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四人の署名【阿部知二訳】
ある日ホームズのもとへうら若き女性の依頼人が現れた。 インドから帰国した父親が、女性が17歳のときに失踪してしまった。ところがそれから後毎年のように、ひと粒の美しい真珠が送り届けられるようになった。 だれが送ってくれるのか、その正体はまったくの謎。 ところが今年は、妙な招待状が届いたというのだ。 「・・・あなたは不当に虐待されている女性ですから、正当なつぐないを受けさせてあげます。・・・」 無限の冨を持つとみられる軍人の怪死からはじめて明るみに出た“四人の署名”の秘密。 インド王族の秘宝をめぐり、ロンドンの水路を舞台に繰り広げられる争奪戦。 シャーロック・ホームズものの長編第2弾、ここに登場。 -
Maestro
NovelJam2024という執筆大会で描いた小説、藤井太洋賞を冠した「Meister(マイスター)」と対となる小説で、稀代のバイオリニスト「ディルク・ドルン」について描かれた「Maestro(マエストロ)」 -
幽落町おばけ駄菓子屋 異話 夢四夜
優しかった飼い主が死に保健所に連れて行かれそうになったところを逃げだした、一匹の黒猫。空腹で街をさまようも家の中の飼いネコだった彼にエサも居場所も見つからない。心ない人間たちの投石の的にされ大けがを負い行き倒れるが、優しい声に導かれるように目を覚ましたのは、古びた日本家屋の中だった。そこは、「幽落町」といい彼を助けたのは、水脈と名乗る美しいひとだった。「幽落町」シリーズの人気キャラクター猫目ジローと水脈さんとの出会いを描いた『第一夜 であいのはなし』『第二夜 だれかのために』。浮世で罪を重ね普通の生活には戻れなくなった、元医師の続きは方相氏の忍とともに全国人助けの旅に出た。その旅先で遭遇した恐怖の一夜『第三夜 あつまったもの』。水脈はジローや真夜と誘い合わせ“ある人”に会うため「華舞鬼町」にやってくるが、持参したお土産をカワウソの子どもにあげてしまう。そこに声をかけてきたのは、新聞記者だという怪しい男だった『第四夜 かぶきちょうへ』。 -
薩摩半島知覧殺人事件 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
東京・目黒で、西島夫妻が惨殺された。妻の多万紀(たまき)は旅行作家・茶屋次郎の知り合いであった。 しかし、事件は思わぬ方向に展開した。西島と共に殺されていたのは、実は妻ではない別の女性だったのである。 茶屋は、消えた多万紀の行方を追って、彼女の出身地・鹿児島の知覧へ飛んだ。やがて彼女の出生の秘密が明らかになると、坊津の沖に女性の死体が浮かんだ。それはなんと多万紀の妹であった……! 特攻隊出撃基地として知られる小京都・知覧、天然の良港・坊津、そして名湯・指宿を舞台に、名探偵作家の推理が冴える大人気シリーズ、白熱の第14弾! -
若き見知らぬ者たち
★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 映画「若き見知らぬ者たち」 2024年10月公開予定 【出演】磯村勇斗×岸井ゆきの×福山翔大 【原案・脚本・監督】内山拓也 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 芥川賞候補「オン・ザ・プラネット」の著者が描き切る、鮮烈な人間ドラマ。 静かな怒りを、彩人は感じていた。 亡き父の借金。難病の母の介護。 先が見えない日々の中、昼も夜も働き続ける。 幾重もの困難に遭いながらも、弟や恋人、友人らの支えで、なんとか生活を送っていた。 だが、ある夜、思いもよらぬ暴力が降りかかる――。 目を背けたくなる痛みに対峙する、鮮烈な一作。〈文庫書下ろし〉 -
pray human
ねえ君、わたしは生きていく。このクソみたいで美しい世界を。 魂を揺るがす、少女たちのレジスタンス。 創作が芥川賞候補になったわたしは、意外な人物からの電話を受ける。17歳のとき入院した精神科で、患者たちのボスを気取っていた「安城さん」だ。8年ぶりに再会した彼女は、別人のように痩せこけ点滴に繋がれながらも、変わらず悪態をつき、わたしの封印した記憶を甦らせていく。精神病棟で出会った仲間たちとの日々、救えなかった親友、そして子供時代の傷―ー。長い沈黙を越えて、わたしは真実を語り始める。 デビュー作『ジニのパズル』で群像新人文学賞、織田作之助賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した注目の新鋭が、傷ついた魂の再生を描く圧倒的感動作。第33回三島由紀夫賞候補作。 -
とにかくウツなOLの、人生を変える1か月
幸せって何なんだろう……。慢性的な倦怠感を抱く20代後半のOL奈緒が出会ったのはメンタルジムのカウンセラー・ヒカリ。「頭の中を変えるためには言葉を変えればいい」「運を落とすのは迷いなの」「幸せとお金を切り離して考えられない限り幸せにはなれないわ」。仕事に恋にお金、人間関係、ダイエット……人生にまつわる悩みが尽きない奈緒がヒカリの言葉で変わっていく! 今をしなやかに生きるヒントが詰まった応援小説。 <目次> プロローグ メンタルジムとの出会い 1 心と体のダイエット 2 仕事のやりがい 3 時間の余裕を作るには? 4 お金に振り回されないために 5 人間関係は変えられない!? 6 恋の第一歩とは、自分を愛すること エピローグ カウンセリング最終回 -
るんびにの子供
草が生い茂り危ないからと近づくのを禁止された池で、四人の園児たちは水から上がってくる自分たちと同じ年齢の少女を茫然と見つめていた。その後、その女の子を園でも見かけるようになり……(「るんびにの子供」)。女のヒモ生活を追い出され、悪事の果てに辿り着いた古家の老夫婦に孫だと思わせ同居する男ーー(「柘榴の家」)。妹の性格が気に入らない姉が犬の散歩で見かけた右手のみの手袋が、だんだん家に近づいてきたらーー(「手袋」)。第1回『幽』怪談文学賞短部門で大賞を受賞した「るんびにの子供」ほか『幽』に掲載された「獺祭」、書下ろし作「狼魄」を含めた怪談作品を7篇を収録。待望の文庫化。 解説は『幽』怪談文学賞で選考委員を担当された岩井志麻子氏。
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