作品一覧

  • 国語の本質
    -
    1巻2,860円 (税込)
    日本を代表する文法学・国語学の泰斗の、言葉の内容を重視する「山田国語学」の真髄を、「国語とその教育」など平易な四本の講義から学ぶ。滝浦真人氏の解説を付し生誕150年記念復刊。
  • 君が代の歴史
    値引きあり
    3.5
    1巻440円 (税込)
    国粋主義を唱道していた山田孝雄は敗戦の10年後、日本の国歌とされた歌について、真摯な論考を物していた。種々史料を繙き、あくまで歌としての変遷を古代から今代までたどる。古今和歌集に「よみ人しらず」として収められた一首が、どう引用され、変形し、受け入れられたのか、そしてあの節がいつどこで乗り、「国歌」となるに至ったのか――元号が改まるいまこそ確かめたい。(原本:宝文館出版、1956年)

ユーザーレビュー

  • 君が代の歴史

    Posted by ブクログ

    作者は独学で学界の地位を得て、最後の国学者と言われたようですね。
    近代になる前はどのような思いがあったのかと思ってました。
    歴史上の変遷を知る事ができてよかったです。

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    2025年08月25日
  • 君が代の歴史

    Posted by ブクログ

    古今和歌集を読んでいて、日本の国歌は古今和歌集が元だったことを知り、あの一首がどのように国歌となっていったか歴史を知りたく読んでみた。

    結局のところ、読み人知らずの「我が君は千代にましませさされ石の巌となりて苔のむすまで」という和歌が祝賀の歌として一般庶民にも広く親しまれていくうちになんともなしに国歌となった、という話であった。

    本書の出版は2019年なので最近の研究かと思いきや、元は1958年出版の本だった。通りで文体が堅い…。
    内容としては、古今和歌集の時代から「我が君は〜」の歌がどのような形で後世に伝わり、今のような旋律をつけられ、国歌となったのかということを豊富な歴史的文献から丁寧

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    2020年10月27日
  • 君が代の歴史

    Posted by ブクログ

    国語学者であり、国学者として戦前に思想的影響力をもった著者が、戦後の「君が代」をめぐる誤解を正そうとして執筆した著作です。

    著者は、戦後の「君が代」論争を、「かような軽薄な言論は或は今の時勢の風潮かも知らぬが苦々しい極みである」と一蹴し、「君が代」の来歴を文献学的に精査し、そのほんとうの意味を明らかにしようと努めています。

    本書では、「君が代」の由来を『古今和歌集』に詠み人知らずの歌として収められた歌にまでさかのぼり、さらにその後の歴史のなかで、この国の人びとがさまざまな場面でこの歌に親しんできたことを、多くの傍証を引きながら明らかにしています。また、この歌の意味についても、それが「一般の

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    2020年10月13日

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