Posted by ブクログ
2017年12月18日
カネキくんはヒデを食った記憶が残ってるんかな…故意に覚えてない可能性もあり、記憶があるからこそ生きてる可能性が大いにあると知っていて、自分のした事を目の当たりにする事にもなるから会えないのか、11巻の亜門の素振り見てると、その辺りに踏み込まない様、ヒデから入れ知恵されてる気がする。
「なあ」「お前本...続きを読む当はサ 種の共存とかどうでもいいんだろ?」「なんつーか別の動機でやってんだろ?」→滝澤の言葉にカネキくんが嘘を吐く時の癖が出ている。同じ「カラッポ」と言っているので、この時既に、カネキくんには能動的に生きて行こうとする動機が「無」であると言う事になる。
別の動機である可能性のある事
①有馬との約束を守る
②トーカやヒナミたちが死ぬのを見たくない
③ヒデに会いたい
カネキくんはヒデを食った記憶があるのかないのか…あればヒデが生きているのも知っている筈。亜門もカネキくんとのやり取りで探り探り喋ってるしなぁ…最大の回収処は、ここだろう。
「僕は見えない誰かの為じゃなく 身近な人のために戦いたい」と言ってカネキくんが頭に浮かべているコマに入見さんがいないんだよね…古間さんは台詞に見切れながらも居るんだが。ミザの後ろにいるのは誰なんだ?フカ?次の小さなコマには初代Qsの瓜江、才子、六月、不知…で「……」と言う科白。
結果として、半喰種化された後のカネキくんを受け入れたのは(芳村店長の管轄内で起こった出来事であるのも大きいが)食種の世界の住人だったんだよなぁ。人間側の唯一の「理解してくれるかもしれない」一人はヒデだけだった。そのヒデを守る為には人間側にとどまる事ができなかったんだよなぁ…
共存なんかできないと言うのは、カネキくんが一番身に染みて知っているだろう。共存する前に在るがままを理解する「知性」がどちらにも必要なんだ、と思った事だろう。そんな事より、昔の様にヒデと馬鹿話したり、友達として遊びに行ったり、そう言う日常が一番欲しいモノなんじゃないかな…