小説作品一覧

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  • 殺意の雪宴~八方尾根遭難事件~
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    12月の豪雪が、白魔となって八方尾根を襲った!――その日折りしも、海智学園山岳部のメンバーが登山中であった。冬山登山をしたことがない山岳部顧問の大森信太郎教諭が、大森と寝た非行少女・富永ら、高校生五人を率いて彷徨する。風雪の牙に晒される彼らの結末は? 虚栄や嫉妬など、人間心理を鋭くえぐりつつ、極限の逆境を描いた、長編山岳サスペンス!

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  • 影の祭り
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    上等の夫と健康な子供に恵まれ、幸せいっぱいの人妻・美穂子。女盛りの彼女に、ふと芽生えた不倫への甘い憧れ。ただ一度だけのプレイを目撃され恐喝された美穂子は、目撃者を排除すべく人気のない場所へ呼び出すが。(「不倫期」より) 不信、不倫、離婚。人間社会の最も身近な単位“家庭”に潜む悲劇と矛盾を鋭く抉る五編を収録。

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  • 宍道湖殺人事件
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    「だ、だれか来てくれ! 殺される」松江・宍道湖畔のホテルで落合和彦が墜死した。奇しくも、恋人千秋もスイス・レマン湖のホテルで墜落死していた。この死の相似に疑惑を抱いた妹玲子は、週刊誌記者浦上伸介とともに真相を追う。驚くべき奇怪な事実、そして容疑者には鉄壁のアリバイが! アリバイ崩しの名手の長編力作。

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  • 伝説のない星座
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    十三年前、父親が消息を絶ち孤独の日々を送る笛木慎二。そんな彼に一日だけの恋を与えてくれた女性、梢が蒸発した! 慎二は梢の妹渚とともに行方を追う。背後に揺れる男の影。そして記憶喪失の女性からの情報。事件は十三年前の忌まわしい出来事へ……。都会に生きる人間の青春群像を鮮やかに描く、社会派本格推理!

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  • 雪渓下の密室
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    四十半ばをすぎた鵜ノ木は、年に二回欠かさず山に登る。彼が横尾山荘で知り合った青年安西は、北アルプスの経験は浅かった。鵜ノ木は、連れを欲しがっている彼と蝶ガ岳を目指すことになった。天候の急変とともに二人の間には異様な空気が……!?〈光文社・「小説宝石」エンタテインメント小説大賞受賞作「九月の渓で」〉 傑作山岳ミステリー七編収録!

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  • 生前情交痕跡あり
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    社長の女婿ゆえ、妻に蔑まれている野々村省吾。ひとみという女性と不倫をしたことが、彼を窮地に追い込んだ。同じ夜、同じホテルで、旧知の旅館の女将が、情交後、殺されたのだ! しかも女将の相手は『野々村』の偽名を使っていた。ひとみが行方不明で野々村には不在証明(アリバイ)がない……。完全犯罪の背後に明滅する、男たちの屈辱。長編推理の傑作!

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  • 凍土の狩人
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    若い女性を誘拐して浪人中の息子のセックス処理にあてがう漆原病院院長夫妻。その揚げ句、誤って殺害した松葉尚子の死体が、なぜか消えてしまった! 一方、尚子の兄・松葉潤一の妻も、多摩川で殺された。容疑者として影の男が浮かぶ。だが、彼は事件当夜、京都にいた!? 二つの事件は交錯するか……? “倒叙推理(ミステリー)”と“アリバイ崩し”の妙――現代の病弊を抉る傑作!

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  • 奇妙な依頼人
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    針持天八、48歳。勘がすべての誇り高き迷探偵。酒と女が大好きでひたすらマイペース。奇想天外な頭脳を持った彼には、これまた摩訶不思議な依頼が持ち込まれる。 マンションに一人住まいの女性から、いたずら電話の調査依頼があった。電話の内容は、針持が大好きな“あの最中”の女の声。そして、ことは殺人事件にまで発展……!?

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  • 指名手配
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    あの男は殺さなければならない。胡桃沢は、恨みをこめて国本多計彦の首を絞めた。彼こそがかつての恋人・詩子を横取りし、“コンピュータ結婚”した妻子を死に追いやった、張本人なのだ。詩子と共謀し、逃亡した胡桃沢。しかし、多計彦殺害の報道は全くなかった!? 限界状況に追い込まれた男の異常心理を描く、推理サスペンス傑作。
  • 悪の華
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    白昼の公園で、主婦が殺害された。ついに、あいつが帰って来たのだ! 事件を機に7年ぶりに集まった悪い仲間たち。今はみな、会社社長、ピアニスト、主婦……として平穏な日々を送っている。この生活を守るためには、あいつを殺さなければならない。だが、仲間は、一人また一人と殺されて……。悪と悪との闘い、悪の友情と悲哀を描く長編サスペンス・ミステリー。

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  • 死刑台の舞踏
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    深夜の新宿公園。デザイナー・井草麻美子が暴漢に襲われた! 持田明は男を刺し、彼女と逃走。ところが、暴漢は、川崎の竹藪で絞殺死体として発見された! しかも、執拗に二人を脅迫した『目撃者』までが何者かに……。静浦署の志水刑事は、被害者たちが、中学時代に彼をいじめぬいた怨敵と知り、捜査を開始。やがて浮かんだ第三の男とは? 多重構成で描く長編本格推理!

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  • 尾瀬殺人湿原
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    はるかな尾瀬、遠い空……『夏の想い出』を聞き、尾瀬に向かった槇未弥子が失踪。必死の捜索により、発見された。首のない無惨な死体で! 変質者の犯行? 彼女の元恋人の不可解な死、同じ場所の別の死体……深まる謎が、警視庁の荒竹十三・白鳥完市コンビを攪乱する。 初夏にはミズバショウ咲き乱れる大湿原も、苛酷で冷徹な貌を持つ。異色の長編推理小説!
  • 洞爺湖殺人事件~寝台特急「北斗星」23時32分の謎~
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    雪の北海道・洞爺湖畔に刺殺死体! 被害者は、撮影旅行中の写真同好会「横浜カトレア会」の会員・下元博光であった。遺品となった「湖畔の美女」の写真。一年前のOL殺人事件とのつながり。……事件を追うルポライター・浦上伸介の前に、幾重ものアリバイの壁がたちはだかった! 寝台特急「北斗星」を舞台に、緻密にはりめぐらされたトリックが、読者を魅了する。

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  • 初恋物語(ファースト・ラブ・ストーリー)
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    平野汎は高校三年生。平凡きわまりない彼だが、じつは特別な能力があった。――高校最後の夏休み、汎は謎の少女・鶴岡聖子と出会った。が、彼女は中学生殺人の現場で手に入れたダイヤのせいで誘拐されてしまう! 聖子のために愛犬エスとともに闘いはじめた汎。しかし、事件の背後には強大な敵が……。社会悪に敢然と立ち向かう主人公を描く、青春サスペンスの傑作。

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  • 死線の風景
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    著者自らが数ある短編小説の中から精選、人間社会を鋭く見据えた十一編を収録。この一冊で、森村誠一の世界が見える。 兄・野上正男は、苛酷な新人社員特訓に殺された。速水正吾は、兄の仇を討つべく、二年後、同じ化粧品会社に入社した。標的は、合宿研修で正男の班長だった大津だ! 正吾は忠実な部下を装い、大津を追いつめていく。(「企業特訓殺人事件」)(『森村誠一自選傑作短編集』改題)
  • 三毛猫ホームズと愛の花束
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    Kブライダルセンターに一通の手紙が舞い込んだ。「貴社の仕事は愛を冒とくするものだ。ただちに中止せよ」誰かのいたずらかと無視していたが、センターのOLが散弾銃で撃ち殺されてしまい、死体の上には花束が……。折りしも翌週に「愛の花束」と銘うった集団見合いが企画されていた。片山刑事、晴美たちもこの見合いに出席するが……。

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  • 黒い神座(みくら)
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    ナンバーワン・ホステスが猫と心中!? さらに、事件の真相を知った男が行方を晦まし、農家の老人が命と壺を奪われた! 心中、失踪、殺人――新聞記者・勝野純一郎は三つの事件を結ぶ見えない糸を手繰り始めた。やがて、事件の背後に、資産家・栗須知良が投じた巨額の献金が見え隠れするのだが……。権力を独占し、神になるための完全犯罪。長編推理の会心作!

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  • 神話列車殺人事件
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    私立探偵社に務める日高健介は、妻の亜木子が新婚旅行の地としてなぜ九州の高千穂を選んだのか、わからずにいた。間もなく終点、その時亜木子は席を立った。列車は高さ105メートルの鉄橋を渡り、トンネルを抜けて駅に着いた。だが亜木子は、そのまま夫の前から姿を消してしまった……。神話の地を舞台に、謎を乗せて列車は走る。

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  • 白髪鬼
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    壇ノ浦から落ちのびた平家の官女の怨念を秘める幽霊藻(「水鬼」)。試験場にきまって現われる髪の白い女の正体は?(「白髪鬼」)。――など、名作十三編を収録。人々を妖気漂う幻想の世界に導く、綺堂ならではの怪異の世界。

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  • 黒部峡谷殺人事件
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    エリート銀行マン・相原のもとに突然かかってきた脅迫電話。“醜聞(スキャンダル)を公表されたくなければ、山に登れ――” 。奇妙な指示に従うと、山には女性の全裸死体が! 電話の主は? 目的は? やがて第二、第三の事件が相原にふりかかる。 雪景美しい黒部山系を舞台に、山岳ミステリーの第一人者が仕掛けた巧妙な謎とサスペンス!

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  • 青春の反旗
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    自分は捨て子! 実の親への怨念を抱き、家財を処分して単身上京した洋介は、全財産を空巣に奪われた。世間への復讐に燃えた彼は近くの豪邸の愛犬誘拐を企て、まんまと成功。エスカレートする一匹狼・洋介の野望。そんな彼の前に美少女と謎の人物があらわれた! この世に反旗を翻す一人の男を描く、ピカレスク・ロマン傑作!(『虹に立てる叛旗』改題)

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  • 流氷の夜会
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    智美は会社社長神保公司と結婚したが、半年後、会社は経済ヤクザ鍬形の餌食になった。つづいて神保夫妻の許に何枚もの謎の写真が届く。公司は何者かに怯え、突然失踪! 智美は夫の消息を追い、大学の先輩岩瀬とともに写真が示す信州・ヒョー越峠へ赴く! 常に新しい話題を読者に提供する著者の長編推理傑作!
  • 偽装バンカー
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    中堅衣料メーカー「ロバートソン」は営業部の接待役として美人ゴルファー・花川可津子を採用した。早速、可津子は接待ゴルフに駆り出されたが、プレイ中、得意先の専務が失明の危機に瀕する事故に遭う。そして、新企画がライバル会社に漏れるという事件が……!? 産業スパイが暗躍する衣料業界の熾烈な企業戦争を鮮やかに描く!

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  • 青春の神話
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    甲賀忍者の家に生まれた小平太、17歳。忍者の出る幕がない天下太平の世にあって、なおも続けられる、猛修行。そんな忍者の世界に嫌気がさし、幼なじみとともに、江戸に向かった。が、途中竜巻きに遭い、タイムスリップ。そして、現代へ……。忍法抜け穴入学で、高校に入り、忍術駆使して、野球部で大活躍! 著者の新生面を拓くスーパーミステリー!

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  • 影を踏まれた女
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    秋の月が鮮やかに冴え渡る宵、子供たちは往来で歌いはやしながら影を踏んで遊ぶ。糸屋の娘おせきは、影を踏まれて以来、自分の影を映し出すものすべてを恐れるようになった(影を踏まれた女)。十五編を収録。

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  • 諏訪湖殺人事件
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    信州・諏訪湖畔の毒殺死体は、殺人で指名手配中の永沢洋三だった。事件を追うルポライター浦上伸介は、永沢の愛人・関根由貴の存在をつきとめたが、彼女は銀行から一億五千万円を横領し蒸発。ところが、由貴は諏訪湖の事件から24時間後、愛媛宇和島で服毒死。しかも現場に死者永沢の指紋が!? 列車を駆使したアリバイトリックの妙味。浦上は事件の壁に挑んだ。

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  • 黒魔術の女
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    「エコ、エコ、ザラワク、エコ、サワラク」幼いころ、不気味な呪文を聞きながら、黒魔術の洗礼を受けた記憶を持つ中道鴾子。ある事件に巻きこまれた過去を秘めたまま、エリート社員と結婚したが、異様な視線に脅かされる。そして、夫の出張中、ついに殺人事件が……。 オカルティズムと現実性を融合した、戦慄の怪奇ミステリー力作!

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  • 風葬連峰
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    冬の北アルプス・焼岳(やけだけ)で、稜線上に張られたツエルトから首を出し、頭を割られて死んでいる男が発見された! 横には血糊のついた岩が……。一緒のパーティの他の二人は行方不明になっている。現場は、西穂山荘まで二時間。山での事故死とは思えなかった。 大自然を舞台に、巧妙なトリックで織り成す会心の山岳ミステリー!

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  • 新幹線殺人事件
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    〈ひかり66号〉に流れる鮮血! 殺された男は芸能プロの実力者だった。折りしも万博音楽プロデューサーの利権をめぐり、二大芸能プロの暗闘が続いていた。犯人はライバルプロの人間か!? 〈ひかり〉と〈こだま〉新幹線の時間の壁が、捜査陣の前に立ちふさがる! 独創的なトリックと鋭い社会性で描く、鉄道推理(トラベル・ミステリー)の記念碑的傑作!

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  • 明日、恋する貴方に
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    「結婚式に出席します。利夫」 式の前日、招待していない元恋人から、そう書いた速達が届きました……。 やさしくて裕福な夫だが、浩之との結婚生活は退屈だった。恵子は、役者の利夫に惹かれてゆく。どんな結末が待っているか知らずに。 (「恋愛と結婚」) 恋愛とは? 結婚とは? 既婚の貴方、結婚を夢見る貴方に捧げる“つか流”恋愛小説。

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  • 野望戦略
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    歳末商戦がたけなわなのに千成屋百貨店だけは静か。吉岡文十郎社長は実子の栄十郎副社長の商才を疑ってしまう。代わりに東西百貨店の井原直樹副社長を社長に、と願う。井原は一族の出身ではなく、今が最高位だ。文十郎は井原の不倫相手を買収し、強引に引き抜いた。「だが二年間やって駄目なら消耗品」と呟く、(第一話・副社長を盗め)男の熾烈な戦いを描く傑作集!
  • 選挙参謀
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    「当選すれば権力者、落選すれば唯の人」勝ち抜く策謀が絶対に必要だ。では、なぜ泡沫候補が絶えないか。なぜタレント候補が転身をはかるか。なぜ買収が続くのか。なぜ有力候補でも涙をのむか。なぜ選挙時に暴騰する株があるのか。これらのなぜを著者は、一つ一つ小説で解き、巻末では実在の選挙の神様を追う異色の選挙小説群。

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  • 政界献金部長
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    冴えない身形の老人が、ホテルの特別室(スイート・ルーム)へ向かう。そこには総理と秘書が打ち合わせ中だった。SPが老人の行方を制した。「花山清五郎です」。すると、総理が笑顔で花山を部屋へ迎え入れて、「衆参同時選挙もあり得る。どうぞよろしく」。老人の異名(ニックネーム)は“ミスター政治献金”。日本の保守党を堕落させた金の入手法を白日の下に曝す内幕小説!

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  • 小説 社長秘書
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    「会社とは? 会社員(ビジネスマン)とは?」を内側から活写する。国際通信株式会社は社員6000人、うち社長室スタッフは僅か90人。しかし、この少数派が逓信議員や関係官僚に絵画を届け、パーティ券を求め、商品券をバラまき、会社の保全を図る。が、結果は……(第一話・社長室の犯罪)。代議士秘書だった著者が、政界と財界の癒着ぶりを続々公開! 誰もがアッと驚く、鋭い情報小説。

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  • 小説 金満代議士
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    真木学は官僚出身の代議士だ。欧州経済の視察団長に選ばれる。短期間の各国訪問は早朝から行動しなければ…。だが、彼は晴れ姿のPRのため、予定を無視し、昼過ぎにタラップに立った。懐には派閥のボスからの小遣いと関係会社の餞別が唸る。「国のため」と叫ぶたびに私腹は肥えるばかり……(第一話・金満代議士)。 元代議士の秘書だった著者が全読者に公開した極秘小説集!

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  • 小説 議員秘書
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    大島哲夫は、農協の支持で衆議院議員に当選した沼尾良介の第一秘書に抜擢され、上京した。地元民と議員のパイプ役は忙しい。展望のない減反政策、米価の管理、そこへアメリカ産米の上陸旋風。大島は農政に疑念を抱いた。煩悶の日、良き理解者尾形紀子と熱烈な恋に陥る。――政界の荒野を裏面から衝いた問題提起の話題作!。

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  • サファリの誘拐者
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    財界の巨頭・野沢清一の秘密電話が鳴った。「一人娘の京子を攫った。身代金5億円。指定したケニアのホテルへ飛べ」。野沢は警視総監を陣頭に立て、逆探知を図るが、海外からの公衆電話で手も足も出ない。野沢は始末屋を伴って現地へ。そのあとを、なぜか京子を狙う殺し屋が追う。著者が現地取材を敢行した雄大な冒険サスペンス。

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  • 見知らぬ友人
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    就職をしたものの、俺は職場に馴染めず鬱屈した日々を送っていた。そんなとき、偶然同郷の女性と知り合い彼女と親しくなったことで、俺はスランプから抜け出すことができた。だが、やがて俺の周辺で、俺の名を語った何者かによる嫌がらせのような出来事が起こり始める。俺はそれが自分と同姓同名の同級生の仕業ではないかと疑うが――。忘れかけていた“友人”をめぐる切ないミステリー。

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  • 秋雨恋濡―恋綾繋番外編2
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    1巻330円 (税込)
    宵子の夫・一生と前妻との間の息子・有哉が秋休みで帰省している。ある日、有哉は寂れた商店街の一角で雨宿りをしていて、不思議な雰囲気を持つ女に出会う。彼女は、幼い息子を事故で亡くし、その後離婚をして町に戻り「現実逃避をしているのだ」と言う。有哉はその女に、幼い頃亡くした母親の面影を見て、急速に惹かれていく。毎日のように通っては肌を重ねる有哉。しかし、女は忽然と姿を消した…。年の差レトロロマンス「恋綾繋」番外編。有哉の甘酸っぱい感傷の行方は?

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  • 誘惑の避暑地―恋綾繋番外編1
    -
    1巻330円 (税込)
    宵子は、一生とやっと結ばれて結婚したものの、甘さとはほど遠い新婚生活に悩む日々が続いていた。そんなある日、一生の息子・有哉の勧めで避暑地へ旅行することになった。しかし、そこでも一生は相変わらず読書三昧で、新婚旅行を期待した宵子はがっかりして一人散歩に出かける。そんな宵子の前に現れたのは美しい青年で、彼の元を何度も訪れるうちに宵子は…。伝説に隠された2つの真実が交錯する、年の差レトロロマンス「恋綾繋」番外編。まさか、宵子が浮気!~

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  • 恋綾繋
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    1巻550円 (税込)
    女学校を卒業し、さびれた本屋の家政婦となった宵子。だらしないことが大嫌いな潔癖性の宵子と、くたびれた中年男やもめの雇い主・一生との共同生活は、小さなぶつかり合いを繰り返しながらも、いつしか温かい空気が通い始め、宵子は一生への恋心をはっきりと自覚する。しかし、二人の間には様々な障害が立ちはだかって…!~ 「本屋さん、私ね、本当はもっと若くて清潔な人が好きなんです。それなのに、なんでこんな人を…」。懐かしくて切ない、年の差レトロ・ロマンス。

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  • 蝮のようなレディ(電子復刻版)
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    診察の合間にヌードを撮影するのが趣味であった本郷産婦人科病院院長・本郷重久が、病院の一角に自ら作ったスタジオ内で死体となっているのを発見された。脱税容疑などで捜査中であった院長の自殺なのか? スタジオは内側から掛け金がかけられた状態の完全な密室であったのだ。しかし、院長とバスルームを使用したと思われるヌードモデルの行方がわからない――。長篇本格推理。

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  • 蜃気楼(電子復刻版)
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    昭和42年6月、暴風に見舞われた大阪郊外の街で警邏中の巡査が刺殺された。府警あげての大捜査網にもかかわらず、強盗・強姦、そして殺人事件が17件も連発する。昭和46年11月、犯人逆木は広島県警によって逮捕された。が、事件は終結したわけではない。取調べる者、取調べられる者の虚々実々のかけひきが始まり、前代未聞の大事件も白昼夢に終ろうとしていた……。大阪府警の必死の捜査を描く犯罪小説。

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  • 涸 瀧(電子復刻版)
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    林義信は大阪府の山村生まれ。父・義次郎は、農業に失敗し、厄介者扱い同様で養鶏場に住み込んでいる。母の君江は若い男と出奔したまま行方不明。義信は、土地での生活を嫌い、役者・俳優への夢を抱いて、上京する。俳優養成所で知り合った平泉基子と同棲、愛欲に束の間の安らぎを求めるが、やがて俳優への道を失う。義信は地道な暮らしをめざし、父親を呼び寄せて、基子との三人暮しを始めたのだが……。

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  • 竜馬暗殺異聞(電子復刻版)
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    坂本竜馬を斬ったのは誰か? 歴史の謎に挑戦する記者の前に、次第に新しい事実が浮かび上がってきた。『歴史とは、事実や記録の集積ではなくて、それに対する解釈であろう』と考える著者が、坂本竜馬暗殺事件に果敢に挑戦、ミステリー手法を駆使して歴史の暗部を照射、ついに暗殺者を突きとめる……。新境地を拓いた表題作ほか、傑作歴史ミステリー三篇を収録。

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  • 嵐の日々(電子復刻版)
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    1巻550円 (税込)
    轟音と飢え、過酷な作業、粗悪な食事と不衛生な施設、私刑(リンチ)、闇取引……臨戦体制下の昭和十九年、勤労動員に駆り出された和歌山中学校五年生約四百名は、川崎航空機明石工場に配置された。青春の心と肉体を極貧にさらされた若者たちは仲間の死をきっかけに集団脱走、だが目前に迫るものは空襲の灼熱地獄であり、内なる恐怖だった……(表題作)。他に高利貸に騙された男のユニークな復讐譚など五篇を収録。

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  • 落ちる(電子復刻版)
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    おれは子供のころからひ弱な神経の持ち主で、生命力も強くはなかった。それが今日まで生きてこられたのは、多額な財産があったからだ。そんなおれが美貌で生命力に溢れた佐久子と結婚してからは、平和な生活を築くことに生き甲斐を感じていたのだが……。気弱な男の恐怖心を利用した殺人計画を描く直木賞作品『落ちる』ほか英雄たらんとして挫折した男を描く『ヒーローの死』など〃不幸な犯罪者たち〃を描く好篇。

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  • 裸の冬(電子復刻版)
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    白骨紅、奇妙な姓をもつ警視庁刑事拝郷樺介の妻が、全裸のまま自宅から何者かに拉致された。『無月夜抄』にわずかに記された幻の錦繍織りに関係があるという。紀元前、シルクロードを東へ逃げた一族があった。幻の古代染色錦繍織りを伝える紅の遥かな祖先だといわれる。そして、紅は性交の絶頂時のみ、右掌に血の葉脈紋様が浮かぶ。拝郷は妻の行方と謎を追って欧州へ飛ぶ。鮮烈ハードロマン。

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  • 欲望銘柄(電子復刻版)
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    近江商人の血を継ぐ海原一光は、小学六年生にして株に天性の閃きを見せ、高三時には、ドル・ショックに乗じて大金を掴むが、四カ月後にすべてを失った。やがて長じた海原は、投資顧問会社で学んだノウハウを持って一本立ち、派手な広告と強引な仕手戦で一躍、大阪・浜北の寵児となった。その余勢をかって東京・兜町へ進出した柏原の仕手戦は当たりに当たったが、柏原の商法には陥穽があった。迫真の経済長篇。

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  • 欲望地図(電子復刻版)
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    一流大学を卒業、若い胸を希望でふくらませて、資本金五十億円の玉屋建設に入社した松田千次郎は、十九年のキャリアを持ちながら、いまだに資材課の係長にすぎない。上司に反抗したため、出世の道からはずされたのだ。そうなったサラリーマンはもはや色と私欲に溺れるしかない。松田は、友人で、代議士秘書の矢代と組んで資材購入の工作で裏金を手にする一方、愛人との肉欲にはしるのだが……。力作企業小説

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  • 弥彦・出雲崎殺人ライン(電子復刻版)
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    新潟県・出雲崎で「ヤヒコニ イッテ ウラ」という言葉を遺し、一人の女が殺された。取材旅行で現地を訪れていた編集者の笹谷美緒と堅物の恋人黒江壮は、その女を三度目撃していた。捜査本部の調べで、被害者の銀行員水原千秋は横領の疑いがあり失踪中だったことが判る。更に事件の数日後、弥彦神社裏の杉林から被害者のイニシャル入りの指輪が発見された。美緒と壮は最期の言葉の謎を追った。長篇推理。

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  • 夜の培養者(電子復刻版)
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    微生物研究者が急死した。死の真因は何か? 科学記者の小檜山弘はそれに疑惑を持つが、死者の親友寺田の罠にはまり、隔離病舎に封じ込められる。そこは恐るべきペスト菌の研究所でもあった。戦時下の満州で幻の細菌戦部隊として恐怖の伝説を残す第731部隊の要員―それが寺田の実体であったが、なぜか親友の遺志をつぎ、死を賭して研究の完成を急ぐ。ペスト菌の恐怖と極限状況を描く実験作。

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  • 夜だ花束を捨てろ(電子復刻版)
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    暴力団の罠にはめられて刑事をやめ、以来スナックで奏き語りをしている青桐啓の許へ、この店の常連だった竹末波子の死因が納得できないと、弟から相談が持ち込まれた。確か池井信弘という男が、波子を轢殺したと自ら警察に通報して自殺したことで一件落着していたはずだ。だが、青桐が調査に乗り出してみると、事件の裏にあくどい謀略が見え隠れしはじめて……。どす黒い性と野望を撃つ長篇ハードボイルド。

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  • 木に登る犬(電子復刻版)
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    犬が木に登る? 何気ない子供の話に、ぼくは興味を覚えた。先日、崖から転落死した少年が飼っていた犬が登ったという楠は、ぼくがかつて思いを寄せていた真知子の家の側に有る。ぼくは以前、彼女の兄が犯した殺人事件を目撃し、それ以来彼女とは疎遠になっていたのだ。木に登る犬のことで久しぶりに会った彼女は、何かを隠しているようで……。推理作家協会賞短篇賞を受賞した表題作ほか九篇を収録。

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  • 猛烈に不幸な朝(電子復刻版)
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    レコード会社のやり手ディレクター鬼頭に、親会社の社長から至上命令が下った。今年こそレコード大賞を獲得しろ、というのだ。大賞選考会まで6カ月――強引な裏工作を開始した鬼頭に、有力ライバル歌手の醜聞を買わないか、と持ちかけてきた男がいた。が、鬼頭が待ち合わせの場所へ行ってみると、その男は青酸カリ入りウイスキーを飲んで変死をとげていた……。歌謡界を舞台に華麗に描く長篇推理小説。

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  • 滅びの宴(電子復刻版)
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    秩父山岳一帯で山小屋の長期休業と不気味な投石事件が相次いだ。何者かが入山を阻もうとしている。同じ頃、山林濫伐と鼠群再発生の危機を警告し続ける右川研究所の米国人資金提供者が失踪した。男の正体はベトナム戦争でペスト戦に従軍した陸軍大佐だった。二年前、大恐慌を招いた竹笹の再開花が報告される中、甲府盆地を滅ぼし大菩薩嶺で自壊したはずの数十億の鼠群が蘇ろうとしていた。名作『滅びの笛』に続く衝撃パニック巨篇。

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  • 鳴門に血渦巻く(電子復刻版)
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    トラベルライター瓜生慎と妻の真由子は開通した大鳴門橋の取材中、自殺志願の少女雛子に出くわした。雛子は淡路に代々伝わる人形遣いの名門道明寺家の娘で、人形に犯され妊娠したと言いはる。雛子の祖父杢平、父治平はともに謎の死を遂げていた。人形にまつわる怪談話や土地の利権にからむ騒ぎに巻きこまれた慎と真由子の許に今度は医師の堀留が人形に殺されたとの知らせが……。長篇トラベル・ミステリー。

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  • 矛盾の壁を超えた男(電子復刻版)
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    アメリカ・シエラネバダ山脈を越える観光バスの中で、突然一人の男が暴れだした。無謀な男の行動でバスは転覆し、男は死んだ。やがて防毒マスクをつけた男たちがヘリに乗って現れ、男の死体と荷物を持ち去った。次々と殺されるバスの乗客たち。影に潜む生物兵器の謎。偶然バスに同乗していた警察庁の警視・玄門は、カーソンシティ市警の刑事ブラボーンと共に事件の謎に迫る。長篇ハードロマン。

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  • 密猟区(電子復刻版)
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    高校教師の遠宮は夏休みの2週間、シベリア研究ツアーに参加した。胸躍らせてソ連に第一歩を印したその日、ハバロフスクのホテルで携行した米軍の航空地図F10を盗まれてしまう。そして、帰国1カ月後。シベリアから飛来したミグ25が函館に強行着陸、パイロットは遠宮が紛失した地図を持っていた!~ いつの間にか、遠宮は米中ソ3国のスパイ戦に巻き込まれてゆく。現実の事件を舞台に描く傑作スパイ小説。

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  • 密室の利権(電子復刻版)
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    わが社が乗っ取られる!――取締役会での極秘情報に、瀬尾総務課長はスーパー「吉半」の自社株買い占めに狂奔した。社内は折からのリストラに揺れ、瀬尾は保身を謀ったのだ。だが意外にも会長派、社長派の角逐の余波を食らってインサイダー取引疑惑で告発されてしまった。企業買収に社内抗争。更迭されて労組委員長に転身した瀬尾は、生き残りを賭けて、会社への復讐を開始した……。企業長篇問題作。

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  • 味子さん、殺人です(電子復刻版)
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    神保亜子こと、通称味子。アジの干物が好物でついた仇名だが、所属プロ社長の勘違いから、なんとグルメ番組のレポーターに起用。一歳下のカメラマン空閑(くが)三九郎とホテルのバイキング取材の帰り、交通事故を目撃した。被害者は翌日訪問予定の長崎県、平戸の銘菓〈歌留羅(かるら)〉の主人、潮見長次郎だった。平戸へと向かう味子達は、新幹線で長次郎の甥庄太に出会う……。連続殺人の予感を秘めたグルメ旅行が始まった。

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  • 魔家族(電子復刻版)
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    ゆえあって組織暴力団の用心棒をつとめる羽根沢は、たった1人の肉親の臨終を見とるべく愛車で病院に急行する途中、見知らぬ老女と接触事故を起こした。緊急時でもあり、大した怪我でもなさそうなので、そのまま放置したところ、翌朝、新聞には《老女、ハネられた上で絞殺》と報じられていたではないか。羽根沢は恋人と共に仕組まれた罠の解明のために奔走を始める。――老人の孤愁と懊悩に挑んだ異色長篇推理!

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  • 魔の山(電子復刻版)
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    三度目だった。ダーツが頬を掠めた。警視庁警部・遊佐大吾を狙った毒矢だ。犯人の影もなかった。そして数日後、義弟・純二が戸隠山へ登ったまま失踪した。大吾は昭和二十年の東京大空襲のさなか、純二の父に拾われ育てられた。過去は知らない。己れの過去と純二の失踪が狙撃犯と繋がるのか!? 義弟を追って入った山岳は魔の山と呼ばれていた(表題作)。心の闇が生んだ犯罪を描く異色作品集。

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  • 北の廃坑(電子復刻版)
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    四国山脈の脊椎奥深くにある杉浦鉱山。標高1500メートルのこの金属鉱山で、ひそかに巨大な悪が蠢いていた。何がその悪を生み、何者がそれを操っているのか?真相究明の特命をうけ、あらくれの世界に潜入した清水大三を待っていたのは、死の宙吊り、落石、そして殺人事件だった。著者の体験を色濃く刻み、一人称形式でサスペンスをリアルに盛り上げる冒険小説の原点ともいうべき佳品。

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  • 謀略の迷路(電子復刻版)
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    あなたの幸福や平和は、果して永遠のものだろうか? 平凡な市井人が、偶然に、ときには意図されて謀略機関や諜報機関の毒もつ触手にふれ、致命的な傷を負い、あるいは虫のように殺されてゆく。――いつ、どこで起こるかもしれない現代社会の恐怖を、被害者の側から満身の怒りをこめて描いて世評高い国際スパイ連作集。「風の弾痕」「死者に告げよ」等収録。

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  • 謀殺列島 赤の殺人事件(電子復刻版)
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    富士山麓の遊園地・富士スバルランド。新規開業のループコースター「ビッグエスカルゴ」で事件が起きた。運転中に若い女性が転落死したのだ! 被害者は四年前に失踪した元有沢製薬の会長秘書・柳瀬雪。しかも調査事務所には、二人の人間から捜索が依頼されていた。一方、警視庁の宮之原昌幸警部宛に「怪人18面相」からの不適な挑戦状が届いた。日本列島を舞台にした史上最大の難事件に宮之原はどう挑む!~

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  • 謀殺列島 青の殺人事件(電子復刻版)
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    「生放送中に美人タレントを拉致する」怪人18面相の予告から一週間。東洋テレビのスタジオから、お天気キャスターの高杉千絵が誘拐された。犯行声明には千絵がCM出演していた花水木化粧品への恨みが書かれ、店頭では青酸入りや爆発装置付きの口紅が見つかる。四日後、千絵は無事保護された。犯行の理由は、歴史学会の首領である千絵の父親と天照大神――宮之原は犯人が残した言葉の意味を追跡する。

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  • 謀殺列島 紫の殺人事件(電子復刻版)
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    一連の事件の鍵を握る政界の首領・紀伊元総理大臣が拉致された。しかも犯人は「怪人18面相」を名乗ったのだ! ローマ銀行の口座へ身代金十億円の振込要求を承諾させられた紀伊は、宮之原へ捜査を依頼。ワシントンの小清水峡子から、口座名がイタリア・マフィアの大物という報告を受けた宮之原は、ローマで峡子と落ち合う。その二人の前に柳瀬雪が現われた! 驚愕する宮之原らに、雪が語った衝撃的な事実とは!~

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  • 謀殺のチェスゲーム(電子復刻版)
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    日本最大の暴力団組長が狙撃され、犯人の少年が逃亡したことで、全国的なやくざ戦争が始まった。同じ頃、科学の粋を集めた対潜哨戒機がレーダーから消え、調査を命じられた新戦略専門家・宗像一佐は、事件の背後にアル中で脱落した元同僚のゲーム理論家・藤野の影を見ていた。暴力団の執拗な追跡から逃れる少年と、軍事機密に進入した元同僚を追う男、二人の交錯するところには……。長篇本格アクション。

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  • 暴 行(電子復刻版)
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    敏腕刑事といわれた上条昌彦が職を失ったのは、合意のはずの女から強姦と騒ぎたてられ、告訴されたからだ。そんな上条が小野里家から娘マキの警護を頼まれる。玉の輿の結婚を控えている彼女に、最近不審な電話がかかってくるというのだ。上条が小野里家に赴いた夜、近くで女性が暴行のはて絞殺される。これがおぞましい事件の発端だった。――暴行という極限状況を主題に、男女の愛欲を描く長篇推理。

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  • 報酬か死か(電子復刻版)
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    私立探偵・志田司郎は元刑事、かつては一人で組織暴力団を潰滅させた凄腕だ。ある日、美人の旅行代理店経営者植原多美子が依頼にきた。大金を運ぶのでボディガードになってほしいというのだ。多美子に付き添った志田は奇妙な取引現場を目撃するが、その時、何者かに襲われ気がつくと多美子は殺され、志田は犯人に仕立てあげられようとしていた。表題作ほか、タフガイ志田司郎が活躍するハードボイルド六篇。

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  • 母なる鷲
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    死神シリーズ第5弾。暴力団組長の伊造は下田沖に釣りに出て、モーターボートが巨大な蛸に海中に呑み込まれるのを目撃した。一方、皇居のお濠に、淡水には棲まないイイダコが現れ、マスコミと群集の目前で突然炸裂。未知の“生物”爆弾であった。何が始まろうとしているのか――。生命工学を駆使して、世界を混乱に陥れようと企てる謎の“デビルエ房”に、伊能と中郷の死神コンビが敢然と闘いを挑むスーパー・ハードロマン。

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  • 穂高・駒ヶ岳殺人回廊
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    病院で刺殺事件が起きた。被害者は田久保仁。北穂高から涸沢岳へわたる岩稜から転落し、入院中の患者だった。手がかりはベッドに落ちていた栗色の髪の毛。遺された妻の証言から、怨恨の線は薄いと思われた。長野県警豊科署の道原伝吉警部らは操作を開始。やがて殺害直前、田久保の病室を訪れた男の存在が浮かぶ。さらに田久保の友人が函館・駒ヶ岳でガス中毒死していた事実が判明し……。長篇山岳推理。

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  • 弁護士芸者シリーズ 毒殺法廷(電子復刻版)
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    「うちの研究所で、きっと殺人事件が起こります!」京都の気鋭弁護士・藤波清香に一件の相談が持ち込まれた。不可解な予言どおり、副所長がヒ素中毒死した。対立する所長の女秘書の犯行なのか? 死因をめぐり相反する二つの鑑定書の謎とは? 真相を解明すべく、清香はなまめかしい芸者姿に変身した――。離婚歴あり、一児あり、同棲中の彼もあり、祇園育ちの女弁護士の華麗推理、書下し二編を収録!

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  • 風の神様(電子復刻版)
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    秋山正紀はバイク・小型車の販売会社〈シェイク〉の社長。バブル景気で競走馬を所有するまでになった。新たな馬を求めた北海道の牧場で、馬好きのOL矢崎ユカリと知り合う。積極的で肉感的なユカリは秋山の秘書兼愛人におさまり、秋山もユカリに溺れてゆく。さらに北海道で手に入れた馬がダービーを制し、秋山は絶頂の時代に酔う。だが、破滅はその栄光の輝きの中にあった! 巨匠が書下した“天国と地獄”。

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  • 風の骨(電子復刻版)
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    昭和二十七年六月二日、大分県菅生村の駐在所が爆破された。目撃者の証言によると逮捕者は三名。しかし、警察は共産党員二名を逮捕し、もう一名は取り押えたが、逃げられたと発表した。折からのレッドパージで朝日新聞社を追い出され、豊後日日新聞社会部にあって中央マスコミヘの復帰を狙う記者・池島淳一は、消えた容疑者・秋草春雄の行方を追及するうち、事件そのものに疑惑を抱く。傑作長篇。

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  • 部長刑事(電子復刻版)
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    その夜明け、日比谷公園を突き抜ける地下鉄工事現場で異様な死体が発見された。顔は老婆のごとく、身体はみずみずしい若い女、歯は一本もなかった。復元した顔から、インドネシアへの戦争賠償で大儲けを企む香港財閥の巨頭の妻・ウェリントン好子と判明した。そしてキング・ホテルに宿泊していた老紳士の部屋から好子の総入れ歯が発見された。警視庁捜査一課庄司部長が難事件を次々と解決。好評部長刑事シリーズ。

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  • 葡萄色の血の女(電子復刻版)
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    周一郎が石油ストーブを点けた瞬間、どっと炎が噴き出した。その体が炎に包まれ火だるまになるのを、笹山は呆然と見つめていた――。眼前で起こった香原家当主の凄惨な死。灯油にガソリンが混入していたと判明したとき、家庭教師・笹山は突然逮捕された。彼は、密かに美貌の夫人と情事を重ねていたのだ。追いつめられていく笹山。彼を陥れようとしているのは、いったい何者、そしてなぜか?

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  • 負のアリバイ(電子復刻版)
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    タウン誌の編集長を務める中尾は、ゴールデンウィーク前夜、一本の電話を受けた。十二年前に中尾と釣り仲間の森川が犯した殺人の目撃者・赤井からだった。一年前、赤井は証拠品を持って中尾と森川を脅迫し、50万円ずつを絞り取っていたのだ。今回もまた同じ用件に違いない―そう考えた中尾は、休日出勤を利用して、森川と共に赤井殺害を計画するが……(表題作)。短篇の名手が描くオリジナル傑作ミステリー。

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  • 不敵な男(上)(電子復刻版)
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    1~2巻605円 (税込)
    静岡の貧乏小作人の次男坊石川豊太は、近郷近在に知れ渡った神童。職業軍人の途を夢見るが、家庭の事情で断念。某日、山羊に大切な所を蹴られてから美事なお宝の持ち主となる。以来、豊太の人生はその節目節目にこのお宝が運を開くことになる。苦学して司法試験にパスし、弁護士の道を歩むが、金融会社の倒産事件を扱って経済のカラクリを知り、いよいよ金儲けに邁進することになった。痛快青春立志伝。

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  • 美貌の影(電子復刻版)
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    平凡な幸福を保つことが、実はもっとも困難だと気づかない者は多い。二週間後に結婚を控えた岸田美沙子もその一人だった。会社からの帰途、二人組の暴漢に襲われた彼女は、必死で抵抗するうち、その一人をナイフで刺殺してしまったのだ……。その夜を境に、平凡な家庭づくりを夢見ていたOLは、数奇な運命に翻弄される影の逃亡者となった。人生の暗転と、漂泊の女心の深奥を鋭く描いた異色長篇推理!

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  • 飛騨泣き殺人事件(電子復刻版)
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    また一人、奇妙な傷を負った死体が発見された。槍穂高連峰涸沢岳の岩稜ルート、通称「飛騨泣き」で、腹部に横一文字の切り傷を刻んだ転落死体が、四件続いた。どの死体にも傷口に生体反応がなく、明らかに死後のもので、傷の幅は約三ミリ。被害者らに繋がりはなく、長野県豊科署の道原刑事は、怨恨による無差別殺人と断定したが……。長篇山岳サスペンス。

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  • 犯人さん、復讐です!(電子復刻版)
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    女子大生グルメ・レポーターの味子、味音痴ながら推理は冴える。相棒のカメラマン空閑(くが)三九郎と共に、素朴な味を訪ねる今回の取材は福島県の山中、奥羽本線のスイッチバックの無人駅・峠駅名物力餅がお目当て。旅の途中で知り合った浜中理沙の働く一軒宿・乙女沢温泉に投宿するが、その晩露天風呂で男の死体を発見した! みちのくの味と事件を追って二人は秋田男鹿半島へ……。好評シリーズ第三弾。

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  • 犯罪列島(電子復刻版)
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    白昼の東京駅構内のロッカー前で殺人事件発生! 被害者はスリ仲間ではスゴ腕で通った男で、死体の下に落ちていた鍵で開かれたロッカーには、タイ国土産らしい大小10個の象の置物があり、その中には時価4億円相当のダイヤが詰め込まれていた。殺人とダイヤ密輸事件を追って、諏訪、京都、そして長崎へ――全国の鉄道公安組織を駆使して犯人を追いつめる著者独特の鉄道公安官推理の白眉!

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  • 八人目の敵(電子復刻版)
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    新進作家の鯉沼淳は、雪まつりで訪れた十日町の温泉宿で中年男の死体を発見した。翌日、上山田温泉に向う鯉沼は、突然、若い女に同行を求められる。女は中年男の連れだったが、なぜかその翌朝、鯉沼の前から忽然と姿を消してしまったのだ。帰京して女の行方を捜すうち、鯉沼は思いがけない事件に巻き込まれてゆく。彼の前に女が姿をあらわすたびに、彼は窮地に立たされるのだ。果して女の正体は何か?

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  • 爆裂火口 東京・上高地殺人ルート(電子復刻版)
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    泥酔した男が新宿歌舞伎町交番にやってきた。五代と名乗った男は「男を殺して上高地の林の中に埋めた」と言い残し、間もなく息を引き取った。長野県警豊科署の道原伝吉刑事は部下の伏見とともに東京へと急行した。長野では捜索の結果、はたして男の言葉通り頭蓋骨が発見された。被害者が死の直前口にしたノートの存在と「カズコ」という名前。彼女は何者なのか? ノートには何が書かれていたのか? 長篇推理。

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  • 白骨樹林(電子復刻版)
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    北海道の自衛隊局地医学研究所から九州へ超極秘の物体を運ぶ――それが老諜者・叶捨吉に与えられた使命だった。適はCIAとKGB。困難の果てに、叶はその物体を手に入れたが、そのとき早くも敵影が……。一方、妻と娘を惨殺した犯人を追い求める正岡は、事件の背後にその物体がからんでいることをつきとめた。超極秘のその物体の中身は、一体、何なのか?国家機密をめぐって展開する男の死闘!

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  • 博 徒(電子復刻版)
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    島岡辰治は腕利きの胴師だ。それも手本引きの、本物の腕利きなのだ。胴師は、賭場の主宰役。その腕次第で、親分の儲けは天地の差だ。謙蔵親分の二号とデキた辰治は、静岡から東京へと流れた。先々で、縄張り目当ての出入りと、オンナがらみのもめ事。一宿の恩もあれば、渡世のしがらみも重い。頼れるのは、自分の腕っきり。やっと堅気の女子大生と所帯は持ったが……。若き博徒の半生を描く長篇問題作。

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  • 燃え盡きる(電子復刻版)
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    三菱重工業社長に就任して二年半、牧田與一郎は硬直的な企業体質を野生味あふれる柔軟なものにかえ、日本経済の推進力となるべく、精力的な企業戦略を試みていた。だが、持病の糖尿病と腰痛に悩まされ、株主総会を一週間後ににかえて昏睡、緊急入院した。自分は癌なのか? かねてからの疑念が再び頭をよぎったが……。念願の中国市場参入を画策しながら、志なかばにして凄絶な死をとげた男を描く傑作長篇!

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  • 熱海魚見坂の殺人(電子復刻版)
    -
    人で賑う熱海サンビーチで全裸の女の変死体が発見され、監察医のおれ――松平利春は、熱海署から名指しで呼び出しを受けた。実物を見て、おれはゴクリと唾を呑んだ。全身に三百ヶ所を越える傷跡を持つ、髑髏のような顔の変死体だったのだ。生前の美しい顔を再現し、被害者と犯行現場の特定に成功したおれたちだったが、なんと殺されたはずの女が生きていた! さらに第二、第三の殺人が起こり……。長篇推理。

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  • 虹の罠(電子復刻版)
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    1960年、いまだアメリカの統治下にあった沖縄。その米軍基地からスパイ機U2に関する機密書類が奪われた。日本人でありながら米軍犯罪捜査部(CID)四課の要員である松崎は、事件の捜査に当たるが、実は彼自身共産党のスパイでもあった。犯行に関係ありと目された基地労働者が相次いで死亡、失踪して事件は闇に……。基地の島・沖縄にくりひろげられる国際謀略戦を描く長篇ミステリー。

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  • 二人と二人の愛の物語(電子復刻版)
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    東京都下の分譲地に建つ一軒が炎にくるまれ、岸田昌平が死体で発見された。日曜の夜は泥酔状態で寝入る岸田の習慣を知っている者の放火と思われた。その死に安堵と不安を抱いている2組の男女がいた。道ならぬ情事を知られ、岸田に脅迫されている男女と、折角手にした愛を岸田によって奪われそうな男女と……。いずれの愛の炎が放火殺人事件を招いたのか? 流麗に描くラブ・サスペンス!

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  • 二人が消えた夜(電子復刻版)
    -
    自殺した水野は、火傷痕の残るその醜怪な容貌のせいか、人嫌いで奇矯な言動の多い男だった。自殺の報せを聞いて急いで帰郷した友人の間垣は、温泉宿の水野家に泊った夜、廊下ですれ違った和服の美女を見て妖しい驚愕を覚えた。女は水野の自殺前夜にも泊っていたという。女の素性と友人の死の秘密を調べてゆくと事態は意外な展開をしはじめた! 現代風俗を描いて定評ある著者の長篇推理。

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  • 特命刑事 グアムの妖精(電子復刻版)
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    「ラブホテルでの女殺しは、刑事部長の特命で太郎さんの役目なんだ」恋人の直江と、楽しい休暇のグアム旅行から帰って来たその足で泊まった馴染みのラブホテルで、よりによって殺人事件が発生。おっとり刀で駆けつけた俺に、庄司部長刑事の有難い御言葉だ。妙な偶然で、被害者のデート嬢も先だってグアム旅行に行き、ある男に拳銃密輸の片棒を担がされたらしい。しかも直江がその男に心当りがあるという……。

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  • 特派記者(電子復刻版)
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    東京日報のお嬢さん記者奥山京子に初仕事が舞い込んだ。府中刑務所を出所することになった謎の人物零(ゼロ)一号との会見で、「裏切り者の男女二人を殺す」と告白されたからだ。だが、出所したその日、零一号は銀座のキャバレーで何者かに毒殺されてしまった。尾行していた京子と同僚記者桐野の目撃する限り零一号の周辺に怪しい者はいなかったはずだが……。相次ぐ凶悪事件に挑む若い記者の活躍。

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  • 動乱の曠野(電子復刻版)
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    大正六年三月初め、広田大尉は密命を帯びて単身シベリアへ潜入した。が、怪しまれて牢につながれた広田はそこで三井家の八男海彦と知り合う。二人は牢を逃がれ、赤軍の戒厳令下にあるシベリア国境線一帯を抜ける――「風来坊と軍事探偵」他、明治、大正、昭和と三代にわたる動乱の時代を疾風の如く駆け抜けた青春群像を描く。夕日に赤く染まる大陸の原野に日本男児の夢と野望が炸裂する痛快冒険大ロマン。

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  • 東京殺人地図(電子復刻版)
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    ――さァ、書くぞッ。抜いた抜かれたは新聞記者の常……。俺の名は黒松次郎、東京日報の警視庁詰めの事件記者(ブンヤ)だ。通称は『義っちゃん』。本名の黒ちゃんが九郎に変わり、義経となる。つまり源九朗義経ってわけだ。タイムスの兵曹長こと杉野記者や日日の金さんこと遠山記者たち錚々たる猛者を相手に、特ダネを追って東奔西走する毎日だ。おっと、またポケベルが鳴った……。若き事件記者の活躍を描く連作八篇。

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  • 東京外為市場25時(「10割の男」を改題)(電子復刻版)
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    一瞬の判断で、ドルや円の売買をし、瞬時に億の単位の儲けや損を出す。北原一輝は、年収一億五千万円の為替ディーラーだ。米国系ワールド・グロリア銀行に席を置き、金髪の美女を恋人にし、高級住宅地に住む。男なら誰でも羨む地位も名声も金も手にいれた一輝は、日米経済戦争の奔流の中、為替の大波瀾に勝負を挑む。世界経済がリアルタイムで流れる二十五時間の緊張感、息遣いを生々しく伝える経済小説。

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  • 土佐わらべ唄殺人事件(電子復刻版)
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    「また、でてる……」竹脇知奈津は、自分と同じ名前に呼びかけられた尋ね人広告を見て、息苦しさを感じ。その広告はここ二年ほど、新聞にたびたび出ていた一方、知奈津の故郷・土佐中村では母の朋絵が、廃校の音楽室で胸を刺されて殺されていた。コーラスの伴奏のため、朋絵が練習していたのはモーツァルトのレクイエム。偶然か、それとも……? 知奈津は友人を通じ、宮之原警部に助けを求めた――。

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  • 田中角栄は死なず(電子復刻版)
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    田中軍団の凋落がいわれる中で、あらためて田中角栄が脚光を浴びているが、これまで彼に関する報道は一面的にすぎたのではなかったか。この日本的権力者を生んだ政治土壌は何か。――田中の票田である新潟県魚沼地方に住んで2年――。現役記者が、その命題に取組んだ迫真の現地報告。魚沼地方の政治・経済・文化はすべて田中に結びつき、その見返りが票になる。だが、果してそれはこの地方のことだけだろうか。

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