望月衣塑子作品一覧

  • 同調圧力
    4.1
    自由なはずの現代社会で、発言がはばかられるのはなぜなのか。重苦しい空気から軽やかに飛び出した著者たち。会社や友人関係、家族など、さまざまなところを覆う同調圧力から自由になれるヒントが見つかる。
  • 「安倍晋三」大研究
    3.3
    憲政史上最長が見えてきた安倍政権。 「初めての憲法改正の実現」を掲げる政治家・安倍晋三が考える「美しい日本」とは? 東京新聞記者・望月衣塑子氏が安倍政権を通して、日本の歴史と未来を考える!
  • 安倍政治 100のファクトチェック
    4.0
    ファクトチェックとは、首相、閣僚、与野党議員、官僚らが国会などで行った発言について、各種資料から事実関係を確認し、正しいかどうかを評価するもの。トランプ政権下の米国メディアで盛んになった、ジャーナリズムの新しい手法である。本書は、朝日新聞でいち早く「ファクトチェック」に取り組んできた南彰と、官房長官会見等で政権を厳しく追及する東京新聞の望月衣塑子がタッグを組んだ、日本の政治を対象にした本格的ファクトチェック本。第二次安倍政権発足後のさまざまな発言を100の項目別に整理し、○、△、×で判定。何が「嘘」で、何がフェイクなのかを明らかにした。平成末期の日本政治を記録する、貴重な資料でもある。【目次】はじめに 望月衣塑子/第一章 森友・加計学園問題/第二章 アベノミクス/第三章 安全保障法制/第四章 憲法・人権・民主主義/第五章 官房長官会見/おわりに 南 彰
  • イスラエル軍元兵士が語る非戦論
    4.7
    「抑止力」という考えはもうやめよう――。 イスラエル空軍で兵役を務めた著者が、イスラエルとアラブ諸国、パレスチナとの間で長く続けられてきた戦争を見つめていくうちに、「国のために死ぬのはすばらしい」と説く愛国教育の洗脳から覚め、やがて武力による平和実現を根底から疑うようになる、その思考の足跡を辿る。武力放棄を謳う憲法九条の価値を誰よりも評価するのは、平和ボケとは程遠い、リアルな戦争が絶えない国から来た外国人アクティビストなのである。母国のさまざまな矛盾点を指摘しつつ、軍備増強の道を進む日本の在り方にも異議を唱える一冊。 望月衣塑子氏(東京新聞記者)、推薦! ◆目次◆ 第1章 罪深い教育 第2章 軍隊を疑う 第3章 虐殺された民族が虐殺する 第4章 「全ての暴力に反対します」
  • 「運命を変える本」と出会う
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 プレジデントWOMANムック ボロボロになるまで読みたい名著&映画 「運命を変える本」と出会う あなたは、「運命を変えるほど影響を受けた本」と聞いて、思い浮かぶ本がありますか?本書では、31人の識者と302人の読者が、運命を変えるほどの影響を受けた本と映画について、赤裸々に語っています。たとえば、起業する直前に読んで、進むべき道が見えてきたという本。何度も読み返すうちに、行動することを促してくれた本。人から批判されても、信念をもって動じなくなるきっかけをくれた本。人間の気高さを実感して思わず泣けた映画……。本や映画は、自分の人生を丸ごと変えてしまうような、そんな不思議な力をもっていることが伝わってきます。あなたも、ぜひ運命を変える本との出会いを楽しんでください。 ※電子書籍には大江麻理子さんの紹介はございません。ご了承ください。 【目次抜粋】 PART 1 人生を変えた一冊、忘れられない映画  美村里江さん/松尾依里佳さん/望月衣塑子さん/青砥瑞人さん/前野マドカさん/為末 大さん/白木夏子さん  COLUMN_1 敏腕書店員とカリスマ書店主が大放談「絶対満足する一冊」  COLUMN_2 「 いつだって映画が流行をつくってきた」 PRAT 2 時事問題から美術まで ワクワクする教養本  阿比留眞二さん/中林美恵子さん/崔 真淑さん/板谷敏彦さん/原田まりるさん/林 綾野さん/湯山玲子さん/慎 泰俊さん/小林りんさん/佐々木俊尚さん/伊原直司さん  COLUMN_3 読者が影響を受けたこの本、このフレーズ  COLUMN_4 『 キングダム』に学ぶリーダーの心得 PART 3 楽しさ満開! オン・ザ・ブック・トレーニング  小村尚子さん/高橋基治さん/野中モモさん/角田和将さん/香菜子さん/石田 千さん/吉田たかよしさん/池田千恵さん  COLUMN_5 クリエーターの本棚  COLUMN_6 読者が選んだ最高の感動本BEST10 ※紙版と一部内容が異なる場合があります。
  • 沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか
    4.0
    「基地賛成派の意見を封殺している」「事実をねじ曲げている」──。ネットや保守論壇から批判されることの多い沖縄の新聞報道。そうした批判に地元紙の記者は、どう答えるのか。最新の動向も加筆し、「沖縄バッシング」の実情に追る。解説:望月衣塑子。
  • おれの歌を止めるな ジャニーズ問題とエンターテインメントの未来
    4.0
    ■ジャニーズ問題を発信し続ける音楽プロデューサーが誘う、歌のように柔らかな抵抗。 学び、変わり、声を上げる言葉には、未来への希望と力が溢れている ──斎藤幸平(哲学者) 性加害を告発する時代の鼓動と、自由と権利を求める音楽が響き合う。新たな歌を全身で感じてほしい。 ──望月衣塑子(東京新聞記者) EXILE、平井堅、CHEMISTRY、JUJU、東方神起、久保田利伸らの重要楽曲を手がけた現代屈指の音楽プロデューサーは、山下達郎への異議申し立てを通じ、ジャニーズ批判の先鞭をつけた。 ジャニーズ「性加害問題」の解決と、新たなエンターテインメント・ビジネスの生成に向けて、芸能界のど真ん中から熱い言葉を大胆に発信。これからの社会と人間と表現の「革命」は、本書を読まずにはあり得ない。
  • 嫌われるジャーナリスト
    5.0
    国民が知りたいことを 聞かないメディアは必要か!? コロナ禍で露呈した権力とマスコミの馴れ合い。緊張感のないこの関係が、日本を停滞させる要因となっているのではないだろうか。ジャーナリストとは本来、波風を立てるもの。権力を監視し、対峙することで、国民の知る権利にこたえていくべきである。記者クラブに代表される従来のメディアのあり方がこのままでよいのか。新しい時代のジャーナリストに必要なこととは何か。嫌われることを厭わない二人が徹底討論。
  • 権力と新聞の大問題
    4.2
    ◆推薦◆森達也氏(映画監督・作家・明治大学特任教授)「メディアとはその国を現す鏡。ならばジャーナリズムの劣化は国の劣化を示す。自民党一強政治のもとで、何が変わり何が失われたのか。それはメディアの退行と同心円を描く。読むべきは日本に暮らす人すべて。絶対にあなたも、たくさんの発見をするはずだ」◆内容◆官房長官会見で記者として当然の質問を重ねることで、なぜか日本の既存メディアから異端視される東京新聞の望月記者。そんな「不思議の国・日本」のメディア状況を、彼女とニューヨーク・タイムズ前東京支局長マーティン・ファクラー記者がタブーなしで語りあう。政権とメディア上層部の度重なる会食や報道自粛の忖度など、問題は山積している。はたしてメディアや記者クラブが守るのは言論の自由か、それとも取材対象の利益か。権力を監視・チェックするジャーナリズム本来の役割と部族化する言論空間の問題点、新メディアの可能性などの展望を示す警世の一冊。 【目次】はじめに(望月衣塑子)/第一章 権力に翻弄される報道メディア/第二章 メディアを自縛する「記者クラブ」/第三章 劇場化する記者会見/第四章 “闘う本性”を持つアメリカのメディア/第五章 アメリカのシナリオで強権化する安倍政権/第六章 政権のメディア・コントロールの実体/第七章 政権批判がメディアを活性化する/第八章 ネット時代における報道メディアの可能性/第九章 権力から監視される記者たち/おわりに(マーティン・ファクラー)
  • この国の危機の正体
    -
    統一教会など宗教と政治・メディアの関係、世襲政治家の堕落、あおられる周辺有事。稀代の論客と最前線を走る新聞記者が語る。
  • 佐高信の昭和史
    3.0
    昭和2年、東京渡辺銀行破綻。昭和金融恐慌の引き金となったこの破綻の内実を、著者は東京渡辺銀行オーナー嫡孫・渡辺邦夫氏に直接取材し真実に迫る。緻密な取材により、エポックとなる事件や人物、組織の軌跡を辿り、リベラルな視点から昭和を捉え直したジャーナリストならではの昭和史。現代の視点から昭和を読み解き、現代日本に警鐘を鳴らす。解説・東京新聞記者望月衣塑子
  • THE 独裁者
    4.0
    空気を読まない二人が忖度なしの徹底討論! 鉄壁●菅官房長官に鋭く斬り込んだ話題の記者●望月衣塑子氏と、 日本の政治の裏の裏を知る元経産省官僚の古賀茂明氏。 偽りと忖度が横行する日本の政治、独裁●安倍政権の「不都合な真実」を暴く! 目次) はじめに PART 1 大胆予測! 安倍政権の未来図 ・二つの既定路線 ~アベノミクスと日米関係~ ・予測1 北朝鮮 戦争が始まるとき ・予測2 韓国 THAAD配備の撤去 ・予測3 アメリカ 異次元の脅威 ・予測4 憲法改正 二〇一九年初夏 国民投票 ・予測5 バラ撒き政治 格差対策 ・予測6 増税 消費税増税はいつか? ・予測7 ポスト安倍 第三次安倍政権の可能性 PART 2 森友問題とは 何だったのか? ・1分でわかる森友問題 漫画・ぼうごなつこ ・豊中市議会の木村真議員の疑問から発覚した森友学園問題 ・教育基本法改正と愛国精神 ・日本会議の思想を広める人々 ・役人の「忖度」と報酬 ・官僚と階級社会 ・古賀茂明が断言する! 昭恵夫人の関与 ・近畿財務局の忖度 ・大阪府1 国からの圧力 圧力を認めた松井・橋下、両氏の計算 ・大阪府2 松井知事が掛けたハシゴ ・大阪府3 知事と私学審議会 ・森友利権に群がる人々 ~維新の会と藤原工業~ ・独裁者の閣議決定 ・寄付金一〇〇万円授受の真偽 ・安倍首相の直接関与 PART 3 加計学園 疑惑の深層 ・1分でわかる加計問題 漫画・ぼうごなつこ ・内閣官房長官という鉄壁 ・国家戦略特区諮問会議 ・加計学園「認可決定」は規定路線だった ・腹心の友・加計孝太郎 ・加計人脈1 安倍夫妻と下村元文科相夫妻 ・加計人脈2 内閣官房副長官・萩生田光一 ・政商・加計孝太郎による学園ビジネスの錬金術 ・「総理のご意向メモ」はなぜ生まれたか PART 4 安倍政権の正体 ・独裁と暴走1 安倍一強とメディア操作 ・独裁と暴走2 北朝鮮とJアラート 北朝鮮の脅威は安倍政権の命綱 ・独裁と暴走3 共謀罪と特定秘密保護法 ・日米外交1 親米反中の功罪 ・日米外交2 日米安全保障条約 ・日米外交3 スノーデンが明かした対日工作 ・戦争の理論 安倍政権 恐怖の三点セット ・日本の軍事力 加速する日本の軍需産業 ・日本国憲法 憲法改正は必要か? ・日本の未来 安倍首相が目指す美しい国 PART5 私たちにできること ・日本が直面している現実1 侮れない世論の力 ・日本が直面している現実2 世界のなかでの日本の位置 ・望月流アドバイス 真実を探究する方法 ・古賀流アドバイス 個人が政治を動かす方法 さいごに
  • 集英社新書創刊20周年記念小冊子(試し読み付)
    無料あり
    1.7
    【祝!! 集英社新書創刊20周年!】集英社の<知の水先案内人>として、文化、芸術、政治、経済と幅広いジャンルを網羅する集英社新書が、2019年11月、創刊20周年を迎えました。そこで集英社新書でおなじみの著者の方々にご登場いただき、集英社新書や自身の著作への思いを語っていただきながら、その歴史を振り返ります。また、数々の名著の作品紹介と試し読みも収録。ぜひダウンロードしてお楽しみください。

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  • 新聞記者
    4.1
    菅官房長官に質問をぶつけ続ける著者。演劇に夢中だった幼少期、矜持ある先輩記者たち、母との突然の別れ……。記者としての歩みをひもときながら、6月8日を境に劇的に変わった日々、記者としての思いを明かす。
  • 自衛隊海外派遣 隠された「戦地」の現実
    4.0
    自衛隊の海外派遣について定めた国際平和協力法(PKO法)が1992年に制定・施行されてから、2022年でちょうど30年が経つ。 この間、日本は40を超える海外任務に合計6万人以上の自衛隊員たちを派遣してきた。 しかしその活動の実態や危険さに関しては、十分な情報が公開されてきたとは言いがたい。 むしろ、政府は意図的な嘘や隠蔽を繰り返してきたのである。 本書は徹底した調査により今までの自衛隊海外派遣の「リアル」を総検証し、これまでの問題点を整理する。 そして今後の海外派遣のあり方をも提案した、渾身の一冊である。 内部文書や自衛官たちの証言から浮かび上がってきたのは、自衛隊は何度も銃弾が飛び交う「戦場」へと送り込まれ、死を覚悟してきたという衝撃の事実だった。 この国が隠してきた“不都合な真実”を暴き出した、驚きの告発! 《推薦》 国家にとって不都合な情報は隠され、国民には知らされない。 ウクライナの戦場で初めて真実を知った若いロシア兵の「悲劇」は、決して対岸の火事ではない。 ――望月衣塑子氏(新聞記者) 憲法9条を、命を賭けて守ってきたのは、“戦場”に送られた自衛官である。 ――伊勢崎賢治氏(東京外国語大学教授)
  • 自壊するメディア
    3.7
    バッシングを受けることも多い私が、 よく自分に言い聞かせているマハトマ・ガンジーの言葉です。 「あなたのすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。 そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、 世界によって自分自身が変えられないようにするためである」                  (望月衣塑子) いま一番肝の据わった記者と 最注目の映像作家が コロナ無策、五輪断行、民意無視で暴走する政治権力に対し、 監視機能を果たせない巨大メディアの腐食を撃ち、 再生への途を熱く語る。 (目次) 第一章 安倍・菅政権の罪とメディアの使命 望月衣塑子 第二章 私的ドキュメンタリー論 五百旗頭幸男 第三章 権力を監視するメディア再生のために 第四章 自壊メディアの現実を超えて、新たな地平へ あとがきにかえて 「緊急事態」の国内メディア 五百旗頭幸男 あとがき 権力維持が目的、手法は恫喝の政治 望月衣塑子
  • ジャーナリズムの役割は空気を壊すこと
    5.0
    ジャーナリズムの劣化はその国の劣化を意味する。新型コロナの非常事態宣言下での東京五輪強行は、危惧された通り感染爆発と医療崩壊を招いた。当初から問題に塗(まみ)れたこの五輪を批判しきれず空気に迎合した大手メディアは、日本のジャーナリズムの限界を象徴的に露呈した。原発事故、森友加計、公文書改竄等、未解決のまま忘れ去られる問題が堆積する現状は権力監視の役割を果たせないメディアの追認の結果だ。本書は映画「i-新聞記者ドキュメント-」の森達也と望月衣塑子が安倍・菅時代のメディア状況を総括。一方向に暴走する「空気」の壊し方、ジャーナリズムの役割と復活の方途を語りあう。 「この国のメディアはおかしい。 ジャーナリズムが機能していない。 そんな言葉を日常的に見聞きするようになってから、 もう何年が過ぎただろう」森達也 「“鉄壁”という菅(義偉)氏の幻想を創ったのはメディアにほかならない。 もっと強い言い方をすれば、 菅首相を生み出した“共犯”でもある。 菅氏は、市民の命を預けられるような人ではなかった。 メディアの責任は重い」望月衣塑子
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体
    3.8
    あいちトリエンナーレ2019、日本学術会議 会員任命拒否、検察官定年延長、加計学園問題……今、起きている出来事の本質を見抜くための論考集。 「百人組手で知性を鍛え、不当性に抗う訓練になる一冊」――荻上チキ(評論家) あらゆる「自由」が失われつつある中で、研究者・作家・芸術家・記者などが理不尽な権力の介入に対して異議申し立てを行う。少しでも声を上げやすい世の中になるようにと願って26名の論者が集い、「自由」について根源的に掘り下げる。 批判的思考を養うための書! 【本文より】 表現の範囲がどんどん狭まっている――ヤマザキマリ 批判精神に欠けた学者に囲まれた政府は、端的にいって災厄――藤原辰史 アーティストやタレントが政治的な発言をするたびに、猛バッシングを受けますが、彼らも市民の一人です。政治的発言をしてはならない理由がわかりません――上野千鶴子 私たち日本人は「自由は取扱いの難しいものだ」という実感に乏しいように思われる――内田樹
  • 追及力~権力の暴走を食い止める~
    4.4
    国家レベルの不正が疑われる森友・加計問題で、政府への厳しい質疑が注目を集める新聞記者と野党議員による緊急対談。問題の焦点は首相が便宜を図ったか否か。まさに民主主義の根幹を揺るがす大疑獄だ。ところが当初、仲間からも「そんな小さな問題に」という反発の声が上がった。それでも二人が問題の本質を見抜き、自らの信念を貫けたのはなぜか? 一強多弱で権力が暴走する今、ジャーナリズムと野党の存在意義を問い直す。
  • なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか
    4.2
    ウソと欲と保身にまみれた日本の支配層、その暗部を間近で見ながらなぜメディアは報じようとしないのか? この国の「中枢」を蝕む病根を暴き出す!! コロナ禍、黒川、森友……国難のなか、政権と、「なれ合いジャーナリストたち」は私たちの知らないところでいったいなにをしているのか? 権力が隠し、メディアが伝えない真実の姿とは? 最前線で弧闘する「新聞記者」望月衣塑子だからこそわかる迫真のドキュメント! 目次より 序章に変えての往復書簡 望月衣塑子より いまこの国を蝕んでいる本当の病根 佐高信より 官主主義と分断と 第一章 芸能と政治が切り結ぶ 映画「新聞記者」の衝撃 第二章 告発と報道 権力中枢に斬りこむために 第三章 権力と新聞の危険な関係 記者の存在意義とは何か 第四章 隠蔽と沈黙をぶち破れ 森友問題の新たな核心 第五章 「命」と「生活」を懸けて コロナがジャーナリズムに突きつける あとがきにかえて 望月衣塑子というひと 佐高信 あとがき ジャーナリズムの危機と光明と 望月衣塑子
  • 日本解体論
    4.5
    政治状況も、国民生活も悪化の一途をたどり、日本を蝕む閉塞感に打開の一手はあるのか。政治学者と新聞記者が、政治・社会・メディアの問題点、将来に絶望しながら現状を是認し続ける「日本人の病」に迫る。さらに戦後の歴史、国民意識の現在地を踏まえながら、縮小するこの国の、向かうべき道筋を示す。
  • 日本国憲法 9条に込められた魂
    -
    9条はなぜ生まれたのか。9条2項の発案者である幣原喜重郎首相への貴重なインタビュー全文を収録(「幣原先生から聴取した戦争放棄条項等の生まれた事情について」平野三郎氏記、憲法調査会資料)。他に、推薦者の言葉(平野冴子・平野三郎氏次女、内田樹・思想家、望月衣塑子・東京新聞記者)、日本国憲法全条文、年表、ポツダム宣言(全文+英文)、非核三原則、武器輸出三原則等を収録。

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  • 日本の黒い聖域
    3.0
    ワクチンと製薬マネー、工藤會、入管施設、太陽光発電、カジノ利権、企業の内部留保……。忖度報道に終始する大手メディアが報道しない「聖域」をテーマにした記事オムニバス。権力の横暴・怠慢、新利権、国家の大罪などをテーマにした、気鋭のジャーナリストたちによる入魂の記事15本。 ※本書は2022年1月に刊行した宝島社新書『日本のタブー3.0』を改訂し、再編集したものです。
  • 日本は本当に戦争に備えるのですか? 虚構の「有事」と真のリスク
    -
    軍事力だけで国は守れますか?各界識者の緊急提言 防衛費倍増・敵基地攻撃能力・ミサイル配備・米軍との一体化――その先にあるのは本当に「安全」なのか。台湾「有事」は本当にあるのか。なし崩しにされる平和国家の理念を前に、気鋭の論客らが真の危機を警鐘する緊急出版。 ※本書は、大月書店刊『日本は本当に戦争に備えるのですか?――虚構の「有事」と真のリスク』の電子書籍版です。 【目次】 はじめに──本書が生まれた経緯 岡野八代 第1章 虚構の「台湾有事」切迫論 布施祐仁 第2章 外交なき米軍との一体化──メディアの果たすべき役割とは 望月衣塑子 第3章 市民を置き去りにした「国家」安全保障のゆくえ 三牧聖子 第4章 安保三文書と「高次の法」――見るべき《現実》と法の《内実》 志田陽子 第5章 個人なき安全保障の隘路から、ケアする政治への転換 岡野八代 おわりに 三牧聖子 【著者】 岡野八代 政治学、同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授。著書『フェミニズムの政治学』ほか 志田陽子 憲法学、武蔵野美術大学教授。著書『表現の自由の明日へ』ほか 布施祐仁 フリージャーナリスト。著書『日米同盟・最後のリスク』『経済的徴兵制』ほか 三牧聖子 国際政治学、同志社大学グローバル・スタディーズ研究科准教授。著書『戦争違法化運動の時代』ほか。朝日新聞論壇委員 望月衣塑子 東京新聞社会部記者。著書『新聞記者』ほか
  • フェイクと憎悪 歪むメディアと民主主義
    -
    1巻1,584円 (税込)
    フェイクとヘイトが横行する「報道」の異常 「反日日本人をあぶり出せ」と煽る新聞、デマに満ちた沖縄報道、 「日本礼賛」の裏での外交的孤立——権力にすり寄り右傾化するマスメディアが社会の分断に拍車をかける現状に、第一線のジャーナリストと研究者が警鐘を鳴らす。 【執筆者】斉加尚代/西岡研介/川端幹人/臺宏士/北野隆一/立岩陽一郎/望月衣塑子/古田大輔/香山リカ/福嶋聡/梁英聖/辻大介 【目次】 序章 いまメディアに何が起こっているのか Ⅰ 歪むメディア 1章 歪曲される沖縄の基地反対運動 2章 関西テレビ界に蔓延る「チーム殉愛」の闇 3章 劣化する「保守」論壇誌と極右運動 4章 産経新聞による記者・メディアへのバッシング 5章 「歴史戦」がもたらしたものとその結末 6章 ファクトがねじ曲げられる国際報道 Ⅱ 公正な言論空間とは 1章 「フェイク」と「ヘイト」のスパイラルに抗するには 2章 「日本スゴイ」の幻想と現実 3章 書店員として「ヘイト本」と向きあう 4章 差別・極右への対抗とメディア・NGOの社会的責任 5章 メディアの党派化と世論の分断 【著者】 永田浩三 武蔵大学社会学部教授(メディア社会学)。元NHKプロデューサー。
  • 武器としての国際人権 日本の貧困・報道・差別
    4.4
    【推薦!】 「『思いやり』に頼らず『国際人権』の実現を! 日本を世界と未来へと拓く道標がここに。」 中野晃一 氏(政治学者、上智大学国際教養学部教授) 「人権後進国を変えるためには、差別を放置せず、権利保障のため声を上げなければならない。それには国際人権の正しい理解が『武器』になる。」 望月衣塑子 氏(東京新聞記者) 【国際人権の視点から日本を考える】 私たちは、生活のあらゆる場面において人権を「行使」している。 しかし、国際的な人権基準と照らし合わせてみると、日本では人権が守られていない。 コロナによって拡大した貧困問題、損なわれ続ける報道の自由、なくならない女性の差別や入管の問題……そうした問題の根幹には、政府が人権を保障する義務を守っていないことがある。 その状況を変えるためにはどうすればいいのか。 国際人権機関を使って日本の問題に取り組む第一人者が、実例を挙げながらひもとく。 【目次】 第一部 国際人権とは何か 第一章 人権とは?――「思いやり」と「人権」は別物だ 第二章 国際人権をどう使うか 第二部 国際人権から見た日本の問題 第三章 もっとも深刻な人権侵害は貧困 第四章 発展・開発・経済活動と人権 第五章 情報・表現の自由 第六章 男性の問題でもある女性の権利 第七章 なくならない入管収容の人権問題 【おもな内容】 ◆生活保護のアクセスのしにくさが抱える問題 ◆国連から問題視されている秘密保護法・共謀罪 ◆メディアに必要な「独立性」と「連帯」 ◆夫婦同一姓の強制は条約違反 ◆国際人権法に反する日本の入管法 ◆国連からの勧告を知ることで、これからの日本を変える
  • 武器輸出と日本企業
    4.4
    「武器輸出三原則」が見直された。防衛省は法令を検討するなど前のめりだが、防衛企業は足踏みのところも多い。技術流出のリスク、見えない敵への恐れ、ビジネスとしての旨み……知られざる現状をレポートする。
  • 兵器を買わされる日本
    4.0
    第二次安倍政権誕生後の7年間、日本の防衛費は右肩上がりを続けている。その多くを占めるのが米国製兵器の購入費や維持費だ。対日貿易赤字を減らしたいトランプ大統領が仕掛けるディールに応じ、官邸主導の兵器購入が進む実態を徹底取材で解明する。 本書の基になった東京新聞の調査報道キャンペーン「税を追う」は2018年10月29日から掲載が始まった。税の流れを追い、無駄づかいや政官財界の利権を明らかにするのが目的で、防衛省の兵器調達予算や沖縄・辺野古の米軍新基地建設工事、東京五輪予算、医療費・薬剤費などのテーマを掘り下げ、2019年11月までに約130本のニュース・連載記事を掲載し継続している。一連の記事は、2019年の日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞を受賞した。本書は第2次安倍政権で増大する防衛費に絞って追加取材し、自動車関税の引き上げを切り札に日本に兵器購入を迫るトランプ米大統領の戦略や、官邸主導で米国製兵器の輸入を拡大させ、再び軍拡の道を進み始めた日本の防衛戦略の内実に迫った。本書の取材・執筆は鷲野史彦、原昌志、中澤誠、望月衣塑子、藤川大樹が担当した。 【主な内容】 第1章 自衛隊を席巻する米国兵器~トランプ大統領の兵器ディール 第2章 アメリカ絶対優位の兵器取引~対外有償軍事援助 第3章 降って湧いた導入計画~ミサイル防衛のイージス・アショア 第4章 実は火の車の防衛費~米国兵器爆買いのツケ 第5章 聖域化する防衛費~兵器輸入拡大で禁じ手連発
  • 米国人ジャーナリストだから見抜けた日本の国難
    3.0
    知日家米国人がタブー抜きに語る 日本人が気づかない新時代の病巣 東京新聞記者・望月衣塑子氏推薦! 「失われた30年」ばかりか、移民国家化、一強政治、米中新冷戦といった新たな難題・課題が待ち受ける日本。 メディアはその国を現す鏡であり、そのあり方がそのまま国の状況を示す。 日本滞在歴20年の著者が絶えず言い続けているのが、 権力からの圧力に屈する日本のメディアという不思議な存在だ。 「本当のこと」が伝えられない構造は、新時代に持ち越される諸問題の根源に潜んでいる。 元ニューヨーク・タイムズ東京支局長がタブー抜きで大問題に迫り、ポスト平成への提言までも行う。
  • 報道現場
    4.3
    (章立て) はじめに 第一章 会見に出席できなくなった 第二章 取材手法を問い直す 第三章 日本学術会議問題と軍事研究 第四章 フェイクとファクトの境界線 第五章 ジェンダーという視点 第六章 ウィシュマさんの死が私たちに問いかける 第七章 風穴を開ける人たち おわりに

最近チェックした本