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日本を代表する稀代の名経営者「小林陽太郎」初の評伝がついに電子化!
これが最初で最後の小林陽太郎論。
「富士ゼロックスのカルチャーは性善説です。
世の中それほど甘くはありませんと言われても、あえて性善説でいこう」。
小林陽太郎は44歳で社長に就任。2009年相談役最高顧問を退任するまで
富士ゼロックスの売上を1000億円から1兆円、社員数を7000名から4万名に成長させた。
さらに経済同友会の代表幹事や日米財界人会議の議長を務めるなど、財界のスーパースターでもあった。
この稀代の名経営者の「真実」「経営哲学」が、著者による膨大なインタビューで初めて明らかになる。
【著者紹介】
樺島弘文(かばしま・ひろふみ)
1956年、札幌市生まれ。東京農工大学卒業。
1988年プレジデント社に入社。ビジネス誌「プレジデント」の編集長、出版部長などを務める。
2002年退職して、家族で栃木県那須郡馬頭町(現那珂川町)に移住し、田舎暮らしを始める。
現在、文筆家として、人物論、企業論などを執筆。インタビューした社長は100名を超える。
著書には、田舎暮らしのエッセイ『会社を辞めて田舎へGO!』(飛鳥新社)、『馬頭のカバちゃん』(日経BP社)がある。
【目次より】
◆プロローグ 引退スピーチの日
◆第1章 「人間」小林陽太郎
◆第2章 ビューティフルキャンペーンの衝撃
◆第3章 「一番の仕事」はTQC
◆第4章 販売会社は何をもたらしたのか
◆第5章 ニューワークウェイは正しかったか
◆第6章 小林は後継社長たちに何を託したのか
◆第7章 「企業の社会的責任」とは何か
◆第8章 「再アジア化」論と中国
◆第9章 アスペンの夢
Posted by ブクログ 2013年04月12日
単純に、小林陽太郎氏と直接会話をして経営哲学に触れたことが大切な財産になっている事実を再確認できました。
素晴らしい経営者の旬な時期に出会えた事に感謝します。
私の様な者では、アスペン研究所のセミナーに参加する機会は無いと思いますが、リベラル・アーツを大切にして、社外の様々な人との対話を大切にした...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月10日
経営者を目指す自分にとって何か糧になるものはないかという問題意識のもと読むことにした。
迫力ある面構え、高学歴、スポーツマン、国際派という姿からカリスマ的な経営者と思いきや、筆者はこれを否定する。ぐいぐい引っ張るタイプでなく、積極的に部下へ仕事を任せ、謙虚に下位の者の意見に耳を傾ける、どちらかとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月21日
「小林陽太郎氏に関する本」というより、ほとんど「富士ゼロックスに関するの本」だった。
ゼロックス関係者以外の人が読んで、どこまで面白いと思えるのかは疑問だけど、個人的には面白かった。
(経営層から見た)富士ゼロックス誕生から現在までがわかる。
経営層が考えることはなかなか現場の社員まで届かないも...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月30日
評伝というには、あまりに良い評価しか書いていないのでちょっと首を傾げざるを得ませんが、私が入社した1985年4月のときには、51歳で社長7年目というまさに乗りにのったときでして、かっこよかったのは確かです。
この本には書かれていませんが、とにかくクリーンな仕事をすることで有名で、本書のサブタイト...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月23日
今では当たり前となっている働き方を30年前くらいから提唱している名経営者。過去の経営を時系列で回顧しているもので良い面も悪い面も正直に書かれている印象。ご本人の語り以上に周りの関連者こらの言葉が多く、特に後半の経営を後任に譲ってからは富士ゼロックスそのものの話ごメインとなっている点はそこじゃない感が...続きを読む
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