市場の失敗 電力自由化が原子力を葬り去る

市場の失敗 電力自由化が原子力を葬り去る

電力経済の第一人者が 解決策を提言!!

電力経済の第一人者、エドワード・キー氏の著した集大成『Market Failure』の日本語版。原子力をめぐる世界の電力市場動向について、基本用語や歴史的経緯、市場における電力価格決定や投資決定のメカニズムなどを丁寧に解説する。
けして本書は「か弱き原子力」の弁護をするものではない。原子力は公共財であるとの観点から、電力に市場原理を適用したことによって引き起こされた失策を具体例を挙げて検証し、解決策を提言するものである。

【目次】
はじめに

第一章 なぜ原子力は重要なのか
原子力の特徴
考 察

第二章 原子力発電
基本用語
原子力発電プロジェクトの諸フェーズ
原子力発電コスト
原子力発電所の運転
業界組織とビジネスモデル
原子力発電プロジェクトの課題
考 察

第三章 電 力
電気事業の形態
卸電力
発電所建設の投資決定
気候変動
これらが意味すること

第四章 市場の失敗
経済学上の概念
電力部門
原子力発電

第五章 世界の原子力発電の状況
世界の原子力発電
米 国
英 国
カナダ
フランス
中 国
考 察

第六章 何を為すべきか
政府のより大きな役割
電気事業の伝統的形態への回帰
負の外部性をコントロールする
原子力の正の外部性への補填付与
電力市場設計の改善
考 察

第七章 行動の喚起

著者について

【著者】
エドワード・キー
エドワード・キー氏は、一流のアドバイザーとして数多くの原子力発電プロジェクトに参加。単なる原子力分野のエコノミストの範疇を超え、原子力や電気事業の諸課題について政府や企業に対し、戦略的、経済的なアドバイスを行う。米国内ならびに国際的な訴訟案件や仲裁案件においても、専門家として証言も実施している。米海軍出身で、若い頃はUS Nuclear Navy の象徴であるH.G. リッコーヴァー提督の薫陶を受け、空母用原子炉の建設に携わった。

原子力産業新聞編集部
1956年3月創刊。経済産業省新聞記者会ペンクラブ、科学記者会(文部科学省)所属。原子力産業新聞は、原子力のエネルギー利用から医学利用、産業利用、農業利用に至るまで、紙媒体の頃と変わることなく、原子力の魅力を伝えるWEBマガジンです。
https://www.jaif.or.jp/journal/

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