となり町戦争

となり町戦争

小説・文芸
440円 (税込)

2pt

ある日、突然にとなり町との戦争がはじまった。だが、銃声も聞こえず、目に見える流血もなく、人々は平穏な日常を送っていた。それでも、町の広報紙に発表される戦死者数は静かに増え続ける。そんな戦争に現実感を抱けずにいた「僕」に、町役場から一通の任命書が届いた…。見えない戦争を描き、第17回小説すばる新人賞を受賞した傑作。文庫版だけの特別書き下ろしサイドストーリーも収録。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    となり町戦争
  • タイトルID
    :
    113535
  • ページ数
    :
    280ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年06月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

となり町戦争 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ⚫︎受け取ったメッセージ
    人は大きい問題であればあるほど認識できなくなり、考えることを諦めたり過小評価してやり過ごしてしまう。でも、それらを意識しようと思っていることと、無意識でいることとは、違う。せめて、前者であろうとすることができる人でありたいと思う。まず知ろうとすることがその一歩だ。

    ⚫︎本概要より転載
    現代的戦争の恐怖。
    ある日、突然に始まった隣接する町同士の戦争。公共事業として戦争が遂行され、見えない死者は増え続ける。現代の戦争の狂気を描く傑作。文庫版のみのボーナストラック短編を収録。小説すばる新人賞受賞作品。

    ⚫︎感想
    「となり町戦争」ということで、始まりもとっつきやすく、ポップなお話かな?と思い読み始めたら、ポップな包装紙に包まれたヘビーなお話だった。小説家の醍醐味ってこういうところなんだろなぁと思った。本当に言いたいことを、物語にして包含し、読者に何かを残す。読書体験は自分を振り返る体験だと改めて気づく。

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    いやぁ、後味の悪い最高な小説だった。
    戦争に限らず、こんなふうに「見えない」ままに、日常を侵してくるもの、沢山あるよなぁ。もっと自覚的に生きねば

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    事業としての戦争
    その設定は面白かった。目の前で人が死ぬ、とかそんなのを見ないまま始まり終わる戦争。
    ただ女性の描写がファンタジーすぎて嫌
    都合が良すぎる、いい匂いがしてキレイな裸で向こう主体で進む性行為、主人公に都合が良すぎて女性側が主人公に引かれる描写もなく私も納得できなくてモヤモヤした

    もう少し考えて見た
    女性だけでなくて、登場人物の描写が薄い
    人柄、考え方の癖とか見えてきにくい
    どんな人かの描写って難しいんだ

    0
    2024年05月29日

    Posted by ブクログ

     となり町と自治体の公共事業として戦争する舞坂町に住む主人公。戦況も報じられず、大義名分やそもそもの戦争の是非について論じられることなく、日常の延長線上に戦争が行われている。偵察任務を命じられた主人公ですら、となり町との戦争を実感することなく、いつも通り仕事に行き生活している。個人が実感できない事象は存在していないことと同義である怖さ。自覚がないままに戦争に加担し、間接的に誰かを殺しているかもしれない恐ろしさも感じる。香西さんが1番の犠牲者なのに市職員として感情を押し殺している様が切ない。文庫書き下ろしの別章も良かった。

    0
    2024年01月11日

    Posted by ブクログ

    「戦争」は「日常」の対極にあるのではなく、「日常」の延長戦にあるのだという意識をもつべきだと訴えられた。
    「戦争」という言葉を聞くだけで、言い伝えられたイメージに固執していると、私たちは本当に、自分の歩んでいる道がどこへ続いているものなのかを見失ってしまう気がする。

    0
    2023年08月05日

    Posted by ブクログ

    なんか世にも奇妙な物語のようなシュールな設定でおもしろかったし、20年前の本なのに現代でも通じてしまうのが怖いなと思ったり。
    『戦争は、日常と切り離された対極にあるのではなく、日常の延長線上にあるのだ。』いつのまにか始まっていて知らぬ間に自分が加担していたり。銃とか爆弾とかそういう画面とか本のなかの戦争じゃなく、現代の戦争ってこんな感じなのかな、って逆にリアルな感じがあった。

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

    総白髪の人のよさそうな好々爺然とした人物が入ってきた。この町に住んでいながら顔も知らなかったが、どうやら彼が町長らしい。僕は町長の皺にうずもれたかのような眼を見つめた。この人物が、戦争を主導しているとはとても思えなかった。

    戦争はどちらも正義だから起こる。
    香西さんの弟が戦争に行く事が決まった。
    当事者にならないと本質的に体感できないのだろう。

    ・92ページ
    僕たちはソレトコレトハ…

    ・92ページ
    もちろん僕たちは…

    ・151ページ
    僕たちが戦争に反対できるどうかの…

    ・156
    …僕は一人役場の前に立ち尽くした…

    ・157
    思い返してみると…

    ・213
    起・承が転ずることで新たな起を作り出していく

    ・224
    冷たい唇。まるで 月の光が暖めたかのように 冷たかった

    追求

    行政として、仕事として戦争を見る
    その視点でもう一度読む

    0
    2026年07月17日

    Posted by ブクログ

    戦争のただなかにいて、それに関わっているのに危機感がない主人公は、現実のなかで色々なことの重要性を軽くみてしまう自分のようで、危うさに心配をしつつ歯がゆさや少しの苛立ちを感じた。

    「戦争」だけど「普段」と変わらない、大丈夫・大丈夫と思っていたら、「死」という最大のピンチが見えない薄皮一枚の厚さで肌の外にあった、という状態や描写がとても好きだ。

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    町の広報誌でとなり町との戦争が始まったことを知った主人公は、戦争の実感を持てないまま、戦死者数だけが増えていく日常を過ごしていた。

    そんなある日、となり町の偵察任務に任命された主人公は、戦争とどのように向き合っていくのか?
    実態の掴めない戦争をどのように解釈するのか?

    理解が難しいく、もやもや感が残る内容でしたが、再読して作者の伝えたかったことを読み取りたい!
    戦争がテーマで重めなので、再読まで期間を空けたいと思います笑

    0
    2025年07月07日

    Posted by ブクログ

    通常、戦争を描いた作品はその戦争の残酷さ、非日常さをまざまざと描くものが多い。
    しかし、この作品は違う。主人公は戦争が行われているという実感をはっきりとは得ないまま、偵察業務を行い、そして戦争を終える。同じ戦争に対しても、仕方の無いものだと受け入れる者、憤りを感じながら正義のために参加しようとするもの、単に面白いものと笑うものなど様々な人の視点が見受けられる。そういう様々な人間がいて、巻き込んで、戦争という「2つの町の共同事業」が完遂された。
    戦争と日常は違うものではなく、日常の延長線上に戦争があるという文が印象的だった。

    0
    2023年02月22日

となり町戦争 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    となり町戦争
  • タイトルID
    :
    113535
  • ページ数
    :
    280ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年06月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

三崎亜記 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す