール・フリン(俳優) *キルスティン・ダンスト(女優) *ナターシャ・マケルホーン(女優) *ラリー・パークス(俳優) *レイモンド・チャンドラー(作家) *フランソワ・トリュフォー(監督) *ルイ・マル(監督) *エリザベス・テイラー(女優) *ケイト・ボスワース(女優) *ユマ・サーマン(女優) *イングリッド・バーグマン(女優) *サンドラ・ブロック(女優) *ジョージ・ペパード(俳優) *清水俊二(字幕翻訳者) *アンソニー・エドワーズ(俳優) *ジェラール・フィリップ(俳優) *大佛次郎(作家) *フレッド・アステア(俳優) *ジェーン・フォンダ(女優) *ジョディ・フォスター(女優) *ニコール・キッドマン(女優) *シビル・シェパード(女優) *フランク・イン(動物トレーナー) *ドリュー・バリモア(女優) *ノーマン・リーダス(俳優) *キアヌ・リーヴス(俳優) ●千葉豹一郎(ちば・ひょういちろう) 1956年東京生まれ。作家、評論家。獨協大学大学院法学研究科博士前期課程修了。日本刑法学会、ペット法学会会員。故淀川長治氏主宰の「映画友の会」に最年少会員として参加した少年時代から内外の映画に熱中し、著書に『法律社会の歩き方』(丸善)、『スクリーンを横切った猫たち』(ワイズ出版)、iPhoneアプリ『昭和30年代の備忘録』(ユニワールド)。「東京新聞」での連載をはじめ、「経営法務」「猫の手帖」「キャッツ」「猫生活」「ミステリマガジン」「映画論叢」等にも寄稿。近年は映画のみならず草創期からの海外ドラマの体系化や紹介にも力を入れている。
  • 眠れなくなるほど面白い 図解 世界の宗教
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「イエスはどんな教えを説いたの?」「ムスリムは日々どんな決まりを実践するの?」「仏教はどのようにして広まっていった?」 世界の宗教は謎だらけ! 教義、教典から歴史まで大宗教の中味がわかる! キリスト教、イスラム教、仏教の世界3大宗教を中心に、神道、ヒンドゥー教、ユダヤ教、シーク教、儒教、道教、ジャイナ教、ゾロアスター教、バハーイ教、新宗教を加え、世界の大宗教をまとめてイッキに解説します。52の素朴な疑問形式で構成。図解やイラストを交え、疑問にズバリ答えます。初めての人でも世界の宗教の教えやエピソードを楽しく学べるエンターテインメント教養本です。宗教を理解し、生き方のヒントを得るため、ニュースや国際情勢を理解するため、海外の人と交流するためにも役立つ1冊です。 <監 修> 星川啓慈(ほしかわ・けいじ) 1956年、愛媛県生まれ。1984年、筑波大学大学院哲学・思想研究科博士課程単位取得退学。東京大学、慶應義塾大学、筑波大学講師、図書館情報大学(現・筑波大学)助教授等を経て、現在、大正大学教授。博士(文学)。専攻は、宗教学・宗教哲学・言語哲学、文化学。
  • 野村克也 全語録――語り継がれる人生哲学
    4.0
    【内容紹介】 テスト生から戦後初の三冠王へ、 そして、プロ野球史に残る名監督へ——。 「知る」ことに貪欲であり続け、「考え抜く」ことにこだわり続けた、稀代の野球人・野村克也氏。 いまを生きるすべての人に送る、人生哲学の集大成。 プロ野球人生66年間で遺した、365の格言を完全収録! 巻末には、ノンフィクションライター・長谷川晶一氏の解説も掲載。 【著者紹介】 [著]野村克也 1935年、京都府に生まれる。京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。 3年目の1956年からレギュラーに定着すると、現役生活27年にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王などその強打で数々の記録を打ち立て、 MVP5回、首位打者1回、本塁打王9 回、打点王7回など、タイトルを多数獲得。 また、1970年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ進出を果たすなど輝かしい功績を残した。2020年2月11日逝去。 【目次抜粋】 ◆第1章 志 夢を叶える心得 ・人間の、最大の悪は鈍感である ・すべては、己を知ることから始まる ・小事、細事が「大事」を生む…… ◆第2章 指導 リーダーの条件 ・教えることは、あたりまえではない ・「怒る」は感情であって、「叱る」は理論 ・失敗がない人は無難に見えるが、成長もない…… ◆第3章 戦略 組織を動かす極意 ・リーダーの器以上に組織は大きくならない ・勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし ・データを活用できない者は勝者にはなれない…… ◆第4章 不惑 生涯現役の理念 ・感動のない人生ほど、つまらないものはない ・「善人」と「悪人」がいるのではなく、「弱い人」しかいない ・大切なことは、欲から離れるとよくわかる……

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