すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ここ数年で最高の新書かもしれない。これぞ新書のなすべき仕事!といえる、わかりやすく、深く、面白い一冊。
カウンセリングとは何か?ケースバイケースのユーザーとの関わりを通じて、膨大なカウンセリング流派の分析を通じて、現代社会との関わりを通じて、深い問いに挑む名作。
私は、商業クリエイターにこそ、この一冊をすすめたい。
人の心を扱うのがカウンセリングの仕事だから、当然、マーケティングやブランディングにも通じるお話が山ほど。
また、注目すべきは「原論の作り方」そのもの。
行き過ぎた専門家が、その専門性の本質を、原論を喪失させてしまった!どんなジャンルも陥っているそんな現代病を、人類学の知見を活か -
Posted by ブクログ
(著者にとっても意外かもしれないが)間違いなく、かつてなく四半期の数字目標が厳しく喧伝される現代ビジネスの中で、マーケターはじめ、ブランドづくりに関わるすべての人間にとって、必読の一冊だった。
凝り固まった思考の根本OSを、一発ガツンと、叩きのめして、UPDATEしてくれる。
目的ー手段の関係が当たり前のように叩き込まれる商売人の思考回路において、自らが作るモノやコトを、手段から解き放つのは非常に難しい。
でもそれこそが、現代社会が抱える病理に、いやそんな小難しい話を抜きにしても、シンプルに、「よりよいものづくりに勤しむ」ためにこそ、欠かせないはずだという直観に、出会えたような気がする一冊 -
Posted by ブクログ
切り口が秀逸かつ普遍的すぎる、全商売人が目鱗だろう名著。「多動力」を始め、「まず動け」宗教が蔓延っている日本でこそ読まれるべき米国ベストセラー経営書。
建築家といった分かりやすい対象に限らず、多くの人と予算が動く、商業クリエイター、マーケターにとって必読すぎる一冊。
骨太なアカデミック知見と最新データの組み合わせで、「大規模プロジェクトとは何か?」を根本的に捉え直す。
最後の最後に飛び出す、原発開発と風力発電発電の大きすぎる違いの話が衝撃的だった。
それぞれの商売人が「私にとってのレゴは何か?」を見つけることから、始めていきたい(本書を読まないと意味不明な文章だけど、非常に核心的な指摘だっ -
Posted by ブクログ
あえてビジネスライクに、あるいは自己啓発的に、現代思想のエッセンスを切り開くことで、「(同じ日本語でこそあれど交わりが少ない)人文語とビジネス語の断絶を飛び越える」ことに成功している名著。
その意味で特に「第六章.現代思想のつくり方」 は、宝物のような論考。「勉強の哲学」のメイキング本の中で、いずれ制作の哲学を書きたい、という話があったけれど、ある意味「制作の哲学」の一端となっているような論。
企画職はもちろん、日々何かしらの問題に向き合う仕事をしながら暮らすすべての人に活きる一冊。
また、東浩紀の哲学がどのような位置づけにあるのか?についても克明に刻まれていて、勉強になった。
今まで現 -
Posted by ブクログ
「ビジネスという営みが、そもそも歴史的役割を終えたのである」という衝撃の入口から、まさかの具体的な政策提言という出口まで。手触り感あるビジネスの話と、古今東西のアカデミックを見事に接続する手つきに嫉妬する。凄く、かっこいい本だ。
ただ一点、山口さんに伺ってみたい論点が。
「責任ある消費(活動)」のすゝめは、まさにその通りと思いつつ、一方で「人間性に根ざした衝動」もしくは「今ここの感情を大事にする、コンサマトリーな浪費、トライアル(とにかくやってみる)」もすゝめている。でも、ある時、この2つは矛盾を起こさないのか?
つまり、「衝動の責任(って言い方だとズレるか?)」について、考えたい。
「死ん -
Posted by ブクログ
資源なき国ニッポンにおいて、プロセスエコノミーは、豊富な資源をもたらす「リソース革命」なのだと思う。
「過程という資源」に気づいたブランドが、多くの人を幸せにしてしまう時代が、もうすでに始まっている。
また、あらゆるデジタルツールが「視野狭窄せよ視野狭窄せよ」と呪いをかけ、短期的な経営指標に右往左往させられる現代において、本当に大事なことに目を向け、経営の舵を切る指針をくれる一冊でもある。
最新・最旬のトレンドワードを語っているように見えて(事実トレンドも多く読めるわけだけれど)、その本質は、人間本来の変わらぬ原理原則を束ね、骨太なロジックに昇華させた、きっと不朽になる名著。
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